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    令和3年第10回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • 初版公開日:[2021年09月30日]
    • 更新日:[2021年9月30日]
    • ID:16516

    令和3年第10回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    日時 令和3年8月17日(火)午後3時27分から4時29分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子

    傍聴人 1人

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第25号 令和3年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について

    日程第5 議案第26号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第6 議案第27号 令和4年度使用中学校教科用図書社会(歴史的分野)の採択について

    日程第7 議案第28号 令和4年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について

    日程第8 報告事項 第7回羽村市生涯学習審議会について


    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は、4名です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第10回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 日程第2、教育長報告を行います。

    お手元の教育長報告事項をご覧ください。
    まず初めに、東京都市教育長会の研修会ですが、7月21日に稲城市において開催いたしました。テーマは、将棋から見る教育的効用で、講師は日本将棋連盟会長の佐藤康光氏でした。稲城市在住で、昨年、東京都市教育長会の会長市でありました稲城市が、この講演会を企画したところですが、コロナウイルスの感染拡大により中止となってしまい、今年実施したものです。講師の佐藤棋聖は、昭和44年生まれの若い会長ですが、多くのタイトルを獲得され、平成29年には紫綬褒章を受章されています。講演では、「将棋は自分から負けましたと宣言するものです。こういう競技は、ほかにあまりないと思いますし、自ら負けを認めるということは、全力を尽くした結果であり、将棋では常に負けることがあるということ。それは、恥ずかしいことではない。」というお話をされていました。このことは、教育的な観点から子どもたちにも伝えたいと思ったところです。
    また、将棋をすることで、先の手を読んでいく力が相当に鍛えられるだろうと思いました。講師は、大量のデータから最良の手を選択する作業ですと話されていましたが、まさにAIとの対戦などは、データとの勝負になるわけです。論理的な思考力、記憶力の育成に、将棋は有効なツールかもしれません。
    さらに、子どもたちへの将棋指導の一つで、教室の中に将棋と将棋盤を置いておくと、子どもたちにちょっとしたルールを教えるだけで対戦が始まるということをおっしゃっていました。今の1人1台パソコンの利用にも通じるように思いました。大人は手をかけ過ぎない。教え過ぎない。自ら考えるという教育に通じるような内容だと、講師の講演を聞きながら考えたところです。
    続きまして、若手教員の育成研修についてですが、7月26日、27日、28日の3日間行われました研修会の最終日に閉講式として栄小学校で開催したものです。学習指導案の検討や、模擬授業の実施と評価、また授業に必要な実践的なカリキュラムにこの3日間取り組んでもらいました。私は、3日目の午後の模擬授業を見学しましたが、初任の先生たちは、4月の開講式から学校勤務を通じて逞しくなった印象を受けました。立派な教員に育ってほしいと期待を込めて、閉講式では挨拶がてらエールを送らせてもらったところです。

    次に、この一覧表にはありませんが、東京2020オリンピックが開催されました。いろいろな課題や、国民的な意見が賛否ある中での開催でしたが、競技自体は、参加選手の躍動する姿や、これまでたどってきたトレーニングの苦労や、エピソードなどをテレビで見たり聞いたりしますと、やはり心を打たれるところもありました。羽村市の小・中学校のオリンピック・パラリンピックへの学校連携観戦は、既に実施しないことと決定しておりますが、さまざまな手段を用いてオリンピック・パラリンピック教育のまとめとして、子どもたちに競技や開会式、表彰式をテレビ等で見る機会を設けてもらうように、学校には伝えたいと思います。

    例えば、教室で一緒にパソコンを利用し、またテレビを通して競技を観戦して、見たことや感じたことを日記に記すなど、新聞を作る、パソコンで調べ学習やオリンピックのレポートを作るなど、いろいろとあると思います。学校で工夫して、子どもたちの記憶に残る東京オリンピック・パラリンピックにしてあげたいと思っています。
    最後に、前回の教育委員会からのこの間、新型コロナウイルスの感染が非常に拡大しています。東京都で1日に4,000人や5,000人と感染者が発生している状況です。羽村市でも多くの感染者数が報告されています。
    新聞では、プラス10人という掲載の仕方ですけれど、年代別のものを入手した中では、小・中学生の年齢の感染者も報告されています。実際に学校を通じて教育委員会に陽性の報告も上がってきています。児童・生徒の感染への注意が必要ですので、夏季休業明けからの学校における対応を含めて、学校に感染対策に関する通知を出して注意喚起して対応を図っていくことを内部的に検討しているところです。

    以上で、教育長報告といたします。
    何か確認したいことや、質疑がございましたらお願いします。
    (質疑なし)
    それでは、以上で質疑を終了します。

    教育長報告は以上で終了します。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の7月20日から8月16日までの活動については、別紙に記載のとおりです。これから質疑を行いますが、委員の皆さんから、報告や説明等がありましたら、お願いします。
    (質疑なし)
    コロナの関係もあり、委員の活動も制限されている中で、東京都市町村教育委員会連合会の研修推進委員会も書面開催という形で実施されたと報告がありました。

    それでは、質疑を終了させていただきます。

    以上で、教育委員会委員の活動報告は終了します。

    日程第4

    教育長 日程第4 議案第25号 令和3年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてを議題とします。
    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 それでは、議案第25号 令和3年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてご説明いたします。
    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき実施する、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の報告書について、別紙のとおり作成しようとするものです。細部につきましてご説明します。

    別紙の報告書をご覧ください。
    1ページをお開きください。
    1、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施についての(1)点検・評価の目的ですが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、課題や取組みの方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図ること。また、点検・評価の結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表することで、市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進することの2点を目的として実施するものです。
    次に、(2)点検・評価の対象ですが、教育委員会では、令和2年度の教育目標に基づき、小中一貫教育を柱とした教育の充実、多様なニーズに応じた教育の充実、教育環境の整備、学習活動の活性化、学習成果の積極的な活用の五つの方向性を定め、42の主な事務事業を対象として、今回の点検・評価を実施しました。なお、令和2年度の羽村市教育委員会教育目標、羽村市教育委員会の基本構想につきましては、2ページ、3ページに記載のとおりです。
    続きまして、(3)点検・評価の実施方法です。教育目標に基づく五つの方向性ごとに分類された主な事業について各事業単位に評価を行っております。点検・評価は、前年度の教育委員会の主な事務事業の取組状況を総括するとともに、課題や今後の取組みの方向性を示すものとし、毎年1回実施することとしており、令和3年度の点検・評価は、令和2年度に指定した42の主な事務事業についての取組状況の総括と課題や取組みの方向性を示すものとなっております。
    また、事務事業の進捗状況等を取りまとめ、教育に関し学識経験を有する者の意見を聴取したうえで、教育委員会が点検・評価を行うこととしており、各課において所管の主要事務事業について点検・評価案を作成し、教育委員会事務局内部でこれを取りまとめ、学識経験者の意見を聴取し、この意見を付して、本日の教育委員会でご審議いただくものです。
    なお、本日ご審議いただきました後に、市議会に提出し、市民に公表をしてまいります。
    続きまして、4ページ、5ページをお開きください。
    こちらは、令和2年度の点検・評価対象となった主な事務事業42事業を、五つの方向性ごとにまとめて表記しています。それぞれの事務事業の二重丸は新規事業、丸はレベルアップ事業、中点は重点事業となっております。

    6ページから8ページは、42の事務事業の担当課と評価を表示した一覧表です。評価は、目標に対する達成度により、AからDまでの4段階評価となっており、先ほど申し上げましたが、分類に従って目標に対する取組実績を基準として評価を行っています。今回の評価結果は、点検・評価の対象となった全42事業のうち、目標に対する達成度が80%以上であるA評価が12事業、達成度が50%以上80%未満であるB評価が22事業、達成度が50%未満であるC評価が6事業となっており、達成度が30%未満であるD評価となった事業はございませんでした。また、コロナ禍において未実施の事業として、表記をしている事業が2件あります。
    各主要事業の点検・評価の結果についての説明は、時間の都合もありますことから省略させていただきます。
    続きまして、点検・評価に関する学識経験者からの意見です。報告書の94ページをお開きください。
    冒頭申し上げましたとおり、点検・評価を行うに当たっては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第2項の規定により、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするとされておりますことから、今回2名の学識経験者の方からいただいたご意見を掲載しています。
    なお、学識経験者からご指摘いただいた点につきましては、既に点検・評価表に修正、反映させており、ここに掲載しておりますご意見は、今後の事業展開の参考とさせていただくものとなっています。個別の事業についてのご意見の説明は省略させていただきます。
    元昭島市教育委員会生涯学習部長、金子秀夫氏からのご意見ですが、小中一貫教育を柱とした教育の充実の分野では、No.3の中学校区ごとの特色ある教育活動の充実について。多様なニーズに対応した教育の充実の分野では、No.12の多様なニーズに応じた特別支援教育の充実。No.13発達障害教育の充実。No.14、多様なニーズに応じた教育相談の充実(不登校対応の取組み)。No.15多様なニーズに応じた教育相談の充実(いじめ防止への取組み)について。
    また、教育環境の整備の分野では、No.16の学校教育施設の計画的な改修について。学習活動の活性化の分野では、No.19の生涯学習基本計画の推進。No.26の大学との連携による講座の充実。No.27企業等との連携による生涯学習事業、芸術鑑賞事業の実施。No.34の次期スポーツ推進計画の策定。No.35の創意工夫による図書紹介と図書館サービスの提供。No.38の施設の保全と機能の充実について。
    また、学習成果の積極的な活用の分野では、No.40の初心者講座の実施について、それぞれの事業の実施状況等の取組みに関するご意見をいただきました。

    金子氏からは、これらと合わせ総括として、事業の実施状況や評価の在り方についてのご意見をいただいておりまして、内容につきましては今回の点検・評価の結果について、昨年度と比較すると新型コロナウイルス感染症対策の影響を受けており、この影響はしばらく続くことが予想される。今後の事業執行に当たっては、新型コロナウイルス感染症対策を前提とした取組みが必要であること。
    また、羽村市教育委員会は、基本方針の一つとして生涯学習の推進を掲げており、感染症対策と市民の学ぶ権利の両立を図っていただきたいとのご意見もいただいております。
    続きまして、元羽村市立羽村第二中学校長、田邊靖夫氏からのご意見です。
    初めに点検・評価に関して、市民のライフステージに応じた事務事業をどのように展開していくのかが示されており、また「取組実績」、「成果・効果」、「課題・対応」の項目には達成度やアンケートの集計結果等が数値により記載され、取組内容や成果、今後の課題が具体的に示されている。
    また、今回の報告書では、新型コロナウイルス感染症のため開催予定であった事務事業の規模縮小や中止により、昨年度と比較し評価が低くなっており、所管課が現状を謙虚に受け止め、厳しく評価したものであることが理解できるとのコメントに続いて、小中一貫教育を柱とした教育の充実の分野では、No.1第3次羽村市小中一貫教育基本計画の推進。多様なニーズに応じた教育の充実の分野では、No.14の多様なニーズに応じた教育相談の充実(不登校対応の取組み)。また、No.15のいじめ防止への取組みについて。
    3の教育環境の整備の分野では、No.17小・中学校のICT環境の整備。No.18学校における働き方改革の取組みについて。
    また、4の学習活動活性化の分野では、No.26の大学との連携による講座の充実。No.27の企業等との連携による生涯学習事業、芸術鑑賞事業の実施。No.29の子ども向け体験学習機会の充実。No.30スポーツを通じた健康づくりの推進。No.33スポーツ施設の充実について。
    続いて、5の学習成果の積極的な活用の分野については、No.42登録郷土研究員制度の推移について、それぞれご意見をいただいております。
    最後に、報告書の103ページから105ページにつきましては、教育委員会の審議事項等を記載し、106ページは教育委員会委員の主な活動報告、107ページには、教育委員会学校訪問の記録をそれぞれ記載しており、108ページ以降は資料編として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の抜粋、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する要綱について記載しております。
    以上で、令和3年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についての説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で、説明が終わりました。これから質疑を行います。何か質疑がございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 意見になります。この事務事業の点検・評価の一覧表を見まして、例年に比べてB評価、C評価が大変多くなったという第一の感想を持ちました。これは、コロナ感染症のために予定していた事業が予定どおり実行できなかったことが大きな原因だと思いますが、学識経験者のご意見として金子氏も書いていらっしゃるとおり、やはり、今年度も恐らく同じような状況が続くと思われます。コロナを言い訳にしないで、逆にコロナであるからこそこういう事業ができた、こういう視点で事業を実行することができたという、少し観点を変えていかなければ、場合によっては4年度も同じような結果に陥っていくのではないかと懸念いたします。ぜひ、ICTの環境が、このコロナによって進んだように、こういう時期だからこそできることを考えて、来年度はぜひ、この評価が上がっていくような取組みを工夫していかなくてはならないと感じた次第です。
    金子氏の意見で、コロナ感染症対策が必要になったから事業を単に中止してしまうのではなく、どんな対策を組み込めば執行できるかという観点から事業を組み立てることも必要になると思いますということは、全くそのとおりだと共感しました。
    以上です。

    教育長 ありがとうございます。

    この件について、事務局から考え方等について何か説明がありますか。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 今後、アフターコロナの社会の中でどう教育行政を進めていくか、当然考えていかなければならないと感じております。また、このような状態は、すぐなくなるわけではありませんので、市民に教育行政のサービスを届けることは、工夫しながら取り組んでいきたいと考えています。

    教育長 確かに、コロナ対策については、学校でも感染症対策を実施しながらの事業展開や、生活指導等に取り組んでいるわけですが、社会教育分野においても多くの事業を中止したということもありましたし、感染症予防という大命題の下では、ある程度仕方がない部分もあったと思います。

    ただ、それで終わりにしてしまうのではなく、新しいアイデア等も含めて、今後も検討、また対応を図っていきたいと思っております。ありがとうございました。
    ほかに何かございますか。
    (質疑なし)
    それでは、お諮りします。
    議案第25号 令和3年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第5

    教育長 次に、日程第5、議案第26号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 それでは、議案第26号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。
    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、令和3年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容をご説明し、意見を求めるものです。

    細部につきまして、別紙概要書によりご説明申し上げます。
    最初に、歳出の欄をご覧ください。
    教育に係る補正予算額については、歳出9,784万2,000円の増額となっております。まず、1の教育振興基金積立金ですが、6,559万6,000円の増額となっております。内訳は、昨年度の剰余金及び今年度におきます普通交付税が当初予算額より上振れしたことから、その一部である6,538万円を教育振興基金に積み立てることとしたものと、自動販売機売上に伴う積立金1万6,000円、教育費指定の寄付金20万円が組まれるものです。
    続きまして、2の教育研究・教育指導に要する経費42万4,000円の増額ですが、小学校の外国語活動の授業を行う事業費のうち、非常勤講師の報酬等に対するものです。
    続きまして、3の羽村第二中学校テニスコート撤去工事ですが、1,321万7,000円の増額です。羽村第二中学校テニスコート用地をお借りしている所有者から返却してほしい旨の話がありまして、当該用地について、原状に復旧して返却する必要があることから、そのための予算を計上したものです。
    続きまして、4の学校施設修繕料は、78万6,000円の増額です。羽村第二中学校校庭に設置しておりますバックネットの修繕を行う必要があることから、予算計上したものです。
    続きまして、5の校外活動に要する経費(中学校分)ですが、624万円の増額補正です。こちらは、中学校の移動教室に対する補助額の見直しに伴う補正で、従来の移動教室について、宿泊施設はご承知のとおり自然休暇村を使用し、生徒1人当たり8,000円の補助をしていましたが、自然休暇村の廃止により、利用に伴う補助制度もなくなりました。こうした中、今年度は学校ごとに民間施設等を利用する形で移動教室を予定しております。1人当たりの経費につきましても、約3万6,000円から4万6,000円になる見込みであり、こうしたことを踏まえ、新たに移動教室実施に伴う補助金交付要綱を規定し、補助額について従前の旧要綱の8,000円から1万5,000円に引き上げるための補正予算を計上したいと考えております。
    続きまして、6の生涯学習施設修繕料1,065万2,000円の増額補正です。こちらは、ゆとろぎの空調設備の修繕になりますが、開館からある程度経過したことから、各部屋の空調吹き出し口にあるフィルターの交換、また2機ある冷温水発生機の分解整備等を行う経費を予算計上しております。
    続きまして、7の図書館修繕料92万7,000円の増額補正です。先日、図書館の事務室内の空調機が一部壊れ停止してしまったことから、その修繕費に対応するものです。
    続きまして、歳入の補正予算について上段の表をご覧ください。教育費に関する歳入の補正額につきましては、575万円となっており、最初に国庫補助金のうち、文化芸術振興補助金が、532万5,000円を増額補正するものです。こちらは、先ほどの歳出の6生涯学習施設の空調修繕を実施するに当たり、費用の2分の1について国の文化施設の感染拡大予防拡大支援環境整備事業補助金を活用することが内定したため、補正するものです。
    最後に、都支出金のうち、社会の力活用事業補助金ですが、42万5,000円の増額です。こちらは、歳出2の教育研究・教育指導に要する経費の10分の10を充当する予算計上となります。
    以上が、補正予算の概要となります。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 2点あります。

    まず1点目、羽村第二中学校テニスコートの撤去工事代が計上されておりますが、新しく敷地内に造るような予算は見込まなくて良いのかどうか。代替のコートがあるのか。その点を教えていただきたいことが一つです。

    2点目ですが、校外活動に要する経費で、中学校費が計上されておりますが、小学校費は増額しなくて良いのかどうか、教えていただきたいと思います。

    生涯学習総務課長 教育長。

    教育長 生涯学習総務課長。

    生涯学習総務課長 それでは、1点目の羽村第二中学校テニスコート撤去工事の件ですが、先ほど生涯学習部長から説明がありましたとおり、土地の所有者から返還を求められたことで、返還に伴う撤去工事費用を計上するものですが、今年度当初から話が出ておりまして、羽村第二中学校側とはよく調整をしておりますが、現在、校庭内に一面テニスコートがありまして、それとは別に道路を挟んで反対側に借りている土地があります。これを返還することに伴って、補正予算を組み、方向性としてテニスコートはなくなってしまうと説明させていただきました。
    部活動について、今後の進め方にもなりますが、一つの私どもの提案としては、ほかの中学校でも例がありますが、富士見公園のテニスコートに日中空いている時間帯がありますので、こちらを活用していただくということです。学校では、まだ調整中だとは思いますが、特に、新たに別の場所を整備するということではなく、そういう形で調整していただく話を進めているところです。
    以上です。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 それでは、2点目の小学校の移動教室についてです。先ほど生涯学習部長の説明の中にもありましたが、これまで自然休暇村を使用する際は、小学校も1人当たり8,000円の補助制度を設けておりました。まず、小学校では、全校統一で今年度から従前の2泊3日から1泊2日に見直しをしております。宿泊先がさまざまな場所になりますので、1人当たりの経費からするとそれぞれの学校で差があります。その中でこれまでの8,000円補助していた補助割合なども参考にしながら、今回1泊2日にはなりますが、保護者の方の負担を軽減するといった制度の目的でもありますので、8,000円であった補助金を、1泊2日にはなるので1人当たり5,000円とします。その意味では当初予算8,000円で組んでいた予算が5,000円になりますので、今の時点では増額補正等の要求はしないということになります。
    以上です。

    教育長 説明が終わりましたが、江本委員、何か追加でご質問ありますか。

    江本委員 テニスコートの撤去工事につきましても、校外活動につきましても、学校とは綿密の調整をしていただければありがたいと思います。また、実際に運用していく中で支障も出てくるかもしれませんので、そのときは、相談に乗っていただければと思います。
    ありがとうございます。

    教育長 ほかに、ご質問はございますか。

    (質疑なし)
    それでは、ここで質疑を終了いたします。
    お諮りします。
    議案第26号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
    (異議なし)
    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第6

    教育長 日程第6 議案第27号 令和4年度使用中学校教科用図書社会(歴史的分野)の採択についてを議題といたします。
    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第27号 令和4年度使用中学校教科用図書社会(歴史的分野)の採択についてご説明いたします。
    本議案につきましては、令和3年度から令和6年度までの4年間、羽村市の中学校で使用する教科用図書を、文部科学省の検定に合格した教科用図書の中から令和2年8月4日開催の「令和2年第11回羽村市教育委員会臨時会」において採択したところですが、中学校教科用図書社会(歴史的分野)の採択については、新たに検定された図書への採択替えを行うことが可能となったことから、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、採択を求めるものです。

    なお、詳細につきましては、生涯学習部参事よりご説明申し上げます。
    以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 それでは、ご説明いたします。

    昨年度、令和3年度から令和6年度までの4年間、羽村市の中学校で使用する教科用図書を採択していただきまして、今年度から羽村市立中学校では全教科その教科用図書を使用しているところです。社会(歴史的分野)は、「帝国書院中学生の歴史」を使用しております。資料は、今年度から使用しております帝国書院と自由社の特徴を記載したものとなります。
    現在使用している帝国書院の教科用図書と自由社の教科用図書では、大きさに違いはございません。帝国書院は、巻頭には「日本各地の伝統行事と祭り」、巻末には「歴史の舞台を訪ねよう」が示されており、自由社の巻頭には「日本の世界文化遺産」、「旧国名と都道府県名」、巻末には「世界各国王朝の興亡一覧」と「元号→西暦早見表」が掲載されております。帝国書院の第1部歴史の捉え方と調べ方として、生徒が調査する際の必要な事項やまとめ方、発表の仕方が具体的に示されております。自由社は、序章「歴史のとらえ方」として、資料の読み取り方を歴史上の事実を基に説明しております。なお、帝国書院は、QRコードが掲載されており、自由社にはQRコードの設定はございません。現在使用している帝国書院の教科書から自由社の教科書に採択替えをするか否かについて、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

    教育長 以上で、提案理由の説明が終わりました。

    これから質疑をお受けいたします。

    何か質疑ございますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 既に昨年の8月に令和3年から6年までの4年間使う教科書として、帝国書院の教科書を採択しているので、ここで比較して、採択をする必要はないのではないかと考えます。

    今年度、帝国書院の教科書を使って、子どもたちの授業は始まっている状況を鑑みますと、ここで替えることは不適当と思います。

    教育長 そういうご意見です。

    ほかに、ご意見はございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 意見でございますが、私も昨年度教科書採択をしたときのメモ等をもう一回読み直して、どうして帝国書院を採択したかということを確認いたしました。やはり、第一に、歴史の学び方について長いページを割いて、子どもに興味を持たせながらきちんと学び方について解説してあること。それから、人権のページが充実していて、歴史を学びながら子どもたちが人権意識をきちんと高めていけるような編集になっていること。そして何よりもQRコードが充実していて、QRコードをかざすことによってNHKなどの学びのリンクへ飛びまして、良いものがたくさんあったということをメモしております。子どもたちは1人1台端末を持っておりますので、このQRコードの使用はますます活用しやすくなったと考えます。
    また、学校だより等を読ませていただくと、授業の中でこのQRコードを使って充実している様子もありましたので、これは非常に大きな部分だと思います。そういうことを総合的に考えますと、この自由社の教科書も読ませていただきましたが、あえてここで採択替えをする必要はないと私の中では結論づいております。
    以上です。

    教育長 ありがとうございました。

    塩田委員、何かございますか。

    塩田委員 私も読ませていただきましたが、昨年もじっくり読ませていただいて帝国書院が良いと思い採択したので、それを超えるような分かりやすさ、生徒にとって魅力が感じられるものであれば、替えることもありなのかという視点で読ませていただきました。そうしましたら、私の個人的な感想ですが、自由社はコラムにとても多くのページを割いていて、充実しているという感じがしました。読んでいて、その歴史の裏側というのか、なかなか表に出てこないような部分がコラムの中に載っていて、読み物としては面白いという感じを受けました。
    ただ、教科書としてはどうかというところを少々疑問に思いましたのと、文章の書き方が自由社は箇条書の文になっていて、事件や事柄、その動きや、人々がそれによってどう影響されたかということの流れが少しつかみにくいような文章になっています。帝国書院はそうではなくて、全体の流れが説明されているように感じます。このため何々だった、これに対して何々だったというように、前の文章に対してのその後接続されて、流れとして書かれているので、歴史の流れがつかみやすいと感じます。このまま帝国書院の教科書を使用していくことで良いのではないかという意見です。

    教育長 どうもありがとうございました。

    先ほど参事からも帝国書院と自由社の比較の表を資料として出させていただいた中で説明もありましたし、委員の皆さんからその点についてもご確認いただいた上でご意見をいただきました。採択の方向ですが、委員の皆さんの意見を総合しますと、現行の帝国書院の教科書が良いのではないかという意見が強いと捉えさせていただきました。現行の帝国書院の教科用図書をこのまま使用することとしたいと思いますが、ここでお諮りします。
    議案第27号 令和4年度使用中学校教科用図書社会(歴史的分野)の採択については、審議いただきましたとおり、現行の帝国書院の教科用図書を使用するということにご異議はありませんか。

    (異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって、本案は現行の帝国書院の教科書を採択するということに決定いたしました。ありがとうございます。

    日程第7

    教育長 続きまして、日程7 議案第28号 令和4年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてを議題といたします。提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第28号 令和4年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてご説明いたします。

    本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、令和4年度に羽村市の小・中学校の特別支援学級で使用する教科用図書を別紙のとおり採択しようとするものです。

    細部につきましては、生涯学習部参事よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 採択に際しましては、令和4年度使用羽村市立小・中学校特別支援学級教科用図書選定協議会要綱に基づき、小学校、中学校、それぞれに特別支援学級使用教科用図書選定調査委員会を設定し、調査、研究を実施いたしました。その結果が去る令和3年7月9日に選定協議会に報告され、審査の結果妥当であると判断され、その結果を本教育委員会に説明するものです。
    では、お手元の資料の令和4年度使用小学校及び中学校特別支援学級教科用図書の一覧をご覧ください。
    特別支援学級においては、在籍児童生徒の状況に応じた指導計画に基づき指導、支援を行っていくことから、文部科学省検定教科書、文部科学省著作教科書、学校教育法附則第9条による一般図書から児童・生徒に応じた教科用図書を選ぶこととなっております。小学校については、羽村西小学校及び武蔵野小学校は全ての教科、学年において検定本の教科書となっております。栄小学校においては、第1学年の国語及び算数は、文部科学省著作教科書を使用し、その他の第1学年の教科及び第2学年以上は、検定本の教科書となっております。
    中学校について、羽村第一中学校は全て検定本の教科書となっております。羽村第三中学校は、国語第2学年及び数学第2学年は、文部科学省著作教科書を、その他につきましては検定本の教科書となっております。なお、羽村第一中学校及び第三中学校の社会(歴史的分野)においては、第27号議案で採択されました教科書となりますので、ご承知ください。
    ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

    教育長 以上で、提案理由の説明が終わりました。

    これから質疑をお受けいたします。

    何か質疑ございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 検定本をベースにしながら、より基礎、基本を充実させたい国語や算数、数学において文科省の著作教科書を上手に組み込みながら選定していただいている感想を持ちました。近年特別支援学級の指導をよく学校訪問で見させていただきますけれど、個にとって充実した指導をしていただいておりますので、こういう選定に至ったのだと思っております。このとおりでよろしくお願いしたいと思います。

    教育長 ほかに、質疑またはご意見はございますか。よろしいですか。

    (質疑なし)
    それでは、質疑を終了いたします。
    お諮りします。
    議案第28号 令和4年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択については、ただいま説明がありました中学校の社会科については、先ほどの、採択しました帝国書院の歴史教科書を使うということで一覧表の中にこれを入れ込むような形での採択させていただきます。その形での原案によりまして、承認することにご異議ございませんか。
    (異議なし)
    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第8

    教育長 続きまして、日程第8 報告事項 第7回羽村市生涯学習審議会について、生涯学習基本計画担当主幹からの説明を求めます。

    生涯学習基本計画担当主幹 それでは、第7回生涯学習審議会について報告いたしますが、その前に6月の教育委員会定例会において羽村委員からご質問いただいた件について、十分な回答ができていませんでしたので、改めて説明させていただきます。
    羽村委員からは、第二次羽村市生涯学習基本計画の「羽村市が目指す生涯学習の姿」の説明文の中で、ヒトとモノがなぜ片仮名なのかというご質問をいただきました。まず、モノからですが、漢字で書くと個別の物をイメージしてしまいますが、ここで表現したいのは、そうではなくて、目に見えない例えばブランドやテクニックなどの付加価値を含むものとして考えていますので、片仮名表記としています。
    ヒトについては、モノと同じように、またヒト、モノ、カネと同じように個体としての人間と断定せずに、もう少し抽象的な意味合いを持たせ、モノとの対比というか、同じような位置づけというか、そういった考え方で片仮名表記としております。前回は説明が不十分で申し訳ありませんでしたが、このように使い分けをさせていただいております。

    それでは、6月30日に審議会委員の方々にご参集いただいて開催した第7回会議について、資料をご覧ください。
    今回の会議では、前回までに固められた第二次計画の「羽村市が目指す生涯学習の姿」を受け、前期基本計画の基本方針についてご意見をいただきました。その内容を踏まえ、次のとおり基本方針として三つの方向性が固まりました。
    「基本方針1 誰一人取り残さない学びを展開します」、「基本方針2 学びをつなげる仕組みを構築します」、「基本方針3 時代の変化に対応する学びを提供します」という3本になります。
    また、この前期基本計画の施策について、ご意見をお伺いしました。計画の体系としましては、基本方針の下に、基本方針の方向性を具体的に示す施策を分類するための箱のようなものとして、基本施策を置きます。その基本施策ごとに施策を配置するという仕立てで進めています。
    次の段階として、現在動いております後期基本計画の27の施策をベースとして、委員の方からの意見も参考にして第二次計画としての施策に組み直し、事業所管課に対して後期計画の取組内容と成果と課題、それを受けての第二次計画の施策としての取組みについて照会をかけまして、第二次計画の基本施策としては四つ程度、施策の数としては10個程度に整理をして調整を行っています。
    なお、今後の審議会の開催につきましては、今日明日の政府の決定の内容にもよりますが、第8回を9月6日、その後9月中に第9回を開催し、施策の内容を固めて10月にも2回ほどの会議で答申案を作成しまして、11月初旬に答申というスケジュールで進めたいと考えております。
    以上で報告を終わります。

    教育長 以上で報告、説明が終わりました。

    何かご質問等はございますか。

    (質疑なし)
    具体的に細かい計画については、基本方針1、2、3の下に基本計画的なものを検討していくということでございますので、改めてその辺につきまして形が見える段階になりましたら、委員の皆さんにご報告をさせていただきたいと思っています。

    これをもちまして、令和3年第10回羽村市教育委員会定例会を閉会といたします。

    ありがとうございました。

    午後4時29分 閉会


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