ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    平成31年第3回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2019年2月28日]
    • ID:12219

    平成31年第3回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    日時 平成31年2月19日(火)午後3時00分~4時48分

    場所  羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴者 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第2号 平成31年度羽村市教育委員会の教育目標について

    日程第5 議案第3号 平成31年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第6 議案第4号 羽村市立中学校における運動部活動の方針について

    日程第7 議案第5号 羽村市体育館処務規則の一部を改正する規則

    日程第8 議案第6号 羽村市体育館使用者の指導に関する規則を廃止する規則

    日程第9 議案第7号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第10 報告事項  平成31年度羽村市予算(案)について

    会議経過

    教育長 本日の出席者は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成31年第3回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    1月15日に第1回教育委員会を開催させていただき、それから1カ月程度たちました。1月は各小学校で書写展が行われまして、見させていただいた感想ですが、昔はお習字をする子どもが多かったようですけれども、最近では毛筆で字を書く習慣や機会が減ってきているという気もしました。ある学校では、お手本をよく見ないで書いてしまうから、しっかりした字が書けていないと校長先生がおっしゃっていましたけれども、そういう面では、毛筆できちんとした字を書くということも、必要かなという気がします。ただ、反面、低学年の1年生、2年生は硬筆で書いたものを展示していますが、すごく上手で、しっかりとマスの中にきちんとした字を書いています。今後、毛筆での書写の指導もある程度必要かなという感触を受けました。

    1月19日に地域教育シンポジウムが行われました。コミュニケーションについてのテーマで、子どもたちがそれぞれ、どのようにしてコミュニケーションをとったらいいのかというところで話し合いが行われました。羽村第一中学校と都立羽村高校の演劇部の生徒による、テーマの中の、きっかけづくりを題材にした寸劇が行われて、子どもたちが劇を通じて考えたことや見たことを題材にして話し合いも進んだのではないかと思ったところです。

    1月20日に交通安全推進委員会出動式がありました。平成27年から松林小学校の金管バンドが出動式で演奏をしてくれていたのですが、ここで代わりまして、今年は富士見小学校の金管バンドが立派に演奏してくれました。国旗に注目の場面での国歌の伴奏や、推進委員の皆さんの分列行進の曲を演奏し、出動式が終わった後に、演奏会のような形で、推進委員の皆さんが金管バンドの子どもたちを取り囲むようにして演奏を聞いてもらっています。富士見小学校の金管バンドの子どもたちが立派に演奏をしてくれて、先生の指導等に感謝の言葉を述べて慰労したところです。

    また、東京都教育委員会と都市教育長会の連絡会がホテル日航立川東京でありました。都市教育長会として、東京都教育委員会に対して質問事項を20項目ぐらい上げて、その回答をこの会議でいただくという形で毎年取り組んでいます。学校の設置者である市町村が担うべきである課題に対して、東京都が支援しましょうという具体的な回答がないという気持ちもあります。東京都のいろいろな教育施策で対応を図っていくという中で、例えば、教員の人事について、ある教育長から、年間で30人も講師を見つけなければならないような状況に陥っている我々としては、人材バンクのような登録制度で支援してほしいという意見がありました。いろいろな事情で教員が授業を持てなくなった場合の講師を探すというのは、各学校や教育委員会の役割になっていて、人材探しに非常に厳しい状況の中で、副校長が1日に20件も30件も電話しても見つからないという状況があり、それを何とか改善してほしいという切実な話も出たところです。羽村市においても、教員の人材バンクのようなものがあれば活用できるのではないかと思います。今後、継続して東京都の人事担当にも働きかけていくべきではないかという話で会議は終わったところです。

    2月3日には、第10回中学生「東京駅伝」大会が行われました。ラグビーワールドカップ開催の関係で、味の素スタジアムが使用できず、スタジアムの敷地内にあるアミノバイタルフィールドという人工芝のサッカー場をメインの会場にして行われました。東京23区26市1町の50チームが参加した中学生の駅伝大会で、昨年、羽村市でも選手選考をして、結団式をやり、当日、中学生が一生懸命走ってくれました。成績については、例年並みの男子43位と女子44位、総合では44位でしたけれども、よく頑張ってくれたと思っているところです。

    また、吹奏楽の関係では、羽村が音楽のあるまちづくりを取り組んできた成果かもしれませんが、羽村一中をはじめ羽村二中、羽村三中の吹奏楽部の生徒が卒業してもいろいろなところで活躍しているようで、昨年の吹奏楽の全日本吹奏楽コンクールに東京都代表で羽村一中も出場しましたけれども、近隣の高校では東海大菅生高校と八王子学園の吹奏楽部に大勢の羽村の子どもたちが部員として出場していたのです。また、東海大学の吹奏楽も同様に、大学の選抜で全日本吹奏楽コンクールへ出場しており、2月5日の教育委員会表彰審査委員会を経て、急遽いろいろと調査をさせていただいて、3月15日に開催する羽村市教育委員会表彰に間に合うようにその羽村出身の子どもたちを表彰の対象にしました。羽村の吹奏楽を経験した子どもたちが高校へ行き、大学へ行き、昨年の音楽のあるまちづくりコンサートに出演したプロ的な活動をしている方もいるわけですけれども、地域や近隣、非常にいろいろなところに羽村の音楽のあるまちづくりの成果が継承され、広がっていることを感じたところです。

    2月7日ですが、栄小学校が市の教育研究指定校として研究発表が行われ、2月15日には東京都の人権尊重教育推進校として、松林小学校の研究発表がありました。委員の皆さんにもご出席をいただきましてありがとうございました。

    先ほど、地域教育シンポジウムについて報告しましたが、家庭教育セミナーについても2月17日に無事に終了したところです。親子のコミュニケーションについて、子どもを育てるに当たって一番大切なことは、一つの器に水を入れていくように、知識、情報、指導、指示という形で、お母さん、お父さんが子どもに対して、あれしなさい、これしなさいという水を入れていくけれども、器が小さければ、それはこぼれてしまうので、今、家庭でやるべきことは、水が入ってくる受け皿になれるような大きな器をつくっていくことが大切なのだという話だったと、私は受けとめました。あまりに手をかけ過ぎ、または器をつくらずに、その目の前のことを、これをやったらこうしなさい、ああしなさいという家庭での教育では、器が伸びない原因にもなっているのではないかというお話でした。今回、そういったテーマを選んで講師を招いたわけですが、学校の校長や副校長にも聞いていただきまして、実際に子育てしているお母さんも大勢が参加していましたが、もっと大勢の子育て中の現役のお母さんたちやお父さんたちにこういう話を聞いてもらいたいという感想を持ったところです。

    千葉県野田市の児童虐待の事件が連日のように新聞に載っていまして、その記事を読むたびに悲しくなる気持ちでいっぱいです。児童虐待については、東京都が出した児童虐待の早期発見のチェック項目があるので、児童虐待に対する対応というものを各学校でもう一度見直しをしておいてくださいと、校長会を通じて、指導主事から話をさせていただきました。

    ちょっとした親の一言で子どもの心に傷を負うというようなことがある中で、今回の野田市での児童虐待事件は、もしかしたら、氷山の一角なのかもしれません。大きな氷山の下のほうにはもっともっと隠れたものがあるのかもしれません。ただ、学校の対応が悪い、児童相談所の対応が悪いというような見方で捉えられてしまうと、なかなか物事の解決にはつながらないと思いますし、家庭環境や親と子の関係というものをどのように捉えていったらいいのか、もっと大きな社会問題としての捉え方も必要だし、学校でできるところはきちんとやらなければいけないと、いろいろ考えさせられるところがあります。

    あの事件では、父親が教育委員会や学校に対して非常に高圧的で、クレームをつけるなどしました。アンケートの結果を出せという要求に、出してしまったことに対してもいろいろ話がありました。このような事件が羽村市で起きないとは言いきれないので、いい教訓にして、子どもたちを見ていく、また、親との対応を図っていき、関係機関との連携もしっかりしていきたいと考えています。よく連携と言いますけれども、連携をすることによって責任の所在が明確でなくなる、弱まってしまうのではなくて、羽村市は自立と連携で、個々の組織が自立してきちっと対応する中で連携していくことの大切さを痛感したところです。

    いじめの問題や、不登校の問題、また、こういった虐待の問題が否応なしに学校に押しつけられてくる部分でもあります。教育委員の皆さんからもご意見をいただきながら、きちんと対応を図っていかなければいけないと思います。

    教育長報告としては以上とさせていただきます。

    何か質疑等ありましたらお受けしたいと思います。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 2月15日の松林小学校での人権尊重教育の研究発表会に私も出席させていただきました。人権尊重教育というところで、また、虐待で亡くなったお子さんの事件があったので、人権について、また人権教育ということについて、いろいろと考えた期間でした。

    学校の中では、例えばいじめのことや、命を大切にしようということが、どうしても一番に言われると思うのですが、虐待のことを考えたときに、大人が子どもの人権を守っていないのではないかということをすごく感じていて、自分の子どもに対して、その子どもにも一人ひとりの人間として人権があるというところを、大人は少しはき違えているような、見失っているような気がしているのです。家庭教育セミナーのような場で、もし機会があれば、子どもの人権について大人が考えなければいけない時期だということを提案できたらいいと思います。

    家庭教育セミナーは、中学校3校のPTAの方たちが講師の先生やテーマについて決めるのですか。質問の形に変えさせていただきます。

    教育長 ありがとうございます。

    テーマの決め方について、生涯学習総務課長から説明をお願いします。

    生涯学習総務課長 教育長。

    教育長 生涯学習総務課長。

    生涯学習総務課長 家庭教育セミナーは、もともと各学校のPTAが主催していたセミナーであり、ある時期から中学校区ごとにまとまって実施しておりました。その後、3つの中学校区を一つにまとめ、全小・中学校PTAと教育委員会との共催という形で実施しています。その中で、テーマや進め方等を決めて、実施しています。

    教育長 教育長報告事項には記載しませんでしたけれども、虐待については、先日、福生警察署と羽村市が連携の協定を結びました。学校で、もし虐待が疑わしいと思った場合に、市長部局の子ども家庭支援センターがその情報を受け、そして、児童相談所や、また、児童相談所との関係の中で警察に入ってもらうという連携をとっていく仕組みづくりをしています。大人が子どもの人権をどのように考えているのか。子どもに対する人権は、世界的な中で、条約関係も批准したのでしたか。

    そういったことも含めて考えたときに、もう一つ踏み込んだところで、市の人権擁護の関係の部署の皆さんとも話をしながら、働きかけていく部分を市長部局とも話をして、取り組んでいきたいと思います。その節は、よろしくお願いしたいと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 先日、私も家庭教育セミナーに参加したときに、「私、生まれ変わったら親にはなりたくない」とおっしゃったお母さんがいらして、「ああ、とてもよくわかるな」と思ったのです。子育てをしていく中で、喜びや楽しみだけではなくて、本当に苦労がたくさんあって、そういうふうに思い詰める時期もあるよねということをすごく共感しました。

    私は、保育園にも勤めていましたが、保育園の場合は、保護者支援というスタンスで保護者と接するのですけれども、虐待なども突き詰めて考えると、子どもの人権を守ることは大前提なのですが、まず保護者を支援するところから始めていかないと、根本的な解決にはなっていかない。虐待されたお子さんが大人になって、結局、また同じことをしてしまうということは本当によくある話です。ですから、そういう根を絶つためには、保護者をどのようにして支援していくかという視点を持ち合わせながら、子どもの人権を守っていくところがとても大事なところだということを感じました。

    ですから、行政もそうですけれども、学校も、なかなか余裕のないところではありますが、親を責めるのは非常に簡単ですけれども、そうではなくて、どうやって寄り添って、保護者の余裕と、子どもへの愛情というものを素直に出せるようにしていくかという、支援の仕方を一緒に考えていけるような場づくりをしていくことが重要だという感想です。

    教育長 今後、家庭教育セミナーのテーマを決めるときに、機会があったら、こういった問題について考えたらどうかという提案をすることは可能だと思います。

    それとあわせて、これから始まる羽村市議会の一般質問を受けている時期ですが、答弁の関係を調整する中で、一つ、働き方改革と、こういった今話題になっている虐待の話も含めて、市長から、総合教育会議の中で、教育委員の皆さんと一緒にそういったものについて話し合いをする場を設けたいという話もありました。いい機会ですので、塩田委員からありました話も含めて、総合教育会議で、こういった話ができれば、具体化に向けてのいい提言のようなものにつながると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

    総合教育会議の開催については、日程等を調整した段階で、皆さんにお知らせをしたいと思っています。

    ほかに何かございますか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了します。

    教育長報告は、以上で終了させていただきます。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の1月15日から2月18日までの活動について、別紙に記載のとおりです。

    この件について、何か補足説明や、各委員の活動の中での感想等をお願いしたいと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 羽村市の市史編さん委員会の進捗状況について、若干ご報告をしたいと思います。

    昨年度末に近現代の資料編と、中世の資料編が発刊されまして、今年度末の3月で、近世の資料編と、自然編の資料編が発刊される予定です。もう最終稿に入っております。先日の委員会で原稿を全部読ませていただいたのですけれども、内容的には、中学生でしたら、もう十分に調べ学習等で活用できるような内容になっておりますし、また、郷土愛を育むという意味においても非常に貴重なものになると思います。今回、近世の資料編の中には、阿蘇神社から初めて出てきた資料のようなものも掲載されておりまして、担当の先生は、これは非常に貴重な資料だとおっしゃっておりました。そういうものを見させていただく中で、元禄時代に出た羽村の絵地図も出てきて、非常に興味深く見させていただきました。ぜひ市民の皆さんや学校教育等でも役立てていただきたいと思っております。

    以上、報告です。

    教育長 江本委員から話がありました市史の資料編については、今年度、2冊刊行する予定で進めているということでございます。

    ほかに何かございますか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了します。

    教育委員会委員活動報告は、以上で終了させていただきます。

    日程第4

    教育長 議案第2号 平成31年度羽村市教育委員会の教育目標についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第2号 平成31年度羽村市教育委員会の教育目標についてご説明いたします。

    本議案は、羽村市教育委員会の教育目標について、教育委員会において審議する必要があるため、提出するものです。

    細部につきましては、生涯学習総務課長よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習総務課長 教育長。

    教育長 生涯学習総務課長。

    生涯学習総務課長 それでは、議案第2号 平成31年度羽村市教育委員会の教育目標について説明をさせていただきます。

    平成31年度の教育目標につきましては、これまでと同様に、市の最上位計画であります市の長期総合計画、また、生涯学習基本計画等との整合を図りながら策定しております。これから説明させていただく内容につきましては、変更部分につきまして、昨年12月の教育委員会委員協議会において説明させていただいた内容と全く同じ内容となっております。

    それでは、1ページ目をご覧ください。枠の中に示すとおり教育目標を掲げております。昨年度までの教育目標と内容には変更はございません。ただ、表題の整理を1カ所しておりますのと、項目の入れかえを行っております。

    資料の最後にある新旧対照表でご説明させていただきます。赤い部分が変更点です。左側が平成31年度の新の部分、右側が平成30年度、前年度の部分です。

    まず、経緯ですが、表題の整理という部分で、平成30年度に教育委員会の権限に属する事務の点検及び評価を実施しておりまして、その中で有識者の方から次のような指摘をいただいておりました。羽村市教育委員会の教育目標という表題が一番上にありまして、その下に前文の部分が続き、さらにその下の枠の中に再度羽村市教育委員会の教育目標という文言が出てきていて、どの部分が実際の教育目標なのかというご指摘を受けまして、この前文の部分を含めて羽村市教育委員会の教育目標であるということを明確にするとともに、この前文の最後の部分に記載がありますように、「羽村市教育委員会は、このような考え方に立って、以下の『教育目標』に基づき、積極的に教育行政を推進していく」という文言の「以下の『教育目標』」ということを受ける形で、この枠の中は「教育目標」という文言に変更をするというものです。

    以上が表題の整理です。

    次に、項目の入れかえですが、教育基本法で公共団体に策定が努力義務とされています教育振興基本計画、また、教育大綱ですけれども、羽村市におきましては、生涯学習基本計画をこの教育振興基本計画、また、教育大綱にも位置づけております。このような経緯から、この教育目標の枠の中の部分の生涯学習社会の実現について記載している部分を一番上に持ってきて、この項目の入れかえをしています。

    以上が1ページ目の説明になります。

    それでは、また2ページ目へ戻っていただきまして、教育委員会の基本方針をご覧ください。

    この1ページ目の教育目標を実現するために4つの基本方針を掲げております。この4つの基本方針につきましては、生涯学習基本計画を踏まえたものとして位置づけており、昨年と同内容で変更はございません。

    続きまして、3ページ目をご覧ください。平成31年度の教育委員会の主な事務事業ということで、平成31年度に取り組む事業の主なものを記載しています。前年度と同様に、1から5までの項目立てとしておりますが、市の長期総合計画に掲げる施策のうち、学校教育に係る部分と生涯学習に係る部分の今後の方向性というものがありまして、そちらに基づいた項目をここに掲載しています。

    1小中一貫教育を柱とした教育の充実、2多様なニーズに応じた教育の充実、3教育環境の整備につきましては、長期総合計画の基本目標1として、生涯を通じて学び育つまちの学校教育に該当する部分です。その次の4学習活動の活性化と5学習成果の積極的な活用につきましては、同じく基本目標1のうちの生涯学習に該当する部分です。この各項目の事業の頭に記載の◎(二重丸)は新規事業、○(丸印)はレベルアップ事業、・(中点)は重点事業となります。こちらに掲げました各事務事業は、毎年実施しております教育委員会の権限に属する事務の点検及び評価の対象事業と位置づけることとします。

    以上、簡単ですが、議案第2号 平成31年度羽村市教育委員会の教育目標についての説明とさせていただきます。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    ただいまから質疑を受けたいと思います。何か質疑ございますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 今年は、栄小学校と松林小学校で2年間の研究発表がされましたが、こういった研究の成果は、この教育目標に反映はされるのでしょうか。どのようにして反映させていくのでしょうか、伺います。

    教育支援課長 教育長。

    教育長 教育支援課長。

    教育支援課長 羽村市では、2年間の推進指定校の指定を順次ローテーションしておりまして、前年度からの引き続きで、今回の松林小学校につきましては東京都の指定で、人権尊重教育推進校の研究発表会として、授業公開等を含めて研究成果の還元研修として発表会を行いました。それをそれぞれの学校の教員が受けとめ、各学校で実践していくという形で反映しております。教育目標の具現としては直接つながってはいないのですが、広く学校教育の中で、特に小中一貫教育を柱とした教育の充実という形で、学力の向上等、教育課題の改善として、教育活動につなげている状況でございます。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 せっかく各学校で研究の成果を出していますから、それが形になるように、例えば授業の計画の中で、教育目標にこの研究結果が反映されていますということがわかるような形になると、先生方もやる気が出るのではないかと思います。先生方は、異動して地域が変わって、この羽村を離れる先生もたくさんいらっしゃると思いますけれども、せっかく羽村でやったことが生きているということを実感できるような、教育を受ける側の目標もあると思いますけれども、教育の現場にいる先生方に対してもアピールできるようなものにしていただけるといいと思いました。長年教育委員をやらせていただいていて、せっかく2年ごとに研究発表ができている割にはその言葉が出てこないというのは、何かもったいないような気がいたしましたので考慮いただければいいという感じがいたしました。

    私も大学の教育に携わっていて、やはり研究結果というのは、現場に生かすというのが大前提です。生かさないと、我々は研究費をもらえないものですから、どうやって生かすかということをいつも考えています。せっかく東京都から予算をもらって、今回の栄小学校も松林小学校もとてもいい研究成果が出ていますから、そういうものが形になるように、よろしくお願いします。

    教育支援課長 教育長。

    教育長 教育支援課長。

    教育支援課長 現在、ちょうど学校は教育課程を編成し、教育委員会で受理の事前相談を行っているところですが、そういった各学校の教育課程の中には、研究発表の還元もしくは研究の成果に沿った内容の計画が組まれております。今回、教育目標の表記に直接つながってはおりませんが、委員がおっしゃるような見える形にして、学校が取り組んでいけるように指導、助言していきたいと思います。ありがとうございます。

    教育長 今日の段階ではまだ案なので、今の羽村委員からの提言、ご意見をもとに、平成31年度の教育委員会の主な事務事業の中で、1番のところの教育の充実の中に、例えば、この重点項目に書かれているオリンピック・パラリンピック教育の推進や、英語教育の充実の中で、そこに、例えば人権教育の推進などを入れられるのであれば、やはり羽村市の学校の教育研究の成果を各学校にも広めていく、推進していくという趣旨ですという説明ができるし、栄小学校の研究発表では、これからの学習指導要領に基づく、主体的・対話的で深い学びという研究の成果を入れておくと、逆に、音楽教育の充実や、特色ある学校づくりの充実をあわせて記載して、これからの教育の中で、せっかくそういった研究発表の主要なテーマの2つは、教育目標に入れてもいいと思います。

    羽村委員、それについては検討させていただくということでよろしいですか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 もちろん、今年度結果が出たものがすぐ来年度の教育目標にというのは、なかなか難しいとは思いますので、これをどうやって生かすかということを考えていけば、次の研究結果が出たときにもつながってくると思います。すぐに答えを出せというわけではありませんので、ご検討のほど、よろしくお願いします。

    教育長 教育研究という、いわゆる研修という項目を入れてもいいのかもしれませんね。

    ほかに何かございますか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了いたします。

    お諮りします。議案第2号 平成31年度羽村市教育委員会の教育目標については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第5

    教育長 議案第3号 平成31年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第3号 平成31年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成31年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    それでは、細部につきましてご説明申し上げます。

    お手元の資料、平成31年度一般会計当初予算(教育費)〈案〉をご覧ください。

    まず、平成31年度の教育費の予算総額は25億1,946万8,000円となっており、一般会計総額に占める割合は11.3%、平成30年度の当初予算額24億1,433万2,000円と比較して、1億513万6,000円の増額となっており、増減率は4.4%の増となっております。

    次に、平成31年度の教育委員会主要事業の予算額について、資料の平成31年度教育委員会主要(新規・レベルアップ等)事業一覧によりご説明いたします。

    この表につきましては、各課ごとに平成31年度の主要な事業名と当初予算の内示額、平成30年度予算額及び比較増減額、事業の内容を表記したものとなっており、事業名の前についております印につきましては、◎(二重丸)が新規事業、○(丸)がレベルアップ事業、△(三角)が推進事業となっています。

    それでは、生涯学習総務課より順次ご説明いたします。

    生涯学習総務課の新年度の主要事業につきましては、新規事業が1事業、レベルアップ事業が4事業、推進事業が1事業の合計6事業を挙げております。

    まず、表の一番上、高校等入学資金融資制度についてですが、平成31年度当初予算内示額は36万3,000円となっており、対前年比で3万5,000円の増額となっております。事業内容は、高等学校等へ入学するための資金の融資斡旋に伴う利子補給を行うもので、前年度の実績に基づき予算の見直しを行ったものです。

    次に、学校放送設備機器使用料ですが、平成31年度は武蔵野小学校と羽村第二中学校の放送設備機器の更新を行うほか、これまでに更新を行った羽村東小学校、羽村西小学校、小作台小学校、羽村第三中学校の学校放送設備機器の使用料と合わせて、小学校費393万5,000円、中学校費211万7,000円、合計605万2,000円を計上したもので、対前年比で246万2,000円の増額となっております。

    次に、小学校トイレ改修工事ですが、トイレの洋式化を含めた改修工事を行うもので、平成31年度は平成30年度に引き続き、富士見小学校トイレ改修工事の2期工事として、3系統のうちの1系統について改修を行うものです。予算額は5,289万4,000円となっております。なお、本工事は平成30年度から32年度の3カ年計画で実施するものです。

    次に、中学校防音機能復旧(機器取替)工事についてですが、羽村第一中学校の空調設備機器取替工事を平成30年度、31年度の2カ年計画で行うもので、平成31年度は2期工事として1億7,182万9,000円の工事費を計上しております。

    次に、今年度の新規事業としまして、羽村第二中学校のプールの改修工事費用2,152万7,000円を計上いたしました。工事の内容につきましては、缶体塗装、屋上防水、壁面塗装等を行うものとなっております。

    次に、小・中学校植木剪定等委託ですが、学校敷地内の高木等の剪定委託料を小学校200万9,000円、中学校229万3,000円、合計430万2,000円を計上するものです。本事業は、平成30年度の当初予算はゼロとなっておりましたことから、増減は皆増となっております。

    次に、学校教育課です。学校教育課では、平成31年度の主要事業として、レベルアップ事業2事業、推進事業4事業の合計6事業を挙げております。

    まず、教育用コンピュータの更新ですが、教育用コンピュータのリース期間の満了に合わせ順次機器の更新を行っているもので、平成31年度に更新の対象となるのは、平成25年度に機器を導入いたしました羽村東小学校、富士見小学校、松林小学校、小作台小学校、羽村第一中学校、羽村第二中学校となっており、各校にパソコン41台と周辺機器の更新を行うこととしております。金額につきましては、対前年比で289万8,000円の増額となる3,850万4,000円となっております。

    次に、就学援助費システムの改修についてですが、平成31年度から就学援助費の交付種目に「新入学準備金」が創設されることから、これに伴うシステムの改修が必要となるため、改修費用209万円を計上したものです。

    次に、学力向上のための取組みの推進です。本事業は、児童・生徒の基礎学力と教員の指導力向上を図る取組みを推進するため、学習サポーター、授業力向上アドバイザーの報酬額を予算計上しております。金額につきましては、学習サポーター報酬が709万4,000円、授業力向上アドバイザー報酬が304万2,000円であり、対前年比で16万円増となる1,013万6,000円を計上いたしました。増減の要因につきましては、報酬単価の改定によるものです。

    次に、オリンピック・パラリンピック教育推進校事業ですが、本事業は、オリンピック・パラリンピックの歴史意義や国際親善など、その果たす役割を正しく理解するとともに、伝統文化理解や国際理解を深めることを目的とした東京都の委託事業であり、オリンピック・パラリンピック教育推進校事業では、報償費155万円、事業用消耗品費45万円を、オリンピック・パラリンピックアワード校事業では、消耗品費4万5,000円、備品購入費35万5,000円を、パラリンピック競技応援校では、報償費20万円、消耗品費50万円、備品購入費30万円をそれぞれ計上し、合計で対前年比70万円の増となる340万円を計上いたしました。

    次に、英語教育の充実ですが、本事業は、英語教育の充実を図る取組みとして、小・中学校において英語教育の補助指導を行う英語教育外国人講師(ALT)、学校及びALTと調整し、ALTの人材確保や研修を行う英語教育外国人講師コーディネーター、英語コーディネーターを統括し、英語コーディネーターに対して指導や研修を行うほか、活動案等を作成する外国語活動アドバイザーの報酬などを計上しています。予算額は、合計で1,121万8,000円、対前年比で2万6,000円の増となっております。内訳につきましては内容に記載のとおりとなっておりますので、ご確認いただきたいと存じます。

    次に、特色ある学校づくりの充実では、子どもや地域の特性を生かした教育活動の取組みを推進するため、各学校に交付する特色ある学校づくり交付金について、対前年比100万円減額となる900万円を計上いたしました。

    次に、教育支援課です。教育支援課では、平成31年度の主要事業として、推進事業1事業を挙げております。

    中学校における特別支援教室ですが、中学校における特別支援教室の本格実施に向けて、教授用消耗品25万円、複写機使用料2万2,000円、図書購入費4万円の合計31万2,000円を計上いたしました。

    次に、教育相談室です。教育相談室は、平成31年度の主要事業として、新規事業1事業、レベルアップ事業1事業、推進事業1事業の3事業を挙げております。

    まず、スクールソーシャルワーカー報酬についてですが、一中校区、二中校区については月27時間、三中校区につきましては月午後2時間を配置することとし、この分の報酬と、あわせて交通費についても計上しております。予算額につきましては、対前年比で14万4,000円の増額となる合計231万7,000円となっております。積算根拠につきましては、内容欄に記載のとおりとなっております。

    次に、学校と家庭の連携推進事業支援員等謝礼です。本事業は、東京都の学校と家庭の連携推進事業に係る「家庭と子どもの支援員」の配置の拡充を図るもので、既に配置している中学校3校に加え、新たに小学校3校への配置を行うもので、支援員については1日当たり4時間、年間88日間配置、スーパーバイザーについては1日当たり2時間、年間3回派遣を行うものです。予算額につきましては、支援員が6校合計で211万2,000円、スーパーバイザーが6校合計で23万4,000円となっており、合計で234万6,000円、対前年比で117万3,000円の増額となっております。

    次に、教育相談室への校務支援システムの導入です。こちらは新規事業となっておりまして、教育相談室に校務支援システム端末を設置することにより、各学校、教育委員会との間で情報の連携・共有を図り、相談体制を充実するというもので、教育相談室にパソコン8台とプリンター等の周辺機器を設置するものです。予算額は170万8,000円を計上しております。

    次に、生涯学習センターゆとろぎです。レベルアップ事業が1事業、推進事業が7事業の合計8事業となっております。

    まず、文化祭事業助成金についてですが、羽村市文化祭50周年を記念して、特別企画展や出演者公募による市民オペラを実施してまいりますけれども、事務費等の節減を図る中で、対前年比5万1,000円の減となる201万9,000円を予算に計上しております。

    次に、市民講座講師謝礼ですが、本事業は、大学や東京都、市内企業等との連携によるさまざまな講座、講演会を開催し、学習講座事業の充実を図るというものです。特に平成31年度は、2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、他国の文化、語学等を学ぶ国際理解講座や初心者向け文化教室、健康維持講座といったアクティブシニア向けの講座を実施することとしております。予算額は、対前年比15万1,000円となる59万9,000円を計上いたしました。

    次に、市民大学講座講師謝礼ですが、包括連携協定を締結している杏林大学との連携により、公開講座等を実施することとし、予算額は10万6,000円、対前年比で10万4,000円の減額となっております。

    次に、芸術鑑賞事業公演委託料ですが、平成31年度は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成を図るため、キルギス共和国友好コンサートを予定しております。また、HAMURAメリーリボン演劇祭の実施や財団、社団法人、NPOなどと連携した芸術鑑賞事業の実施により、市民への芸術鑑賞の機会の提供に努めていきますが、予算額につきましては、実施事業の見直しにより、対前年比408万8,000円減となる680万円を計上いたしました。

    次に、伝統文化交流事業委託料ですが、本事業は、羽村の文化の醸成と創造、文化を通じた人と人との交流を目的として、日本各地の伝統芸能と西多摩の郷土芸能を紹介するもので、事業委託料として、対前年比70万円の減となる525万円を計上いたしました。

    次に、施設維持管理委託料ですが、清掃員及び警備員等の人件費の増額及び消費税の増税への対応を図るため、対前年比で108万1,000円の増額となる4,073万9,000円を計上しました。

    次に、こども体験塾連携事業負担金ですが、子ども向けの体験学習の充実を図ることを目的として、近隣市町村との連携により、さまざまな事業を実施していますが、例年実施しております子ども体験塾「子ども国際交流音楽祭」に加え、平成31年度は、子ども体験塾「アートで遊ぶ夏休み!」を生涯学習センターゆとろぎを会場として実施することとしており、予算額は431万円、対前年比324万円の増額となっております。

    次に、生涯学習センターゆとろぎ協働事業運営市民の会助成金ですが、対前年比99万1,000円減となる891万5,000円となっております。

    次に、スポーツ推進課です。新規事業2事業、レベルアップ事業2事業、推進事業1事業の合計5事業となっております。

    まず、多摩島しょスポーツ習慣定着促進事業ですが、市のスポーツ推進計画では、市民のスポーツ実施率の向上を目標に掲げているところであり、本事業は、多摩・島しょスポーツ習慣定着促進事業助成金を活用して、「走り方教室」「障害者スポーツのススメ」「歩くことから始めよう」など、市民のスポーツ実施率の向上を目的とした事業を行うものです。予算額につきましては、対前年比で10万円減となります190万円を計上しております。

    次に、ウォーキングマップの作成です。こちらは新規事業となっておりまして、東京都医療保健政策区市町村包括補助事業補助金を活用し、スポーツ推進計画に掲げるスポーツ実施率向上を目的として、ウォーキングマップを作成するというもので、予算額は36万8,000円を計上しております。

    次に、スポーツセンター駐車場用地の取得についてですが、羽村市土地開発公社が先行取得しましたスポーツセンター駐車場用地の買い戻しを行うもので、予算額は7,842万4,000円を計上しております。

    次に、スイミングセンター濾過機濾材交換についてですが、スイミングセンターの濾過機の性能を維持するためには濾材の定期的な交換が必要であることから予算を計上するものでございまして、平成31年度に287万3,000円を計上しております。

    次に、スイミングセンタートイレの洋式化ですが、昨年度に引き続き実施するもので、対前年比7万4,000円減となる72万6,000円を計上し、スイミングセンターのトイレの一部を洋式化するものです。

    続きまして、図書館です。レベルアップ事業が2事業、推進事業が2事業の4事業となっております。

    まず、電算処理システム使用料ですが、Windows7のサポートが平成31年に終了となりますことから、図書館システムの機器の入れかえ等を行うもので、予算額は692万6,000円、前年比で18万8,000円の増額となっております。

    次に、BDS使用料でございますが、こちらは図書盗難防止機器(BDS)の老朽化に伴いまして、機器の入れかえを行うもので、使用料は対前年比で21万1,000円の増額となる50万7,000円を計上しております。

    次に、読書手帳印刷製本ですが、読書手帳は、図書館窓口のほか小・中学校を通じて配布しているもので、平成31年度はこの読書手帳の印刷製本費として、小学生用1,000冊、一般用500冊分を計上いたしました。予算額については、前年同額の18万1,000円となっております。

    次に、図書の購入ですが、一般書、子ども用図書など、図書資料の購入費として、対前年比28万1,000円の減となります1,303万1,000円を計上しております。

    続きまして、郷土博物館です。新規事業が1事業、レベルアップ事業が1事業、推進事業が2事業の合計4事業が挙げられております。

    まず、空調設備等改修工事ですが、現行の空調設備の老朽化に伴い入れかえを行うもので、3,688万5,000円を計上しております。なお、設計費につきましては後ほどご説明いたします。平成30年度の一般会計補正予算(第4号)に計上しております。

    次に、多摩島しょ広域連携活動についてです。本事業は、多摩地域の貴重な土地基盤を構成する地層群である上総層群について、多摩川中上流域の自治体が連携し、各自治体が蓄積してきた自然地理データなどを活用して調査研究を行い、土地に関する行政課題をはじめ、教育、観光等、各分野に広く資する基本的情報の取得、構築を図ることを目的として、多摩川中上流域上総層群調査研究プロジェクトとして実施されているもので、平成29年度から31年度までの3カ年事業となっております。31年度の予算額は、対前年比で32万7,000円の増となります492万1,000円となっております。

    次に、子ども体験塾連携事業についてですが、本事業は、平成22年度から青梅市との連携事業として実施しているもので、子どもたちが遺跡の発掘調査をするものです。平成31年度に発掘を行う遺跡につきましては、青梅市にある霞台遺跡を予定しております。予算額は、前年度と同額の16万9,000円となっております。

    次に、旧下田家の修繕についてですが、移築後30年以上経過した旧下田家住宅につきましては、経年劣化等により、外壁、土間等について修繕が必要となっており、国及び東京都の補助金の助成を受けながら修繕を実施していくものです。予算額につきましては、対前年比1,135万2,000円の減額となる1,200万円を計上しております。

    以上で平成31年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分についての説明を終わります。

    よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    何か質疑はございますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 この資料がそのままどこかに出されることになりますか。

    というのは、内容のところに金額が書いてありますが、桁が一致しないので、桁等を合わせて体裁を整えたほうがいいと思います。教育委員会の資料だけであれば、全然問題ないです。

    教育長 金額の表記について、統一してくださいという意見です。

    ほかに何かありますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了いたします。

    お諮りします。議案第3号 平成31年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第6

    教育長 議案第4号 羽村市立中学校における運動部活動の方針についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第4号 羽村市立中学校における運動部活動の方針についてご説明いたします。

    本議案は、東京都教育委員会運動部活動の在り方に関する方針に基づき、羽村市立中学校における運動部活動の方針を定めることから提出するものです。

    細部につきましては、学校教育課長よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 それでは、羽村市立中学校における運動部活動の方針についての資料をもとにご説明をさせていただきます。

    目次をご覧ください。この方針の構成ですけれども、「はじめに」、次に「方針策定の趣旨」、1に「適切な運営のための体制整備」、2に「合理的でかつ効率的・効果的な活動の推進のための取組」、3に「適切な休養日等の設定」、こちらの3本の柱を立てた形で方針とさせていただいております。

    まず、1ページ目に「はじめに」では、中段以降を読み上げさせていただきます。

    羽村市においても、これからの運動部活動に関するさまざまな課題に直面する中、今後も羽村の子どもたちが生涯にわたり、豊かなスポーツライフを実現する基盤として、運動部活動を持続可能なものとするため、各自のニーズに応じた運動・スポーツを行うことができるよう、スポーツ庁のガイドラインにのっとりまして、東京都の運動部活動の在り方に関する方針を参考にし、このたび羽村市立中学校における運動部活動の方針を策定することとしました。

    方針策定の趣旨となりますが、本方針は、羽村市立中学校の運動部活動を主な対象とし、生徒にとって望ましいスポーツ環境を構築するという観点に立ち、適正に実施することを目指すことを念頭に方針を立てたところです。

    四角の枠囲みにつきましては、東京都の運動部活動の方針に準じた形で、ここに掲げさせていただいております。

    2ページをご覧ください。

    「1適切な運営のための体制整備」です。「(1)運動部活動の方針の策定等」では、本日お示しさせていただいた運動部活動の方針に基づきまして、まず、学校では毎年度、学校の運動部活動に係る運動方針を策定することとします。また、顧問は、年間の活動計画また毎月の活動計画及び活動実績を作成し、こちらを校長に提出することとし、校長は、こちらの上記のアの活動方針及び活動計画等を学校のホームページ等で保護者と市民へ公表することとしております。

    「(2)指導・運営に係る体制の構築」アでは、校長の役割をここでは記載させていただいております。生徒や教員の数、部活動外部指導員や部活動指導員の配置状況を踏まえ、指導内容の充実、生徒の安全の確保、教員の長時間労働の解消等の観点から、円滑に運動部活動が実施できるよう、適正な数の運動部を設置するとしております。

    イ、市教育委員会事務局では、各学校の生徒や教員の数、外部指導員や部活動指導員である外部人材の配置状況や校務分担の実態などを踏まえ、外部人材を適正に配置することとしております。また、なお書きで、部活動指導員は、国、都でも推奨しております、先生にかわって部活動を指導できる立場の人を部活動指導員と呼んでおりますが、こちらの方たちのことについてここでは記述させていただいております。来年度以降、この部活動指導員についても、配置については検討していくこととしているところです。

    また、ウ、エ、オ、カとありますとおり、それぞれの役割と実施していくことについて記載しております。

    なお、1点、ここで修正させていただきたいところがありますが、カの部分で、「市教育委員会及び中学校長は」とありますが、「中学校長」ではなく「校長」と修正をさせていただきます。

    次に、3ページです。

    「2合理的でかつ効率的・効果的な活動の推進のための取組」の「(1)適切な指導の実施」ア、校長及び運動部顧問は、文部科学省が策定したガイドラインにのっとり、生徒の心身の健康管理、事故防止及び体罰・ハラスメントの根絶を徹底する。また、熱中症事故防止のための観点から、熱中症予防運動方針を参考に適正に対応する。こちらの熱中症に関することにつきましては、東京都の運動部活動の方針の中でも、当初は入れていなかったところですが、ご承知のとおり、今年度の夏の暑さ対策で、東京都がこの運動部活動の方針の改訂版を出しまして、その中でこの熱中症対策についての文言を記載したところから、羽村市でも、この文言をこの部分に入れております。

    イ、運動部顧問は、スポーツ医・科学の見地からは、トレーニング効果を得るために休養を適切にとることが必要であること。また、過度の練習がスポーツ障害・外傷のリスクを高め、必ずしも体力・運動能力の向上につながらないことなどを正しく理解するとともに、生徒の体力の向上や、生涯を通じてスポーツに親しむ基礎を培うことができるよう、生徒とコミュニケーションを十分に図り、生徒がバーンアウトすることなく、技能や記録の向上等それぞれの目標を達成できるよう、競技種目の特性等を踏まえた科学的トレーニングの積極的な導入等により、休養を適切に取りつつ、短時間で効果が得られる指導を行う。こちらの部分については、おおむね東京都の計画をそのままなぞった形で掲げておりますので、若干、顧問の先生からすると、高度な部分と読み取れるかと、事務局としても考えているところですが、とにかく子どもたちにとっての休養というところを重点に置いているので、この部分を記載しています。

    その休養については、3ページの「3適切な休養日等の設定」で、改めて具体的に設定しております。

    4ページです。子どもたちの運動部活動に関する休養日を以下のとおり設けております。

    1点目、学期中は、原則として週当たり2日以上の休養日を設ける。平日は少なくとも1日、週休日は少なくとも1日を休養日とし、休養日が確保できなかった場合は、他の日に振り替えることとします。

    2点目、長期休業中の休養日の設定についても、上記「1」に準じた扱いを行います。また、生徒が十分な休養をとることができるとともに、運動部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設ける。長期休業中にオフシーズンを設けることとしております。

    1日の活動時間は、長くとも学期中の平日では2時間程度、週休日、週末等と、また長期休業中におきましては3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的かつ効率的・効果的な活動を行うこととしております。

    このように、具体的な休養日、活動時間を設定させていただいておりますが、こちらも、基本的には東京都の部活動の方針に準じておりまして、その中での都全体的な設定と認識して、東京都の方針に合わせているところです。

    この運動部活動の方針につきましては、まず、子どもたちに視点を当てた、子どもたちの体の成長期に運動部活動が影響を及ぼさないようにということを前提とし念頭に置いた、計画としております。その一方で、今、教職員の働き方改革については、また別に検討しておりますが、この中でも、部活動について触れております。部活動指導員を導入すること、また、休養日の設定、活動時間を設定することにより、子どもたち以外に、先生方の働き方改革にもつながっていくものと考えております。

    その次の「資料」は、本日の定例会でご審議していただく上での参考資料として、東京都の方針を添付させていただいております。

    最後になりますけれども、こちらは、運動部活動についての方針として定めました。文化庁においては、文化部の活動方針について出されております。おおむね運動部活動に準じた形にはなりますけれども、詳細を読み取ると、やはり運動部と文化部では内容が違っているところもあります。また、東京都も、現在、文化部の活動方針については検討中であります。また、東京都の方針が示された以降になりますけれども、羽村市におきましても、また、文化部については引き続き検討して、策定していくこととなると考えております。

    説明は以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。何かご質問、ご意見等ございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 この案が通った場合、平成31年度4月から実施という形でよろしいでしょうか。

    ある程度、この方針について、実際の指導されている先生方へのヒアリングや、大体の概要を伝えてあるのでしょうか。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 本日の教育委員会で付議させていただいて、ご承認いただきましたら、各学校に周知させていただき、平成31年4月から、この方針に基づき取り組んでいきたいと考えております。

    各顧問の先生と個々にお話しはしておりませんが、これを策定するにあたりまして、中学校の校長先生とは個別に、東京都のものも含めてお示しさせていただきながら、取組みについてのご理解をいただいているところと認識しております。

    以上です。

    教育長 ほかにございますか。

    (質疑なし)

    教育長 質疑等ほかにないようでしたら、お諮りさせていただきます。

    議案第4号 羽村市立中学校における運動部活動の方針については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第7

    教育長 議案第5号 羽村市体育館処務規則の一部を改正する規則を議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第5号 羽村市体育館処務規則の一部を改正する規則についてご説明いたします。

    本議案は、羽村市体育館処務規則の所掌事務に規定している体育館指導員について、現在は配置していないこと、また、今後も配置する予定がないことから、体育館指導員の記述の削除の必要が生じたため、羽村市体育館処務規則について改正しようとするものです。

    資料2枚目の新旧対照表をご覧いただきたいと思います。この体育館処務規則の第4条では、所掌事務についての記載がございまして、第4条第7号に、現行では「体育館指導員に関すること」との記載がございます。こちらにつきまして、この第7号を削除いたしまして、第8号、第9号、第10号について1号ずつ繰り上げるという改正を行うものでございます。

    よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    何か質疑ございますか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第5号 羽村市体育館処務規則の一部を改正する規則は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第8

    教育長 議案第6号 羽村市体育館使用者の指導に関する規則を廃止する規則を議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第6号 羽村市体育館使用者の指導に関する規則を廃止する規則についてご説明いたします。

    本議案は、羽村市体育館使用者の指導に関する体育館指導員について、現在は配置していないこと、また、今後も配置する予定がないことから、羽村市体育館使用者の指導に関する規則を廃止しようとするものです。

    よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 今、提案理由の説明がありましたけれども、議案第5号との関係を含めて、もう少しわかるよう詳細な説明をしてください。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 それでは、議案第5号と議案第6号にございます、羽村市の体育館指導員についてのご説明を補足させていただきます。

    この体育館の指導員につきましては、体育館がかつて一般開放ということで個人開放をしておりましたときに、その時間帯を区切って、利用者の方々に対して指導を行っていたものでございます。

    制度的には、昭和57年度からこの制度を実施しておりまして、これまで指導を行ってきました種目につきましては、バドミントン、テニス、卓球、インディアカ、ミニバスケ、弓道、水泳、こういった種目についての指導を行ってまいりました。それぞれ指導を行ってきた体育館指導員でございますが、平成20年度以降につきましては、この指導員というものを配置しておりません。これは、一つには羽村市の総合型スポーツクラブはむすぽの設立に伴いまして、このうちの個人開放として実施をしていた種目についての幾つかの種目につきましては、はむすぽが引き続き事業として展開していること、それから、そのほかにも、それぞれ弓道の場合には弓道協会の方、あるいは水泳につきましてはスイミングセンターのほうでそれぞれ教室なども実施しております関係もございまして、平成20年度以降、この体育館における指導員につきましては配置をしていなかった実態がございます。

    現状としましては、そういったそれぞれの団体あるいは施設におきまして、一般の方向けの教室を実施しているという現状を鑑みまして、この体育館指導員につきましては、ここで廃止の手続をとりたいといった趣旨になっております。

    以上です。

    教育長 追加の詳細説明をさせていただきました。

    なお、続きまして、ご質問がありましたらお受けしたいと思います。質疑ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第6号 羽村市体育館使用者の指導に関する規則を廃止する規則は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第9

    教育長 議案第7号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第7号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成30年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    細部につきましては、別紙資料によりご説明させていただきます。

    お手元の、平成30年度一般会計補正予算(第4号)概要説明書【教育委員会用】をご覧ください。

    初めに、今回の一般会計補正予算ですが、予算総額231億8,310万円から歳入歳出それぞれ7,080万円を減額し、231億1,230万円とするものです。

    まず、歳入についてですが、教育費に係る国庫支出金は、総額で1,002万4,000円を減額するものです。1番の羽村第一中学校防音機能復旧(機器取替)事業補助金につきましては、羽村第一中学校の空調機器取替工事に係る補助金ですが、事業費の確定に伴い、補助金の額を1,002万4,000円減額し、収入見込額を8,900万8,000円とするものです。本補助金につきましては、概要欄に歳出連動と記載しておりますとおり、歳出の教育費の5、羽村第一中学校防音機能復旧(機器取替)事業に要する経費と連動するもので、補助金につきましては、羽村第一中学校防音機能復旧事業である空調機器取替工事に係る費用に充当されるものです。

    次に、財産収入です。こちらは、27万5,000円を増額するものです。財産収入につきましては、1、庁舎等貸付料として、ゆとろぎ及びスポーツセンターに設置しているJOCオリンピック支援自動販売機に係る貸付料27万5,000円を計上するもので、内訳は、ゆとろぎに設置した自動販売機の分が14万8,000円、スポーツセンターの分が12万7,000円となっております。これらは、概要欄に歳出連動10/10と記載のとおり、歳出の10、その他の教育振興基金積立金積増分のJOCオリンピック支援自販機27万5,000円に充当され、全額教育振興基金に積み立てをいたします。

    次に、諸収入でございますが、総額で513万3,000円を増額するものです。1の防災機能強化のための公立学校施設トイレ整備支援事業(小学校)都補助金(過年度分)につきましては、平成29年度に国、都との補助対象事業として採択され、今年度施行した、富士見小学校トイレ改修工事の事業費が確定したことに伴い、過年度分としての都補助金509万9,000円を計上するものです。

    また、2、行政財産使用者光熱水費等負担金につきましては、財産収入のところで申し上げました、ゆとろぎとスポーツセンターに設置したJOCオリンピック支援自販機の電気料3万4,000円を計上するもので、施設ごとの収入額の内訳は概要欄に記載のとおりです。

    次に、歳出です。教育費に係る歳出は、総額で5,026万9,000円の減額となっております。

    まず、1の職員人件費については、当初予算額を12万5,000円減額するもので、主な要因としましては、昨年10月1日付の人事異動による人件費の変動と今年度の給与改定によるものです。

    次に、2の教師用指導書等は、当初予算額395万5,000円を100万円減額し、295万5,000円とするもので、各学校で経費の節減に取り組んだ結果、実績見込みに基づき減額するものです。

    次に、3、(小学校費)準要保護児童扶助費は、当初予算3,451万6,000円を実績見込みに基づきまして284万円減額し、3,167万6,000円とするものです。

    次に、4、(中学校費)準要保護生徒扶助費は、小学校費と同様に、当初予算2,927万4,000円を実績見込みに基づきまして135万8,000円減額し、2,791万6,000円とするものです。

    次に、5の羽村第一中学校防音機能復旧(機器取替)事業に要する経費ですが、本事業費は、先ほど申し上げました歳入の国庫支出金、羽村第一中学校防音機能復旧(機器取替)事業補助金と連動するもので、平成30年度、31年度の2カ年で実施する羽村第一中学校空調機器取替工事につきまして、本年度の事業が終了し、事業費が確定したことから、これに基づき減額補正するものです。金額は、当初予算2億3,420万6,000円から2,156万4,000円を減額し、2億1,264万2,000円とするもので、減額する工事の内訳は、工事費が1,975万2,000円、管理費が181万2,000円となっております。

    次に、6、施設型給付費(教育)(認定こども園)ですが、この給付金は認定こども園の教育部分の施設運営に対する補助金で、当初予算7,656万2,000円を実績見込みに基づき2,130万円減額し、5,526万2,000円とするもので、本事業につきましては子ども家庭部の所管となっております。

    次に、7、私立幼稚園等園児保護者負担軽減補助金ですが、こちらも子ども家庭部の所管事業となっておりまして、私立幼稚園等の園児の保護者の負担軽減を図るための補助金でございますが、補助金の交付対象者の減により、当初予算額4,618万7,000円から391万2,000円を減額し、4,227万5,000円とするものです。

    次に、8、図書館修繕料ですが、図書館3階のだれでもトイレの自動ドアの故障による修繕費及び加圧給水ポンプの老朽化に伴う交換修繕によりまして、当初予算額65万8,000円を142万9,000円増額補正し、208万7,000円とするもので、修繕費の内訳は、だれでもトイレの自動ドアが32万4,000円、加圧給水ポンプが110万5,000円となっております。

    9、博物館維持管理に要する経費です。こちらは、博物館の漏水に伴います修繕費51万3,000円と空調設備の改修工事の設計業務委託料152万8,000円を増額するもので、合計で204万1,000円の増額補正を行うものです。

    続きまして、10のその他です。羽村・瑞穂地区学校給食組合負担金が、負担金額の確定に伴いまして34万8,000円の減額、小学校特別支援学級整備工事は、事業費の確定に伴いまして64万8,000円の減額、中学校費の修学旅行補助金は、実績に基づきまして38万円の減額、特別支援学級生徒扶助費は、対象生徒数及び補助単価の増に伴い28万8,000円の増額、スポーツセンターの維持管理に要する経費につきましては、電気料60万円、ガス代30万円、合わせて90万円を実績見込みに基づき減額、教育振興基金積立金につきましては、積増分として、歳入でご説明申し上げましたJOCオリンピック支援自販機に係る貸付料等、それから寄附金4万円の合計31万5,000円を増額するとともに、同じく利子分として3万3,000円を増額するものです。

    以上、その他に記載の補正予算額は、合計で164万円の減額となっており、これらを合計いたしまして、今回の歳出の補正予算額の合計は、5,026万9,000円の減額となっております。

    以上で平成30年度一般会計補正予算(第4号)のうち教育委員会に係る部分の説明とさせていただきます。

    よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 質疑がないようですので、以上で質疑を終了いたします。

    お諮りします。議案第7号 平成30年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第10

    教育長 報告事項 平成31年度羽村市予算(案)について、生涯学習部長からの説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 それでは、平成31年度羽村市予算(案)説明書についてご説明をさせていただきます。

    お手元に配布させていただきました平成31年度羽村市予算(案)説明書をご覧ください。

    まず、3ページの平成31年度予算の概要ですが、教育費を含む一般会計は、全体で222億9,700万円、対前年比で2億6,300万円、1.2%の減となっております。特別会計、水道事業会計の31年度予算につきましては、ページの中段に記載のとおりとなっておりまして、これらを含みます全会計単純合計では、対前年比で2億1,881万3,000円、0.6%の減となる370億1,171万8,000円となっております。

    次に、4ページをご覧ください。下段の歳入予算の円グラフについてですが、歳入のうち最も大きな割合を占めておりますのが市税で、全体の46.9%です。次に、国からの補助金である国庫支出金が15.2%、都からの補助金である都支出金が14.2%と、この順で歳入予算を組んでおります。

    5ページです。歳入の46.9%を占める市税収入について、平成31年度の市税収入は、全体で104億4,739万円となっておりまして、前年度と比較して1億2,237万円、1.2%の増を見込んでおります。

    ページ中段の市税当初予算額の推移をご覧ください。市民税個人分は、昨年に引き続き所得の改善が見られるものの、ふるさと納税の増加等に伴う減収を見込み、前年度と比較して0.2%減の34億4,010万円としております。市民税法人分は、製造業等の大手企業において業績が堅調に推移すると見込まれることから、前年度と比較して16.1%増となる8億6,667万円としております。固定資産税につきましては、家屋分の新増築による増などを見込み、前年度と比較して0.7%増の47億4,131万円としております。市たばこ税は、売り上げ本数の減少を見込みまして、前年度と比較し8.7%の減の3億7,209万円としております。

    続きまして、6ページ、7ページをご覧ください。市債、基金繰入金の状況ですが、平成31年度当初予算編成にあたり、財政調整基金及び教育振興基金を含む特定目的基金を合わせ、18億1,739万円を基金からの繰入金としております。この結果、平成31年度末の基金残高は、合計で9億2,861万円と見込んでおります。そのほか市債の状況などにつきましては、後ほどご覧をいただきたいと思います。

    続きまして、8ページです。こちらは、基金充当事業の内訳の表となっておりまして、表の中段、特定目的基金のうち教育振興基金につきましては、平成31年度に7,160万円を一般会計の教育費に繰り入れることとしておりまして、特色ある学校づくり交付金、校務支援システム機器等使用料、教育用コンピュータ保守管理委託料、機器等使用料、学校図書館用図書、備品購入費などの各事業に記載の金額を充当することとしております。

    次に、歳出予算について、12ページをご覧ください。

    12ページには、目的別の歳出予算額と構成比が記載されております。平成31年度の教育費の予算につきましては、スポーツセンター駐車場用地購入費や郷土博物館空調設備等改修工事費などを計上し、対前年比4.4%の増となる25億1,947万円、円グラフに示されているとおり、歳出予算に占める割合は、民生費について11.3%となっております。

    続きまして、16ページ、17ページです。こちらは、歳出目的別予算の対前年比較と増減額及び増減率並びに主要増減要因を記載したものとなっております。

    17ページの教育費の欄をご覧ください。先ほど申し上げましたとおり、平成31年度の教育費は25億1,947万円で、対前年比で4.4%、額にして1億514万円の増となっております。対前年度比較での主要増減要因につきましては、増額の要因としましては、スポーツセンター駐車場用地購入7,842万円、博物館空調設備改修工事3,689万円、校務支援システム設定等委託料2,357万円、羽村第二中学校プール改修工事2,153万円などがあり、減の要因としましては、羽村第一中学校防音機能復旧工事5,877万円減、郷土博物館維持補修修繕1,135万円の減などが挙げられております。

    次に、25ページです。ここからは、羽村市長期総合計画の基本目標別の平成31年度主要事業となっておりまして、◎(二重丸)が新規事業、○(丸印)がレベルアップ事業、表記のないものは継続事業となっております。表には、事業費とその財源内訳が記載しておりますので、事業内容とあわせてご覧いただきたいと思います。

    ここからのページにつきましては、先ほどご審議いただきました平成31年度一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明した事業と多くの部分が重複いたしますことから、説明を省略させていただきます。後ほどご覧をいただきたいと存じます。

    以上、雑駁ではございますが、平成31年度羽村市予算(案)の説明とさせていただきます。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を受けたいと思います。何かご質問等ございますか。

    (質疑なし)

    教育長 報告ということですので、また、資料等はご覧いただければと思います。

    以上で質疑を終了します。

    これをもちまして、平成31年第3回羽村市教育委員会定例会を閉会します。ありがとうございました。

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

    ファクス: 042-578-0131

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム