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    平成30年第10回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:11700

    平成30年第10回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成30年8月21日(火)午後3時01分~4時56分

    場所 羽村市役所東庁舎4階大会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴者 22人

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第25号 平成31年度使用中学校教科用図書の採択について

    日程第5 議案第26号 平成31年度使用小学校教科用図書の採択について

    日程第6 議案第27号 平成31年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について

    日程第7 議案第28号 平成30年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について

    日程第8 議案第29号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第2号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第9 報告事項  教育委員会へ提出された陳情等について

    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は4名です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年第10回羽村市教育委員会(定例会)を開会いたします。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において永井英義委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    前回の教育委員会定例会開催の7月17日以降、1カ月間の報告をさせていただきます。まず、7月17日に図書館協議会委員委嘱状交付式を行いました。前会長の塚原博氏の退任によりまして、新たに杏林大学の松田和晃先生を委員として委嘱したところです。

    また、この日に図書館協議会の会議がございまして、前会長塚原博氏の退任により、会長席が空席となったため、新たに石川千寿さんに会長職をお願いし協議会で決定したということでございます。

    次に、7月24日から26日の3日間にかけて、羽村市に着任した初任者、1年目の教員また2年目の教員の初任者等宿泊研修会を羽村市自然休暇村で実施したところです。私は、まず、出発の開講式で挨拶をさせていただき、25日、26日の1泊で自然休暇村での研修会の様子を視察させていただきました。模擬授業等について積極的にグループ討議をするなど、研究を重ねて、また教員同士のコミュニケーションもとられたのではないかと感じたところです。

    次に、7月29日には、はむら夏まつりがありました。28日土曜日が中止になり、29日の1日開催となりましたけれども、今回のはむら夏まつりのテーマ「彩(いろどり)」に合わせて、各小・中学生からテーマロゴのデザインを募集し、今年は羽村二中3年生の作品で、うちわやポスター等にデザインを使わせていただいたところです。

    8月8日、9日の2日間、府中の森芸術劇場で行われた東京都吹奏楽コンクールに羽村二中と羽村三中が東日本大会の部門で出場するのに合わせ、2日間コンクールを聞きに行ってまいりました。どちらの学校とも非常にすばらしい演奏で、両校ともに東京都で金賞を受賞しました。上部大会である東日本大会への出場はかないませんでしたけれども、子どもたちは一生懸命演奏をして、頑張っているなという感じを受けたところです。

    8月10日には、世界ジュニアアルティメット選手権大会出場者が市長へ表敬訪問に来られました。今年の3月に羽村一中を卒業した高校1年生の女性2人です。アルティメットとは、いわゆるフライングディスクをサッカー場くらいの広さでパスしながら、相手ゴールに迫るというもので、全日本の選抜に選ばれて、カナダの大会に19日から行っています。全日本クラスに選ばれたほかのメンバーには大学生も入っているそうですが、そのような中で頑張って行ってきてくださいと話をしたところです。

    また、8月13日には、羽村三中のソフトテニス部が東京都大会を経て関東大会に出場し、女子2人のペアが全国大会出場の切符を手にしたということで、市長へ表敬訪問しました。今日、8月21日、広島で第1回戦の試合があるそうで、また勝ち進めば明日も試合だということで、羽村三中の副校長から話を聞いたところです。

    今年は台風や、西日本の豪雨など大変な夏でした。また青梅市で一時40度を超えるような暑さの日があり、あの時期は、小学校のプール指導を中止するよう要請をしました。また暑い中で中体連の関係の大会が行われるなどがありましたけれども、大きな事故もなく、今年の夏の猛暑と豪雨と台風などを乗り切って、新学期、元気な姿で子どもたちが登校してくれることを願っております。

    私からの報告は以上です。

    この件に関して、何かご質問ございませんか。

    (質疑なし)

    教育長 教育長報告は、以上で終了しました。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の7月17日から8月20日までの活動については、別紙に記載のとおりです。

    この件につきまして、何かご報告等はございますか。資料には、メリーリボン演劇祭の報告がありますけれども、塩田委員から何か報告はありますか。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 参加した高校の演劇部の顧問の先生から感謝の言葉をいただきました。校内でしか発表する場がなく、公演しても保護者と学校の友達にしか見てもらえないけれども、大きなホールでいろいろな方に見てもらえることができて生徒にはとても貴重な機会ですということでした。

    また、羽村一中の演劇部も出演したのですけれども、中学生と高校生が交流できるという貴重な場になっていて、中学生も喜んでいました。高校生にとっても、自分たちよりも下の子たちが頑張っている姿を見ることで良い刺激になっていたようです。いろいろな年代の人が参加していますので、参加した方々から本当にいろいろな世代と交流ができてとてもよかったということを言われます。どうもありがとうございました。

    教育長 ありがとうございます。メリーリボン演劇祭は今年で3回目ですね。羽村市教育委員会主催で7月21日と22日の2日間にかけて多くの演劇団体が出場する中で、取り組み始めてから3回目で、だんだんと充実した活動ができているのではないかと思っております。

    塩田委員から、参加した高校の演劇部とありましたけれども、羽村高校、福生高校、多摩高校と五日市高校の4校に増えて、市内の演劇サークルもあわせて、西多摩地域やまたほかの地域も取り込んで、羽村の演劇祭が充実してきていると報告をさせていただきたいと思います。

    委員の皆さんからほかに何か質問、または報告がありますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、教育委員会委員の活動報告については以上とさせていただきます。

    日程第4

    教育長 議案第25号 平成31年度使用中学校教科用図書の採択についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第25号 平成31年度使用中学校教科用図書の採択について、ご説明いたします。

    本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、平成31年度から羽村市の中学校で使用する教科用図書を、文部科学省の検定に合格した教科用図書の中から、1種目について1種類を採択するものです。

    まず、今回の教科用図書の採択にあたり、教育委員会としての考え方を申し上げます。

    教科用図書を採択する権限は、公立学校については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条第6号の規定により、所管の教育委員会に属します。

    採択は、採択権者である教育委員会が、みずからの責任と権限において適正かつ公正に行うものであり、羽村市教育委員会は、この方針に基づき採択を行うものです。

    そこで、採択を円滑かつ適正に行うため、教科ごとに中学校長及び教員で構成された教科用図書選定調査委員会並びに学校長の代表、保護者、知識経験者、教育委員会事務局職員で構成された羽村市立中学校教科用図書選定協議会を設置し、教科用図書の調査・研究に当たらせることとし、採択の参考といたしました。

    調査内容については、「内容の選択」、「構成・分量」、「表記・表現」、「使用上の便宜」、「地域性の配慮」、「男女平等等の視点」の6項目といたしました。これらの調査項目について調査・研究した報告書を、採択する教科用図書の判断の参考としつつ、また教育委員会独自に、当該の教科用図書への認識を深めるため、当該の教科用図書を詳細にわたり研究いたしました。

    その中で、特に「いじめ防止」に向けた授業内容や「情報モラル、安全教育」といった教育課題を題材にした授業内容、「役割演技」や「体験的な学習」を促すような指導方法の工夫といった観点で調査したところでございます。

    なお、具体的な採択図書の内容、詳細につきましては、後ほど生涯学習部参事よりご説明申し上げます。

    以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

    教育長 提案理由の説明が終わりました。この後に、詳細については事務局の説明を受けたいと思いますけれども、審議の上で、今の説明の内容や、全体の中でご質問、またご意見等がございましたらお受けしたいと思いますが、何かございますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、生涯学習部長からこれまでの取組み、経緯についての説明がありましたので、引き続き、詳細の内容に移りたいと思います。

    生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 それでは、道徳科の教科用図書の選定につきましては、お手元の議案資料をもとに、その中から1社を選定する方法でご審議をお願いいたします。

    まず初めに、平成27年3月の中学校学習指導要領の一部改正に基づき、道徳の時間が新たに「特別の教科 道徳」として教科に位置づけられました。そこで、平成31年度からの実施に向けて、新たに発行された「特別の教科 道徳」の教科用図書を採択することとなりました。本日の採択までの流れや市民アンケートなどについて、改めて説明いたします。

    教科書採択に係る事務日程については、各校代表の教員で構成された教科用図書選定調査委員会から調査研究報告書が提出され、去る7月11日及び同18日に実施された2回の教科用図書選定協議会で審議された報告書を、本日、8月の定例会において議案として上程させていただいているものです。

    次に、市民からのアンケートですが、6月5日から7月13日までの期間、途中休館日等はありましたが、羽村市役所分庁舎及び羽村市図書館におきまして、教科書展示会を行いました。その会場に教科用図書に関するアンケート用紙を設置し、広く市民からの声をお聞きしたところです。その結果については、あらかじめ委員の皆さんにはご覧になっていただいているところでございます。

    次に、教科用図書選定協議会の報告書にのっとった議案資料の説明をいたします。

    道徳の教科用図書は全8社から発行されております。この後、1社ずつ順にご説明いたします。

    東京書籍は、学習指導要領の目標を十分に踏まえ、いじめや情報モラル、オリンピック・パラリンピック教育等の資料のバランスが適切であるとの意見がありました。また、30時間分の資料と付録として5時間分の資料に分かれていることから、裁量の幅があるという意見もありました。

    教材の配列については適切であるが、ボランティア活動についての教材が3年生に偏っているということでした。内容については、読み物の読み取りが中心であり、グループで出た意見を記録する枠や自分自身の考えをまとめる枠が小さいという点があるが、巻末などで、「読書で広げる道徳」という紹介があり、授業で学んだ道徳を日ごろの読書活動につなげているという意見がありました。

    表記等につきましては、おおむね読みやすく理解しやすいが、2段組の資料が全学年に複数あり、識字障害等の生徒には負担感が想定されるのではという指摘がありました。また、挿絵や写真などの配置はわかりやすく見やすい。例えば、「さらなる高みを目指して」や「新しいものを生み出すときに」といった教材では集合写真を掲載してあるが、人と人とのつながりがわかりやすくなったという意見もありました。

    使用上の便宜については、全体の構成が見渡せるような配慮がなされ、1年間で学ぶことが内容項目ごとに明示されているということでした。

    教材によっては、それまでの「発問」が多く「中心発問」に迫るまでに時間を要するものがあるといった指摘がある一方、「話し合いの手引」に「話し合いの約束」や「司会のカード」があり、それを使ってグループ討議を進めやすい。また、期末用の「自分の学びをふり返ろう」というワークシートがあり、気持ちの評価をしやすいという意見もありました。

    地域性の配慮については、職場体験学習につながる「働く」現場の話が幾つか入っており、羽村市の「人間学」に関連しているという意見の一方、防災教育に関する教材が不足しているという指摘もありました。

    男女平等等の視点については、教材内容や挿絵で性別間の隔たりが出ないよう適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、付録として、自己評価用紙、ホワイトボード用紙、心情円などがついていて、授業構成の際にちょっとした工夫に活用できるということが挙げられています。

    東京書籍については以上です。

    次に、学校図書は、学習指導要領の目標を十分に踏まえ、防災教育やいじめ、情報モラルやオリンピック・パラリンピック教育等の資料のバランスが適切であり、重点化された指導内容については各学年とも複数の教材があり、十分に対応しているとの意見がありました。

    内容項目としては、3つの学期に4つの内容項目の教材がバランスよく配列されているということでした。各内容項目は学年を追って深まるよう、教材や発問が考えられているという一方、文章量が多く感じられる資料があるとのことでした。また、特色として、教材ごとに考えを深めるための発問「学びにむかうために」が提示されているということが挙げられています。

    表記・表現については、文字が大きくはっきりしているため、読みやすく理解しやすいとのことでした。特に、振り仮名が発達段階に応じて適切に振ってあり、読みやすいという意見がありました。また、配置についてもわかりやすく見やすいという意見に加え、文章と挿絵が適切に配置され、色彩や色使いも優しく感じるとのことでした。

    使用上の便宜については、巻末に教材一覧があり、年間35時間の教材が見通せる配慮がなされているとのことでした。また、「考え・議論する」活動を組み合わせて、「問題解決的な学習」「体験的な活動」を発問に取り入れ、多様な道徳学習になるよう工夫があり、課題発見、課題解決に向けた学習が効果的に進められるよう配慮も挙げられました。

    地域性の配慮については、さまざまな地域の題材の中には、防災訓練のような羽村市で行われている類似した取組みがあり、身近なものとして考えることができるという意見がありました。また、オリンピック・パラリンピックにかかわる教材が各学年に配置され、オリ・パラ教育との関連を図ることができるとの意見もありました。

    男女平等等の視点については、教材内容や挿絵で性別間の隔たりが出ないような適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、各学年の巻頭に話し合いの仕方・グループ討議について掲載されていて、道徳授業で基盤となる学級づくりにおいても有用であるということが挙げられています。

    学校図書については以上です。

    次に、教育出版は、学習指導要領の目標を十分踏まえるとともに、各学年とも「いじめ」を扱い、また「生命倫理」「情報モラル」「社会参画」「キャリア教育」など、現代的な課題を教材としていることが挙げられました。また、30時間分の資料と付録として5時間分の資料に分かれていることから、裁量の幅があるという意見もありました。

    学校行事や特別活動などと連携が図りやすい部分があり、全体的には学校の実態に応じた対応ができるため、単元の配列に関しては適切であるということです。1時間1教材を意識してやることで取り組みやすく、生徒が無理なく学習できる分量となっており、コラムなどの教材間の読み物もなく、学習内容が焦点化されているという意見がありました。

    表記・表現については、おおむね読みやすく理解しやすいが、2段組の資料が全学年に複数あり、識字障害等の生徒には負担感が想定されるのではという指摘がありました。一方で、小学校とのギャップを解消するために、1年生の前半10教材は文字が大きくしてあり、読みやすい工夫がされているということでした。資料等については、生徒全員が話し合いに参加しやすくなるよう、漫画、写真、歌の歌詞、新聞記事、グラフや地図など、多様なものを取り入れているということです。

    使用上の便宜については、まずB5サイズであり、かばんやロッカーにおさまりがよく、大変好ましいという意見がありました。全体の構成が見通せるような配慮がなされているとともに、各教材の最初に「導入」の問いが示されていることで、クラス全員でその教材を通してどんなことを考えていくのか共有することができることや、学習前後の自分の考えの変化を生徒が実感しやすくなることがメリットとして挙げられています。また、「教材理解につながる問い」「自分自身に引きつける問い」「道徳的価値の理解を深める問い」の発問が設定され、分量も配慮されているということでした。

    地域性の配慮については、全学年に防災教育を扱う教材があり、それが9月に学ぶよう配列されているが、羽村市で9月に防災訓練が実施されているため扱いやすいとのことです。一方で、合唱コンクールを扱う教材が2学期に配列されているが、羽村市では3月に実施しているということもありました。また、オリンピック・パラリンピックにかかわる教材は各学年で配列されていることから、オリ・パラ教育との関連を図ることができるという意見がありました。

    男女平等等の視点については、教材内容や挿絵で性別間の隔たりが出ないよう適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、各学年の巻末に、生徒がどんな自分になりたいかを記入する欄があり、「都道府県にゆかりのある人物と、その言葉」は、その際の参考になるということが挙げられています。

    教育出版については以上です。

    次に、光村図書は、学習指導要領の目標を十分に踏まえるとともに、各学年36時間分の資料が掲載され、今の中学生にダイレクトに訴えられる資料が豊富であるという意見がありました。内容項目に沿った歌の歌詞なども掲載され、身近な音楽との関連も図られているとのことでした。

    また、単元の配列は適切で、「道徳の時間に学ぶこと」の指針が明確であることや、学校生活を4つのシーズンに区分し、テーマに沿った資料の配列となっているとのことでした。分量や内容についても発達段階に応じて適切であり、教材の最後にある「学びの記録」で自分の学びを振り返り、自由に書きとめることができるようになっているとのことでした。

    表記・表現については、読みやすく理解しやすい。色彩が優しく、手元にあると触れたくなり、読みやすいといった意見が出されました。内容項目に合った印象に残りやすい写真や挿絵が適切に配置されていることや、ヨシタケシンスケさんの漫画など、今話題の絵本の挿絵を使い、中学生の興味を湧かせる工夫があることも挙げられています。

    使用上の便宜については、B5のサイズであり、かばんやロッカーにおさまりがよく、大変好ましいという意見がありました。巻末の教材一覧による年間の見通しを持たせる配慮とともに、各資料の終わりに「学びのテーマ」が掲載され、主体的に焦点化した学びを進めることができることや、「考える観点」「見方を変えて」「つなげよう」「私の気づき」とあり、時間が経った後、教科書を開いて思い出しやすい構成となっていることなど、多くの配慮がなされていることが挙げられました。

    羽村市では、9月に実施する防災訓練と関連する防災教育に関する資料や、各学年の「国際理解・国際貢献」「希望と勇気、強い意思」の内容で、オリ・パラ教育にかかわる教材、また「勤労」「社会参画・公共の精神」と羽村市の「人間学」との関連など、基本的に地域性の配慮がなされているという意見がありました。

    男女平等等の視点については、性別間の隔たりが出ないよう適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、生徒が身近に感じる、現在、各分野で活躍している人物から生徒に向けた「あなたへのメッセージ」を全学年の付録に掲載しているということが挙げられています。

    光村図書については以上です。

    次に、日本文教出版は、学習指導要領の目標を十分に踏まえるとともに、重点化された指導内容については、各学年とも複数の教材があり十分に対応していることや、副教材としてなじみのある資料が多く掲載されており、資料として扱いやすいという意見がありました。

    単元や教材の配列も適切で、3学期制に沿い、学校行事に合わせた構成であり扱いやすいとのことでした。分量もコンパクトで、1年生ではいじめ等について重点的に扱っていることから、使いやすいという意見もありました。

    その一方で、おおむね読みやすく理解しやすい反面、紙面をコンパクトに扱おうとして余白が少なくなり、読みにくさや、地図や表が小さくなってしまうという指摘がありました。

    使用上の便宜については、B5のサイズであり、かばんやロッカーにおさまりがよく大変好ましいという意見がありました。「学習の進め方」など、指導が一定の形に固定化されてしまうことの懸念はあるが、自分への振り返りが明記されており、この教科書で学ぶに当たり、見通しを持って深く考えるテーマが示されているとのことでした。道徳ノートは別冊でついているが、ワークシートのスペースがやや狭いという指摘がありました。

    地域性の配慮については、さまざまな地域の題材の中には、防災訓練のような羽村市で行われている類似した取り組みがあり、身近なものとして考えることができるという意見がありました。また、オリンピック・パラリンピックにかかわる教材が各学年に配置され、オリ・パラ教育との関連を図ることができるとの意見もありました。

    男女平等等の視点については、性別間の隔たりが出ないよう適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、別冊の「道徳ノート」にはコラムを除く全ての教材に対応したページを設け、発問例などが掲載されているということが挙げられています。

    日本文教出版については以上です。

    次に、学研教育みらいは、学習指導要領の目標を十分に踏まえるとともに、各学年35時間分の資料が掲載され、全学年共通の重点項目として「生命尊重」「いじめ防止」を掲げている一方で、資料の中で「パワーハラスメント」の社会的事象にかかわる人物が取り上げられており、タイミング的には違和感を覚えるとのことでした。

    多様な教材が生徒の発達段階、視野の広がりなどさまざまな点を考慮して配列されておりおおむね適切であるが、主体的、対話的で深い学びを実現させるための特設ページ「クローズアップ」及び「クローズアッププラス」の分量が多く、時間内に取り扱うのは難しいという指摘がありました。

    表記・表現については、おおむね読みやすく理解しやすいが、A4判であることで紙面に対する文字サイズが小さく感じることや、文字の分量の多さのため、生徒が読んでいて負担に感じるのではと思われるページがあるという指摘がありました。また、写真は説明したいことが一目見てわかり、生徒の教材理解に役立つ一方で、3年生の「思い出のオムライス」では、母親がオムライスの皿を畳に放り投げる記述があり、その場面絵が虐待等を想起させるおそれがあるという指摘もありました。

    また、使用上の便宜でも、全体の構成が見通せるような配慮がおおむねなされている一方で、A4判であることでロッカーに縦に入らないことや、授業者にとっても扱いにくさがあることの指摘がありました。内容面でも、教材の末尾に発問が1問しかなく、指導書データのワークシートも同様であることから、他者の意見を聞く欄や自分の考え、自己評価があるとよいという指摘もありました。

    地域性の配慮についてはおおむねよいが、内容項目「伝統文化」で「金閣再建」に関する資料が2年生で登場していることと、修学旅行は翌年度に行くことから、3年生の教科書の掲載が望ましいという意見がありました。また、オリンピック・パラリンピックにかかわる教材が各学年で配置され、オリ・パラ教育との関連を図ることができるとの意見もありました。

    男女平等の視点については、性別間の隔たりが出ないよう適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、主体的、対話的で深い学びを実現させるための特設ページ「深めよう」が、各学年とも4ページあるということが挙げられています。

    学研教育みらいについては以上です。

    次に、廣済堂あかつきは、学習指導要領の目標を十分に踏まえるとともに、全学年共通の重点項目として「自主、自律、自由と責任」「生命の尊さ」「思いやり、感謝」「よりよく生きる喜び」を掲げ、各学年とも3時間ずつ、3教材を配当していることや、30時間分の資料と付録として5時間分の資料に分かれていることから、裁量の幅があるという意見もありました。

    教科書と道徳ノートの2分冊で構成されており、単元(教材)の配列はおおむね適切であるものの、教科書と道徳ノートの使用場面を考慮すると、分量的に多いという指摘がありました。2年生、3年生はページ数が多い教材もあり、生徒に負担がかかることが予想されるということでした。

    おおむねわかりやすく、見やすくなるように色覚特性に配慮されているが、表現としては、2年生「ジョイス」はメジャーリーグの試合の描写が1ページにわたっていて、専門用語も多く、解説も掲載してあるものの、野球を知らない生徒にとって教材に興味を持てるかは授業者の技量に頼ることが予想されるという意見もありました。

    使用上の便宜については、AB判のサイズは大きく、かばんやロッカーにおさまりがよいとは言えないということでした。また、教科書の各教材の最後には、黄色の帯で「学習のめあて」が、さらに考える、話し合う発問も示してあるが、分量が多くやり切れないことが予想されるということでした。

    男女平等等の視点については、性別間の隔たりが出ないよう適切な配慮がなされているとのことでした。

    また、特記事項として、2点が挙げられています。1点目は、この2冊を1時間で扱うのは分量が多く、生徒にも授業者にも負担が大きい。2点目は、教材の内容や挿絵、写真などは生徒の興味を十分に引くものと感じるというものでした。

    廣済堂あかつきについては以上です。

    最後に、日本教科書は、学習指導要領の目標を踏まえているものの、学習指導要領が示す内容項目の指導にスムーズに導入しづらい資料があることと、教材において先人の教えを提示したいが余り、話の展開に無理が生じ、生徒が考える教材にならないものがあるという指摘がありました。

    単元(教材)の配列はおおむね適切であるが、教材は内容項目順に配列されていることから、実際の指導に当たり指導順序を含めた計画を立てる必要があり、教員にとっての負担を含め、学習時期への配慮があるとは言えないという指摘がありました。また、教材の間にあるコラムや資料には脈絡がなく掲載されていることや、1年生にとって抽象的で捉えにくい内容もあれば、3年生にとって平易な内容もあるなど、発達段階に応じていないという意見もありました。

    表記・表現に関しては、表紙の写真が日本の風景や特色をあらわすもので美しいという意見のほかに、読みにくい語や読み惑う語へのルビが少ないことや、写真の上の文章により読みにくいという指摘もありました。

    使用上の便宜については、まず、B5のサイズであり、かばんやロッカーにおさまりがよく、大変好ましいという意見がありました。また、全体の構成が見通せるような配置がおおむねなされている一方で、各教材の終末の問いは、心情の読み取りについて述べられているものが多く、発達段階からは離れた抽象的な問いもあり、課題発見、課題解決に向けた学習には配慮されていないという意見がありました。

    地域性の配慮については、オリンピック・パラリンピックにかかわる教材が掲載されていることから、オリ・パラ教育との関連を図ることができるという意見がありました。また、学年ごとのばらつきはあるものの、防災教育、職場体験学習、学校行事等について書かれた資料も配置されているとのことでした。

    男女平等等の視点では、教材に取り上げられている先人、偉人は圧倒的に男性が多く配慮に欠けているという指摘がありました。

    特記事項は、特にありませんでした。

    日本教科書については以上です。

    私からは以上でございます。

    教育長 それでは、詳細についての説明が終わりましたので、ただいまの選定協議会の報告書の内容とともに、これから委員の皆さんからご意見等をいただきたいと思います。委員の皆さんには、あらかじめ十分、中学校の道徳の教科書についてはお読みいただいてきておりますので、その中での感想でも結構ですので、この場で皆さんからのご意見をいただければと思います。

    それでは、初めに、江本委員から何かありましたらお願いしたいと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 ただいま、生涯学習部参事から各社のそれぞれのご説明を頂戴しましたけれども、子どもたちが主体的に学べるか、そして多面的、多様的な内容がきちんと盛り込まれているかということについて、どの社も非常に意識をして、よく仕上げていただいているということを思いました。

    私は、長い期間いろいろな教科書を読ませていただく中で、一番重要視したことといいますのは、各学校を回らせていただいて、特に中学校の道徳の授業を見させていただいて思うことは、1単位時間の中で資料を、この場合は教材をしっかり読み込んで、そして子どもたちに考えさせて、判断させて、そして、これから意見を言いましょうというところで大体時間が終わってしまうことが多いのです。資料の分量が非常に多過ぎて、子どもたちがその内容を理解するだけでも時間が精いっぱいになってしまい、なかなか考え議論するところまでたどり着けないという実態を随分たくさん見てきました。

    そういう意味において、教科書の中に入っている教材が量的に多いと、今の子どもたちの実態から、道徳の1時間の中で内容文を理解させ、そして考えさせて議論させるまで、なかなか厳しいものがあるということを考えます。

    ですから、教材の分量を非常に重視して読ませていただきました。それは、子どもたちに考えることを大切にさせる、いろいろな事象が世の中にはあるけれども、それをスルーするのではなくて、その一つ一つに対して考えることがとても大事なことなのだということを身につけさせるためにも、教材の分量は非常に大きな意味を持っていると思います。

    それとともに、分量だけではなく、教材の持つインパクトや、自分に置きかえたり自分を振り返ったりできる教材であるかどうか、そういう内容面のことについても読んで選ばせていただきました。それが一番、私にとっては大きな選択の基準の1つでした。

    2点目は、評価のことです。今回、教科になったことで、評価が伴うわけですけれども、自己評価をするときに、星を幾つつけるとか、A、B、C、Dをつけるとか、道徳の特性から考えて、それはそぐわないということを思います。自分が学んだ前と後で自分の中にどのような変化があったか、自分の中でその評価をするということであればいいのですが、それを星幾つで評価するというようなことは、道徳にはそぐわないと私は考えております。

    最後は、分量とも関係しますが、教科書自体の分量、重さです。学校訪問をさせていただくと、子どもたちの、特に中学生の荷物の量の多さに驚きます。かばんやロッカーの荷物類を見ますと、本当にたくさんのものが詰まっております。その中で、やはり教科書が小学生に合わせてあんなに大判でなくても私はいいと思うのです。できるだけ軽量で、そして持ち運びがしやすいものというのも1つの選択の要素であると思いました。ですから、できるだけ軽量でありコンパクトで、できれば200ページを超えない、その前後のものがいいというようなことも考えた次第です。

    いずれにしても、学び方については各社とも工夫をされていて、いろいろなページが差し込まれていて、私自身も読んでいて大変勉強になりました。そういうことを総合的に判断して、光村図書、教育出版が非常に内容的にも、分量的にもいいと思っております。詳しいことについては、また後ほど述べたいと思います。

    以上です。

    教育長 教科書採択に係る、どれを選択するかということでの基準として、分量の重視や考えることを育むもの、また本自体のサイズ的なものも含め、中身を十分検討した結果、江本委員からは光村図書、教育出版という具体的な2つの出版社の名前が出てきたところです。

    それでは、委員の皆さんに個々に聞かせていただいた上で、今後の方向性等、採択に向けての議論をさせていただきたいと思います。

    次に、塩田委員から何かございますか。よろしくお願いします。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 江本委員が選ぶときのいろいろな観点をとても丁寧にお話ししてくださったのですけれども、私はどちらかというと、協議会の報告書に先に目を通さずに、あまり先入観のないような状態で、自分が学ぶ立場として飽きずに読みたくなる教科書というところで、各8社読ませていただきました。

    先に結論を言ってしまいますと、私は光村図書が一番いいと思ったのです。8社とも各単元の終わりに、考える視点や観点が書いてあり、国語の読解にありがちな発問ではなくて、いわゆる道徳的というか、自分の考えを深めるための発問が多いのが光村図書でした。

    自分の考えを広げたり深めたりというところを道徳の授業で学習していくということが、各社、教科書の最初に書かれてあったので、やはりそこが一番考えていきたい、深めたいところであると思いましたので、そういう発問が多くあるところがいいと思いました。

    以上です。

    教育長 ありがとうございました。

    それでは、続きまして、永井委員からご意見をいただきたいと思います。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 私は、子どもたちによく考えさせるような構成がされているか、1つのものをさまざまな視点で見ることができるように構成されているだろうか、また、選ばれた教科書を使って先生がどのような授業をするのかということを思い浮かべながら、特に内容を重視するのではなくて、そういう観点で見させていただきました。

    8社のうち、学研教育みらいと日本教科書、この2社が非常にほかの教科書と違って、先生のワークシートや、先生のやり方次第で相当展開が変わるのではないかというような印象がありました。

    学研教育みらいは、クローズアップやクローズアッププラスという項目があります。例えばほかの教科書だと大概読み物があって、その後、みんなで考えてという繰り返しだと思うのですが、学研の場合は、クローズアップ、クローズアッププラス、深めよう、情報モラルなど、いろいろな仕掛けがあり、それによって毎回の授業の雰囲気が変わるのではないかという感じがしました。

    日本教科書は、非常に先進的な印象で、デザインもすぐれていて、非常におもしろい本ではありますけれども、先生が相当苦労されるというか、先ほどの協議会の報告書にもありましたけれども、各内容項目の並び順であるとか、そういうところから進めていかなければいけないということが非常に大変なのではないかと思いました。それ以外のところはこういう流れで先生は進めていくのだろう、こういうことを子どもたちはここで考えるのだろうと非常によくわかる内容になっていました。

    私はよく考えさせるように、多面的に見られるように、スムーズな授業展開ができるのではないかという点から見て、光村図書と学校図書と教育出版、この3つが非常に安定していてイメージしやすいと思いました。

    以上です。

    教育長 ありがとうございます。教科書を委員の皆さんがお読みになった上で、視点もいろいろと各委員で違う中で、協議会の報告のところを見ましても、具体的な名前として、光村図書、教育出版、学校図書など、この辺のところの評価、各教員の皆さんが調査委員会でまとめた内容、また協議会から上がってきた意見等、先ほど生涯学習部参事から報告があった内容を照らし合わせますと、この3社の名前が挙がってきておりますけれども、8社ありますので、少し絞っていかなくてはならないなとは思います。

    また、今日、羽村章委員が所用で欠席ですけれども、羽村委員から事前に図書について勉強した内容や、コメントを事務局にいただいているということなので、できれば、紹介していただければと思います。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 羽村委員からは、前回、7月の定例会において教科書を実際に見られた上で、ご自身の中で、先ほど永井委員も少しその考えに触れられておりましたけれども、実際の先生方の使い勝手や、先生方の意見をまずは第一優先に考えていきたいという意見はありました。

    具体的な教科書会社の指定や、意見はありませんでしたけれども、繰り返しになりますが、現場の先生方の一番使いやすい教科書を優先的に選んでいくことがいいという意見でございました。

    以上です。

    教育長 それらも踏まえて、もう一度、採択に向けて委員の皆さんにご意見を伺いたいと思います。

    江本委員からは、光村図書、教育出版という2社、また塩田委員と永井委員からも光村図書が非常によいのではないかというご意見をいただいております。また、教育出版、学校図書も話がありましたけれども、江本委員、全体的に8社ある中で、絞っていくに当たってはどうですか、ご意見をいただければと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 各委員から挙がりました光村図書、学校図書、それと教育出版の3社でそれぞれ特徴などお互いに意見を出し合って、絞っていってはいかがかと思います。

    教育長 教育出版を挙げられた江本委員から、先ほどの意見のほかに何か理由はありますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 事前に読ませていただいたアンケートの中にも書いてあったのですけれども、教育出版の内容が特に多様性に富んでいて、インパクトのある資料が多かったという印象を持っております。例えば、今話題の死刑制度や、オバマスピーチ、男性、女性の性差についてなど、非常に今日的な課題についての教材が印象的に取り上げられていまして、読む者にとっては自分の考えや意見が言いやすい教材ではかいかということで非常に印象に残って、アンケートの中にも同じような印象を持った方がいらっしゃるということを感じました。

    また、軽量、コンパクトで、200ページも超えておりませんし、その中で非常に効率よく教材が配置されていて、現場でも使いやすいのではないかということを思いました。

    小さなことなのですけれども、作者名が文末にあるのです。大体、題名と作者名は冒頭にあるものですけれども、教育出版の場合は最後に作者名があって、全部読んでから、この人が書いたのかという、読んでいて読み手の興味をかき立てるというか、そういうような工夫もありまして、読んでいて非常に時間を忘れて読ませていただくような工夫がありました。読み手に対して、また学び手に対しての関心、意欲を持たせるという意味ではいいものであると思いました。

    ただ、8ページを超えるような教材文も中には幾つかありまして、先ほど申し上げたように、1単位時間の中に、読む時間と考える時間と話し合う時間の確保を考えると、8ページの教材は多いかと思ったところもありました。

    教育出版については以上です。

    教育長 教育出版について、アンケートの話が出ましたけれども、先ほど生涯学習部参事からもありましたように、市役所の分庁舎と図書館で実物の教科書を展示させていただき、その閲覧をしていただいた内容についてのアンケートをまとめたものも含めて、委員の皆さんにお配りして読んでいただいております。このアンケートも参考にしながら絞っていく中で、永井委員からも教育出版についての話が出ましたけれども、何か教育出版の評価についてはいかがですか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 教育出版は、考えさせるヒントという部分で、最初に、本文から見つけ出す、2番目に、自分の考えも含めて考える、3番目に、一般的なものとして考えていき、その後議論するという構成がずっと継続して入っていました。飽きないように毎回違うことを学習するのがいいのか、それとも毎回同じような形で学習していくのがいいのかと考えたときに、やはり安定して子どもたちにいろいろ考えさせるなど学ばせていくのであれば、話し合うことでほかの人の考えをよく聞き、こういう考えの人がいるのだな、ああいう考えの人がいるのだなというのも理解できるように構成されていて、非常によかったというのが教育出版の印象です。

    教育長 わかりました。

    塩田委員、8社の中では、光村図書が一番いいということで意見をいただきましたので、光村図書のよさを、もう一度お話しいただきたいと思います。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 光村図書に載っているものでも、ほかの本に載っている教材、読み物など、逆にほかのところに載っているもの、共通して載っているものがあるなど、8社全て、子どもたちのことなどいろいろなことを考えて、よりよい授業になるようにつくられているということもあると思います。正直言って、すごく迷いましたけれども、ここが一番いいという感覚だったので、その感覚というところがうまく説明ができないのですけれども、写真やイラストやページの構成など、扱っている内容について、私の感覚に一番合いましたという理由です。

    教育長 そうしますと、3人の委員のご意見、また、欠席しています羽村委員からは、教員の皆さんが使いやすく、現場の先生方が選んだものを尊重したいというご意見もありました。

    先ほど、生涯学習部参事から8社の紹介と評価について説明がありましたけれども、各委員の感性に合うかどうかという視点もあるなど、学校関係者の皆さん、市民の皆さん、PTA等の委員の皆さんも入った中でこれらを評価した報告書の報告があったわけで、各項目について、A評価、B評価、C評価等々を見ますと、やはり光村図書がAの評価が一番多く、また教育出版、学校図書が、高い評価ということでございますので、先ほどから出ている光村図書、学校図書、教育出版は、教員の皆さんまた市民の皆さん等々のご意見も伺った中での協議会の報告書と合致しており、皆さんの意見を聞いて、そのように判断をさせていただきました。

    3つに絞った中で最終的な選考をしていきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。

    (「異議なし」の声あり)

    教育長 では、この3社の中から選んでいただきたいと思います。

    生涯学習部参事から個々の項目についてのさまざまな説明もありました。また、委員の皆さんのご意見を総合いたしますと、それぞれ光村図書がいいのではないかというご意見が強かったと思います。また教育出版等のよさもある中で、少し文章量が多い部分等も見受けられるという指摘もありましたので、光村図書が一番よろしいのではないかというご意見を採用したいと思います。よろしいでしょうか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 私もぜひ光村図書をお願いしたいと思います。各教材の後に「学びのテーマ」というのが光村図書はありまして、その「学びのテーマ」の視点が、1番目が「学びのテーマ」、2番目が「考える観点」、そして3番目に、別の視点というのが入っています。そして4番目が一般化、5番目が「私の気づき」ということで、1ページで構成されているのです。

    私個人の考えですけれども、道徳を突き詰めていくと、何が大事かというところで、別の視点を持てるようになれるかどうかというところだと思っています。別の視点が持てるようになれば、いじめや情報モラルの問題にしても、全部解決できるのではないかと私は思っているのです。ですから、子どもたちに、やはり自分の考えだけじゃなくて、またこういう見方もあるのだよと、別の視点が見られるようなことを常に習慣づけていけるような、そういう教科書構成になっているというのは、非常に私は好ましいと思います。

    象徴的な教材として「『桃太郎』の鬼退治」という教材があるのですが、桃太郎の立場ではなくて、成敗された鬼の立場から見て、この桃太郎の話はどうなのだろうかということを非常に象徴的なイラストで考えさせるページや、鬼の子どもの顔が出ているページがあるのですけれども、非常にインパクトがあって、常に別の視点で考えさせるという、そうやって多様な見方があるということを非常に強調して組まれている、この教科書が非常に私は好ましいと思いました。

    もう1点は、「はしのうえのおおかみ」や、「手品師」、「泣いた赤おに」など、小学校での定番教材を中学生になってもう一回見直してみようという、そういうちょっと粋な構成もあって、小学生のころと中学生の自分がどう成長したのかということを自分で自覚できるような教材が巻末のほうにあるのもなかなかいい構成で、いい編集の仕方だなということを思いました。

    以上です。

    教育長 私も、私の父を殺したのは桃太郎だと、あれはちょっと衝撃を受けて見させてもらいましたけれども、どちらからの視点で物事を考えるか、捉えるかによって、インパクトの強いものも、これをどのように教員の皆さんが生徒たちに教えていくかということも注目するところだと思います。

    私も光村図書を読ませていただいた中では、先ほどありましたような、「学びのテーマ」のところの考える視点や考えるヒントというのは、一番冒頭に、対話が大切だという導入から光村図書は入っていて、1年生から、対話を最初に説明して、学習指導要領の内容について、その趣旨も反映する中で、対話プラス自分で決めていくというような、そして考える道徳を重視しているというところが、それを教科書の中でも題材として取り上げる中では、今後、そういった視点は本当に大切になる部分だと思いました。学校長をはじめ教員の皆さんの調査委員会、また協議会でも、そういうところの評価がされたのではないかと思います。

    委員の皆さんからも光村図書というご意見がありましたので、ここで、羽村市教育委員会として、中学校の教科用図書、道徳については、光村図書を採択することでよろしいでしょうか。

    お諮りします。議案第25号 平成31年度使用中学校教科用図書の採択については、光村図書を採択することでご異議ございませんか。

    (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は、光村図書の「きみがいちばんひかるとき」、この教科書を採択することに決定いたしました。

    しばらく休憩します。

    午後4時09分 休憩

    午後4時11分 再開

    教育長 それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。

    日程第5

    教育長 議案第26号 平成31年度使用小学校教科用図書の採択についてを議題といたします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第26号 平成31年度使用小学校教科用図書の採択について、ご説明いたします。

    本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、平成31年度から羽村市の小学校で使用する教科用図書を別紙のとおり採択しようとするものです。

    細部につきましては生涯学習部参事よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 それでは、議案第26号 平成31年度使用小学校教科用図書の採択についての詳細につきまして、ご説明いたします。

    議案に添付された資料をご覧ください。

    先ほど生涯学習部長から提案説明がありましたとおり、平成31年度から使用する小学校教科用図書の採択事務につきましては、新たに文部科学大臣の検定を経たものがないことから、「前回の採択替えにおいて用いた調査資料を適宜利用することが可能である」となっております。また、平成32年度から新学習指導要領が全面実施となることから、来年、平成31年度に新たな教科用図書の採択事務が予定されております。

    このようなことから、来年度に使用する教科用図書については、前回の平成27年度使用小学校教科用図書採択において、1枚目の資料のとおり、教育委員会が採択したものと同様のものを提案するものでございます。

    以上、小学校教科用図書についてご提案申し上げますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    1点、私から、学校の教員、また保護者、児童から、現在使っている教科用図書について、何か特別な意見または感想等が教育委員会に寄せられた事実はございますか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 現在使用している教科書について、学校の教員や、児童を含めた保護者から、特段にご意見をいただいていることはございません。

    教育長 ほかに、委員の皆さんから、ご質問、ご意見等はございますか。

    資料の中には、平成27年度に図書採択をしたときの選定理由や教科書の特徴について記載されておりますけれども、平成31年度についても、これを継続して羽村市の小学校では教科用図書として使用していくという説明でございます。

    それでは、ここで質疑を終了させていただいて、お諮りします。議案第26号 平成31年度使用小学校教科用図書の採択については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    今の決定をもちまして、2人、傍聴人が退席します。しばらくお待ちください。

    (傍聴人退席)

    教育長 それでは、継続して議事を進めさせていただきます。

    日程第6

    教育長 議案第27号 平成31年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第27号 平成31年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、ご説明いたします。

    本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、平成31年度から羽村市の小・中学校の特別支援学級で使用する教科用図書を別紙のとおり採択しようとするものです。

    細部につきましては生涯学習部参事よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 議案第27号 平成31年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、細部についてご説明いたします。

    採択に際しましては、平成31年度使用羽村市立小・中学校特別支援学級教科用図書選定協議会要綱に基づき、小学校、中学校それぞれに特別支援学級使用教科用図書選定調査委員会を設置し、調査研究を実施いたしました。その結果が、去る平成30年7月18日の選定協議会に報告され、審査の結果、妥当であると判断され、その結果を本教育委員会に説明するものです。

    お手元の資料にございます平成31年度使用小学校及び中学校特別支援学級教科用図書の一覧をご覧ください。

    特別支援学級においては、一人ひとりの指導計画に基づいた指導となることから、文部科学省検定教科書、文部科学省著作教科書、学校教育法附則第9条による一般図書から児童・生徒に応じた教科用図書を選んでおります。

    なお、小学校については、今回、全て検定本を使用するため、議案第26号で採択されたものとなります。

    また、羽村第一中学校及び羽村第三中学校におきましては、道徳については検定本を使用することとしているため、お手元の資料では空欄となっておりますが、先ほど採択しました光村図書の教科書となりますので、ご了承ください。

    選定理由につきましては、調査研究報告書のとおりでございます。

    簡単ではございますが、以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    委員の皆さんには、先ほど教科書を見ていただきまして、それから事前にも見ていただいている部分がございますので、質疑を行いたいと思いますけれども、何かご質問ございますか。

    私から確認ですけれども、小学校の特別支援学級については、羽村西小、栄小、武蔵野小と3校の学級がありますけれども、3学級とも、同じものを使うという考え方でよろしいわけですね。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 今お話しいただきました小学校3校におきましては、いわゆる通常学級の教科書を同じく使用するということでございますので、全て検定本という形になります。そして、その理由書等につきましても、羽村西小、栄小、武蔵野小、3校とも、特に検定本を使うということですから、便宜的に3校を並列にする形で記載をしております。

    以上です。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 数年前までは非常に多種多様な教科用図書が選択されていたような印象を持っております。特別支援学級の児童であっても、やはり教科書をきちんと使いながら、また補助的な教材を使って学習すべきと思いますので、非常にいい選択をしていただいたと思っております。

    教育長 中学校のほうでは、また一般の図書も、検定本以外にも入っておりますけれども、事前に見ていただいた中で、何かご指摘がなければ、ここで採決をとらせていただきたいと思います。ご異議ございませんか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了させていただきます。

    お諮りします。議案第27号 平成31年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第7

    教育長 議案第28号 平成30年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてを議題といたします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第28号 平成30年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、ご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき実施する、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の報告書について、別紙のとおり作成しようとするものです。

    細部につきましては、別紙の報告書をご覧ください。

    まず、1ページをお開きいただきたいと思います。

    1、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施についての点検・評価の目的についてですが、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、課題や取り組みの方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図ること。

    点検・評価の結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表することで市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進することの2点を目的として本事業は実施するものでございます。

    次に、(2)今回の点検・評価の対象ですが、教育委員会では、平成29年度の教育目標に基づき、小中一貫教育を柱とした教育の充実、多様なニーズに対応した教育の推進、教育環境の整備、学習活動の活性化、学習成果の積極的な活用の5つの方向性を定め、ここに掲げる新規事業やレベルアップ事業など、47の主な事務事業を対象として、今回の点検・評価を実施いたしました。

    なお、平成29年度の羽村市教育委員会教育目標につきましては、2ページ、3ページに記載のとおりとなっておりますので、ご確認をいただきたいと思います。

    次に、(3)点検・評価の実施方法についてですが、点検・評価の実施方法については、教育目標に基づく5つの方向性を定め、その方向性に分類された新規事業、レベルアップ事業、重点事業の各事業単位に評価を行っております。

    昨年度との点検・評価の実施方法の変更点につきましては、各事務事業の評価表の「評価(達成率)」という記載の分類を、昨年度までは、評価Aが「目標に対する達成度 100%」、Bが「80%以上」、Cが「50%から80%」、Dが「50%未満」、Eが「0%」としておりましたが、今年度は、評価Aが「目標に対する達成度 80%以上」、評価Bが「50%以上80%未満」、評価Cが「30%以上50%未満」、評価Dが「30%未満」、評価欄が「-」のものについては「未実施」というふうに分類を変更しております。

    点検・評価は、前年度の教育委員会の主な事務事業の取組状況を総括するとともに、課題や今後の取り組みの方向性を示すものとし、毎年1回実施することとしており、平成30年度の点検・評価は、平成29年度に指定した47の主要な事務事業についての取組状況の総括と、課題や取り組みの方向性を示すものとなっております。

    また、点検・評価は、事務事業の進捗状況等を取りまとめ、教育に関し学識経験を有する者の意見を聴取したうえで、教育委員会が点検・評価を行うこととしており、今回の点検・評価においても、各課において所管の主要事務事業について点検・評価案を作成し、教育委員会事務局内部でこれを取りまとめた上で学識経験者の意見を聴取し、本意見を付して本日の教育委員会でご審議いただくものであります。

    なお、本日の教育委員会において点検・評価についてご審議をいただき、その結果を取りまとめた報告書は、市議会に提出した後、市民に公表を行うものでございます。

    続きまして、4ページ、5ページをお開きください。

    こちらには、平成29年度点検・評価の対象となった主な事務事業47事業が、先ほど申し上げました5つの方向性ごとにまとめて表記してございます。それぞれの事務事業については、二重丸が新規事業、丸がレベルアップ事業、その他は重点事業となっております。

    続きまして、6ページをお開きいただきたいと思います。

    6ページから9ページにつきましては、47の主要事務事業について、担当課と評価を表示した一覧表となっております。評価につきましては、AからDまでの4段階評価となっており、先ほど申し上げました分類に従って、目標に対する取組実績を基準として評価を行ったものです。

    今回の評価結果につきましては、点検・評価の対象となった全47事業のうち、目標に対する達成度、A評価が43事業、B評価が3事業、未実施が1事業となっております。

    各主要事業の点検・評価の結果についての説明は、時間の都合もございますことから、省略させていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

    続きまして、111ページから113ページをご覧いただきたいと思います。

    先ほど申し上げましたとおり、点検・評価を行うに当たっては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第2項の規定により、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするとされておりますことから、今回、2名の学識経験者の方から意見をいただいたものを掲載してございます。

    点検・評価表をご覧いただく中でご指摘いただいた点は、先ほどご説明いたしました47の事務事業の点検・評価に反映させており、また、いただいたご意見につきましては、今後の事業展開の参考とさせていただくものです。

    このいただきましたご意見について、概要についてご説明させていただきます。

    まず、元昭島市教育委員会事務局生涯学習部長、金子秀夫氏からのご意見についてです。

    この金子氏からのご意見につきましては、まず初めに、前年度と比較して評価対象となった事業数が5件ふえており、事業の充実が見られること、羽村市教育委員会教育目標の表記に工夫が図られているが、根幹部分の表記を改める際には影響も大きいので、多角的な検討が必要ではないか。そういったご指摘をいただいた上で、評価対象事務事業に関するご意見をいただきました。

    まず、小中一貫教育を柱とした教育の充実の分野では、No.6「音楽教育の充実」に関し、音楽教育の充実は、今年度新たに重点事業として点検・評価に組み込まれたもので、生涯学習基本計画後期基本計画の施策7「豊かな心の育成」に「音楽教育の推進」を掲げたことに対応するすばやい取り組みとして評価できる。計画は組むだけではなく、具体的に動かしていくことが肝要であり、後期基本計画の期間中だけでなく、継続して多様な取り組みを展開することにより、羽村市の音楽教育の水準をさらに高めてほしいといったご意見をいただいております。

    次に、多様なニーズに対応した教育の充実の分野では、No.19「いじめ防止への取組み」に関し、平成28年度は「いじめ防止・不登校への対応強化の取組み」事業として不登校とあわせて1つにくくられていた事業だが、29年度は単独のレベルアップ事業に位置づけられ、取り組みの真剣さがうかがえる。不登校といじめは密接な関係にあるが、これらの改善を図るための事業をそれぞれ独立したレベルアップ事業としてきめ細やかな対応を図られたことは評価できる。児童・生徒へのアンケート調査等の実施により、市内小・中学校のいじめ解消率がアップしており、より積極的な取り組みを期待するといったご意見をいただきました。

    また、教育環境の整備の分野では、No.20「学校教育施設の計画的な改修」について、特に最近の猛暑に対応するためには空調設備の改修が急がれるところであり、実施計画に基づき効率的な改修を進めていただきたい。また、小・中学校のトイレの洋式化について、生活様式の変更等に伴い必要なことだが、一方で、単に洋式化率の達成ではなく、各学校現場の要望を踏まえた適切な整備を図ることが必要であるといったご意見を、また、No.22「学校図書館総合管理システムの整備・拡大」に関しては、「読書活動の推進」は、あらゆるライフステージにおける市民を対象とした大切な施策の1つに位置づけられており、特に小学校児童を対象とした本システムの整備は意味のあることで、市内の全小学校に導入されたことで、児童は平等にシステムの恩恵を受けられるようになった。今後はさらにシステムの充実を図り、子どもたちの読書活動の推進に役立てていただきたいといったご意見をいただいております。

    次に、学習活動の活性化の分野ですが、それにつきましては、No.26「初心者を対象とした生涯学習講座の実施」に関し、この事業は、生涯学習基本計画(後期基本計画)で強く打ち出された「循環型生涯学習の推進」を目指すために用意された新規事業で、今後の生涯学習において、これまでの学習で身につけた個人の知識等をこれから学習する市民や地域に還元し、その成果が次の学習を生むという循環型生涯学習が求められる。計画策定とともにこの事業が取り組まれたことは評価できるが、実施された講座は2講座で、参加者も少な目であることから、講座設定に当たっては、もう少し間口が広く、多くの参加者が得られるよう検討してほしい。今後のこの事業の充実を期待するといったご意見を、また、No.33「伝統文化交流事業の実施」に関しては、文化の醸成・想像に役立てるため毎年実施している事業であるが、特に平成29年度はオリンピック・パラリンピック競技大会の文化プログラム関連事業にも位置づけ、財源的配慮も含めて事業実施に工夫が見られる。事業評価手法にアンケート調査を用いている。今後も多様な事業展開を図られることを期待するといったご意見を、さらに、No.35「スポーツを通じた健康づくりの推進」に関し、この事業は、重点事業として毎年実施されており、事業目標も前年度も変わっていない。重点事業としての取り組みはいかがか。施設の利用数も、ここ数年横ばいとのことなので、スポーツを通じての市民の健康づくりを図る事業として工夫が欲しいといったご意見をいただいております。

    次に、学習成果の積極的な活用の分野では、No.47「登録郷土研究員制度の推進」に関し、この事業は、生涯学習基本計画の目指す、郷土を学ぶ機会の提供、学びの成果の市民への還元に資する重点事業であり、取組実績や事業の成果・効果は前年度と比較して前進しているが、講座等への参加者や論文寄稿者の増が課題となっており、継続的な取り組みを期待するといったご意見をいただいております。

    金子氏からの各事業についてのご意見は以上のとおりでございますが、これとあわせて、総括として、事業の実施状況や評価のあり方についてのご意見もいただいております。

    その内容につきましては、今回の対象となった事務事業は47件で、昨年の評価対象事業数より増加しており、おおむね的確に事業の実施が図られていると思うが、事業によっては、前年度と同じ目標設定や取り組みが行われているものがあり、一工夫が欲しい。

    また、課題となっていた事業評価の客観化については、アンケート結果を参考にするなどの配慮が見られる事業もあり、全事業の評価を数値的にあらわすことはできないと思うが、評価の客観化の工夫は継続していただきたい。

    さらに、複数のライフステージの市民を対象とした事業でも、ライフステージごとの事業目的を明確にしている事業もあり、こうした目的は事業を実施する側の目的意識も明確になり、事業の充実につながるもので、評価のあり方については、徐々に改善が図られている。今後もさらに検討を重ね、点検・評価の客観化に努めてほしいといったご意見をいただいております。

    続きまして、114ページ、115ページをお開きください。

    続きまして、元羽村市立羽村東小学校校長、佐藤美知子氏からのご意見でございます。

    初めに、今、「好きなときに」「好きなところで」「好きなことを」学べる生涯学習の取り組みが重要となっている中で、羽村市教育委員会では、生涯学習の充実を目指し、4本の基本方針を策定し、ライフステージに応える5つの方向性に沿った事業に取り組んだ。平成29年度の事業数は、前年度より5事業ふやし、細かく点検するとともに、評価基準も改善されたとのコメントに続き、各事業についてのご意見をいただいております。

    まず、小中一貫教育を柱とした教育の充実の分野ですが、No.1、「算数・数学を中心とした学力向上への取組み」及びNo.2、「中学校区ごとの特色ある教育活動の充実」に関し、市では、「学力ステップアップ推進地域指定事業」を活用し、平成29年度に4点の目標を掲げて取り組んだ結果、教員の授業改善や学力の定着が図られたとの説明があったが、今後、課題の改善に向けて小・中学校9年間を見通した年間指導計画の取り組みをさらに充実させ、4点の目標を有効に機能させることにより、「何ができるようになったか」を明らかにして、学力向上が図られることを期待する。また、中学校区ごとの乗り入れ授業では、校区での回数や教科で差異があることから、校区の違いを理解した上で、小中一貫教育検証委員会で検討し、教育活動の充実が図られることをお願いするといったご意見をいただいております。

    また、No.3、「読書活動の充実」に関しては、平成29年度、市内全小学校にシステムが整ったことから、貸出作業、統計処理等、ハード面の環境整備を生かし、ソフト面での児童の興味・関心・意欲につなげ、読書活動の充実を推進していただきたい。また、中学校への導入を大いに期待するといったご意見をいただいております。

    次に、多様なニーズに応じた教育の充実の分野では、No.15「特別支援教室の充実」に関し、29年度から巡回校における週当たりの指導回数が増加されたことにより、目標とした、学級担任との連携による個に応じた指導の充実が図られ、また、保護者の理解や入室する児童の増加につながったとの報告があったが、この成果は、市のこれまでの継続した努力の結果と考える。今後は、指導者の研修を継続的に実施していくことと、関係機関、学校とのさらなる連携強化を期待するといったご意見をいただきました。

    続いて、No.16「ユニバーサルデザインによる授業づくり・学習環境づくりの推進」に関しては、本授業は、学校教育において、No.1、No.2の事業にも影響を及ぼす重要なものであると考えている。教員への共通理解、校内研修や教員への意識化についての課題が指摘されたが、平成29年度の目標にあった意識調査は大変有効である。今後も継続して推進されることを期待するといったご意見をいただきました。

    さらに、No.18「家庭と子どもの支援員等を活用した支援の充実」及びNo.19「いじめ防止への取組み」に関しては、No.17も含め、No.18、No.19は、羽村市教育委員会教育目標の1つ目に挙げられている人権教育にかかわる重要課題であると考える。各事業は成果を上げているが、課題も指摘されている。心の内にかかわる要素を含むからこそ、「声なき声」も存在することを肝に銘じ、対応を図ることが重要である。今後、家庭と子どもの支援員を各校に配置し、きめ細かい指導や諸機関との連携を図り、継続的に対応するよう期待する。いじめ防止については、各校で実施しているアンケート結果をつぶさに検証する必要があると考えるといったご意見をいただいております。

    次に、教育環境の整備の分野では、No.24「学校支援地域本部の運営」に関し、運営委員会が年6回開催されたことは、学校支援地域本部を運営していく上で実績になったと考える。さらに、学校支援地域本部コーディネーターや学習コーディネーターの存在や役割について、市全体に広めることが必要であると思う。今後、課題となっている情報を集約できる組織の構築を進めていくことを大いに期待するといったご意見をいただいております。

    次に、学習活動の活性化の分野では、No.33「伝統文化交流事業の実施」に関し、平成29年度は、近隣でありながら、なかなか鑑賞する機会の少ない西多摩の郷土芸能を複数回展開したことは大変よかった。今後もさまざまな伝統文化の交流事業に期待するといったご意見を、また、No.43「多摩川中上流域上総層群調査研究プロジェクト」に関しては、多くの自治体、メンバーで構成される壮大な調査研究が平成31年度まで展開されることから、今後、貴重な情報を市民に発信し、多くの市民の興味関心を喚起し、生涯学習の活性化につながることを期待するといったご意見をいただきました。

    次に、学習成果の積極的な活用の分野では、No.45「初心者を対象とした生涯学習講座の実施」に関し、新規事業として2つの講座を展開し、年間5回実施した実績は今後に生かされると考える。実施に当たっては、参加者のアンケート結果を分析し、市民の声を反映させることも大切である。生涯学習への裾野を広げることは難しいことと思うが、市民が参加することで人生を楽しみ、社会を切り開いていく力になり得るものと考える。引き続き、市民を取り込む講座の企画をお願いするといったご意見をいただきました。

    以上が有識者のお二人からいただきました主要事業に関するご意見でございます。

    続きまして、報告書の116ページから118ページまでは教育委員会の審議事項等を、119ページから121ページまでは教育委員会委員の主な活動報告を、122ページには教育委員会学校訪問の記録をそれぞれ記載しており、123ページ以降は、資料編として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の抜粋、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する要綱について記載しております。

    以上、平成30年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、有識者からいただいたご意見を中心にご説明させていただきました。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第28号 平成30年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第8

    教育長 議案第29号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第2号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第29号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第2号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について、ご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成30年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について、教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し意見を求めるものです。

    細部につきましては、別紙をご覧いただきたいと思います。

    初めに、今回の一般会計補正予算についてですが、予算現額225億690万円から歳入歳出それぞれ5億6,060万円を増額し、230億6,750万円とするものです。

    初めに、教育費に係る歳入についてですが、まず、国庫支出金でございます。国庫支出金は214万4,000円の減額となっております。

    説明及び概要欄をご覧ください。

    1、学校施設環境改善交付金につきましては、羽村西小学校のくすの木学級の整備工事に係る国からの交付金が不採択となったことから、当初予算に計上していた学校施設環境整備交付金214万4,000円を全額減額しようとするものです。

    次に、都支出金ですが、都支出金の1、オリンピック・パラリンピック教育アワード校事業委託金については、当初、今年度のオリンピック・パラリンピック教育アワード校は2校を予定しておりましたが、学校との調整により、今年度については1校となりましたことから、1校分の委託金20万円を減額補正するものです。

    次に、2、パラリンピック競技応援校事業委託金については、当初、1校を予定しておりましたが、本事業については、羽村市では不採択となりましたことから、委託金30万円を全額減額補正するものです。

    なお、これらの2つの事業の減額補正につきましては、概要欄に「歳出連動10/10」と記載のとおり、後ほどご説明いたします歳出の教育費、2、教育研究・教育指導に要する経費のパラリンピック競技応援校事業、オリンピック・パラリンピック教育アワード校事業用備品と連動しており、合計で50万円の減額補正を行うものです。

    次に、市債ですが、市債の1、小学校特別支援学級整備事業債については、先ほど国庫支出金で申し上げました羽村西小くすの木学級整備工事に係る学校施設環境改善交付金の不採択を受け、工事に係る費用のうち、交付金の充当を予定していた金額を市債に追加して計上するもので、160万円を増額補正するものです。

    以上、合計いたしまして、教育費に係る補正額については、104万4,000円の減額となります。

    続きまして、歳出です。歳出の教育費については、まず、1、教育振興基金積立金を20万円増額補正いたします。これは、平成29年度予算の3月補正を行った後に、教育振興基金寄附金として寄附金を受けたものを教育振興基金に積み立てを行うものです。

    次に、2、教育研究・教育指導に要する経費についてですが、先ほど申し上げましたとおり、歳入の都支出金、オリンピック・パラリンピック教育アワード校事業委託金及びパラリンピック競技応援校事業委託金の減額に伴い、歳入と同額をそれぞれ減額補正するものです。パラリンピック競技応援校事業につきましては、講師謝礼、消耗品費、備品費として計上していた30万円を、またオリンピック・パラリンピック教育アワード校事業については、備品費20万円をそれぞれ減額いたします。

    また、これらとあわせ、中学生東京駅伝代表選手用防寒コート購入費用49万8,000円を新たに計上いたします。

    以上、差し引きいたしまして、2、教育研究・教育指導に要する経費につきましては、合計で2,000円の減額補正となるものです。

    次に、3、学校施設修繕料(小学校)についてですが、大阪府北部を震源とする地震により、小学校のブロック塀の倒壊により児童が死亡した事故を受け、小・中学校のブロック塀の点検を行った結果、富士見小学校に基準に適合しないブロック塀があることが判明したことから、このブロック塀の一部を撤去し、基準を満たすために行う修繕に係る費用56万6,000円を増額補正するものです。

    以上、合計いたしまして、教育費の歳出につきましては、76万4,000円の増額補正を行うものです。

    以上で平成30年度羽村市一般会計補正予算(第2号)のうち教育費に係る部分の説明を終わります。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第29号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第2号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第9

    教育長 報告事項 教育委員会へ提出された陳情等について、生涯学習部長からの説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 それでは、平成30年7月25日、日本共産党羽村市議団より、羽村市長及び教育長宛てに提出されました「熱中症に対する緊急対策の要請書」について、ご報告させていただきます。

    お手元の資料をご覧いただきたいと思いますが、今回の要請につきましては、連日の猛暑の中で、「命にかかわる暑さ」が続くと予想される中で、熱中症患者が続出し、市内でも中学生のテニス大会で生徒が2回にわたって救急搬送されたといった事件などを受けまして、高齢者のみの家庭への対策が緊急に必要になったという趣旨のもと、4点についての要望が提出されたものです。

    要望の内容につきましては、1番としまして、市内及び周辺地域の保健センターから熱中症に関する情報を逐次収集し、現状を正確に把握してください。

    2点目として、ゆとろぎや町内会(自治)会館などを一部開放して、お年寄りが熱中症から逃れられるようにしてください。また、施設への行き帰りの配慮も行ってください。

    3点目、中学校の部活動はじめ諸活動については、行き過ぎがないように、しっかりと時間の制限などの指導を行ってください。

    4点目、小学校のプールについては、すでに中止の措置が行われたようですが、その他の登下校時などでの適切な指導を行ってください。

    といった4点でございます。

    これにつきまして、市の対応状況についてご説明をさせていただきますと、まず1番について、熱中症に関する情報については、気象情報を含め、各関連機関や各メディアから逐次情報収集を行っているところで、必要に応じて保健センターから提供される情報も含めて、現状を把握し、各学校や社会教育施設へ情報提供を行っているところです。

    また、2点目ですが、これに対しましては、ゆとろぎ等の各社会教育施設においては、施設の設置目的以外の来館者についても自由に入館できる状況で、実際に入館をしてご利用いただいている状況です。なお、施設への行き帰りにつきましては、施設管理の範疇ではございませんので、来館者ご自身により熱中症予防に努めていただいているといったところが実態です。

    3点目、熱中症の未然防止策としましては、各学校が実施する部活動を初めとする諸活動については、日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」における熱中症予防運動指針に基づき指導を行っております。

    具体的には、以下のとおり、定例校長会において指導を行っているところで、気温が35度以上の場合は、運動を中止すること。31度から35度の場合は厳重警戒として、激しい運動は中止すること。28度から31度の場合は警戒として、積極的に休息をとること。特に高温が予報される日には、ファクシミリ等でも改めてこういった点について周知し、指導の徹底を図っているところです。

    また、運動時において、児童・生徒の体調管理により一層の注意を図り、万が一、熱中症の症状が見られた場合には、迅速かつ適切な対応を行うよう、各学校に指導を行っているところです。

    続きまして、4点目です。プールへの入水中にも熱中症の危険性が高いことが報道等されているところでございまして、小学校の夏期休業日中の水泳指導についても、前述の熱中症予防運動指針に基づき実施するように、各学校に対して指導を行っているところです。

    また、児童・生徒の登下校時における熱中症の未然防止策としましては、帽子の着用や、水筒を持参し適宜水分補給を行うこと、ぐあいが悪くなった場合は近くの大人に助けを求めることなどを、各学校において子どもたちに指導しているところです。

    以上、簡単でございますが、要請書の内容と羽村市での対応についてのご説明とさせていただきます。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了します。

    これをもちまして平成30年第10回羽村市教育委員会定例会を閉会します。どうもありがとうございました。


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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

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