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    令和2年第13回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2020年11月2日]
    • ID:14363

    令和2年第13回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    日時 令和2年9月18日(金)午後3時01分~3時22分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名

    教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴者 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    会議経過

    教育長 それでは、定例会を始めます。

    ただいまの出席者は、5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第13回羽村市教育委員会(定例会)を開会いたします。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    〔日程第1〕

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において羽村章委員を指名します。よろしくお願いします。

    〔日程第2〕

    教育長 教育長報告を行います。

    お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    はじめに、8月19日です。東京都市教育長会幹事会の会議の中で、中学校の修学旅行について、各市教育委員会の対応状況について情報交換が行われ、この時点では、市立中学校全校が中止と決定している市は、16市でありました。

    また、年明け3月くらいに実施する市もあり、まだ検討中、または全校ではなく一部で実施する、または延期する方向など、まだ検討しているという話がございました。

    中止、または実施について、コロナウイルスの感染が収束した暁には、反省なり検証がされることと思いますけれども、どのように対応を図ったかということについて、羽村市としての検証をしていかなければなりません。

    今の日常の生活やさまざまな社会生活、経済活動などコロナウイルスの影響は甚大であり、対処の仕方が難しい感染症だと感じています。厄介なものだと思っています。

    今回の修学旅行の中止については、生徒の気持ちや学校行事の大切さなどを考えると、一部の教育長からは、少々のリスクを冒しても実現させたいという捉え方もありましたけれども、やむなし、危機管理的に、リスクを考えて中止を決定したという教育長もいました。

    羽村市としての決定事項は、他の自治体との比較評価をするものではないと思っています。

    いつまでこうした選択をしていかなければならないのか分かりませんが、そのときそのときの状況判断、それが今後も必要になってくると思われます。教育委員会としての決定に際して、多角的な視点から検討する中で冷静に対応していきたいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。

    次に、8月27日です。定例校長会が開かれ、学校長から現在の子ども達や教職員の様子、また6月の学校再開に際して実施した分散登校について、どのような課題や評価があったかということも含めて報告をしてもらったところです。

    ある学校長からは、学級を2分割して、少人数の指導ができ目が行き届いたという報告や、給食を2回に分けたので、時間的に忙しかったという報告がありました。

    私からは、学校長に、子どもたちの心の変化についてよく観察してほしいと話しました。

    少人数学級については、新型コロナウイルス対応で、今の報道や教育評論などでも教室内の蜜の解消など少人数学級が良いということが言われ、また、海外の学校の標準の児童数などの比較で、日本も少人数学級にするべきだという論評もあります。

    市議会でも、少人数学級に対する考えはないかという質問がありまして、学級の児童数については、国の小学校の設置基準や、中学校においての設置基準で40人以下と定められており、いわゆるコロナの分散登校ということではなくて、通常の状態で少人数学級にすることについて、その実現のため教員を10万人増やすというような話も出ていまして、国に働きかけてはどうかという質問でしたけれども、当然、羽村市だけで1学級の人数の基準を少人数にすることができないと捉えていますし、教室の数、教員の人数などの課題もあり、数量的、ハード的な問題も含めて考えますと、真に指導に適切な学級の人数はどうか、また教育的指導上の観点から、学校教育の本質的なあり方を考えていく必要があるのではないかということも思われます。単純に少人数にすれば良い教育が実現できるとは言えない部分もあると思うところです。

    東京都市教育長会としては、東京都教育委員会を通じて、国に対して35人以下という学級の人数を絞り、教員の加配も含めた教員と児童・生徒数、学級数、学級の中の児童・生徒数について要望しています。

    議会からは、20人学級にしてはどうかという話もありましたけれども、なかなかそれは難しいと思っています。今、東京都市教育長会では35人以下で要望をしているところです。

    また、今議会の一般質問の中では、オンライン学習についても質問がありました。児童・生徒一人1台のパソコンを活用した教育をどのように展開していくかということ、また、教員のパソコンの対応はどうするのだという質問については、教育委員会と、教員の今後の取組みや、具体的な研修の計画、研究、検討組織の立ち上げなどについて答弁したところです。

    パソコンの活用やオンライン学習が、万能の教育ツールのように言われている部分もありまして、確かに私も魅力的な指導展開や、児童・生徒の学習意欲の向上、動画の適切な利用による効果はあると思っています。ただ、やはり学校教育の中で、古い考えかもしれませんが、一番重要なのは教師の資質だと思うところです。教師が自分で指導して、良い授業を実施していく中で、一人1台ずつのパソコンをどう活用していくかを含めて全体の教育の向上を図っていくことを学校の先生方と一緒に、研究会を立ち上げて考えていければ良いと思います。

    また、ICT機器の活用については、人間として、教師だからこそできる、教師としての仕事があるわけですから、将来を見通した中で、教員の皆さんにみずから考えて研究していただくことが必要だと思っています。

    ある教育新聞に、20年後30年後も今と同じスタイルの教育が行われているでしょうかという記事があり、もしかしたら、そう思っているのは教師や教育委員会だけかもしれませんということが書かれていましたけれども、本当に冗談ではなく、近い将来、そういったICTが学校教育をかなり変えていくかもしれません。今の段階では、今年購入するパソコン端末を各校内で来年から有効に活用し、それらについての研究や検討は内部でしっかりとやっていきたいと思っているところです。

    9月8日の本会議で議案の審議が行われまして、家庭学習用のパソコン端末の契約業者も決定しました。東日本電信電話株式会社東京事業部との購入契約をしたところですけども、契約金額は1億7,215万円、契約台数は全部で4,579台です。来年の3月1日までの契約で導入されることになります。

    また、今議会の議案として教育委員会委員の任期満了による委員の選任に関する同意を求める議案が提出され、全会一致で江本裕子委員、塩田真紀子委員の再任が同意されましたので、ここで報告をさせていただきます。

    任期は10月1日から令和6年9月30日までの4年間であります。どうぞよろしくお願いいたします。

    報告事項に戻ります。9月2日の産業祭実行委員会ですが、今年の産業祭は富士見公園を会場にしたにぎわいのある例年のような開催ではなく、市内のスタンプラリーなどを中心にした全市をあげた形に変えた産業祭にするということです。教育委員会として関係あるところでは、例年、二中校区の小・中学校の金管バンドや吹奏楽部が出演をしていましたけれども、今年はその演奏の機会もなくなったということです。

    子どもたちのさまざまな活動の場がなくなっておりまして、モチベーションも心配されるところです。東京都教育委員会ではこのほど、都立学校の感染症対策指針の改訂版を公表し、来年4月からは多数の生徒が集まるような文化祭や合唱祭などの行事について感染症予防対策を行った上で挙行できる形になっています。

    これを受けて、教育委員会事務局内部で検討をしているところですが、今後、委員の皆さんからのご意見等もお聞きしながら、羽村市教育委員会として学校や保護者に方針を示していくこととなりますので、よろしくお願いしたいと思います。

    例年行われる各学校の合唱祭や音楽会、金管バンドや吹奏楽部の定期演奏会などは、ぜひ実現させたいと思っています。

    次に、9月14日の羽村第三中学校の学校訪問には、委員の皆さんのご出席ありがとうございました。今回はコロナ感染症対策を念頭に置き、訪問人数の縮小や、給食試食の取りやめ、教室内における参観者数を少人数に制限して授業参観するなど、実施方法に変更を加えました。

    今後のこともありますのでご意見をいただければと思います。

    江本委員から何か感想がありますか。

    江本委員 特に感想というよりも、こういう時期ですので、学校の負担をできるだけ少なくするという意味においても、時間構成と人数制限は妥当だと思います。

    学校における資料等の準備についても、できるだけ簡素で結構だと思います。学校には負担をかけずに訪問したいと思います。

    教育長 ありがとうございました。

    教室内での給食の状況も、学校長から聞く中では、前を向いて静かに食べて、食べ終わったらすぐマスクをして片付ける状況であり、子どもたちと一緒に給食を食べることは、いまの状況では難しいと判断し、中止させていただきました。

    ほかに何かご意見ご質問等ありますか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    それでは、教育長報告は以上で終了とさせていただきます。

    〔日程第3〕

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の8月18日から9月17日までの活動については、別紙に記載のとおりです。

    これから質疑、またご意見等をいただきます。また、ご出席いただいた委員の方からの報告等もありましたらお願いします。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 8月25日、東京都市町村教育委員会連合会の常任理事会及び理事会そして研修会に出席させていただきました。

    このコロナの関係で、4月の理事会や5月の定期総会が書面開催の状況でしたけれども、ようやく理事会が開催されました。

    今回の理事会では、これまでの会議の中止や書面開催などの会務報告、今後の日程について説明がありましたが、今後については、10月29日に第1ブロックの研修会が予定されております。場所はあきる野市の予定です。

    また、年が変わりまして、2月9日に、市町村連合会全体の研修会が東京自治会館で行われる予定です。講師は東京都医師会の副会長である角田徹さんで、講演のテーマは新型コロナウイルス感染症の現状と今後の方策についての内容であるとのことですが、今後の感染拡大状況によっては変更になる、または中止になる可能性もあるという説明でした。

    理事会の後に研修会がございまして、講師は、多摩教育事務所の岡部指導課長でした。講演内容は東京都が求める教員像ということで、主に人材育成についてのお話でした。

    喫緊の課題として、このコロナの影響で教育実習が実施できない状況であり、来年度、教育実習なしで採用される初任者がかなり出てくるのではないかということ、また、現時点で東京都教育委員会主催の研修会自体の開催がままならない状況であるというお話でした。

    東京都では人材育成に非常に力を入れていて、特に職層ごとに目標を立て、それに向かって計画的に人材を育成していこうと取り組んでいただいているようですが、特に管理職の確保と研修のあり方が課題であるとのことです。

    また、教員の働き方改革と研修との兼ね合い、それも大変重要な課題であるというお話でした。

    大量採用の時代の先生方が、やがてベテランになる時期が来るわけですが、そういう時期において、研修のあり方について、OJTのあり方や、教育課題への対応、特に話題となっているオンライン授業や、ICTへの取組みなどの教育課題の対応についての研修など、非常に大きな役割を持つので、人材育成については、課題が山積しているとのお話でした。

    雑駁ですが、以上です。

    教育長 ありがとうございます。

    10月29日の第1ブロック研修会は、内容については決まっているのでしょうか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 伺っておりますのは、多摩教育事務所の岡部指導課長を講師にして、ICTを活用したこれからの学習活動についての講演があるそうです。場所はあきる野市五日市地域交流センターと聞いております。10月29日木曜日の午後の開催です。

    教育長 ありがとうございます。

    江本委員からの報告に対してご質問等はありますか。また、ほかに発言はございますか。

    (質疑なし)

    特にないようですので以上で質疑、また報告内容については終了させていただきます。

    教育委員会委員活動報告は以上で終了いたしました。

    これをもちまして、令和2年第13回羽村市教育委員会定例会を閉会します。ありがとうございました。

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

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