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    第11期 第2回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    • [2020年12月14日]
    • ID:14421

    第11期 第2回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    日時

    令和2年11月13日(金曜日)午後7時~8時57分

    会場

    市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者

    【委員】神子島健、高橋幸、松尾紀子、武藤清美、沓川絢子、安保文美子、石黒武、渋谷清、中村千依、関塚孝司、小林浩一、永井秀一

    【理事者】市長

    【事務局】企画政策課長、企画政策担当主査

    欠席者

    【委員】吉岡琢真、永田弘行

    議題

    1 開会

    2 会長あいさつ

    3 議事
    (1)羽村市男女共同参画基本計画進ちょく状況調査報告書(案)令和元年度(2019年度)実績について
    (2)第4次羽村市男女共同参画基本計画(令和元年度)重点評価項目の選定について
    (3)男女共同参画情報誌「Weaveはむら」座談会

    4 その他

    5 閉会

    傍聴者

    なし

    配布資料

    • 次第
    • 羽村市男女共同参画基本計画進ちょく状況調査報告書(案)令和元年度(2019年度)実績【資料1】
    • 男女共同参画情報誌「Weaveはむら」(令和3年3月15日号広報はむら)の掲載記事について【資料2】

    会議の内容

    1 開会 

    2 会長あいさつ

    先日、国の男女共同参画会議において、今後の国の男女共同参画をどう進めていくかという意見が政府に提出された。日本は指導的地位、組織等の方針を決定する場に女性が少ない点が課題となっており、このような点については、国が言うよりも地域社会から変わっていかなければ、なかなか進まない部分がある。羽村で生活しているみなさんと一緒に、男女共同参画をどう進めていくかについて、活発に議論できればと考える。

    3 議事

    (1)羽村市男女共同参画基本計画進ちょく状況調査報告書(案)令和元年度(2019年度)実績について

    事務局より資料1に基づき説明。

    (会長)資料1は昨年度羽村市が行った男女共同参画施策に関する報告書である。意見、質問等はあるか。


    (委員)基本目標1「人権の尊重」の担当課を見ると、保育関係の部署が入っていない。子ども達の人権や意思の尊重は、とても重要な視点であると思う。保育関係の部署の取組みがあれば教えてほしい。

    (事務局)羽村市の保育園は民営化されており、全て私立の保育園となっている。幼児・児童の人権は大事であり、それぞれの保育園で人権を守るよう取組みをされていると承知している。 

    (委員)子どもの人権という点では、研修も開かれており、職員が交代で参加している。子どもであっても一人の人間として対応するということを意識して、職員は日々務めており、羽村市内の保育園については、心配ないと感じている。 

    (委員)行政は関与していないのか。


    (委員)協議会があり、その中には市の保育担当課も参加しており、各園の取組みなどについて情報共有している。なお、公立保育園であった4園は市内の民間保育園が受託しており、連携をとりながらうまく引き継がれている。


    (委員)協議会に参加しているのはどこの部署か。


    (事務局)子育て相談課と子育て支援課が参加している。


    (会長)人権に関することには取り組んでいるが、男女共同参画の実施計画には記載されていないということで良いか。


    (事務局)常日頃からその意識を持って市の職員も保育園の皆さんと連携しながら、保育内容を充実させるよう取組みを行っている。その中で、特別に「人権」という項目で事業を行っているものではないことから、計画に記載していない。


    (委員)障害者施設の現場にも言葉の暴力やハラスメントがあると理解しているが、基本目標3の担当課の中に障害福祉課が入っていない。これについても、保育施設での人権尊重の内容と同様に、特別に事業を行っているものではないため、計画に記載がないという考え方で良いか。


    (事務局)ただいまの指摘も同様であると捉えている。市として障害福祉施策を展開するにあたっては、地域の施設の皆様と連携して取組みを進めいている。人権を尊重し暴力をなくすということは、根底にある意識であり、互いに共有していると捉えている。障害福祉の分野において、暴力の根絶に関する事業がないことから実施計画には記載がないだけであり、それぞれに意識を持って取り組んでいる。


    (会長)障害者施設におけるハラスメントはあり得ることであり、今後、計画に追加しても良い内容かと思う。


    (委員)暴力には様々なケースがあると思うが、羽村市で受け付けた相談や、事件として警察署で扱われた内容や件数を把握しているか。


    (事務局)暴力に関する相談件数や保護された件数などについては統計を取っているが、今は持ち合わせていないため、後日報告する。


    (会長)次回参考データをお願いする。


    (委員)意見として、基本目標4のNo43「男の料理教室の実施」について、 もっと実施してほしい。


    (事務局)男性の家事・育児への参画は男女共同参画を進めていくうえで非常に大事な要素であると捉えている。No43、44のほかに、47に掲載している「家事・育児参画推進講座」は企画政策課、子育て相談課、健康課が連携して実施している事業であり、家族で行うことに重点を置いているものである。なお、今年度はコロナ禍であることから、動画配信を活用して実施することとしている。

    (委員)No47の事業の参加者について、男女別の参加者数を把握しているか。


    (事務局)令和元年度の参加者内訳は6家族、男性6人、女性4人、子ども9人である。


    (委員)私もこの事業に親子で参加したが、季節のイベントに合わせたメニューであった点が良かった。継続して実施してほしい事業である。なお、人数についてもちょうど良かったと感じる。No.43は平日の実施のため、働き盛りのパパは参加が難しいと感じる。


    (委員)様々な職種の方がいるため、逆に平日の方が参加しやすい方もいるかと感じた。


    (事務局)No43の課題と改善点にも記載があるとおり、平日の開催の場合は 比較的年配の方の参加が多いといった課題もあるが、様々な業種の方がいることから、開催の曜日等も検討する必要があると感じる。


    (委員)基本目標5のワーク・ライフ・バランスの推進について、羽村市内や市役所の取組み状況などを教えてほしい。


    (事務局)市の職員の働き方については、「女性活躍推進計画」を事業所として策定しているため、男女共同参画基本計画には市職員の取組みは掲載していない。なお、市役所では毎週水曜日や月の最後の金曜日などをノー残業デーと設定し、6時までの退庁を促すよう取組みを行っている。働き方改革について、市をあげて取り組むことは民間に波及すると考え、取組みを進めている。このほか、産業振興の観点からも働き方改革の取組み等については、メールマガジンなどで情報提供を行っている。


    (委員)障害者雇用率について、今年は2.2パーセント、来年は2.3パーセントとなるが、羽村市の企業は達成しているか。採用状況については、求人はでているが、新型コロナウイルス感染症の影響で、採用は激減している状況がある。


    (事務局)市内全体の雇用率は手元に数字がないが、事業所としての市役所については、市長部局と教育委員会でそれぞれ目標を達成しており、今後も継続して雇用に努める方針である。


    (会長)他に質問はあるか。


    (委員)基本目標6「地域活動における男女共同参画の推進」のうち、No73若い世代のまちづくりへの参加の機会の検討・提供(ウ)ファシリテーター養成講座に関連する部分について、23区などでは地域において生活上の課題を個人や家族に対する個別支援と、生活圏の環境整備や住民のネットワーク化などの地域支援を行うコミュニティソーシャルワーカーを増やしていると聞いている。そのような方がいると地域活動における男女共同参画の推進力があがると感じる。そのような活動はあるか。 


    (事務局)寝たきりや認知症、障害のために手助けが必要であったり、共働きやひとり親で子育てが大変といった悩みを抱えている方が、地域で孤立することなく、安心して暮らしていけるよう、市内の各町内会・自治会の区域を活動単位として住民が交流し、見守りや声掛けによって支え合う、小地域ネットワーク活動の取組みがある。コミュニティソーシャルワーカーの働きも含め、今後、確認してみたいと思う。 

    (会長)ファシリテーター養成講座については、過去の参加者が現在活躍していれば、この事業自体意味があるものであり、追跡調査を行うよりは、行政が普段の活動の中で、過去の参加者がきちんと取り組んでいることが見えていればこの事業がうまくいっているということであると思う。

    (事務局)ファシリテーター養成講座を受講した方が、自主グループを作っており、様々なところでご活躍いただいていることは確認をしている。市が取り組んでいる事業にもご協力いただいており、羽村高校の生徒と一緒に市政について考える事業に、ファシリテーターとして参加していただいている実績もある。ファシリテーターが進行することで、会がより活性化するなど、ファシリテーター養成講座については効果が出てきていると感じている。

    (会長)他に質問等はあるか。


    (委員)No47の家事・育児参画推進講座のように、複数の課で連携している事業は他にあるか。


    (事務局)平成30年度から実施している講座であり、既に各課が取り組んでいた対象等が類似する事業を、内容の充実を図る観点から組織横断的にとりまとめて実施している事業である。この他、庁内に設置している男女共同参画推進委員会庁内連絡部会については、担当レベルで情報共有を行うほか、職員向けの研修について内容を検討するなど、部署を越えた取組みを行っている。新たな連携事業については、内容の充実という観点からも増やしていきたいと考えている。

    (委員)連携事業としていなくても、日頃から連絡・調整しながら事務を進めていると思うので、今後も増えていくと良いと思う。

    (委員)基本目標1、No6「人権・男女共同参画に関する図書・資料の収集・提供」について、企画政策課窓口は市民にどの程度利用されているか。

    (事務局)企画政策課窓口には、ウィメンズプラザや国の広報誌など関係機関の発行物やパンフレットなどを設置しており、一般の方が窓口に立ち寄った際などに活用していることは確認しているが、どの程度利用しているか数は捉えていない。


    (会長)他になければ、次の項目へうつる。


    (2)第4次羽村市男女共同参画基本計画(令和元年度)重点評価項目の選定について


    事務局より説明

    (会長)第4次羽村市男女共同参画基本計画は計画期間が令和3年度までであり、令和4年度から新しい計画になるため、次期計画策定に向け、現計画における実績の確認・評価を行う。なお、昨年度は基本目標3・4・5を審議しており、今年度は残りの1・2・3を中心に議論したいと思うが、新型コロナウイルス感染症の影響で様々な部分で変化がみられることから、それらも含め、普段の生活の中で気になる点、聞いてみたい点について意見をいただき、その中で重点評価項目を決定したうえで、ヒアリングを行いたい。
    例えば、基本目標1の人権の尊重の中に相談事業の項目があり、様々な相談が行われている。コロナ禍において相談件数や内容に変化があったかどうかなどについて聞いてみたい。相談事業は行政が行っていることで安心して利用でき、困っている方にとっては大事な事業かと思う。相談内容の傾向から現状や課題も把握できるかと思う。

    (委員)基本目標1「人権の尊重」の部分で、基本計画19ページ(1)人権教育・啓発の推進①職場における人権の尊重の中に「性別・年齢・国籍・障害の有無など」と記載があるが、この中に「性志向」が入ると良いかと思う。しかし、追加する際は慎重な議論が必要である。

    (会長)「性自認と性的志向」の両方が入った方が良いかと思う。LGBTを考えると、「性別」だけでは不足があるといった意見である。

    (事務局)ダイバーシティの観点から市の取組みを進めていくうえで、非常に重要な視点であると捉えている。現在取り組みが進んでいない状況にあるため、担当へのヒアリングを行うことは難しい状況である。しかし、男女共同参画を推進する担当として、今後、研修会や講演会などの機会を捉えながら、周知・啓発に取組んでいく考えである。次期計画を考えていく中で、意見をいただきたいと思う。

    (会長)提言の中には取り入れることができるかと思う。基本目標2No.14「審議会等における女性委員の積極的な登用」について、本来は50%前後であることが理想的だと思うが、職指定があるものが多く、女性委員の登用が進まないという状況であると思う。女性の登用が進んでいる自治体があるかはわからないが、そういった事例があれば参考にして、取り組んで欲しいと感じる。

    (事務局)職指定になっている審議会が多く、更に人数が多いうえに全員が職指定のような審議会もあり、それがこういった結果につながっていると考えられる。庁内に設置している男女共同参画推進委員会庁内連絡部会等においても、都度、審議会等への女性の参加比率の向上について啓発を行うなど、やれることから着実に取り組むことが必要であると捉えている。

    (会長)他に聞いてみたい部署はあるか。

    (委員)地域振興課に聞いてみたいと思う。市の中での「地域振興」とはどういったものか、どのような業務を行っているか。 

    (会長)基本目標6を見ると、NPOや市民活動団体を支援して地域を活性化させるようなイメージかと思うが、それを男女共同参画の観点から考えるとどのようなことか、ヒアリングしながら意見交換を行う中で、男女共同参画の観点から地域振興、市民活動をどう捉えていくかを一緒に考えるような方法でも良いかと思う。市内のNPOや市民活動団体の活動は、広い意味で男女共同参画に関わる部分ではあるが、そのことに自覚して取り組んでいる団体は限られているかと思う。意識に関しては各団体のことであり行政が指導する部分ではないが、団体に対する啓発や周知など、方策を一緒に考えることは可能かとは思う。

    (事務局)地域振興課は地域コミュニティの活性化を主として取り組んでおり、町内会・自治会を中心とした地域コミュニティの振興、NPOや自主的な市民活動団体の活動支援を行っている。また、羽村高校との取組みも地域振興課で行っている。男女共同参画の視点での指導・支援ができているかは把握していないが、コミュニティ活動の振興や市民活動の支援の部分についてヒアリングは可能であり、その中で、こういった視点が必要という提言をいただくことは可能かと思う

    (会長)ヒアリング対象として、相談関係の部署と地域振興課は可能かと思う。

    (委員)相談業務も人権や児童虐待、日々の生活のことなど分野が多岐に渡るため、幅広く話が聞けると良いと思う。

    (会長)範囲を限る必要はないと思うため、良いと思う。

    (委員)地域振興課でボランティア活動の安定と充実を図ることを目的に講座を行っているが、ボランティアを行っている方の高齢化に伴い、団体の維持が難しくなってきている。点字のボランティアを行っているが、若い人が入ってこない中、機械が壊れたら活動は終了となってしまう。そういった状況を踏まえ、地域振興課がボランティア活動をどのように盛り上げていきたいと考えているか聞いてみたい。 

    (会長)広い意味での地域活動を少子高齢化の中でどうつなげていくかは、非常に重要な課題であると思う。相談関係の部署と地域振興課の2部署にヒアリングを行うこととしたい。

    (委員)了承


     (3)男女共同参画情報誌「Weaveはむら」座談会


    事務局より資料2に基づき説明

    (会長)前回の会議の際に、コロナ禍において感じていることなどをお話いただいた。今回も同様に、家庭、地域、職場など、様々な場面において社会状況が変化している中で気づいた点や、できるようになったことなどについて意見交換を行い、それを記事にすることで、市民のみなさんの気づきにつながればよいと感じる。

    (委員)介護、医療、保育等の職種は対面が基本であり、テレワークやオンラインでは対応できない職種であるため、働き方は変化していない。変えられないからこそ、その中で感染予防を徹底して従事している状況であり、大変さを感じる。利用者の視点で考えると、コロナ禍に対する過剰な不安や、マスクの着用、ソーシャルディスタンスなど、新しい生活様式などへの急な変化に適応できない方が多くいることも感じた。

    (会長)テレワークでは対応できないような現場で支える仕事をしている方が沢山いることを踏まえて、考えていく必要があると思う。

    (委員)新しい生活様式の中で、運動会や体育大会ができないといった状況があったが、中学校においては、生徒達自身がどのような競技であれば実施できるかなどを考え、先生に提案し、先生はそれを応援する形で取組みを行った。実施する上では、学校ごとに在籍数や規模が異なるため、それぞれの状況に合わせた形で、検討・実施していた。子ども達自身がそれぞれの経験を踏まえ、競技や取組みについて考えて実施したという点では、コロナ禍という特殊な状況下においても、今まで学んだことを活かし、自分達がどうしたら良いかということを考えられている印象を受けた。

    (会長)男女共同参画においても、性別に関わらずそれぞれが主体性を持って判断するということが必要であり、教育という視点からも、自分達ができることを考え実践したことは、とても貴重な経験であると感じた。

    (副会長)保育事業は継続して行わなければいけない事業であり、その中で保育士はマスクをしていると表情が伝わりづらく、特に0歳や1歳の子ども達は表情を見て学び、体験しているため、その部分の弊害を克服するところまでは至っていない。一方で、ほぼテレワークという事業もある。様々な会議がリモートになっており、会議の時間のみを確保すれば良いため、参加しやすく非常に便利であると感じるが味気無さもある。顔を合わせてコミュニケーションを取ることが、様々なことを円滑に進めるポイントにもなると思う。
    女性が家で仕事をできるようになり、更にフレックスなどの制度も浸透すると、好きな時間に働くことができるようになることで、地域活動も支えられるようになり、その先には審議会等に参加する女性も増えるのではないかと感じる。今後の生活を考えていくうえでは、現在のコロナ禍において、それぞれが模索しながら進んでいるところであるため、今が変化のチャンスかと思う。

    (委員)兼業主夫を楽しんでいるが、テレワークになり外出する機会が減ったことで、「楽しまなくてはやっていられない」というのが本音である。そのため、季節に合わせて部屋をデコレーションするなど、普段の生活の中で楽しめることを探して取り組んでいる。外に出ていると様々な刺激があるが、適度に外出しないとストレスになるため、楽しみ方を変えないといけないと感じている。例えば、いかに早く洗濯物を畳むかなど。このほか、外食が少なくなったので、食べる楽しみも少なくなってしまった。また、外出が減ったので運動不足になってしまったため、運動不足の解消が最近の課題である。

    (会長)今までは職場と自宅が分かれていたのが、家で全てできるようになったことは良い点である反面、逃げ場がなくなるという状況が人によってあると思う。

    (委員)仕事の際、今までは顔を合わせて話を聞いていたが、感染症の感染拡大に伴い、対面での聞き取りができなくなり、電話で対応していた。そういった状況の中では、顔を見て話すことができるZOOMは非常に良かった。
    また、テレワークなどで家にこもりきりになったことで、四六時中家族と顔を合わせていると、だんだん煮詰まってくるという話も聞いた。家にこもっていたとしても、自分に戻ることができる場所や時間が必要であると感じた。

    (会長)ワーク・ライフ・バランスのあり方について、職場にいる時間や通勤時間が減ったことで家にいる時間が増えたが、感染症対策などの観点からなかなか地域の活動に出られないなど、課題はあると感じる。

    (委員)ほとんどの家事・育児を女性が担っている傾向があり、共働きの場合、リモートワークが進むとご飯を3食作らなくてはいけないなど、これまで外で済ませられていた家事が増え、しわ寄せが女性にいっているのではないかと感じており、この世代の女性のストレスの大きさが多いということは様々なところで見聞きする。男性が女性の家事・育児の負担に気付き、分担して行うきっかけになれば良い。「手伝う」ではなく、「協力」して取り組むという部分で意識が変わると良いかと思う。

    (会長)日本は男性が家事・育児を行う時間が極端に少なく、コロナ禍においては、女性への負担が更に増えているのではないかという指摘である。

    (委員)今の話の関連として、女性への負担が多いため、審議会等における女性委員の人数が少ないのではないかと思う。負担を減らすには、男性と女性が何事にも協力して取り組むことが重要なことであると感じる。 

    (委員)緊急事態宣言が出された際は、保育園においても保護者が休みの場合は登園を自粛するよう要請をしていた。そんな中、今まで保育園に関することを全面的にお母さんが行っていた家庭のうち、お母さんが仕事に行かなくてはいけない職種、お父さんがテレワークになったという家庭もあったため、やったことないことをやるお父さんが増えた。初めは保育園側も慣れないお父さんがお子さんの面倒をみているため大丈夫か心配して電話をかけたりもしたが、今時のお父さんは意外となんでもできることがわかった。今まで育児に関われない、やりたくてもできなかった朝から夜まで勤務をしていたお父さんが、いざテレワークとなったら、子どもがそばにいながらも仕事をしてなんとか乗り切っていた。その状況になればできることが分かったことを考えると、今までもやればできたのだと思う。お父さんからも、今まで子どもと過ごす時間がなかなかなかったため、大変ではあったが子どもとの時間が取れて良かったという話を聞くと、コロナ禍も悪いことばかりではないと感じる。そして、お父さんはやらないだけで実はできるということがわかった。

    (会長)コロナが終息したあとも、継続してできるかという点もケアしていく必要がある。

    (委員)そういった意味では、企業が働き方を考えていく必要があると思う。

    (委員)家にずっといると夫婦関係が煮詰まるという話をよく聞く。コロナ禍において、夫婦関係の調査が世界中で行われており、元から夫婦関係が良かったカップルは、一緒にいる時間が増えたことで更に関係がより良くなっている傾向があり、逆に夫婦関係が悪かったカップルは、一緒にいる時間が長ければ長くなるほど、関係がより悪化しているという傾向がわかった。なお、ドイツでは関係が良くなった傾向が強く出ており、日本では関係が悪くなった傾向が強く出ている。
    また、個人的な話としては、ZOOM疲れはすごくある。通勤時間に精神的なリフレッシュができていたのが、その時間がなくなったために、うまくリフレッシュできる人とできない人は出てくるかと感じている。

    (委員)コロナ禍においては、現実の会議ではなく、ZOOMやスラックという便利なものを使うことは一つの方法であり、実際に自分自身がそういった新しいことに取り組むことで、とても勉強になった。できないと思い込んでいるとなかなかできないため、何事にも挑戦してみるという気持ちは大事だと感じた。それは男女共同参画に関することも同様かと思う。

    (委員)今までは季節が変わるごとに着る物を買う楽しみがあったが、出掛ける機会も減ったので、そのような気力がなくなっている。かといって、家にこもっているのも良くないため、感染予防対策を行いながら、運動などをするようにしている。

    (会長)ZOOMでの会議などは要件しか話さないが、対面の場合は他愛もない話の中から様々な情報が入ってくると感じる。家族だと強制的に一緒にいなくてはいけないが、このような状況の中では行動が制限されるため、地域コミュニティや市民活動が衰弱、低迷してしまうことが気がかりである。
     

    4 その他

    事務局より「家事・育児参画推進講座『やってみよう!親子遊び★簡単料理』について説明


    5 閉会

    (会長)これで第2回羽村市男女共同参画推進会議を閉会とする。次回も引き続きよろしくお願いしたい。

    (事務局)次回の日程は調整を行った上で決定し、委員のみなさんに連絡させていただくこととする。以上で本日の会議を終了する。長時間に渡りご審議いただき感謝する。

    午後8時57分終了

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