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    第13期 第2回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    • 初版公開日:[2024年12月26日]
    • 更新日:[2024年12月26日]
    • ID:19318

    第13期 第2回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    開催日時 令和6年9月13日(金曜日)午後6時から午後7時45分


    出席者

    【委員】神子島健、小尾晴美、瀧島麻耶、勝山真澄、菱田和子、刀禰俊明、中山暢子、井口祐太、小林浩一、鈴木悦子、鈴木則子、高松孝子、中村千依、佐生秀之、鈴木信幸(敬省略)

    【出席者】子育て相談課主幹、社会福祉課長

    【事務局】総務課長、総務課総務係主査、総務課総務係主事

    議題

    1 開会

    2 会長あいさつ

    3 議事

    (1)第13期第1回羽村市男女共同参画推進会議 会議録(案)について

    (2)第5次羽村市男女共同参画基本計画(令和5年度)実施計画事業ヒアリング

    4  その他

    5 閉会

    傍聴者

    なし

    配布資料

    ・次第

    ・第13期第1回羽村市男女共同参画推進会議 会議録(案)【資料1】

    ・羽村市男女共同参画基本計画進ちょく状況調査報告書 令和5年度(2023年度)実績 基本目標3事業抜粋【資料2】


    会議内容

    1 開会

    (事務局)ただいまから第2回羽村市男女共同参画推進会議を開会する。

    本日、傍聴を希望される方はいないことを報告する。


    2 会長あいさつ

    (会長)羽村市で生活する一人一人の生き方について、行政がどのように関わっていけるのか、本日もそれぞれの立場から、男女共同参画という視点で、率直な意見をいただきたい。


    3 議事

    (1)第13期第1回羽村市男女共同参画推進会議 会議録(案)について

    (会長)これより議事に入る。議事を円滑に進行するため、発言する際には挙手し、指名されたら手元のマイクの電源を入れて発言し、発言終了後はマイクの電源を切っていただくようお願いする。

    それでは、議事の1項目め、「第13期第1回羽村市男女共同参画推進会議会議録(案)について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局)資料1に基づき説明

    (会長)事務局からの説明が終了した。この件について、意見、質問等はあるか。

    -意見なし-

    (会長)意見が無いようなので、質疑を終了し、第1回会議の議事録は確定とする。


    (2)第5次羽村市男女共同参画基本計画(令和5年度)実施計画事業ヒアリング

    (会長)続いて、議事の2項目め、「第5次羽村市男女共同参画基本計画(令和5年度)実施計画事業ヒアリング」について、事務局から説明をお願いする。

    (事務局)実施内容について説明

    (会長)前回の会議で、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」に関連した支援を日頃から行っている子育て相談課主幹、社会福祉課長に出席いただいている。初めに課の所掌事項について説明いただきたい。

    (子育て相談課主幹・社会福祉課長)所掌事項について説明

    (会長)資料2に、男女共同参画基本計画実施計画事業の中で、今回のテーマに関連する施策が取りまとめられている。ヒアリングを通して、今後、羽村市において、どのような取組を行っていくと良いか等が見えてくると良いと思う。それではヒアリングを始める。質問はあるか。

    1点目、物価高でお米等の食料を購入できないといった最近の動きはあるか。2点目、支援策のうち、制度はあるが相談しにくいなどの理由から支援が必要であるが受けていない、受けられていない方に対し、支援を届けるための工夫や感じている難しさなどはあるか。

    (社会福祉課長)物価高による食料の購入について、生活困窮者の方から相談があった場合は、フードバンクの紹介や、社会福祉課において確保しているものを必要に応じて提供している。また、これまでにも低所得者世帯に対する給付金を行ってきたが、今年度も引き続き支援も行っている。なお、アウトリーチについては、我々も頭を悩ませている。民生委員の方の見守りの中で状況を把握するほか、重層的支援整備体制事業という包括的な支援体制の整備を進めているところである。

    (子育て相談課長)子育て相談課においても、物価高騰に伴う困窮支援について相談があった場合は、社会福祉課から先程説明をした制度の内容について紹介している。アウトリーチについては、DV等で相談することが難しい状況にある方もいる中で、市役所の個室トイレの中に相談先のカードを設置し、相談できる場所があることを知っていただき、相談に繋がるよう取り組んでいる。

    (会長)他にいかがか。

    (委員)生活困窮者について、羽村市内の子どもがいる世帯の現状と傾向はいかがか。

    (社会福祉課長)生活困窮の場合はさまざまな相談がある。学習支援については、不登校だったが学校に行けるようになり、学習の遅れを取り戻すことを目的とした支援が主である。20名程度募集しているが、実際の利用人数は令和5年度は10人、令和4年度は8人、令和3年度10人であった。なお、この制度は生活困窮者と生活保護受給者を対象にしているため、広く周知を行っているものではなく、社会福祉課や子育て相談課の窓口に申請に来た際に、聞き取りを行う中で制度の案内をしている。

    生活保護の受給世帯・人数について、母子世帯・父子世帯は令和5年度末時点で32世帯51人、令和4年度末時点で31世帯88人であった。なお、離婚をして生活が苦しく支援を行うケースが多い。また、19歳までの受給者は令和5年度は78人、令和4年度は71人であり、多子世帯が多いことが特徴的であり、障害を抱えている方も多い傾向がある。

    (子育て相談課主幹)ひとり親家庭の方の相談内容で一番多いものは生活全般で、令和4年度1224件、令和5年 1711件と伸びている。また、経済的支援についても令和4年度が505件、令和5年度が594件と伸びている。子どもとの関係についての相談は令和4年度が254件、令和5年度が409件となっている。児童福祉の観点からも児童虐待等も含む担当と、母子福祉の担当と一緒に支援を行っている。うまく支援につながったケースだと、生活困窮で母親が就労しておらず、子どもはお風呂に入っていないのではないかといった状況であったが、子どもの相談担当と母親が話をした上で、母子福祉の担当に繋ぎ、就労支援を行ったケースがある。

    (委員)学校現場でもいじめの件数も増加しているが、それは実際に件数が増加しているわけではなく、学校や関係者が把握し認知するようになったためであり、重大なケースは減ってきていると感じている。相談件数が増加しているとのことだったが、増加した理由として、困っている人が増えているのか、事業について周知が広がりこれまで声を挙げられていなかった人が相談しやすくなったからなのか、どう捉えているか。

    (子育て相談課主幹)周知が広まったため、声を挙げられる方が増えたと捉えている。

    (会長)子育て相談課への相談の件数が増えているという状況がわかったが、相談を受ける側の体制はいかがか。

    (子育て相談課主幹)年々相談件数は増加しているが、第一報が駆け込みではなく電話等での相談のため、相談員が調整をして対応している。

    (社会福祉課長)現在ケースワーカーは8人で、1人あたりの受け持ち世帯数は83.3世帯である。高齢世帯や傷病世帯もある中で、お子さんがいる世帯であれば、お子さん本人とも面接を行い進学を希望していれば活用できる制度の説明を行うほか、将来どうしていきたいかといった話をするなど、 負の連鎖を断ち切りたいという想いで日々対応を行っている。

    (会長)その他いかがか。

    (委員)1点目、生活保護受給世帯数ではなく受給者数でみた場合に、男女比はいかがか。捉えていなければ、単身世帯ではどういう傾向があるのか。高齢者が54%とのことであったが、単身の女性の世帯で国民年金しか加入していない方の生活保護受給率が高いと推測する。その点いかがか。

    2点目、ひとり親ホームヘルプサービスについて、利用実績、利用料金や利用形態について教えてほしい。

    3点目、母子保健の部分で困難を抱える方に対し、妊産婦の時から面談を行うなどの取組行っているか。

    (社会福祉課長)男女比については資料を持ち合わせていない。なお、令和5年度末時点における生活保護受給者合計846人のうち、425人が65歳以上の方である。65歳以上で年金が少ない、またはない方や、身内からの支援がない方が生活保護の受給対象となっている。

    (子育て相談課主幹)2点目、ひとり親ホームヘルプサービスについて、対象は小学生以下の児童、場合により中学生がいるひとり親家庭であり、家事または育児等の日常生活に支障をきたしている家庭にホームヘルパーを派遣する事業である。事業内容は育児・家事全般であり、派遣回数は原則1日1回、月12回以内、利用時間は午前7時から午後10時までの間の、2時間以上8時間以内となっている。なお、所得によって自己負担がある場合がある。実績については、令和4年度は2世帯延182回、令和5年度は3世帯延64回であった。なお、同世帯かどうかは把握していない。

    3点目、特定妊婦について母子保健分野と児童福祉分野の担当職員とカンファレンスを行い、きめ細やかに対応している。

    (委員)生活保護の受給世帯の部分で、ジェンダー視点を統計に取り入れて把握していただけると良いかと思う。特に単身女性の困窮の問題は生活保護の問題にもつながるかと思う。

    (会長)その他いかがか。

    (委員)No.23「子どもや若者の育成支援」について、ひきこもりの方の男女比はどのくらいか。

    (社会福祉課長)No.23「子どもや若者の育成支援」については子育て支援課の事務であるが、生活困窮者と生活保護受給者のひきこもりの方もおり、生活保護受給者では男性10人、女性6人の合計16人、生活困窮の方で相談がある方は男性5人、女性1人の合計6人である。

    (会長)ひきこもりの関連について、可能な範囲で次回までに情報提供いただきたい。他にいかがか。

    (委員)8050問題について、親の介護で子どもが仕事を辞める、または子どもが仕事を辞めてしまい親の年金で暮らすといった問題は、実際にどの程度あるのか。

    (社会福祉課長)実際の件数は把握していないが、相談員からの報告では4から5件程度ある。なお、子どもが仕事を辞めてしまい、ひきこもっているケースが大半である。

    (会長)他にいかがか

    (委員)住所がある方でないと生活保護は受給できないのか。

    (社会福祉課長)羽村の公園にいて相談が来た場合でも現在地保護ができるため、生活保護の対象になる。なお、性別はさまざまである。

    (会長)時間に限りがあるため、ヒアリングを終了する。これまでの話を踏まえ、評価・提言に向けた意見交換を行う。

    (委員)以前、一人でずっと悩んでいた方が、やっとの思いで女性悩みごと相談に電話したが、羽村市の予約枠が埋まっていたため、福生市で受けたと聞いたことがる。その後、福生市で相談を受けたが、精神的に滅入ってしまい、2回目を受けることが出来なかった。相談者の方は、勇気を出して相談の電話をしているため、細かい点まで配慮する必要があるのではないかと感じた。

    (事務局)今話のあった件については、女性・SOGI悩みごと相談のことかと思う。本事業は羽村市と福生市が連携して実施しているものであり、両市の市民がどちらの市でも相談できるものである。より近い自分の住む市で相談を受けたい方や、近所の人に知られたくないためもう一方の市で相談を受けたい方など、連携して実施することでより相談しやすいよう取り組んでいる。希望に沿った予約が取れなかった場合でも、電話を受けた際に状況を適切に判断し別の相談窓口の案内をするなど、状況にあった対応が求められると感じた。

    (会長)他にいかがか。

    (委員)この会議に出席するということであれば、男女別の統計が欲しいと思った。

    (会長)ジェンダー関係なくという意味で男女の統計を取らなくなっている部分もあるが、一方で女性がこれまで不利になっていた分野等について、是正されていない部分は可視化しないと改善されないという面もあるため、検討いただけると良いかと感じる。他にいかがか。

    (委員)「困難な問題を抱える女性」と言われたら嫌だなと思うのではないか。売春防止法の見直し等、法律の内容を見れば良い内容だが、「困難な問題を抱える」と言われている側の気持ちを考える人が、法律を作る側にはいなかったのかなと感じた。

    (委員)ジェンダーの視点で数値を捉えることは必要なことであると感じる。また、新型コロナが流行時は今までにないような状況であり、その時の数値で話をするのはどうなのかと思った。また、災害時においても各事業を継続していく必要があると思うが、そのあたりはどのように対策がとられているか。

    (事務局)業務継続化計画を策定しており、災害の状況等に応じて通常業務の中から優先的に実施すべき重要業務を選定し、限られた人員によって必要な行政サービスをできるかぎり継続していくための実施方法を明確化している。

    (委員)一方で、実態把握となるとアウティングにもなりかねず、人権問題に関わってきそうで心配である。知りたいという気持ちはわかるが、それによって、傷つく人がいるのではないかという危惧もあり、難しいことだろうと思う。

    (会長)コロナ禍はひと段落してはいるが、しわ寄せがいきやすいのがどこなのかを可視化した出来事であり、今後の事業実施に向けた参考になるかと思う。

    (委員)コロナ禍の振返り等は行われているか。

    (事務局)健康課において、コロナ禍の振返り行い、記録を作成した。

    (委員)女性・SOGI悩みごと相談について、平日も時間を長くするほか、土曜日・日曜日などにも相談できると良いと感じる。また、男性の専用窓口もあったら良いと思う。

    (事務局)東京都や国などもオンラインや電話の相談窓口を行っており、市が相談を受けられない時間等については、これらの窓口を活用できるよう情報提供を行っている。また、妊娠中やもうすぐパパになる方、概ね就学前のお子さんを育てている保護者とその御家族対象に「出産・子育てオンライン相談」を行っている。なお、オンラインという点については、これまで対面の会議がほとんどであったが、コロナ禍を経て外部との会議についてはオンラインが浸透してきたと感じる。

    (会長)ヒアリングの中で評価・提言のポイントになりそうな点はあるか。

    (委員)今回のヒアリングで、ジェンダー視点で統計を取られていないことがわかった。男女共同参画の施策を進める上で判断する土台がなければ、 推進体制の充実を図ることが難しいと思う。また、基本計画についてもジェンダー的な統計についての記載が少ないと感じた。次期計画を策定する際には、庁内・庁外問わずデータを把握をする必要があると感じた。

    (会長)他にいかがか。

    (委員)相談に来られる方は良いが、相談に行けない方にどう手を差し伸べていくか、どう把握していくかが大切だと感じた。

    (委員)一番難しい問題である。実際に困窮しているが生活保護の受給は嫌だという方に対して、こちらから受けなさいとは言えない。まずは声を挙げている人の支援に取り組むことが必要かと感じている。

    (委員)厳しい状況に置かれているお子さんは、厳しい状況に置かれている保護者のもとに、厳しい状況に置かれている家庭が多い。また、ひとり親家庭には父子家庭もあるが、圧倒的に母子家庭の方が多いのが実情である。課題を抱えていそうな方をどのようにキャッチするのか。

    (委員)ゴミの出し方や家の状況、地域の方からの声等、さまざまである。また、ヤングケアラーを見つけるには、今はなくなってしまったが、家庭訪問が一番わかりやすかったと思う。家庭訪問を嫌がる家庭が一番課題があり、声なき声を見つけるきっかけになっていたと感じる。

    (委員)家庭状況等は洋服や持ち物等からもわかるため、気になるお子さんについては、念のため子ども家庭支援センターに情報を伝えているが、なかなか先の支援に繋がりにくいのが現状である。

    (委員)アウトリーチの手法として、母子保健分野で妊婦健診や6か月健診といった機会に全員面談をして、保健師がその状況をキャッチするといった取組をノルウェーで行われており、未然に不安や問題にアプローチすることの有効性について議論されている。妊娠中やお子さんが小さいうちに、相手が来てくれる時にアプローチを行うことが有効なのではないかと感じた。  

    (事務局)羽村市においても、手帳の交付時に面談を行い、継続的な支援を行っている。

    (会長)この件について、次回補足説明とかがあればお願いしたい。

    (委員)学校現場において、気になることがあった際に家庭に伝えても動き出せないケースもある。大人に働きかけることは当然だが、これから大人になっていく子ども達が、ヤングケアラーの問題を自覚するという動きがある。子ども達が説明を聞いて「もしかしたら自分の家がそうかもしれない」と気付くことができるような働きかけができると、子どもが動いて大人に伝わっていくのではないかと感じた。

    (会長)意見はいろいろ出たため、議事録を確認したうえで次回以降議論できればと思う。4回目に提言がまとまればよい。次回、ヒアリングを行うか、議論を行うか意見はあるか。

    (事務局)次回会議の資料として、令和5年度事業の進ちょく状況調査報告書(案)の準備を行っている。ヒアリングを行わない場合でも、報告書から事業の実施状況等は確認していただけるかと思う。

    (委員)ヒアリングの中でもコロナ禍の話が出たほか、能登の地震等、災害が多く発生している。東日本大震災では、避難所での性被害や生理用品の配布等女性に関する問題が明らかになっている。防災担当がジェンダー視点でとのような取組を行っているか聞いてみても良いかと思う。

    (会長)東日本大震災の反省として、男女共同参画の部署が防災の計画策定時に関わる自治体も増えてきた。可能であれば防災の担当に来ていただくのは良いかと思う。

    (事務局)避難所の運営は地域の方が中心となり行うこととしているが、市からは職員が各避難所に3人行くこととなっており、そのうち1人は女性を配置することとしている。

    (委員)市の職員は研修等である程度の知識はあると思うが、運営の中心となる町内会の方も理解していないといけないのではないか。

    (事務局)担当課と調整を行う。場合によっては事務局で担当課の取組を説明する。

    (会長)防災担当との調整をお願いする。次回はヒアリングの実施の有無に関わらず、災害に対するジェンダー視点での取組や現状について議論できればと思う。また、今後評価・提言をまとめていく中で、大まかな方向性でも将来的にこうなると良いといった理想や目標なども含めて、市民にわかりやすい言葉で検討していければ良いかと思う。次回会議において、引続き検討を進めたいと思う。

    (3)第5次羽村市男女共同参画基本計画(令和5年度)重点評価項目の選定について

    (2)で合わせて議論を実施

    (会長)ヒアリングを行うかどうかは、事務局に調整していただくこととする。以上で、本日の議事については全て終了した。


    4閉会

    (会長)以上で第2回羽村市男女共同参画推進会議を閉会とする。皆様の御協力、ありがとうございました。今後も引き続きよろしくお願いしたい。

    (事務局)議事進行ありがとうございました。次回会議は、概ね12月頃の開催を予定しており、日程調整後に改めてお知らせする。

    委員の皆様、本日は長時間にわたり、ありがとうございました。

    午後7時45分終了