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    平成30年第8回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:11608

    平成30年第8回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成30年7月17日(火)午後3時~3時29分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴者 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 報告事項 教育委員会へ提出された陳情等について

    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は5名です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年第8回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において羽村章委員を指名いたします。どうぞよろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    6月19日(火曜日)に第7回教育委員会(定例会)が行われ、その後、約1カ月間に羽村西小学校、羽村第一中学校、羽村第二中学校、武蔵野小学校の教育委員会学校訪問を実施させていただきました。委員の皆さんにご出席いただきまして、さまざまなご意見や学校に対する授業等の評価をいただいたところです。ありがとうございました。

    学校訪問では、学校長の経営方針やリーダーシップ等を教員がしっかり理解して、一緒になって同じ方向を向いているかというところを主に見させていただいておりますが、やはり同じ方向を向いて動ける組織というのは、職員間で情報共有もできてコミュニケーションもとれていて、そういった組織はしっかりしているし強いと思いますので、そのような観点で見させていただいております。

    特に、武蔵野小学校の訪問では、委員の皆さんからもプログラミング教育研究指定校での取組みにさまざまなご意見をいただいたところですが、全体を通じたプログラミング的思考を重要視した授業というのは、新たな取組みであると思いました。また、それを各教員がみんなで議論しながらどういう形で学校教育の授業に取り入れていくのか、校長からは、みんなで考えながら取り組んでいるのですというお話を聞き、単に指定校だから推進しましょうというだけじゃなく、今後の授業のあり方を方向性も含めて、研究指定校としての新しい取組みを興味深く見させていただいたところです。

    次に、先日の校長会で話をさせていただいたのですけれども、西日本では集中豪雨で大変な被害が出ております。学校や児童・生徒も同じように被害を受けている中で、学校自体が避難所となり体育館には大勢の方が避難している状況、また、学校の校庭に災害廃棄物が積み込まれるなどの状況で、教職員の対応などについても、新聞やテレビなどで報道もされていますけれども、学校現場は大変だという感想をもちました。

    統計によりますと、広島、岡山、愛媛3県で、小・中学校の休校が153校、そのうち8割が再開のめどが立っていないというお話です。羽村市では9月に総合防災訓練が実施され、各避難所の開設訓練をし、また、各学校でも避難訓練を実施していますけれども、学校や教育施設が避難所として使われたときに、学校自体がどう再開するのか、そして被災者となった子どもたちの心のケアをどうするのか、そういったことも含めて、さらにいろいろな状況を想定し、学校がどう災害と向き合っていくのかということも考えていかなければならない大切な要素になるという感想を持ちながら、報道等を見ております。

    次に、報告事項にありますけれども、青少年対策地区委員会の活動においては、西地区委員会が少年少女球技大会を実施しました。また、私は松林地区と武蔵野地区の社会参加実践活動に参加させていただきましたけれども、つい先日行われた少年少女球技大会の中央大会などを含め、本当に子どもたちがいろいろなところで活躍しているという感じを受けました。

    7月2日には、社会を明るくする運動の駅頭広報活動が行われ、ここには中学生も参加しております。

    また、7月7日には、市内にありますジェイテクトという会社の、STINGSという本社のバレーボールチームのVプレミアリーグで活動しているチームが、社会貢献活動の一環ということで、羽村市でバレーボール教室を行ってくれました。教育委員会主催で実施しましたけれども、実質はSTINGSの選手たちが協力し、小・中学生にバレーボールを教えてもらい、人数的には60人弱の参加者でしたけれども、こういった活動を通じてトップの選手のプレーを見るなど、大きな体格の選手と間近に一緒にバレーボールをやるという感覚の中で、子どもたちはスポーツの素晴らしさを体験できたのではないかと思ったところです。

    7月8日には羽村×八丈エコ教室の結団式がありました。大勢の子どもたちから申し込みがあったようですが、昨年は台風で中止になってしまったので、行けなかった子どもたちが優先的に参加していたところですけれども、やはり羽村市の中で味わえない体験を子どもたちができるというのはいいことだと思いました。小・中学生合わせて4,000人以上の児童・生徒がいる中で20人程度の参加ですから、本当に一部の子どもたちになってしまいますけれども、積極的に参加する子どもたちにとっては一つの思い出にもなるでしょうし、いろいろなことを勉強する機会にもなると思います。社会教育的な分野、いわゆる生涯学習の分野と学校教育の分野の関連性も、再度改めて考えなければいけないと感じているところです。

    次に、7月9日に、初めて羽村市でいじめ問題対策連絡会を開催しました。これはいじめ防止対策推進法の中で規定されているもので、努力義務的なものではありますけれども、さまざまな関係の団体、任意団体、学識経験者等も入れた連絡会を組織しまして、今の羽村市のいじめの問題に対する現状等の報告、そしてご意見をいただく形で実施したところです。今年度については年2回、また来年度以降は年3回ほど開催していきたいと考えているところです。

    特に学校では、法律で学校いじめ対策の基本方針を定めるということになっていまして、全学校で定めてあるわけですが、具体的な話では、毎月子どもたちにアンケート調査をしているところです。今回の連絡会では、アンケート調査ではこのような調査票を使っていますというお話もさせていただきました。委員からは、各学校で調査票がまちまちなので、統一したらどうですかというご意見をいただいたところですけれども、いただいた意見を羽村市教育委員会が学校でのいじめ問題対策に役立てていきたいと考えているところです。

    また、中学校の道徳教科書の関係で、6月5日から7月13日まで市役所分庁舎と羽村市図書館で教科書の展示を行い、あわせてアンケートも募集して、幾つか回答をいただいております。今後、内部の図書選定のための協議会を経て、教育委員会での最終的な採択となりますので、よろしくお願いしたいと思います。

    私からの報告は以上です。

    ただいまの報告につきまして、何かご質問、ご意見等ありましたらお願いします。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。教育長報告は以上で終了させていただきます。

    日程第3

    教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の6月19日から7月16日までの活動については別紙に記載のとおりです。

    この内容につきまして、委員の皆さんからご発言をいただきたいと思います。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 武蔵野小学校の学校訪問の件で、先ほど教育長が報告されたことですけれども、プログラミング教育について、全ての教科をプログラミング的な考え方で展開されて、それはすごくよかったです。ただ、プログラミング教育自体の詳細についてもっと知りたくて、というのは、あまりロジックに偏り過ぎると遊びがなくなっていくというか、それこそ文化や芸術的な部分で、子どもたちの感性が失われていってしまうのではないかという不安を感じたのです。当然、力を入れていくことは必要ですし大切なことですけれども、反面、芸術文化というのは、ある程度無駄な部分がないと生まれないのではないかという気がしているので、バランスをとってほしいと思ったのです。実際のところプログラミング教育をよく知らないので、説明していただけますか。

    教育長 学習指導要領の中では、情報処理関係の分野でのプログラミングという項目が1個あるだけで、プログラミング教育を教科としていくということではないので、詳しくは書かれていませんけれども、幾つか文献等を読ませていただくと、結局基本的には全部の教科の中で論理的思考という、そういったものを養うというような定義になっていますから、あまりプログラミングということの内容について、それに偏ってしまうということではないと考えるところです。

    生涯学習部参事から説明等がありますか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 ご質問及びご意見ありがとうございます。

    プログラミング教育につきましては、今、教育長にお話しいただきましたけれども、何がプログラミング教育に値するのか、2年間を通して、プログラミング教育のあり方そのものについても武蔵野小学校がいわゆるパイロット校として研究を進めており、これはそれぞれの自治体において同じように各1校ずつぐらいあるわけです。東京都としても文部科学省による学習指導要領の中にプログラミング教育が位置づけられたのを受けて、東京都のそれぞれの自治体で先行実践をする中で、有効性のある教育内容はどういうものか、あるいは気をつけなければいけないことはどういうことか、今、永井委員がおっしゃったすべてをプログラミング教育というくくりで考えていったほうがいいのか、そうではないほうがいいのかということも含めていろいろと検証していくものだと考えています。

    ですから、逆に言えば、永井委員のおっしゃったいわゆる遊びの部分については、一つの示唆として学校にも情報提供する中で検討していっていただきたいと考えています。同様にいろいろなご意見やご感想も、今後、事務局まで出していただければ、それを学校に伝える中でよりよい羽村市独特のものができればと考えております。

    教育長 武蔵野小学校の取組みを一つのベースにして、教育委員会としてもプログラミング教育についてある程度の方向性をお示しして、議論できればと思います。

    話が少しそれますが、例えば、英語教育について、英語ばかり学習して日本人なのに大丈夫なのか、道徳については、道徳を教科として位置づけていくことについてどうなのかと、違う部分の心配をされる保護者や市民の方がいらっしゃるので、いや、そうじゃなくて、学校では偏った考えではなく学習しているのですという話をよくさせていただきます。

    図工の授業を見ても、音楽の授業を聞いても、そこにはそれなりの感性を育て、創作意欲を持たせるなど、自分自身で創造的なものを使う、学ぶ、そういったものがあるわけで、全体でどんなことを学習しているのかという視点で見ないと、ひとつだけ取り出した中ではそういう批判もされる可能性があるのかと思いますので、羽村市の今の小・中学校の教育はこのようになっていますと、きちんとまとめたものをつくっておかなくてはいけないという気もしているところです。

    永井委員、よろしいですか。

    ほかに何かご質問、ご意見等ありますか。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 7月1日の青少年対策地区委員会社会参加実践活動では、東地区と富士見地区に伺いました。東地区では羽村第一中学校から2つほどの部活で参加していまして、お手伝いをしていたのですが、富士見地区では中学生の参加がなかったのです。それは地区委員会の方針なのかどうか、富士見地区では羽村駅周辺の清掃活動だったので、吸い殻などのごみがたくさんあり、東地区では玉川兄弟像前や多摩川の周辺だったのであまりごみがなくて、人手が余るのではないかというぐらい大勢の参加でした。学校の先生方も参加され、また働き方改革なども関係してくるのかもしれませんけれども、もし可能であれば、部活動などで中学生がお手伝いに来ていただけるのでしたら、富士見地区にも来てもらったほうがいいのではないかということを思いました。

    教育長 基本的には青少年健全育成ですから、小学生だけというよりも中学生、高校生の参加でもいいわけで、私は松林地区と武蔵野地区に行きましたけれども、武蔵野小学校には羽村第三中学校の生徒は十五、六人、部活の途中で出てきていまして、中学校の校長、副校長も出てきていましたけれども、松林小学校は二中校区ですけれども、中学生の参加はなかった感じはします。

    松林小学校には来なかったけれども、羽村第二中学校の周りのグリーンベルトなどには、中学生を既に配置していますというような感じでした。直接所管する部署が子ども家庭部児童青少年課なので、教育委員会としては一緒になって実施するというスタンスではありますけれども、特に教育委員会から学校に対して働きかけをしているかというと、特にしていないのかもしれません。中学生の社会参加実践活動への参加の要請について、事務局で何か情報はありますか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 今年は、私は参加していないのですが、昨年は松林小学校に行かせていただきました。そこには中学生がごく少数ですけれどもおりました。ただ、中学生の集合場所は松林小学校でしたが、松林小学校の周りを実際に清掃したのは松林小学校の子どもたち、もしくは野球やサッカーで松林小学校を使っている子どもたちのグループが清掃活動をしておりました。ですから、中学生は部活の大会があるなどの事情があるかもしれませんが、参加する子は羽村第二中学校に集合して活動したのではないかというふうに思っています。ただ、これはあくまでも想像ですので、塩田委員からご意見をいただきましたので、確認は後ほどさせていただきたいと思っています。

    また、時期的な問題で、今年度から中学校は3学期制に変わりましたので、7月初旬となると期末テストの関係で、少し制約が今までよりは厳しくなるのかという気もしております。これについてもあわせて確認をさせていただきます。また後日、報告をさせていただければと思います。

    教育長 よろしいですか。ほかに何かご意見、またはご感想等ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、これで質疑を終了させていたただきます。教育委員会委員活動報告は以上で終了とさせていただきます。

    日程第4

    教育長 報告事項 教育委員会へ提出された陳情等について、説明を求めます。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 それでは、お手元の資料をご覧ください。道徳教育の教科化に伴う中学校教科書採択に対する要請で、平成30年7月3日に羽村の教育を考える会から提出されました中学校道徳教科書採択に関する要請について、概要を説明いたします。

    要請の趣旨としましては、道徳の教科書を採択するにあたり、本年3月に話題となった「君たちはどう生きるか」の書籍や、民法改正による成人年齢の18歳への引き下げ、6月23日に行われた沖縄全戦没者追悼式における中学生による「生きる」という詩の朗読といったトピックなどから、中学生という発達段階に応じて教育委員会が適切な教科書を採択するという観点のもと、大きく7項目にわたる要請が出されております。

    第1に、道徳教育のあり方について、学校現場、保護者の声を尊重すること。

    第2に、「人権、民主主義、平和」などを取り上げている教科書を採択すること。

    第3に、国際理解に資する教科書を採択すること。

    第4に、教科書展示での市民の意見や学校現場からの検討意見を公表すること。

    第5に、教科書採択に当たって、市民の意見を参考に、学校現場の教職員の意見を最大限尊重すること。

    第6に、8社のうち特定の社の発行する教科書は幾つか問題があるため、採択しないこと。

    第7に、教育委員会での配布資料は持ち帰りを認めること。

    これらの内容については、これまでも本市における教科書採択においてどれも担保されているものであり、今年度の採択におきましても同様でございます。今後も定める教科書採択の要綱に基づき、適切に教科書採択事務を進めてまいります。

    以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了いたします。

    この件につきましては報告事項でございますので、これをもちまして日程第4 教育委員会へ提出された陳情等については終了とさせていただきます。

    以上をもちまして平成30年第8回羽村市教育委員会定例会を閉会といたします。ありがとうございました。


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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

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