令和3年度は「第五次長期総合計画」の最終年であり、市の将来像である「ひとが輝き みんなでつくる 安心と活力のまち はむら」の実現に向けた取組の総仕上げを行う重要な年となります。同時に、今後10年間のまちづくりの指針となる第六次長期総合計画の策定を行う年でもあります。
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、感染拡大の防止、市民生活や市内企業の事業活動の支援、新しい生活様式、新しい日常の実現などの新型コロナウイルス対策は、引き続き喫緊の課題です。
また、市の財政状況は市税等の減収により厳しい状況が続いていますが、安全・安心のまちづくり、少子高齢化への対応、都市基盤整備など、市が将来にわたり発展していくための施策については、着実に推進していく必要があります。
令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況も踏まえながら、令和3年度に実施するべき施策を見極め展開していくとともに、厳しい財政状況を踏まえ、新たな手法での編成に取組み、安定的な財政基盤を構築していくための予算として編成しました。
区分 | 令和3年度 (当初) | 令和2年度 (当初) | 増減額 | 増減率 | ||||
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一般会計 | 22,226,000 | 22,006,000 | 220,000 | 1.0 | ||||
特 別 会 計 | 国民健康保険事業 | 5,903,300 | 5,923,100 | ▲ 19,800 | ▲ 0.3 | |||
後期高齢者医療 | 1,322,400 | 1,283,800 | 38,600 | 3.0 | ||||
介護保険事業 | 3,864,200 | 3,825,480 | 38,720 | 1.0 | ||||
羽村駅西口土地区画整理事業 | 1,564,000 | 1,850,500 | ▲286,500 | ▲15.5 | ||||
特別会計合計 | 12,653,900 | 12,882,880 | ▲ 228,980 | ▲ 1.8 | ||||
水道事業会計 | 1,790,925 | 1,655,974 | 134,951 | 8.1 | ||||
下水道事業会計 | 1,723,929 | 1,820,073 | ▲ 96,144 | ▲5.3 | ||||
合計 | 38,394,754 | 38,364,927 | 29,827 | 0.1 |
注意水道事業会計および下水道事業会計は、「収益的支出」と「資本的支出」を合計し、予算額としています。
注意表示単位未満を四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります。
令和3年度(当初) | 令和2年度(当初) | 増減額 | 増減率 | |
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財政調整基金(繰入額) | 676,542 | 412,607 | 263,935 | 64.0 |
市債(借入額) | 935,500 | 555,100 | 380,400 | 68.5 |
市税等の経常的な収入が減少している一方で、少子高齢化社会の進展に伴い、社会福祉や児童福祉にかかる扶助費が増加していることなどにより、基金の取り崩しが増え、基金残高が大幅に減少するなど、財政運営は厳しい局面にあります。
このため、平成30年度から「第六次行財政改革基本計画」に基づき「行政のスリム化に向けた全事務事業の点検・見直し」に取組んでいます。
令和3年度の予算編成は、このような行財政改革の取組みを予算に反映させるとともに、新たに枠配分方式を導入することにより、効果的、効率的な財源配分を行いながら歳出予算の総額を抑える取組みを行いました。
事務事業名 | 見直し内容 |
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難病患者福祉手当の支給 | 令和2年4月から 施設制限、生活保護制限、年齢制限を導入 令和2年8月から 所得制限、併給制限を導入 |
テレビはむら映像広報の制作・放映 | リース機器の内容等を事業経費の精査 |
市役所連絡所の運営 | 令和2年9月末で市役所3連絡所廃止 |
フッ素イオン導入の実施 | 令和3年度からイオン導入法からトレー法へと実施方法を変更 |
成人歯科健診の実施 | 事業委託料の見直し |
「青い鳥」の運営 | 令和3年3月末で事業廃止 |
企業活動支援員による企業・事業所への支援 | 経費の見直し |
社会教育関係団体補助金 | 交付基準の見直し(交付年数の制限(通算5年→3年)、交付限度額の引き下げ) |
部活動外部指導員の配置 | 補助金の獲得(地域学校協働活動推進事業費補助金) |
スポーツ事業委託料 | 総合体育大会メダルの廃止等事業経費の見直し |
改革項目 | 具体的な取り組み |
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税収の確保 | 収納率の向上 |
事務経費の見直し | 予算編成に枠配分方式を導入し、一定割合での削減を実施 |
注意本内容は広報はむら令和3年4月1日号に掲載したものです。