令和3年10月5日(火曜日) 午後3時15分から午後4時40分
水道事務所 301会議室
(会長)石川順一委員、(副会長)遠藤広臣委員、土井浩委員、梅津潔委員、ディアッロ亜紀委員、小野澤正博委員
なし
1 開会
2 議事
⑴ 羽村市下水道総合計画(素案)について【資料1】
下水道事業の現状と課題 (1)人口の減少 から (7)継続的な維持管理(1ページから12ページまで)
3 事務連絡など
なし
1 開会
(事務局)お忙しい中を出席いただき感謝申し上げる。 令和3年度第2回羽村市下水道総合計画策定懇談会を開会する。本日の懇談会は、新型コロナウイルス感染症への対策を講じた上で開催しているが、できる限り、時間を短縮できるよう、理解と協力をお願いする。第2回目の開催となるが、第1回目が書面会議となったため、各委員の紹介を行う。
<事務局より各委員を紹介>
議事に移る。議事進行を石川会長にお願いする。
(会長)傍聴者について、事務局から報告をお願いする。
(事務局)傍聴を希望する者はいない。
2 議事
(会長)次第2、議事の「⑴ 羽村市下水道総合計画(素案)」について、事務局から説明をお願いする。
(事務局)(「資料1」および参考資料1により説明)
(会長)この件について、ご意見やご質問はあるか。
(委員)以下の3点について、質問する。
1点目は、6ページ、(4)下水道の浸水対策において、台風によって被害が多発し、その例として、令和元年の台風第19号による、住宅地の一部浸水被害が記載されている。被害が多発し、浸水被害が2件であったことは、被害が多発している内容とは、一般的に想像ができないので、文章を修正してはどうか。また、台風第19号の降雨は、長雨だったが、1時間に50ミリメートルを超える雨量ではなく、河川の水位が上昇したことで、その結果、行き場の無くなった雨水が浸水被害を起こしたものであることから、この項目に記載すると、時間50ミリメートル以上の降雨があったと、間違った印象を与えてしまう恐れがある。
2点目は、7ページ、(4)下水道の浸水対策の②ソフト対策の中で、「浸水予想シュミュレーション調査などの排水能力評価」との記載があるが、調査でどこが浸水するかがわかることから、表記を修正してはどうか。
3点目は、9ページ、⑹ 雨天時浸入水対策の②雨天時浸入水による問題において、「不明水(雨天時浸入水)は、汚水管や汚水ますのひびや隙間などからの流入」が問題とされているが、10ページの④原因究明と対策では、「雨水の誤接合調査などを実施し」と結ばれている。問題とその対策が結び付かない。市民に対し、雨水の誤接合を周知するのは有益なことであるので、啓発も含めた記載にした方がよいのではないか。
(事務局)1点目の6ページ、下水道の浸水対策については、令和元年の台風第19号による被害では、住宅地の一部に浸水被害が2件あったものである。他の被害も含めて、当市にとっては、近年稀に見る被害状況であったことから、その様な表現となった。都市の浸水には、都市に降った雨が河川等に排水できずに発生する「内水氾濫」と、河川から溢れて発生する「外水氾濫」があり、その説明も含めて記載の内容を再検討する。
2点目については、指摘のとおりであり、表記を浸水リスク評価に変更する。
3点目の④原因究明と対策については、国土交通省の雨天時浸入水対策ガイドラインを参考にして記載の内容を再検討する。本計画では、誤接続などの専門用語について、補足説明として用語解説を加え、また、イラストや写真を活用するなどの工夫を加えていく。
(委員)水道ビジョンの策定懇談会の委員を兼務しており、感じたことである。水道ビジョンでは、市民の取り組みとして、節水など日常的に取り組める内容について記載があるのに対し、この下水道総合計画では、市民に対して、何に取り組んで欲しいのか、具体的な記載が無く、わかり難い。下水道は、水道に比べ、普段は意識することが少ないので、身近に感じられる内容が欲しい。
(事務局)下水道に関する身近な取組みとして、広報はむらや市の公式サイトで「汚水管に油を流さないでください。」などの周知を行っている。市民に対し、下水道の重要性をより一層伝えていく必要がある。さまざまな媒体の活用を検討し、引き続き周知を行っていく。また、委員からの意見も参考にして、計画書を策定していく。
(委員)私も水道ビジョンの策定懇談会の委員も兼務しており、感じたことだが、水道ビジョンで使用する書体は、明朝体で、下水道総合計画は丸ゴシック体となっている。関連する計画なので、書体を統一し、見やすくしてはどうか。
(事務局)文字の書体や大きさによって、読みやすさが変わることがあり、書体以外にもレイアウトなども含めて、読みやすい計画書となるように、検討、調整していく。
(委員) 前期の計画では、長寿命化対策の例などで写真を掲載している。写真などは視覚的に理解できるので、その活用を検討願いたい。
(事務局)わかり易い計画書にするため、写真やイラストを活用していく。
(会長)私からは、次の4点の意見を申し上げる。
1点目は、1ページ、人口の減少の項目において、行政人口と有収水量について記載があり、令和2年度末の有収水量が平成12年に比べて33%減少した。その理由を行政人口の減少としているが、課題を明確化するため、それ以外の理由を加える必要があるのではないか。
2点目は、3ページ、②整備率において、水洗化普及率が99.9%と記載されているが、水洗化普及率は一般に水洗化接続率を指すので、水洗化接続率と表記してはどうか。
3点目は、6ページ、下水道の浸水対策の中で、局地的な豪雨との記載があるが、国では「局地的」との表現を現在使用していない。別の表現に変更願いたい。また、同じページの②雨水浸透施設の整備において、宅地開発指導要綱に則り、雨水流出抑制を実施しているとのことなので、その内容の追記を検討願いたい。
4点目は、12ページの課題にある、④雨水管台帳の電子化の内容が、①予防保全型維持管理への移行の後段にある内容と同様なことを指し示すのであれば、④の内容を、①に移動してはどうか。
(事務局)記載内容の修正を検討する。
(会長)他に、意見や質問はあるか。質問などがないので、議事の(1) 羽村市下水道総合計画(素案)についての審議を終了したいが、よろしいか。
(全委員)(異議なしとの声あり)
(会長)事務局から説明があったとおり、本日の意見等を受け修正した内容は、次回検討する部分とあわせて、第4回の会議において、全体計画として、まとめて示されるので、承知願いたい。
以上で、本日の議事は、すべて終了した。
スムーズな議事進行に協力いただき、感謝する。進行を事務局に戻す。
3 事務連絡など
(事務局)次回の懇談会は、10月25日(月曜日)、午後3時から開催する。開催通知や当日の資料は、開催の1週間前までに送付する。
本日の会議録は、前回と同様、全委員に内容を確認いただいた後に公表する。
後日送付する内容の確認をお願いする。
今後の新型コロナウイルス感染症の状況で次回会議の開催の方法や日程を変更する場合がある。承知願いたい。
以上で会議を終了する。