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    第10期 第8回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    • 初版公開日:[2018年09月13日]
    • 更新日:[2021年11月11日]
    • ID:13392

    第10期 第8回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    日時

    令和元年10月30日(水曜日)午後7時~午後9時10分

    会場

    市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者

    【委員】神子島健、小川妙子、松尾紀子、武藤清美、岡前克之、安保文美子、高松孝子、井上恵子、石黒武、渋谷清、中村千依、関塚孝司、永田弘行、志村雅巳

    【ヒアリング】高齢福祉介護課長

    【事務局】企画政策課長、企画政策担当主査

    欠席者

    【委員】橋本庸明

    議題

    1    開会

    2    会長あいさつ  

    3 議事                                    

    (1)第4次羽村市男女共同参画基本計画(平成30年度)実施事業ヒアリング

    (2)第4次羽村市男女共同参画基本計画(平成30年度)重点評価項目の選定及び実施計画事業の評価・提言について 

    4 その他

    5 閉会

    傍聴者

    なし

    配布資料

    ・次第

    ・子育て相談課ヒアリング及び意見のまとめ【資料1】

    会議の内容

    1 開会

    2 会長あいさつ

    先日、外出先で、小泉環境大臣が育児休業を取得することについて、「休んで好きなことができるなんていいな」という会話を聞いた。育児休業とはそのような制度ではないが、きちんとした制度の主旨についての理解はあまり進んでおらず、人々の意識の変化という部分では世間的に広まっていないというのが現実だと感じた。基本的なところを含めて、しっかり発信していくことが重要であると思った。本日も活発な審議をよろしくお願いする。

    3 議事

    (1)第4次羽村市男女共同参画基本計画(平成30年度)実施事業ヒアリング

    (会長)議事の1項目め、「第4次羽村市男女共同参画基本計画(平成30年度)実施事業ヒアリング」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    【事務局より説明】

    (会長)高齢福祉介護課長より、高齢福祉介護課で取り扱っている事務事業について、簡単に説明をお願いする。

    【高齢福祉介護課島田課長より説明】

    (会長)早速ヒアリングを始める。まず初めに、課で取り扱っている事務についての説明の中で、地域包括支援センターについて民間委託で3か所とあった。以前は1か所が直営だったと記憶している。いつごろ委託に変わったのか。また、委託に変わったことによる変化はあるか。

    (高齢福祉介護課長)地域包括支援センターは、介護保険制度の中で、地域の高齢者の相談窓口と位置づけられている。センターには社会福祉士、主任介護支援専門員、保健師が配置されており、相談対応や権利擁護、虐待防止等の対応などさまざまな支援を連携して行っている。これまでのセンター設置の経緯としては、介護保険法が改正となり、地域包括支援センターを設置することになった際、地域包括支援センター係を設け、専門職を配置し、市内に直営のセンターを1か所設置した。センターは高齢者人口6,000人に対して1か所設置すると条例で定めているため、高齢化が進み、高齢者人口が増える状況の中で、高齢者人口増加にあわせて2か所を増設し、直営1か所、委託型2か所の3か所体制となった。3か所めを設置する際に事業者の募集を行ったところ、応募いただいた法人が2法人あり、もう1か所、委託が可能な法人があることが判明したため、平成30年10月から3か所のセンターを全て委託に切り替えた。市は、3か所のセンターの連絡調整や後方支援を行うなど相互に連携しており、引き続き、高齢者の方に対する相談支援をより充実していきたいと考えている。

    (委員)高齢者人口6,000人に1か所ということだが、人口の動態予測等を考えると、今後、4か所目の設置は考えられるか。

    (高齢福祉介護課長)現在のところ65歳以上の方が1万4,000人程度であり、4か所めの設置は1万8,000人に達する時のため、当面は3か所のままと推測する。

    (委員)民間委託で3か所ということだが、民間委託に変わったことに対する利用者の反応はいかがか。

    (高齢福祉介護課長)配置している専門職が必要な対応を取っているため、直営だから、委託だからという形での話は、特に聞いていない。

    (会長)他に質問はあるか。

    (委員)一般的に介護職は賃金が低いと言われていると思う。賃金が低いといった理由で、男性がなかなか入ってこないとか、入っても定着せずにすぐ辞めてしまうという話を聞くが、羽村では人材が十分足りているか。

    (高齢福祉介護課長)市内の特別養護老人ホームの施設長が集まる会などに参加させていただき、各施設の状況把握に取り組んでいる。人材確保は各施設にとって非常に重要な課題であり、合同面接会を開催するなど、何とか雇用の機会につながるよう取り組んでいると聞いている。なお、現状で職員が不足し、事業に影響を及ぼしているということはなく、市内においてはそこまでの状況にはなっていないと捉えている。

    (委員)羽村市内の訪問介護事業所等で、人材不足で閉鎖したところはあるか。

    (高齢福祉介護課長)個別の事情で事業を辞めたケースはあると思うが、介護職が不足していることによって、事業を辞めざるを得ないというようなところまでは聞いていない。

    (委員)介護職の有効求人倍率は、現在3倍以上であることに対し、一般事務職では0.5倍である。1人に対して介護職であれば3件あるが、事務職だと、0.5件しかないとう状況であり、世間的には人手不足分野と呼ばれている。このため、ハローワークでも多数の求人をいただいている状況である。求人に対する充足対策として、1か所にいくつかの事業所を集めた就職面接会や、ツアー面接会という事業所を求職者の方と訪問し、介護の現場を実際に見て、応募していただくといった取組みを、現在行っている。

    (会長)介護職に応募される方について、初めての方と、過去に働いていて一度辞めたが介護職に復職される方の割合はいかがか。

    (委員)経験者の方は少ない。現在、国の支援策の中で訓練制度を設けていたり、求人票の中に「未経験でも可能、やる気があればいいですよ」という内容を記入いただいているところに対しては、そのことを求職者にしっかりと説明したうえで、応募していただくよう勧めている。求職票を拝見すると、昔でいうヘルパー2級等の資格を持っていても、それらを活用した次の再就職は考えていないという方が多くなっている。

    (会長)他に質問はあるか。

    (委員)男性の介護への参画について、前回の子育て相談課へのヒアリングの際も、子育てに関する男性の参加について、家庭内の実態が見えにくいという話が出たが、介護についても現状や課題などを教えてほしい。

    (高齢福祉介護課長)介護に携わる方の状況について、詳細なところは把握していないが、介護保険制度は介護者の方の負担を和らげるために発足している制度であり、介護保険事業計画の中でも介護保険の充実を図ることにより、介護離職ゼロを目指していくことがうたわれているため、内容の充実に向け取り組んでいる。また、地域支援事業や高齢者給付の中で、性別に関わらず、家族が高齢者の方の支援を、在宅でしやすいような環境の整備を進めていくなどの取組みが大切であると捉えている。

    (委員)在宅介護に携わる方が孤立感を覚えないような、集まる場や事業などはあるか。

    (高齢福祉介護課長)介護をしている方を対象に、家族介護交流会を実施している。これは介護をするうえで悩んでいることなどをお互いに話し合っていただく会であり、年に数回実施している。この他に、認知症の関連であれば、認知症カフェの開催を支援しており、介護上の悩みなどを相談できる場所を設けている。

    (委員)家族介護交流会や認知症カフェへの男性の参加率はどうか。

    (高齢福祉介護課長)把握していない。

    (委員)高齢関係ではなく福祉関係全般になるが、施設が突然閉鎖されることがよくある。事業譲渡や株式譲渡、経営者が変わることがあるが、高齢福祉介護課では、高齢者関係の施設の経営状況を把握しているか。

    (高齢福祉介護課長)高齢福祉介護課では実際に事業所へ行き、介護サービスの提供状況等を調べ、それらが適正なものになるようにアドバイスするという実地指導を行っている。これは事業所としてのサービスの内容を点検し、助言をするというものであり、経営状況については調べていない。この他に、社会福祉課法人施設指導担当でも実地指導を行っており、こちらでは社会福祉法人に対して、運営状況を定期的に調べ、助言を行っている。介護保険となると、社会福祉法人だけでなく株式会社等も事業を行っているため、全ての施設の経営状況等について把握しきれない状況である。

    (会長)他に質問はあるか。

    (委員)今の日本社会では、高齢の両親をやや高齢の独身の子どもが介護しているという現状が多くある。介護が発生している相手と結婚しようという人はなかなかおらず、適当な年齢の人たちが結婚しないという現象があるような気がする。

    (高齢福祉介護課長)8050問題という言葉もある。高齢の両親などを、50代くらいの子どもが介護しており、介護している方が引きこもり等の問題を抱えていたり、小さな子どもがいるなど、介護だけでなく複合的に課題が重なるケースもあると言われている。高齢者であれば地域包括支援センター、子どもであれば子育て包括支援センター、障害者であれば障害者の相談機関があるため、さまざまな相談機関が適宜連携して、その時の状況やケースに合わせ、適当な支援をしていくことが必要であると捉えている。

    (委員)羽村市の65歳以上の人数が1万4千人と聞いたが、その中で介護認定を受けている方や、要介護・要支援などの人数を教えてほしい。

    (高齢福祉介護課長)1月1日現在、65歳以上の方が1万4,446人、そのうち75歳以上が7,302人であり、それまで、65歳以上75歳未満の方のほうが多かったが、昨年この比率が逆転し、75歳以上の方が多くなっている。高齢者の方でも75歳以上の後期高齢者になると、要介護認定率がそれ以前よりも高くなると言われている。

    認定者数について、昨年10月末の認定者数は合計2,211人、その中で要支援1の方が369人、そのうち、75歳以上の方が317人。要支援2の方が232人、うち75歳以上の方が187人、要介護1の方が494人、うち75歳以上が442人、要介護2の方が311人、うち75歳以上の方が255人、要介護3の方が293人、うち75歳以上の方が239人、要介護4の方が274人、うち75歳以上の方が244人、要介護5の方が238人、うち75歳以上の方が195人である。合計で2,211人の認定者の方のうち、75歳以上の方は1,879人となっており、75歳以上の方の比率がだいぶ高い。

    (委員)その中でも自宅で介護されている方や、施設に入られる方がいると思うが、施設入所を希望された際に、羽村市内の施設で市民の要望に応えることができているか。

    (高齢福祉介護課長)介護サービスを利用される方は、必ずしも市内だけではなく、近隣の事業所も広域的に利用されるような形をとっている。そういったところも含め、事業所的には充足していると捉えている。

    (委員)羽村市固有でも、全国的なものでも、課題と感じていることはあるか。

    (高齢福祉介護課長)羽村市は健康寿命が比較的高い自治体であり、元気で暮らしている高齢者の方が多いと言われている。これは地域性や、これまで先輩たちが頑張ってきた介護予防活動などが影響していると考えられる。一方、高齢化率については、西多摩地域は区部に比べ高齢化率自体が高くなっている。高齢者の中でも前期である75歳未満の方と、後期である75歳以上の方の比率で考えると、羽村市は、区部に比べ高齢化率自体は高いが、これまでは、前期の方の比率が高かった状況がある。先ほど、75歳以上になると介護認定率がぐっと高くなると説明したが、羽村市の場合は、高齢者の方は、高齢化率が比較的高くても若い方が多く、介護保険料は小笠原村を除けば東京の市区町村で一番低い介護保険料である。後期高齢者が前期高齢者を逆転したという状況があるため、介護予防活動などを充実し、元気で暮らす高齢者の方を一人でも増やし、さらには、要支援状態になる方についても、その要支援状態を維持、また回復させるというような取組みを、介護保険事業等の中で進めていくことが重要であり、その時が今だと考えている。

    (委員)高齢期の貧困の問題は社会システムの問題で、個々の自治体ということではないと思うが、そのことに関する考えは。収入によっては、介護保険料が支払えるか不安な人もいると思う。

    (高齢福祉介護課長)介護保険料については、所得によって段階を設けており、所得の低い方には、介護保険料も軽減している。また、国の施策として、今回の消費税率の引き上げ等に伴い、さらに、所得の低い方に対する介護保険料の軽減措置等も行っている。介護保険を利用された場合についても、所得の低い方に対し、事業所が多少限られるが、自己負担金の軽減をするような制度がある。このように、介護保険料と介護保険を利用された場合、所得の低い方にも、介護保険が利用していただきやすいような形で、事業を行っている。

    (委員)高齢者の貧困については、企業等の雇用に年齢制限があることが問題であると思うがいかがか。

    (委員)現在、ハローワークでいただいている求人募集はほとんどが年齢不問であり、特にパートタイムに関しては、雇用対策法で年齢制限をかけることはできないことになっている。実際、ハローワークには65歳を越えた方がたくさん来所しており、ダブルワークを希望されているというようなケースもある。相談支援者の中には、65歳を越えた女性が二つの仕事を同時に受け、同時に採用になった事例もある。

    その他、ハローワークでは生活保護受給者や住居がない方などに対応した窓口を設けている。このような場合は、まず、自治体に相談があり、そこからハローワークに紹介されてくる。長く仕事をしていない方もいるため、パートタイムから始めることが多く、すぐに生活保護から脱却できるような報酬を得る働き方は難しい実態がある。

    (高齢福祉介護課長)生活保護受給者の場合は、生活保護担当で介護保険料の部分を給付したり、介護保険を利用した時の自己負担分も生活保護で対応している。また、そこまで至らないような方についても、軽減措置を介護保険担当で行っている。さらには、社会福祉課で生活困窮者の方に対する支援なども行っているため、連携して支援を行っている。

    (委員)男性の介護等への参加を促すということで、介護予防リーダーの育成や相談業務などがあると思うが、介護予防リーダーとして実際に男性は活躍しているか。男性の人数の変化はどうか。

    (高齢福祉介護課長)数は少ないが、男性も活動している。人数はあまり増えていない。

    (委員)男性リーダーを増やすために取組んでいることはあるか。

    (高齢福祉介護課長)市では介護予防リーダー養成講座を実施し、リーダーの養成を行っている。介護予防リーダーには、市内にある会館10か所で開催している「まいまいず健康教室」という健康体操教室のボランティアとして、教室の運営に携わっていただいている。リーダーとして登録される方を広報紙等で募集し、育成しているため、選択的に男性を増やしていくということは、リーダーの養成に関しては難しい。健康教室を多彩なものとしていくため、当然、男性の方にも多く関わってほしいと感じる。

    (委員)高齢者の雇用や生きがいづくりは介護予防にもつながると思うが、そういった取組みはあるか。

    (高齢福祉介護課長)生きがいづくりという部分は重視して取り組んでいる。就労であれば、シルバー人材センターへの支援、その他に、高齢者クラブが地域で軽スポーツなどの活動を行っているため、生きがいづくりということで、高齢者クラブに対しても支援を行っている。また、いこいの里やじゅらく苑では、各種講座を開催し、そのような場に参加していただくことで生きがいづくりを支援している。

    (会長)以上でヒアリングを終了する。

    (2)第4次羽村市男女共同参画基本計画(平成30年度)重点評価項目の選定及び実施計画事業の評価・提言について

    (会長)続いて、議事の2項目め、「羽村市男女共同参画基本計画(平成30年度)重点評価項目の選定及び実施計画事業の評価・提言について」を議題とする。今行った高齢福祉介護課長へのヒアリングを踏まえて、事業の評価・提言の方向性のまとめを行う。聞き取りをしたことを中心に、評価すべき点・課題となっている点や、率直な感想等について意見をお願いしたい。

    (委員)仕事で第三者評価として、特別養護老人ホーム等に行くと、非常に明るい職場とそうでない職場がある。明るい職場を見ていくと、その職場は休みが取得しやすいなど、働きやすい職場環境が整っている。そこが一番肝になるかと思う。休暇以外にも、介護は力仕事でもあるため、ロボットスーツ等の導入で作業中の体の負担が軽減される部分もある。機械化・設備化が進んでいる施設は、性別に関わらず負担感を感じずに働くことができているため、職場がうまく回っていると聞く。介護だけの話ではないと思うが、設備や機械を積極的に導入しているところは、男女共に働きやすい職場になっていると感じるため、これらが提言に入ると良いかと思う。

    (会長)介護分野は人手不足と言われているが、働きやすい職場環境が確保できれば、いきいきと働くことができ、人手不足も解消していくと考えられる。提言の1つの案になるかと思う。ヒアリングの中で男性の介護予防リーダーの育成について話が出た。この事業に限る必要はないが、リーダーの中で男性をさらに増やし、男女が協力して介護を担う社会作りをより進めてほしいといった内容の提言は、1つできるかと思う。ほかに、いかがか。

    (委員)人数としてはまだ少ないと思うが、育児休業を男性が取得する社会になってきた。育児休業・介護休業に関する法律は同時にできたと思うが、介護休業も当然の権利として取得できるはずなのに、介護休暇を取得している人はそれほど多くないと思う。特に男性は取得しづらく、息子1人で両親の介護をする場合、仕事をしながら介護をするという方は少なく、仕事を辞めて介護にあたることが多いと聞く。このことから、育児休業と同様に介護休業取得の推進をしてほしいと考えるため、提言にも入れたいと考える。

    (会長)提言の案として入れて良い内容である。特に介護の現状については把握していない部分も恐らくあると思うため、「男性がどれくらい介護に参加できているのか、できていないとすれば何が壁なのかという現状把握を頑張ってしてほしい」といった内容でも良いかと思う。

    (委員)市ではさまざまな施策や支援を行っているが、介護をしている方の中には、悩んでいてもイベントへの参加や相談をしていない方は男性に限らず、結構いると思う。こちらから踏み込むのは難しいかもしれないが、なんらかの形で現状把握ができると良いと思う。

    (会長)「現状把握に努めてほしい」という内容に加え、介護等で大変な状況にあるが、相談に踏み出せない方がいないかという点も注視してほしいという内容も盛り込めると良いかと思う。

    (委員)貧困の問題や、親がうまく子どもと関わっていないなどの課題があると、子どもの成長にも大きく影響し、それが後に成人期や高齢期にも影響してくる。社会全体としてどう支えていくかを考える必要があると思う。

    (会長)例えば、昔は夫婦ふたりで、両親の面倒を見ていたのが、結婚しない人が増え、さらにその人達が高齢に差し掛かっているという現状がある。単身で介護を担うような仕組みができているかといえば、多分できていないと思う。この先、結婚していないが自分が両親の面倒を見なくてはいけない。こういった場合に、支える仕組みをどう作っていくかも含めて、実態を踏まえつつ、考えてほしいというような内容で、文言を調整するということでよいか。

    (委員)それでよい。

    (会長)ほかに意見はあるか。

    (委員)例えば、65歳になった人を対象に、介護関係でも育児関係でも分野は何でもよいが、今まで培ってきた知識や経験を地域に還元してみませんか、といった内容の案内を送付し、人材を活用するといった羽村独特の取組みができたら良いと思った。積極的に地域に関わってもらうことで、日本の中でも住みやすい街になるかと感じた。

    (会長)生きがいづくりの一環として、地域に貢献するような活動、いろいろチャンスがあることを、全員に案内するくらい思い切ったことをやるというのはどうかという内容であった。

    (企画政策課長)高齢福祉介護課長からの説明にもあったとおり、健康寿命が長いというのは羽村の特徴である。「生涯現役」ではないが、生きがいを持った高齢期を過ごしている方は、非常に多く、データとしても、都内でも健康寿命については常に上位に位置している。これは、介護予防にこれまで力を入れてきたことの成果の1つであると考えている。また、介護予防体操などの活動を、地域の単位でかなり頻繁に実施している。これは、誇るべきところであり、介護保険料が都内でも低いところに位置している理由の1つとして挙げられると思う。高齢者の方が生きがいを持って活躍されるという点では、循環型の生涯学習を市は目指している。それぞれの世代に応じて、学んだことを地域に還元していくといったことも大事だと考える。そうした中では、アクティブシニアの方に対する講座にも力を入れて取り組んでいる。人づくり、地域づくり、絆づくりについては、かなり力を入れて行っている。

    また、先程、委員からいただいた、男性の介護予防リーダーを増やしていく努力が必要だという意見については、確かにおっしゃるとおりである。

    一方で、育児にも関連するが、意識がある方、若しくはそのスキルを求めている方が参加される傾向があるため、男性の家庭内での介護への参加や育児への参加機会を増やすということに関しては、関心の低い方や参加に至らないような方に対する意識啓発という部分について、市として、力を入れていかなければいけないと感じた。

    (会長)評価という点において、介護予防の努力もあり、健康寿命は非常に長く、それもあって、介護保険料が都内でもかなり低いというところを評価として入れた方が良いかと思う。今までのヒアリングと意見交換を踏まえ、次回評価・提言をまとめていく。

    事前に配布している、「子育て相談課のヒアリング及び意見のまとめ」の中で、評価・提言の中に入れたい内容や質問はあるか。

    (委員)子ども家庭支援センターへの相談が1年で8,800件となっているが、300日ぐらい開いているとして、1日30件も子ども家庭センターに相談があるのか。1人で何回も相談する人もいると思うので、人数が分かれば知りたい。

    (企画政策課長)次回までに確認して報告する。

    (会長)発達相談等に対するサポート方法に対する意見として、「課題がありそうだが、保育園の中で解決できないケースがある。子育て相談課ができて、巡回相談に来てくれるようになったことで、母親たちの相談に対するハードルが下がり、気軽に相談を受ける保護者が増えた実態があることは、評価すべき点である。」とある。もし、特に問題ないようであれば、これは評価すべき点として、必要があれば、文言は多少整理することとして、評価の点として入れて良いと思うがいかがか。

    (委員)了承

    (会長)他に意見はあるか。

    (委員)子育てだけでなく、介護の分野でも2極化が起きていると感じた。特に、子育ての部分で評価できる点として「父親の育児・家事参画」の部分で、シティプロモーション推進課が行っている家族プロジェクトなどは、意識の高い人や、市が発信する情報が届いている家族には、積極的な子育ての参画意識の啓発や支援の部分ではすごく評価できると感じる。実際に、家族ミーティングなどの話を聞いても、羽村市はすごいなというのは感じつつ、関心が低い人などにどうアプローチしていくかという部分は、介護の分野でも共通の課題として、何か良い提言ができればと感じる。

    (会長)取組みに関するアプローチが届いて積極的に活動してくれている人もいるが、現状として届いていない人たちもいる。そこに、どうアプローチするか工夫をして欲しいといった内容の提言としても良いのではないか。

    (委員)1週間、1日の中で夫婦の役割分担について何らかの数値を出してみると現状把握ができると思う。数値化の方法は検討するとして、例えば夕飯を作ったら何ポイント、片付けしたら何ポイントといったことを積み重ねていくと、現状が把握をしたうえで今後の展開が具体的に検討できるようになると思う。

    (会長)日本の男性の家事を行う時間は、先進国の中でも圧倒的に短いという現状がある。イベントへの参加ではない、日常生活の中での家事・育児分担の現状把握を実施してほしいという内容である。今後の流れとしては、事務局でヒアリングに関するまとめを作成し、それを基に次回の会議で評価・提言の文言を精査し決定することとする。

    これで本日の議題は以上とする。

    4 その他

    「第35回女と男、ともに織りなすフォーラムinはむら」について事務局より報告。

    5 閉会

    (会長)これで第8回羽村市男女共同参画推進会議を閉会とする。次回も引き続きよろしくお願いしたい。

    (事務局)次回の日程は調整を行った上で決定し、委員のみなさんに連絡させていただくこととする。以上で本日の会議を終了する。長時間に渡りご審議いただき感謝する。

    午後8時50分終了

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