日時
令和2年8月27日(木曜日)午後7時~8時57分
会場
市役所東庁舎4階特別会議室
出席者
【委員】神子島健、高橋幸、松尾紀子、武藤清美、吉岡琢真、安保文美子、石黒武、渋谷清、中村千依、関塚孝司、小林浩一、永田弘行、永井秀一
【理事者】市長
【事務局】企画総務部長、企画政策課長、企画政策担当主査
欠席者
【委員】沓川絢子
議題
1 委嘱状交付
2 市長あいさつ
3 委員紹介
4 会長及び副会長の選任
5 議事
(1)羽村市男女共同参画推進会議の傍聴に関する定め(案)について
(2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
(3)第4次羽村市男女共同参画基本計画及び令和2年度実施計画について
(4)羽村市男女共同参画推進会議の役割について
(5)令和2年度羽村市男女共同参画推進事業について
6 その他
(1)羽村市の概要・長期総合計画について
(2)今後のスケジュールについて
傍聴者
なし
配布資料
会議の内容
1 委嘱状交付
市長から各委員へ委嘱状交付
2 市長あいさつ
新型コロナウイルス感染症の罹患者が本日7人になったが、他市と比較しても罹患者が少ないのは、市民の皆さんがしっかりと対策していただいているおかげである。ただ今、「羽村市男女共同参画推進会議」委員を委嘱させていただいたが、これからさまざまな立場で、市の男女共同参画社会の推進に関する建設的なご意見を賜りたい。
羽村市では、平成9年に「男女共同参画都市宣言」を行い、平成19年には「羽村市男女共同参画推進条例」を制定するなど、男女共同参画社会の実現に向けた取組みを推進してきた。男女共同参画については、令和4年度を始期とする次期計画の策定を予定しており、男女共同参画推進会議委員の皆さんには、羽村市が年齢や性別を問わず、市民の皆さんにとってすばらしい男女共同参画のまちとして、さらに発展していくことができるよう、活発なご議論をいただきたい。よろしくお願いする。
3 委員紹介
資料1に基づき企画政策課長より委員を紹介
4 会長及び副会長の選任
(事務局)羽村市男女共同参画推進会議規則第3条において、推進会議に会長及び副会長を置き、委員の互選よって定めることを規定している。会長及び副会長の選任について意見をお願いする。
(委員)前期に引き続き、会長には第10期羽村市男女共同参画推進会議の会長を務めていた神子島先生を推薦したい。
(事務局)会長に神子島委員を推薦していただいたが、他に意見はあるか。
(委員)特になし
(事務局)意見がないようなので、本推進会議の会長を神子島委員としてよろしいか。
(委員)異議なし
(事務局)それでは、会長に神子島委員を選任させていただく。続いて、副会長について意見をお願いする。
(会長)引き続き、副会長に松尾委員を推薦したい。
(委員)ぜひお願いしたい。
(委員)異議なし
(事務局)異議なしと認め、副会長に松尾委員を選任させていただく。それでは、会長に選任された神子島委員、副会長に選任された松尾委員から、就任のご挨拶をお願いする。
(会長)議論する内容はかなり多い会議であるが、しっかりと議論して提言等を出していきたい。ご協力をお願いする。
(副会長)コロナ禍において、今までとは働き方などに変化が出てきている。みなさんと一緒に考えていければと思う。
(事務局)それでは議事に移るが、羽村市男女共同参画推進会議規則第3条の規定により、会長が会務を総理することとされているため、会長に議事進行をお願いする。
議事
(1)羽村市男女共同参画推進会議の傍聴に関する定め(案)について
事務局より資料3-1に基づき説明。
(会長)意見、質問等はあるか。
(委員)前期にも定めがあったかと思うが、これは改正ということか。
(事務局)委員の改選に伴い、改めて定めの内容について決定するものである。なお、内容については、前期に定めていた内容を案としている。
(委員)了承
(会長)「羽村市男女共同参画推進会議の傍聴に関する定め(案)」について、原案どおりとすることについて異議はあるか。
(委員)異議なし
(会長)異議なしと認める。よって、この定めで運営することとする。
(2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表に関する基準について
事務局より資料4に基づき説明
(会長)前期については要点筆記、発言者については「会長」「委員」「事務局」と表記していた。意見等はあるか。
(委員)意見無し
(会長)これまでの会議と同様、要点筆記、発言者氏名については記載しないことでよろしいか。
(委員)異議なし
(会長)異議なしと認める。
(3)第4次羽村市男女共同参画基本計画及び令和2年度実施計画について
事務局より資料5・6に基づき説明
(会長)コロナ禍において、ライフスタイルが強制的に変化しており、ライフ・ワーク・バランスや働き方などは、男女共同参画に関連する部分が多くある。現在、生活の中で感じていることについて意見交換を行う。
【コロナ禍の生活の中で感じたことや変化等について意見交換】
以下、意見抜粋
・子育て世帯の方の生活について、母親の負担が増加していると感じている。緊急事態宣言下では、学校等が休校になり常に子どもと一緒にいることや、男性は自分の部屋があるが、女性は自分の部屋がないケースも多く、女性に負担が多くかかっているような状況についての話しを多く聞いた。
・緊急事態宣言の間に休んだ分の保育料や給食費について、減免や返金を行っていたため、宣言期間中の登園は通常時の20パーセント程度であった。なお、休みの間も連絡を取るようにしていたほか、SNS等を活用して、情報発信等を行っていた。
・医療関係・物流・介護・保育関係の職については、休みづらいことがわかった。
・消毒作業等の増加に伴い、職員の労力は増えているが、登園者が少なかったため、職員も交代で休暇を取得することができた。
・臨時休業中については、家庭学習の課題の作成や状況の確認、家庭への連絡、再開後も学習の遅れをどのように補うかなどについて対応を行った。また、消毒作業や分散登校などの対応もあり、教員にとっても負担は増加した。
・女性が社会で活躍するためには、男性の家事・介護・育児への参画など、家庭内での共同参画が推進していないと難しい。コロナ禍で働き方に変化があり在宅時間が増加したことで、男性の家事等への参画が進むと良いと感じる。
・緊急事態宣言の発令直後、教育委員会では、さまざまな家庭の状況に対応するため、学校において子どもの居場所づくりなどを実施した。
・4・5月頃は雇用調整助成金に関する問合せが、ひっきりなしであった。申請開始以降、来庁者は減ったが、申請書が大量に届くようになり、先日は東京労働局に1日で約7,000件の申請があった。
・失業手当給付受給者の来庁が、前年度と比較して3~4割程度増加している。通常は支給日数が90日分であるが、コロナの関係で退職せざるを得なくなった場合については、60日延長の150日分となっており、現在は給付の窓口が混雑している。一方、求人募集は2割程度減っており、職探しが難しい状況となっている。
・テレワークになり、勤務先では今後、事務所を25パーセントカットすることとなった。
・以前から家事や育児に積極的に取り組んでいるため、コロナ禍における自分自身のライフスタイルに変化はあまりない。
・就学したての子どもは、マスクをしていると友達を覚えることが大変そうであった。
・自宅にいる時間が増加したことで、夫婦のあり方について考える良いきっかけになった。家事・育児・介護を協力して行うことはもちろん大事だが、それ以上に相手を思いやる気持ちが大事だと感じた。
・今までは、訪問など対面で個々の状況を確認していたが、コロナ禍ではそれができなくなった。対面以外の連絡方法として、電話での連絡を頻繁にとるようにしており、その中で、障害者に対しては顔が見えるZOOMは有効だったと捉えている。しかし、高齢者は疾患を抱えていることも多く、課題が残ると感じた。
・障害者の就労について、採用は以前と比較すると5分の1程度になっており、この先もっと減ることが予想される。
・自宅にいる時間が増えたことで、家庭内のコミュニケーションは豊かになった。
・医療・福祉については事業継続を求められたため、感染予防対策を講じて取り組んでいる。その中で、従業員にはワーク・ライフ・バランスを大切にしてほしいと考えるため、勤務体制については臨機応変に対応している。一方、従業員を管理する立場としては、さまざまな対応の増加により以前よりワーク・ライフ・バランスは崩れていると感じているが、その中でも家族のコミュニケーションをとるよう心掛けている。
・会議は全て書面決議になり、現在もそれが継続している。
(会長)今意見をいただいたように、新型コロナウイルス感染症はそれぞれの生活に少なからず影響を与えており、男女共同参画の視点でも、大きな転換点であると感じている。この状況下において、苦しい立場の人にしわ寄せがいかないよう、会議において現状を踏まえた上で意見交換を行い、提言していくことが必要である。
(4)羽村市男女共同参画推進会議の役割について
事務局より資料7-1、7-2に基づき説明
(会長)現在、市は第4次羽村市男女共同参画基本計画に基づき、さまざまな施策や事業を推進しており、前期の本会議では、令和4年度を始期とする次期計画の策定に向け、昨年度から2年をかけて現計画の6つの基本目標について評価・提言を行うこととした。自分達の生活の中で、男女共同参画にはどのような役割があり、今後どのような方向に進むとより良い暮らしにつながるかといった方向性について検討を進めていく。昨年度は基本目標3・4・5について取り組んでおり、関係課にヒアリングを行ったうえで、意見をとりまとめたものが資料7-2である。今年度、本会議として、何に重点を置いて評価・提言していくかについて、意見をお願いする。
(委員)方向性として、残りの基本目標1・2・6について検討を進めることで良いと思うが、新型コロナウイルスの影響で生活や考え方に変化が生じているため、昨年度取り組んだ基本目標3・4・5も含めた内容で、議論を深められると良いと感じる。
(会長)今年度は基本目標1・2・6の評価・提言を行い、最終年度である来年度に全体の評価・提言として、コロナ禍の影響を踏まえた議論を行うことも可能かと思う。
(事務局)令和4年度からの新たな計画にどのようなことを盛り込むかについて、現計画の点検・評価及び、今後の方向性について意見をいただきたいと考えている。なお、1期2年間であり、新たに委員に就任された方もいるため、2年間の中で検討していただくことも可能かと考える。
(会長)次回の会議までに現計画や実施計画などに目を通していただき、重点評価項目については、今後の会議で継続して議論することとしたいがよろしいか。
(委員)異議なし
(5)令和2年度羽村市男女共同参画推進事業について
事務局より資料8に基づいて説明
6 その他
(1)羽村市の概要について
事務局より資料9に基づいて説明
(2)今後のスケジュールについて
事務局より資料10に基づいて説明
7 閉会
(会長)これで第1回羽村市男女共同参画推進会議を閉会とする。次回も引き続きよろしくお願いしたい。
(事務局)コロナ禍における変化等についてお話いただいたが、男女共同参画を推進するうえで、今後の事業の進め方やあり方について考えなくてはいけないと感じているところであり、委員の皆さんからの意見も参考に、さまざまな面で学ばせていただき、令和4年度からの新たな計画の策定に向け取り組んでいきたい。次回の日程は調整を行った上で決定し、委員のみなさんに連絡させていただくこととする。以上で本日の会議を終了する。長時間に渡りご審議いただき感謝する。
午後8時57分終了