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    令和3年度第2回羽村市水道ビジョン策定懇談会の会議録

    • 初版公開日:[2021年11月24日]
    • 更新日:[2021年12月10日]
    • ID:15740

    令和3年度第2回羽村市水道ビジョン策定懇談会の会議録

    日時

    令和3年10月5日(火曜日)  午後1時30分

    会場

    羽村市水道事務所 301会議室

    出席者

    (会長)阿部秀夫委員、(副会長)遠藤広臣委員、橋場毅之委員、梅津潔委員、ディアッロ亜紀委員、小野澤正博委員

    欠席者

    なし

    議題

    1 開会

    2 議事
    (1)羽村市水道ビジョンの策定について【資料1】から【資料4】
    (2) 羽村市水道ビジョン(二次)の素案について【資料5-1】から【資料7】    (注意)【資料5-3】の説明は10月25日に行う。

    3 事務連絡など

    傍聴者

    なし

    配布資料

    • 令和3年度第2回羽村市水道ビジョン策定懇談会の会議次第

    • 【資料1】   羽村市水道ビジョン策定懇談会委員等名簿

    • 【資料2-1】 羽村市水道ビジョン策定懇談会設置要綱

    • 【資料2-2】 羽村市水道ビジョンおよび羽村市下水道総合計画策定懇談会傍聴に関する定め(案) 

    • 【資料2-3】 羽村市審議会等の会議録の作成および公表等に関する基準

    • 【資料3】   羽村市水道ビジョン計画策定スケジュール

    • 【資料4】   羽村市水道事業の概要

    • 【資料5-1】 水道ビジョンの概要

    • 【資料5-2】 策定組織図

    • 【資料5-3】 水道ビジョンの位置づけ

    • 【資料6】   羽村市水道ビジョン【後期計画】

    • 【資料7】  羽村市水道事業アセットマネジメント報告書

    会議の内容

    1 開会

    (事務局)忙しい中、出席者いただき、感謝申し上げる。令和3年度 第2回羽村市水道ビジョン策定懇談会を開催する。本日の懇談会は、新型コロナウイルス感染症への対策を講じた上で開催しているが、できる限り、時間を短縮できるよう理解と協力をお願いする。第2回目の開催となるが第1回目が書面開催になったため、各委員の紹介を行う。

    <事務局より各委員を紹介>

    議事に移る。議事進行は、阿部会長にお願いする。

    (会長)本日の傍聴者について事務局から報告をお願いする。

    (事務局)傍聴を希望する者はいない。

    2 議事

    (会長)「(1) 羽村市水道ビジョンの策定について」事務局から説明をお願いする。

    (事務局) (【資料1】から【資料4】までにより説明)

    (会長)この件について、何かご意見、ご質問等はあるか。

    委員)特になし。

    (会長)スケジュール、構成案の部分については、ご意見等はないようなので、私から少し説明する。事務局から説明があったように、厚生労働省から水道ビジョンを作成するように指導があり、全国の水道事業体で策定した。羽村市は第一次の計画期間が終わるので、次期の計画策定となる。人口減少により給水収益が悪化している状況が全国でみられ、更に施設の老朽化が進んでいる中で、水道事業の持続的経営という観点から、総務省からは経営戦略を策定するよう指導がきている状況である。水道ビジョンを策定する際に、経営戦略面に引っ張られてしまうと、一般の方が見て分かりづらいものになってしまう。例えば、経営戦略の部分をまとめることや、難しい言葉には説明文を入れるとか、専門用語については、極力、一般の方が見て分かり易いように表記することが大切であり、市民の皆さんが見て分からない水道ビジョンでは意味がないので、そういう点に気を付けて作成いただければと思う。

    (会長)意見等がないので、「⑴ 羽村市水道ビジョンの策定について」は、了承するということで確認した。次に、「(2) 羽村市水道ビジョン(二次)の素案について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局)配布資料の確認および、【資料5-1】から【資料7】までの説明。

    (会長)この件について、何かご意見、ご質問はあるか。

     (委員)【資料5-1】の11ページ、主要な水道施設について、フロー図があり、水源や池の中に入っている●(黒丸)のポンプ数等、細かく記載されているが、あまり細かくしない方が見やすいと思う。会長からも意見があったように、市民の方に分かりやすいものとした方が良いと思う。サージタンクはどのように使用しているのか。

    (事務局)サージタンクについては、浄水場で突然の停電が起きた時に、ウォーターハンマーを起こさないように設置している。浄水場は低い所にあり、水をポンプで押し上げているが、停電によりポンプが停止すると、送水していた水が逆流し、浄水場に戻ってきて、ウォーターハンマーなどを引き起こすことになるので、逆流する水圧を緩和するためのものである。

    (委員)設置場所はどこか。容量はどの程度なのか。

    (事務局)浄水場に設置し、それほど大きなものではない。

    (会長)水を作るところが浄水場とすると、この図では、黄色「次亜滅菌設備」までが浄水場のエリアとなる。

    (委員)囲ってある方が分かりやすいと思う。

    (会長)囲うと分かりやすいと思う。このフロー図は、水道を知っている人が見る内容とも思われる

    (事務局)分かりやすくするように、再度検討する。

    (委員)図の池(配水池)については、浄水場を示すとの理解でよろしいか。

    (事務局)膜ろ過施設と浄水池を含んだところまでが浄水場との考えである。分けて記載しているのは、膜ろ過施設を後から整備したためとなる。

    (委員)膜ろ過施設を含めて浄水場としているが、膜ろ過がない時代は、殺菌のみとなると思うが、問題はなかったか。

    (事務局)水質異常もなく、問題はなかった。クリプトスポリジウム等対策指針の検査で、指標菌の検査を行った時に、指標菌は検出されたが、クリプトスポリジウム自体は検出されなかった。東京都からの指導もあり、市ではこれを受け、膜ろ過施設を整備した経緯がある。羽村市では原水がきれいで良質なので、細かい目の膜を使用する必要がなく、クリプトスポリジウムに特化した、粗い目の膜を使用している。

    (会長)市民に分かりやすいように、何か工夫が必要ではないか。

    (委員)8ページ、9ページの図で配水区域が色分けされている。11ページの図にも配水区域を示した記載があるので、色使いを揃えた方が良いのではないか。

    (事務局)配水区域の色使いを含め、分かりやすいフロー図に修正する。

    (委員)第1配水場の運用の仕方だが、一旦、下の配水池に入ってポンプで上げて高架水槽から配水を行い、下の配水池からは配水していないとのことでよいか。

    (事務局)第1配水場は、下部は配水池で、そこからポンプで上部に上げている。配水池から直接配水した場合には、圧力不足が生じるので、配水は行っていない。羽村市の配水は、自然流下による方法を採用しているので、配水塔の上部から送っている。

    (会長)配水池を地下に作るよりもこの中に一体化させた方が効率的で安くできたということか。

    (事務局)そのとおりである。

    (委員)停電などでポンプが止まり、上の水槽が空になってしまった場合、配水池の水を使うような切り替えはできないとのことか。

    (事務局)停電時には、非常用発電機を稼働し、上部に水を上げ、できるだけ水位を高くしてから配水している。

    (会長)配水池から直接の配水はできないということか。

    (事務局)そのとおりである。

    (委員)都から分水を受けているが、これはどこから来ているのか。羽村市と昭島市と武蔵野市以外も都の分水を受けているのか。

    (会長)そもそも、島しょ部および檜原村の簡易水道を除くと羽村市、昭島市、武蔵野市にしか水道事業そのものが存在せず、その他の東京都内は全て東京都水道局に一元化され直接給水されている。また、羽村市も平時に常時分水を受けているわけではなく、災害等緊急時に、東京都水道局から分水を受けるということである。

    (委員)もし井戸が枯れたらこの分水から供給されるのか。

    (会長)その時は、羽村市が東京都に要請をして、水を譲り受けることになる。そのための協定を締結していると思うがどうか。

    (事務局)東京都水道局との間でその協定を締結している。

    (事務局)どこから分水されるのかとの質問については、市の第2配水場の横に東京都水道局の小作浄水場があり、そこから都の管を経由して、第1配水場・第2配水場へ送ってくる。協定を結んでいるので、緊急時は分水を受け、断水しないようにしている。

    (委員)近くに東京都の水源があるということは、同じ所から採っているという認識で良いか。

    (事務局)羽村市の水源は、先ほど説明したように地下水(浅井戸)である。東京都水道局の水源は、多摩川(表流水)から取水して浄水処理して水道水になる。

    (委員)都営水道の一元化の問題や東京都の分水等に関してはいろいろと議論になった経緯がある。当時一番問題になっていたことは、仮に都営水道に一元化するとした場合、給水コストが高く、水道料金を値上げすることになり、一元化することが必ずしも市民のためになるとは限らなかった。安定供給を考え、できるだけ水源を守るため、透水性の高い道路に変え、地下水を涵養するなども必要と考えられる。施設の修繕、更新の費用などから考えると、現状のままでは羽村市の水道は守れなくなることや、市民の皆さんに安くておいしい水を供給していること等を、どこかでもっとアピールしてほしい。市民の皆さんも、やはり水道は守らなくてはいけないなという認識が生まれ、安くておいしい水を供給してもらうには、皆で協力しないといけないなという風に、モチベーションが上がるのではないか。コンセプトとして、羽村市の直営水道を守っていくのだということをこのビジョンの中に入れてほしい。その方が、後の議論になる水道料金の改定等の時も、市民の皆さんの理解が得られやすいと思う。

    (事務局)羽村市の水道を守っていかなくてはならないとの意見については、具体的にどのように記載できるか、今、お示しすることができないが検討する。採算面で、小さな市が単独で事業を行っていくのが難しくなる時期が来るかもしれない。単独での水道をできるだけ守っていければと考えている。

    (委員)羽村市の水道のことはあまり皆さん知らないと思うので、水道料金が安いというPRをすることで、水需要の増にもつながるのではないか。

    (会長)人口減少が進む中、羽村市の水道料金は安い、引越先として、“羽村に住もう”という選択をする際の一つの決め手になるようなPRをしてはどうかとの意見と思うがいかがか。

    (事務局)羽村市は、年に2回パンフレットを作成し、PRしているが、なかなか市民の皆さまに浸透しない。今後も工夫して、安くておいしい水だということをPRしていきたい。

    (会長)水道事業における広報は、費用対効果がわかりにくく、どの程度費用をかけて行うのが最良なのかが難しい。市長部局の広報関係者等と協力しながら進めていただきたい。

    (委員)【資料7】アセットマネジメントについて、市民の方々に分かりやすく伝えられればと思う。ポイントは、コストの平準化と思う。特定の時期に偏るコストを平準化することが必要であることを、分かりやすい表と分かりやすい文章で作成した簡易版があればと思う。

    (事務局)持続的な事業経営と、将来の施設更新や維持管理の費用、必要な財源等、アセットマネジメントの必要性を分かりやすく表現することを検討していく。

    (事務局)最低限必要な施設、設備がある。人口密度が低い所にも管路を整備しなくてはならない。経営努力は勿論だが、給水人口を増やしていくことも考えていかないと今の課題は解決が難しい。将来人口の推計を見ても、多摩地域だけでなく全国的に人口が減少しているので、さまざまな経営努力に取り組んでいくが、現実的には難しい面も多くある。

    (会長)メリットとデメリットは当然あるが、進めて行く中で、市民の皆さんあるいは職員の皆さんで考えて行くことだと思う。水道事業のPRのご意見も確かにごもっともだと思うので、事務局で検討願いたい。アセットマネジメントの概要版については、水道ビジョンにそのまま掲載するわけではないので、今後ホームページに分かりやすい概要版を載せる等、可能な対応をお願いする。

    (委員)羽村の水がおいしいと言われている要因について確認したい。

    (事務局)100パーセント地下水であることと考えている。

    (委員)羽村の水を東京都に販売することは可能か。

    (委員)東京都水道局でも井戸や沢の水等があり、羽村の水に余裕があるからといって、東京都の導水管に羽村の水を入れたりなどはできなく、都から羽村市に水を供給できますが、逆のルートはない。

    (委員)おいしい水なので都に売ればと考えました。

    (委員)羽村市は井戸水のみであるが、東京都もたくさん井戸を持っている。その井戸水は、高度浄水された東村山浄水や小作浄水場から供給された水(都水)と各地区の配水池で混合(ブレンド)されて、周辺地域に配水されている。井戸の周辺の人に井戸水だけを供給するのではなく、都水と混合したものを供給し、その井戸水の割合は、場所にもよるが3割程度である。

    (事務局)羽村は地下水の汚染にとても気を使っていた時期があった。地下水に影響する工業地域の工場は、今では高性能な機械が入ったので、それ相応に環境対応ができている。

    (委員)【資料5-1】8ページ、9ページに配水場とその配水区域が示されている。その配水区域を賄っている配水場で事故があった場合、その配水区域では、水が出なくなるのか。

    (事務局)いずれかの配水場がダウンした場合には、通常は閉めてあるバルブを開けて、配水区域間で融通を行うことになっている。

    (委員)では完全に断水することはないとの認識で良いか。

    (事務局)3つに区分けしているが、どこかの配水場がダウンしても他から融通できるようになっている。

    (会長)他に、意見や質問はあるか。

     (なし)

    質問などがないので、議事の「(2) 羽村市水道ビジョン(二次)の素案について」の審議を終了したいが、よろしいか。

    (全委員)  (異議なしとの声あり)

    (会長)事務局から説明があったとおり、本日の意見等を受け修正した内容は、次回検討する部分とあわせて、第4回の会議において、全体計画として、まとめて示されるので、承知願いたい。以上で、本日の議事は、すべて終了した。スムーズな議事進行に協力いただき、感謝する。進行を事務局に戻す。

    3 事務連絡など

    (事務局)次回の懇談会は、10月25日(月曜日)、午後1時30分から開催する。開催通知や当日の資料は、開催の1週間前までに送付する。本日の会議録は、前回と同様、全委員に内容を確認いただいた後に公表する。後日送付する内容の確認をお願いする。今後の新型コロナウイルス感染症の状況で次回会議の開催の方法や日程を変更する場合がある。承知願いたい。以上で会議を終了する。



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