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    令和2年第10回羽村市教育委員会(臨時会)会議録

    • [2020年8月5日]
    • ID:14081

    令和2年第10回羽村市教育委員会(臨時会)会議録

    日時 令和2年7月20日(月)午後6時25分~7時25分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴人 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 協議事項 小・中学校の宿泊学習について

    会議経過

    教育長 本日の出席者は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第10回羽村市教育委員会(臨時会)を開催いたします。

    本日の議事日程は、本日お手元に配布したとおりです。

    〔日程第1〕

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名します。よろしくお願いします。

    〔日程第2〕

    教育長 協議事項 小・中学校の宿泊学習について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、小・中学校の宿泊学習について、説明させていただきます。

    お手元にお配りしております資料の裏面をご覧ください。小・中学校における宿泊学習についての検討の経緯から説明させていただきます。

    4月に新型コロナウイルス感染症防止対策として、夏休み前までの学校行事を延期もしくは実施しないことを決定しました。そのため、6月に実施予定であった中学校の修学旅行を秋に変更しました。

    5月には、小・中学校校長会において、宿泊学習の実施について意向確認を行いました。

    6月には、小学校自主校長会において、安全が確保されないのではないかとの意見交換がされました。また、中学校長会と教育委員会事務局との意見交換においては、中学校3年生の修学旅行は最後になるので安易に中止を決定していいものかとのことで、保護者を対象に意向調査を行うことを決定しました。また、企画料いわゆるキャンセル料について確認をしたところです。

    中学校3年生の保護者から提出された意向調査の集計結果は、「実施を望む」の回答が33.4%、「判断を先延ばししてほしい」の回答が47.4%、「中止したほうがいい」の回答が19.2%という結果です。自由意見として、感染リスクがないよう、十分に配慮するなかでの修学旅行だが、中学校最後の思い出となるよう実施してもらいたい。しかしながら、感染状況によっては中止も仕方ない。また、遠距離ではない場所での実施や思い出となる代替行事などを実施できないか。キャンセル料が発生しない形で決めてほしい。高校受験後の3月に延期できないか。また、休校が長引き授業の遅れが心配される中、実施できるかわからない行事に授業時間を取られたくないなど、その他、多数の意見をいただきました。

    こうした意見内容も踏まえ、検討してきた主な内容は、このまま保護者や子どもたちが不安を抱いたまま実施となる宿泊学習でいいのか。3密の解消やソーシャル・ディスタンスなど感染リスクを低減させるためには、宿泊先の部屋数やバス等の交通手段の増加を考える必要があるが、予定している宿舎では対応が難しい。訪問先で不特定多数の観光客と接することが予想される。夏休みから秋の行楽シーズンは、都道府県を超えた人の流れにより、感染症の拡大が想定される。万が一、訪問先で感染または感染の疑いが生じた場合、医療機関やホテルなどに留め置きとなる可能性があり、その際は保護者が現地へ迎えに行き対応することになってしまう。公立学校として2割近い保護者が中止を望む行事を実施することに課題がある。宿泊行事を実施する場合、夏休み前後から事前学習や事前準備をするための時間を要する。そのために、早期に実施の可否を決める必要がある。保護者の意向調査では「判断を先延ばししてほしい」の意見が多かったのですが、判断の先延ばしは難しい。羽村市として宿泊学習を実施するかどうかの決定は。学年や学校ごとではなく、小学校、中学校で統一すべきである。宿泊学習の代替となる「思い出に残る集団での学び」を検討する。企画料いわゆるキャンセル料を保護者負担とならないようにしたいなど、検討してまいりました。

    このような内容を踏まえて、総合的に判断しまして、本日の教育委員会臨時会で、今年度の小・中学校の宿泊学習については、中止することを提案させていただきます。

    中止する宿泊学習は、小学校5・6年生の移動教室、中学校1年生の移動教室、3年生の修学旅行、特別支援学級の宿泊学習になります。また、中学校1年生の移動教室はスキー教室になりますが、来年度、2年生になって1年生と一緒に実施できればと考えております。

    本日、宿泊学習の中止について協議いただきまして、資料のように、教育長名で各小中学校保護者宛てに学校を通じて通知文を発出し、対応していきたいと思います。

    なお、現時点で、中止等に伴う企画料は市の負担で対応が可能と考えております。

    また、代替する行事の小学校6年生の移動教室は宿泊学習になりまして、発生する企画料については要綱改正が必要になりますので、詳細について、学校教育課長より説明させていただきます。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 それでは、宿泊学習を中止した場合に発生する企画料について、補足説明させていただきます。

    宿泊学習の実施に向けて、旅行会社にさまざまな企画をしていただいており、それに対する企画料が発生します。

    参考になりますが、現時点ですべての学校ではありませんが、小学校は11万1千円ほどの企画料が発生しております。富士見小学校、松林小学校、武蔵野小学校で児童1人当たり330円または550円の金額です。また、中学校では全校で企画料が発生しており、生徒1人当たり5千円から6千円の金額と把握しておりまして総額268万円ほどになります。

    宿泊学習が中止となった場合に、移動教室等の各補助金交付要綱の改正をし、付則において特例措置を規定して、企画料発生の場合の支払いについて対応します。宿泊学習の代替となる「思い出に残る集団での学び」を検討することを提案させていただきましたが、年度内に代替となる行事を検討していくにあたり、要綱に規定している児童・生徒の保護者に対し交付する補助額から、中止により発生した企画料を差し引いた補助額の範囲内で、対応が可能であれば、その実施と合わせて制度の見直しを考えています。

    また、中学校1年生のスキー教室を次年度に2年生で実施することを検討しておりますが、要綱では、小学校及び中学校在籍中にそれぞれ1回補助することを規定しておりますので実施することは可能であります。宿泊学習の実施及び補助金交付について制度と照らし合わせて検討していきます。なお、要綱改正は教育委員会にお諮りすることなく、教育長決裁のもとに施行されます。

    以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 訪問先で感染もしくは感染の疑いが生じた場合に現地に留め置きとなる可能性があるとのことですが、ルールとして決められていることであるのか確認します。また、宿泊学習を実施するかどうかは、小中学校で統一すべきであるとのことですが、学校長が統一すべきと考えているのかどうか。また、企画料いわゆるキャンセル料については、Go Toトラベルキャンペーンにより国が負担するとの報道があったので、今後、参考にしてほしいと思います。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 訪問先で留め置きとなる件については、健康課長とも協議したところ、子どもの症状により、状況によっては留め置きとなる可能性があります。また、宿泊学習を実施するかどうか、小中学校で統一すべきである件については、前回の校長会において全体で確認できたと認識しております。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 Go Toトラベルキャンペーンによるキャンセル料の扱いについては、今後、情報収集して検討材料としたいと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 学校から保護者へは、この通知文にあるように、教育委員会では学校長との意見交換や保護者対象の意向調査などを実施し、さまざまな検討を重ねてきた真意を伝えていただきたいと思います。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 さまざまな意見があると思いますが、感染に対する心配は、子どもたちだけでなく、引率する先生方も同様です。安全が確保されない状況ですので、今年度の宿泊学習については中止にするべきと思います。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 中学校の部活指導の際に数人の3年生に話を聞いてみたところ、修学旅行について、安全ならば行きたいけれども、対策を講じても感染しないという保障はないので行かないほうがいいと思っているとのことでした。また、学校の臨時休業などにより通常の学習が遅れているところで修学旅行の事前学習や事後学習に時間がとられることも不安に思っているようでした。代替行事については、要らないとの意見もありました。数人から聞いた意見ですけれど、落ち着いてしっかりとした考えを持っているし、子どもたち同士で話題になっていて、皆で話している内容であり多くの子どもたちが同じ気持ちでいるのではないかと感じました。また、私の個人的な意見ですが、修学旅行が中止になってしまっても京都や奈良の国宝などについての事前学習は、ぜひ子どもたちにしてほしい気持ちでいます。

    教育長 さまざまなご意見等をありがとうございました。他にご質問等ないようですので、以上で質疑を終了します。

    それでは、お諮りします。

    協議事項 小・中学校の宿泊学習については、中止とすることにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって今年度の小・中学校の宿泊学習については、中止とすることに決定いたしました。

    これをもちまして、令和2年第10回羽村市教育委員会(臨時会)を閉会といたします。

    ありがとうございました。

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

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