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    令和3年第11回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • 初版公開日:[2021年10月29日]
    • 更新日:[2021年10月29日]
    • ID:16517

    令和3年第11回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    日時 令和3年9月15日(水)午後2時58分から4時07分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴人 1人

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 報告事項 ①羽村市中学校特別支援学級(自閉症・情緒障害)の設置について

    ②学校における新型コロナウイルス感染症の現状と対策について

    ③今後の学校行事等について

    ④「羽村市と国立音楽大学との連携協定」の締結について

    ⑤令和4年羽村市成人式について

    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は、5名です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第11回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において永井英義委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 日程第2、教育長報告を行います。

    お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    初めに、8月18日、東京都市教育長会の幹事会・定例会が、Web会議形式で開催されました。今回の会議では、来年1月に開催予定の東京都教育委員会と東京都市教育長会のとの連絡会における質問事項の提出に関する依頼と、8月6日に都庁で行われました令和4年度予算要望の報告等についてが、主な議題です。

    また、8月23日も、定例校長会をWeb会議で行いました。最近、オンラインや、Web会議に会議の開催方法を変更することが増えてきています。

    定例校長会ですが、冒頭、私からの挨拶で、オリンピック・パラリンピックの観戦が中止となりましたが、子どもたちの記憶に残る東京オリンピック・パラリンピックとなるよう、指導していってほしいという話をさせていただきました。

    また、夏季休業明けは、子どもたちの心の問題に細心の注意が必要となりますので、子どもたちの様子をよく観察して対応してほしいという話をしたところです。

    9月の7日、8日、9日と、議会本会議で一般質問があり、8人の議員から教育委員会に関する一般質問がありました。

    内容は、生涯教育、SDGs、就学支援、それから学校のコロナ対策、通学路の安全点検、オリンピック・パラリンピック教育とそのレガシーなどについてです。

    特に、オリンピック・パラリンピックのレガシーをどう残していくのかという質問は、質問者自身が体験した子ども時代の、当時1964年のオリンピックのことについて、大変記憶に残っていて、忘れることのできないことだということから、ぜひ、羽村の子どもたちにも体験させてあげたかったという趣旨の話とあわせて、教育長は当時どうだったかなどの話があったので、少し議場で話をしました。

    当時、私も、奥多摩街道で自分たちが作った日の丸の旗を振って、聖火が通るのを応援したことや、錦亀館という当時羽村にあった唯一の映画館で、市川昆監督の東京オリンピックという映画をみんなで見た記憶があること。この二つだけがオリンピックの記憶です。

    今の羽村の子どもたちは、もう3年も4年も前からオリンピック・パラリンピック教育を通じて、いろいろなことを学び勉強をしてきている。私たちの情報量の何十倍、何百倍という、きっといろいろなことをオリンピック・パラリンピックについて学んできたのではないか。そういう意味では、非常に心に残るものであると思っていますと話しました。

    そうしましたら、議員からも、学校教育関係で学校便りに書いてあった内容についてお話があったので、私からは、8月23日付の武蔵野小学校の学校便りから、杉森副校長の話の内容について、話をさせていただきました。

    オリンピックの感動は、多くの名場面、思い出とともに、9月5日パラリンピック閉会式をもって一段落となりますが、オリパラ教育の締めくくりは、まさにこれからです。オリンピックの精神から学んだ多くの視点を確実に成果としてまとめ、具体的に武蔵野小学校のレガシーとして残していきます。1964年の東京オリンピックを体験した方が、その精神を後世に引き継いでくださったように、いつか子どもたちが、次の世代に、この大切な財産を引き継いでくれることを願っていますという、この学校便りを少し引用させていただいて答弁させていただいたところです。

    また、通学路の安全対策についての質問がありました。千葉県の八街市の通学路でトラックが児童の列に突っ込み、5人が死傷するという事故を受けて、全国で通学路の一斉点検を実施するという国の方針が出されたことから、羽村市では、どのような対応をする考えかという質問でした。

    市長からは、9月中に通学路の危険箇所に関する市と警察署との合同点検を実施するという答弁がありました。その後の調整で、羽村市、また羽村市教育委員会、福生警察署の3所で、9月27日に合同点検を実施することが決まったとのことです。

    次に、9月10日、国立音楽大学との連携協定の締結が行われまして、羽村市長と国立音楽大学学長の協定書の取り交わしがなされました。今まで、杏林大学とも包括連携協定を結んでまいりましたが、ここで、国立音楽大学とも連携の協定を結んだということです。

    これまでも、いろいろな形でゆとろぎでコンサート等をやっていただく中で、羽村の市民の皆さんに聞いていただいたわけですが、今後も、良質な音楽を大学連携事業として、市民の皆さんに提供していければと思っています。

    あわせて、10日に東京消防庁の感謝状の伝達がありました。東京消防庁から、羽村市教育委員会に対して、救急業務に取り組んでいることの感謝ということで、教員の皆さん、また学校等で救命救急の講習会等に積極的に取り組んでくれていると、東京消防庁救急関係の部長から感謝状を受けたところです。

    次に、ここに記載はありませんが、9月12日までの新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が、9月30日まで延長されました。9月10日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を実施し、この対策会議の中で、教育委員会所管の施設の運営や、対応を30日まで延長するという報告をしました。

    学校関係の報告は、主な教育活動について、これまでの対策を延長すること。新型コロナウイルスの感染症対策に対する家庭での取組みのお願いを保護者向けに発出したこと、また、羽村市立学校における臨時休業及び学級閉鎖等の措置の基準。それから、学校において陽性者が発生した場合の対応、オンライン学習に関する意向調査などの資料を、この本部会議に参考として提出し、報告しました。

    この件については、本日の定例会の報告事項として、この後報告いたします。

    特に学級閉鎖や学年閉鎖、また臨時休業といった形で、段階的な対応をしなければならないこと。まず、どういう場合に学級閉鎖等になるのかということでの基準を定めたところです。また、現時点では、これに該当して学級閉鎖となった小学校が1校あるということを報告させていただきます。

    東京都の感染者数は、少しずつ減少していますけれども、まだまだ予断を許さない状況であります。学校には感染防止対策を引き続き実施するよう要請しています。こうした状況において、今後の学校行事をどうしていくか、現在、学校との調整を図っているところです。

    なお、コロナ対策本部会議では、12歳から19歳の羽村市でのワクチン接種状況の報告がありました。9月6日現在、12歳から19歳で、1回目の接種が終わっているのは9.4%。2回目が3.8%ということです。この年代の接種が終了するのは11月末頃という報告がありました。小学校6年生から12歳以上になると思いますけれども、子どもたちのワクチン接種も少しずつ進んでいくということであります。

    次に、現在、羽村市の令和4年度から始まる長期総合計画と生涯学習基本計画を策定している最中です。その中で、学校教育の基本方針も示していきたいと考えているところです。

    私自身、羽村市に対する思いといえば、ひとえにいい街、いい都市になっていってほしいという気持ちでいっぱいですが、それを作ってくれるのは、今の子どもたちだと思います。

    そのような中で、市制施行30周年事業の一環として、11月6日に小・中学生意見交換会を実施する予定です。未来を子どもたちと一緒に考える機会ということで、私も楽しみにしているイベントです。これは、羽村市の30周年事業を検討する中で、教育委員会の指導主事がアイデアを出して、進めてきましたが、市の企画部門ともタイアップしてやっていく事業となっています。

    市制施行30周年記念の絵を子どもたちから募集しましたし、画像や、動画などデジタルでの作品もあり、楽しみにしているところです。そういったことも取り組んでいるということで報告させていただきます。

    最後に、これは新聞でも報道がありましたけれども、町田市の小学校で、タブレット端末などを使ったいじめが行われたのではないかということで、訴える遺書を残して、昨年11月に自死しました小学6年生の保護者が記者会見を行い、文部科学省に指導を求めるということで、その後、文科省から、当該市の教育委員会に指導が入ったという報道が入ってきています。

    1人1台端末の利用について、そうしたリスクもあるということを改めて認識したところでありまして、今後、使用に当たって、情報モラルの指導等の徹底が必要ですし、1人1台端末の持ち帰りなど、そういったことだけでなく、SNSの利用など、いろいろな形でいじめはいけないということも含めて、徹底した指導をするよう学校に指示したところです。

    教育長報告については、以上です。

    幾つか、今の状況の中で報告させていただきました。何かご質問や、ご意見等ありましたらお受けしたいと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 町田市の事件は、今日、新聞を読みましたら、1人1台の端末を渡されたときに、全員が同じパスワードで扱っていて、それで成り済ましのような形で、いじめの文言が書かれたのではないかという記事でした。

    羽村の子どもたちは、パスワード等の取扱いについて、どのようになっているのか、教えていただけますか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 羽村市の場合は、教育委員会として、ID、パスワードについては変更できないようにして、初めからアトランダムな、それぞれ違うものを渡しています。

    教育長 ほかに質問等ございますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 今の関連ですが、一部報道のような、パスワードで成り済ますという問題と、GoogleMeetか何かで、子どもたちだけしか入れないプライベートチャットのようなものが作れるようになっていたとあります。あるいは、そこで何を話されていても、先生は見ることができない状態であったのではないかという報道もありました。羽村は、先生たちの教育と、子どもたちのリテラシーの教育をずっとやってきたと伺っているので、安心していますが、もう一度、再点検として、いろいろなことを想像して、目配りをしていただければと思います。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 ご意見ありがとうございます。

    その点については、再度確認したいと思いますが、現在、GIGAスクールサポーターによって、定期的に、子どもたちの間でどういうやり取りがされているかというのを実はこちらで確認して、例えば「死ね」などの問題がある言語について、あるかどうかを確認しております。ただそれは定期的であり、毎日ではないので、再度、確認していきたいと思います。

    教育長 ほかにありますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 テキストマイニングなどは使えないのでしょうか。

    恐らくGIGAスクールサポーターの人たちはご存じだと思いますけれど、言葉の中から、例えば「死ね」や、暴力的な言葉を抜き出すテキストマイニングというソフトがあって、そういうものが利用できるといいと思います。

    先生が、ひとつひとつ確認するのは大変なので、言葉だけ流して、そこからピックアップして、記入したところだけ確認することが出来ますので活用してみるといいです。

    私どもも大人数の学生たちのレポートを見なくてはいけないので、そういうときに、キーワードがきちんと書いてあるかどうか、最初に流して、そこから採点を始めるということをしています。そのキーワードを書いてなければ、点数が引かれていくという組立て方をするのです。そうでないと、全部読み込まなくてはいけないのです。

    ですから、そういう道具も使って、子どもたちのいじめの芽をうまく摘んでいけたら良いと思います。

    教育長 ありがとうございます。

    羽村委員からチェック機能についての参考のご意見として伺いました。

    また事務局でも、学校やGIGAスクールサポーターと調整し、調べてみて、導入できるものだったら、取り組んでみてください。

    ほかにありますか。

    (質疑なし)

    それでは、以上で質疑を終了させていただきます。

    教育長報告は、以上で終了します。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の8月17日から9月14日までの活動については、別紙に記載のとおりです。各委員から、ご報告等がありましたらお願いをします。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 活動の中の9月3日の金曜日、20時から委員協議会(打合せ)とありますが、これは、市長から今後の教育委員会について意見を聞きたいということで、招集されたものです。

    ですから、会場としては市長室でありますし、件名としては、市長との意見交換としていただければと思います。

    教育長 それでは、事務局で資料の件名と会場の記載の修正をお願いします。

    日程第4

    教育長 日程第4 報告事項① 羽村市中学校特別支援学級(自閉症・情緒障害)の設置について、生涯学習部参事から説明をお願いします。

    生涯学習部参事 報告事項①の資料をご覧ください。

    羽村市中学校特別支援学級(自閉症・情緒障害)の固定級の設置について、ご説明いたします。

    現在、羽村市では、自閉症・情緒障害特別支援学級「まつのこ学級」が松林小学校に設置されております。しかしながら、中学校には自閉症・情緒障害特別支援学級は設置されておりません。

    個別の教育ニーズのある生徒に対して、ニーズに応える指導を提供できる仕組みを整備することについて、令和2年4月に「羽村市中学校特別支援学級(自閉症・情緒障害)設置検討委員会」を立ち上げ、中学校の自閉症・情緒障害学級の設置の必要性の有無から検討してまいりました。

    設置検討委員会で議論された結果を教育長に報告し、羽村市の現状を踏まえ、東京都教育委員会からの新設の許可を得られたことに伴いまして、現在、令和4年度開級に向けて、羽村第三中学校の自閉症・情緒障害特別支援学級の準備を進めているところです。

    なお、生徒一人ひとりの実態や特性に応じた体制を築くために、資料の2(5)にあるように、開級後2年間は、学年の段階的受入れを実施してまいります。

    今後の予定ですが、10月12日に中学校特別支援学級開級説明会を実施し、入級を希望する保護者に対して、説明をしてまいります。

    その後、11月末までに入級意向の決定を行い、12月11日に羽村第三中学校で、新入生の保護者を対象とした学校説明会を行う予定としております。

    以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    この自閉症と情緒障害の支援学級を早急に開設するということを以前から委員の皆さんにも説明させていただきましたけれども、入級に関する意向の確認や、学校説明会等について、来年4月の入学に向けて実施していくということです。

    ここで新たに、段階的な入級という形で取り扱っていくことで、今の段階では、令和4年4月には、現小学校6年生の子たちが入ってくる形を取らせていただき、段階的に3年間かけて進めていく方向で動いていることをご承知おきください。

    何かご意見、またご質問はありますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 まつのこ学級の在籍の6年生が中心となって、1年ずつ入級してくるということですが、現状では、自閉症・情緒障害の子どもたちが中学校に上がるときには、どういう状態なのですか。今までは三つの中学校の教室だったのを、一つにまとめるということなのですか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 現状としましては、固定級がございませんので、就学相談を経てということになります。保護者や、本人の意向に沿って、特別支援教室が各学校に設置されておりますので、そちらで週何時間か指導、支援を受ける形となっております。

    特別支援教室は、このまま各学校に維持いたします。

    教育長 ほかにありますか。

    (質疑なし)

    教育長 それでは、日程第4の報告事項①については、これで終了いたします。

    続きまして、報告事項② 学校における新型コロナウイルス感染症の現状と対策について、生涯学習部参事からの説明をお願いします。

    生涯学習部参事 報告事項②の資料をご覧ください。

    1ページ目につきましては、これは校長会及び副校長会で使用した資料となります。

    ここには、緊急事態宣言が解除されるまでにおける新型コロナウイルス感染予防対策として、羽村市の全校が取り組んでいく内容を記載しております。

    とにかく、学校の中で感染のリスクが高いと言われるものは、緊急事態宣言中は行わないという形で、ここに示しています。

    また、学校の中に、人を入れることも危険が高まるということを考えて、学校の中だけで、子どもたちと先生と授業を行っていくという形で、示しています。

    大きな行事については、緊急事態宣言中は全て延期という考えです。または中止と書いてありますが、原則延期という考え方で、学校に伝えています。

    後ほど、また行事のことについては触れさせていただきますが、例えば、修学旅行については、10月の半ばぐらいからあります。緊急事態宣言が、可能性としてはもう明けているだろう。しかしながら、蔓延防止、重点措置になっている可能性もあるので、緊急事態宣言が明けても、感染リスクが高い、または危険性があるものについては、さらに延期ということも、現在は考えているところです。

    その他のところに記載しておりますが、体調が悪い場合は、子どもだけではなく、教職員も学校には来ないということにしています。同居者に少し熱があるけれども学校に来てしまったということもありますので、家族の健康についても確認しながら、運営を行っているところです。

    また、マスクはどうしても口を覆うだけになってしまうことが多いのですが、必ず鼻まで覆ってくださいと強く学校で指導しているところです。

    また、業者等の訪問についても、職員室まで入ってくるケースが日常的にあったのですが、現在は、どうしても来なければいけない場合は受付、そして、可能であればメールや郵送での対応を依頼することを示しております。

    2ページ目をご覧ください。

    オンラインによる対応について、対応①、数名ではありますが、感染が不安で登校を控える児童・生徒がいます。その子たちは、欠席扱いではなく出席停止扱いという形になりますが、ただ家にいるだけではなく、学校はその子どもと、保護者の意向を必ず確認して、1人1台端末を持ち帰って、家庭で授業風景を見ることや、プリントで課題を提示するなど、各学校は対応を図っているところです。

    対応②は、感染状況により全体への「オンライン学習」の実施というのは、感染リスクがかなり上がってきた状況で、感染者がいるから学校を臨時休業にするのではなく、安全のために臨時休業となった場合にということでご理解ください。

    その場合は、時間割を組んで行っていきます。GoogleMeetによる出席確認をして、健康観察をしてから、1日の授業をするということにします。

    参加方法として、Aは、学校に来て、学校のWi-Fi環境や学校の施設を使って、1人1台端末を活用した学習を行います。あえてこれを設定したのは、保護者も仕事を休めないという家庭もあります。だからといって朝から学童保育へというのも厳しいということもありますので、学校の施設を使って学習を進めます。

    Bは、家庭のパソコン等を活用した学習です。IDとパスワードをそれぞれ子どもは持っておりますので、家庭のパソコンから学習内容に入っていきます。

    Cは、学校の割り当てられている1人1台端末を家庭に持ち帰って行う方法です。

    この3パターンから、どれを希望されるか、今、調査を行って、学校で集計したところです。

    その他としまして、この現状ですので、校内の消毒作業について、教員だけではなかなか厳しいだろうということで、スクールサポートスタッフや副校長補佐に協力を依頼することを明示しました。

    また、教職員への周知として、不織布マスクをしてくださいと記載しています。感染リスクを下げるために、現状、科学的に示されているものを使っていくことで、ここに記載しました。

    さらに、教職員は遅くとも20時には自宅にいる生活となるように、業務内容を配慮すること。そのために、教育委員会でも、この期間は訪問指導等を行わないこととしております。

    3ページ目です。

    これは文部科学省から示されたものを基にして、羽村市として作ったものです。臨時休業、閉鎖等の措置の基準です。

    文部科学省から示されている学級閉鎖、学年閉鎖、臨時休業につきましては、5日から7日の間とされておりますが、大事を取りまして、羽村市としては、土曜日・日曜日を含む7日間と明示しているころです。

    続いて5ページ目は、感染、感染の疑いがあるものの対応について、子どもと教職員の措置について記載しています。

    6ページ目の下には、市教委として追記したのですが、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けるために授業に遅れてくること、または早退する、欠席するという場合は、出席停止等の扱いとし、欠席・遅刻・早退にはしないことを示したところです。

    7ページ目は、夏休み明けに、各学校でご家庭に配布したものになります。家庭での生活も感染リスクを下げるためには大切なものだと思っております。不要不急の外出は、なかなか学校だけでは止められませんので、家庭との協力が必要ということで、このように示しました。

    9ページ目です。

    学校内において陽性者が発生した場合の対応を記載しました。後ほど見ていただければと思うのですが、最後の四角の中に「学校医(内科)に連絡をし、対応について相談する。」と書かせていただきました。学校医とも連携し、例えば学校で陽性者が出た。そして濃厚接触者が特定された。自宅待機になった。今の保健所の状況では、その濃厚接触者がPCR検査を受けることはないのです。ただ、熱が出てきた。どうしたらいいだろうというとき、学校がやっている間は、学校に連絡をいただいて、学校医と連携して、どこにPCR検査に行ってください。または自分の病院に来てくださいなど、そのような対応をするということで、学校保健会と調整をしたところです。

    10ページ目です。

    学校で陽性者が出たことに伴い、濃厚接触者が出た場合に、定型文として、各学校にデータを送っております。東京都教育委員会では、現在、学校内における濃厚接触者候補者が出た場合、9月末まで希望があればPCR検査を東京都教育委員会の予算で行うことができるということです。
    あと、11ページ、12ページにつきましては、端末の持ち帰りの調査の資料となります。
    以上です。

    教育長 説明が終わりました。何かご質問はありますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 聞き逃したかもしれませんが、例えば、家庭で家族に陽性者が出た場合は、児童・生徒は保護者から学校に連絡して、出席停止になるということですか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 同居しているという条件になりますが、同居している家族が陽性になった場合、そのお子さんは濃厚接触者と保健所が指定しますので、基本14日間、家庭内で待機となり、出席停止扱いになります。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 ただ熱が出たような状態で、病院に行っていなくて、保護者や兄弟などが、保健所と全然関わっていない場合も想定すると、先ほど、教員は家族の健康状況等を確認するような説明があったと思いますが、子どもはなかなかそれができないと思うのです。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 私の説明が分かりにくかったのです。子どもたちにも家庭の健康状態を確認させていただいて、現在も例えば「弟に少し熱があるので登校を控えます」というような連絡をいただいている状況があります。

    教育長 ほかにありますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 大変細かくいろいろな状況を想定しながら、このような対応策を文章にまとめていただいて、ありがとうございます。説明もしていただきまして、細かな配慮に感謝いたします。
    1点私が危惧しますのが、いつまでこの緊急事態宣言が続くか分かりません。今月末で本当に終わってくれればそれが一番だと思いますが、こうやって学校行事や、特に保護者会や公開授業などができない状況が続いている現状を鑑みますと、外部の目が入らない学校のリスクということを、ここでしっかりと皆が共通理解をしておいたほうが良いと思います。
    もちろん、先生方も子どもたちも一生懸命コロナに立ち向かって頑張っているわけですが、外部の目が入らない一種の密室というような学校の中で、後から考えれば、そこで何かが起こって、結局それが発見できなかったということがないように、ぜひ学校の中で管理職の先生をはじめ、先生方同士で授業の観察をしあったり、管理職による校内の巡回巡視等をしたりすることを徹底していただいて、子どもたちの教育活動が円滑にリスクなく進められていくように、ぜひこの時期をみんなで乗り切っていただきたいと思います。
    以上です。

    教育長 ありがとうございます。ご意見ということでよろしいですか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 詳細に、予防対策、それから対応等を決めていただいていると思います。現実に武蔵野小学校で1週間学級閉鎖がありましたが、その対応もこのマニュアルどおりに、指示どおりにできたのか。そして何か問題点があればそれをどう改善していったのか。教えていただければと思います。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 この学級閉鎖の基準にのっとって行うことはできました。ただ、やはり、学級閉鎖になった場合、インフルエンザで具合の悪い子とは違う状況になりますので、子どもたちが学校に戻ってきたときに人権上どうかという会話があったという報告と、家にいる間に元気なだけにどうしても生活リズムが狂ってしまったという報告がありました。そこについても今後は考えていかなければいけないと思っています。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 確かにインフルエンザだとクラスの半分以上が寝込んでいるような状況ですが、今回はそうではないので、元気な子どもたちをどうするかという問題が大きな課題となると思います。元気なだけに、家にいることで、どこかへ遊びにいってしまうとかリスクを広げていることもあるかもしれませんし、また対応に苦慮するのだろうと思います。今まで前例がなく答えがないところなので、その都度、その都度、検証してよりよい方法にしていくしかないと思います。どれが良い悪いということではなくて、今報告してくださったように、問題点が出てきているのであれば、次への対応ができるので良かったです。早急に学級閉鎖してしまうと課題も出てくるだろうということが今回少し考えられたことです。ぜひともまずは感染がないのが一番ですが、どのような形で感染するか分からない状況ですから、その都度対応していただければと思います。
    ありがとうございます。

    教育長 それでは、ほかに何かありますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 担当課が異なるかもしれませんが、9月議会で冨松議員が学童に関する質問をされていたと思います。学級閉鎖になった子どもは学童には行けないのですよね。濃厚接触者でなくても、自宅にいるだけというか、どこも預かってくれないということなのです。働く保護者のために学童などがあるのだと思いますが、保護者は働けないし、児童・生徒は家にいないといけないという状況をケアする方法はあるのでしょうか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 今お話があったとおり、そこについても、ご意見があったところです。陽性者が出て、濃厚接触者が出て、学級閉鎖になった場合は、全員に感染の可能性がありリスクが高まり自宅で待機する状況ですので、どこかの施設で預かるようなことはありません。
    学童も感染リスクを下げるために自宅待機でお願いすることになっています。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 例えばですが、学級閉鎖がきっかけになって、子どもが家にいるから働きに行けず保護者が職を失ってしまったとなったら大変なことですので、学校に聞けばある程度の対応についてわかるような仕組みがあると良いと思います。
    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 永井委員からご指摘があった点につきましては、そういった制度があれば良いですが、今実際問題として、そういった状況の中で児童・生徒や、未就学児もそうですが、子どもたちを預かる制度について、なかなか厳しい状況です。
    前年度も、保育園が、ある程度の一定の期間休園になりましたが、そのときに、どうすればいいだろうという議論がありましたが、なかなか濃厚接触者に認定されている子どもたちを預かるという施設的なものが見つけられなかったので、今後行政としてもどういった形が取れるかが課題となってくると感じております。

    教育長 昨年、緊急事態宣言下で臨時休校をしたときに、同じ課題があって、羽村市の会計年度任用職員などについては、学校が閉鎖になってしまったので、学習サポーターなど、ある程度の収入を得ている人たちが、その収入がなくなってしまい、その休業補償という形で対応するなどしたと思いますが、民間の事業所に勤めている保護者に市が休業補償することについては、できていません。長くて1週間、5日ぐらいの間のことなのですが、長期にわたるようになってしまった場合にはどうするのかというところも、検討課題だとは思っています。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 保護者がそれぞれの働いている事業所での対応になろうかと思います。そこである程度、特別休暇のような形で認める場合もあるかもしれないですし、教育長からお話があった休業補償的なところで対応するところもあるのかもしれません。制度上では、対応策について示されていないと思います。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 この先、このような状況が続いて、学級閉鎖が多発してきたときに問題が出てくるだろうと思うので、教育委員会で考えることではないのかもしれないですが、そういう情報をほかのセクションと共有して、こういった事態に市民を守る何か支援策について検討していただければと思います。
    以上です。

    教育長 分かりました。コロナの対策本部会議等々で議論できるような形をとらせていただければと思います。
    続きまして、報告事項③ 学校行事に関する報告の説明をお願いします。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 報告事項③になります。感染症対策に関わる学校行事等の状況について一覧としましたので後ほどご覧いただければと思いますが、まず考え方としましては、学校行事については、事前・事後を含めて内容や時間の短縮を図るなど工夫をして実施していく方向で検討する。今年はとにかく全部中止とするのではなくて、何とかできないか、延期できないか、といった方向で考えていただきたいとお話させていただいたところです。
    宿泊学習について、9月中に実施するものは延期として各学校で、旅館や、業者と調整しているところです。中学校3校につきましては、17日に校長先生方とお話をするということで進めています。
    裏面をご覧ください。運動会・体育大会につきましては、もう既に実施済みの学校もありますが、中学校3校は、9月25日に実施予定でしたけれども、緊急事態宣言となりましたので延期することで日程調整を行っています。定期考査やその他の行事等ありますので、平日になってしまうのではないかという学校もあります。ただ、決してコロナがなくなるわけではなく、緊急事態宣言が明けたからといって感染しないわけではないので、必ず感染対策を行った上での実施をお願いしますと話しています。
    その他、羽村東小学校は、教育委員会の学校訪問を7月15日に行う予定でしたが、2月9日に延期しますので、ご予定をお願いします。
    また、演劇鑑賞教室につきましては、3学年ずつ見るという予定だったのですが、密にならないように1学年ごとに見る、または、それが難しい学校については先方とお話をしまして、DVDを作成していただいてそれを鑑賞する形になっています。
    また、栄小学校の教育委員会の学校訪問が9月28日に予定されておりましたが、こちらについては現時点で調整中です。
    参考として、市教研・西多摩中教研関係ですが、今年度小学校図工展は中止となります。授業時数が確保できない状況なので作品の準備が整わないこともありますが、ボランティアなど、いろいろな方が会場で携わられている関係で、その方々の感染も考えて中止ということで示されています。また、研究発表会は、開催方法をオンラインに変更するなど、今検討中ということです。
    西多摩中教研で、西多摩中学校の連合音楽会を予定しておりますが、検討中となっており、実際は実施が難しい状況だというお話をいただいています。
    以上です。

    教育長 今後の学校行事、宿泊行事についての報告です。何か質疑ございますか。その場その場の状況で、決断していかないといけない部分があります。大変なのですが、学校としても子どもたちの意向も汲み、また日程的なことの調整もしながら対応していくということで、私としては各学校でいい時期を見計らって、しっかりと予定の変更、延期など、子どもたちのために考えてほしいと思っています。
    中学校の宿泊行事は10月に設定したので、京都・奈良についてもまだ厳しい状況です。校長たちと17日に話し合いをして、いい方向を定めていきたいと考えています。

    それでは、報告事項④に移らせていただきます。先ほど私からも教育長報告の中で触れましたが、「羽村市と国立音楽大学との連携協定」の締結について、説明をお願いします。

    ゆとろぎセンター長 教育長。

    教育長 ゆとろぎセンター長。

    ゆとろぎセンター長 それでは、報告事項④ 「羽村市と国立音楽大学との連携協定」の締結について報告させていただきます。
    令和3年9月10日金曜日に、生涯学習センターゆとろぎにおいて協定締結式を実施しました。
    ここまでの簡単な経過ですが、国立音楽大学では平成22年から、市内小学生を対象とした音楽鑑賞教室やコンサートを行っていただいており、これは例年続いてきた流れになっております。
    そのような中で、令和2年9月に、国立音楽大学より協定締結の提案を受け、今年の4月に入りまして、具体的にその連携協定に向けて検討していこうということになりました。その後、大学側と打合せを3回程度実施する中で、この9月に協定が締結されました。
    協定の目的、連携事項については2番、3番にあるところですが、これは既に羽村市と協定を結んでいる杏林大学や、国立音楽大学と先行して協定しております、立川市、国立市、武蔵村山市、青梅市の4市の例を参考にしながら考えたものになっています。
    今後は、4番にあります連携協議会を設置し、この中で具体的に何をしていくかを決めていく予定です。
    最後に、協定の有効期限としましては、締結の日から令和6年3月31日までとしております。少なくとも3年程度はじっくりいろいろなこと考えながら、挑戦していこうということで、この設定になっております。その後満了期間の1か月前までに双方から異議がない場合に、協定が継続されるという内容となっております。
    雑駁ですが、説明とさせていただきます。

    教育長 連携協定の報告ということです。何か質問ありますか。

    (質疑なし)

    次に、報告事項⑤ 令和4年羽村市成人式について、報告をお願いします。

    生涯学習総務課長 教育長。

    教育長 生涯学習総務課長。

    生涯学習総務課長 それでは、令和4年羽村市成人式について説明いたします。
    満20歳の成人を対象に毎年実施している成人式ですが、前回の令和3年成人式につきましては、開催直前に新型コロナウイルス感染症対策として緊急事態宣言が発令されたため、残念ながら中止としました。令和4年成人式につきましては、引き続きコロナ禍の状況ではありますが、開催時点の感染状況やこれまでの経緯を踏まえ、新型コロナウイルス感染症対策を万全にして開催していきたいと考えております。
    お手元の資料、報告事項⑤をご覧ください。
    まず、日時につきましては令和4年1月10日、祝日の月曜日に開催し感染拡大防止のため二部制で開催いたします。第一部は羽村第一中学校区在住者を対象とし、午前11時から11時40分まで。第二部は羽村第二中学校及び第三中学校区在住者を対象とし、午後2時から2時40分までの予定としております。
    会場は、生涯学習センターゆとろぎ大ホールです。
    次に対象者は、平成13年4月2日から平成14年4月1日に生まれた市民で、合計で635人になります。
    来賓につきましては、感染症拡大防止のため市議会議員のみと考えております。なお教育委員会委員におかれましては、主催者となりますので、一部二部ともご出席をお願いしたいと考えております。
    次に7の内容につきましては、式典とアトラクションを予定しております。アトラクションは、現在新成人により構成された成人式スタッフにより検討を進めているところですが、恩師スライドショーを予定しております。なお、中学校吹奏楽部の演奏は、感染症対策を最優先とするため実施する予定はございません。
    最後に新型コロナウイルス感染症対策として、資料にある7項目を実施し、当日の開催に向け、検討していく中で必要とされる事項をさらに追加し、感染症対策に万全を期して実施したいと考えております。
    以上で説明を終わります。

    教育長 報告事項⑤が終わりました。何か委員から質問、ご意見はありますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 成人式での新型コロナウイルス感染症対策も当然ですが、会場の中よりも外に出たところで、非常に密になるような気がします。令和3年の成人式は行われませんでしたが、結局新成人が集まって密になっていたという状況でしたので、感染症対策のもう一つ、外回りのことも、付け加えておかないといけないという感じがします。退場者を速やかに解散させるためにどうしたらいいか、そのために、入退館時にブロックごとの移動と記載がありますが、退館してそこで終わりではなく、退館してそこからまたしっかり解散させるということまでしないと、結局今までと同じになってしまうのではという危惧もあります。来賓や新成人以外の方が来ないといっても、それはあくまでも会場内にということですので、本来でしたら、そこまで強制できないかもしれませんが、ゆとろぎの周りにも立ち入らせないような形にしないといけないような感じがいたします。ぜひとも感染症対策にもう一つ、密の回避をして速やかに解散、もしくは速やかにご自宅に戻るようにと付け加えていただければと思います。

    教育長 ありがとうございます。通常のときでも、会場外の集まりをどう解除するのかについては手間のかかるところだったのですが、なおかつコロナの関係ということがありますので、これから参加者に対して通知等も行うところでは、そういったことも含めて、十分、いただいたご意見を参考にして対応を図っていくということで、よろしいでしょうか。

    それではこちらで用意しました、報告事項5件については以上で終了とさせていただきます。

    これをもちまして、令和3年第11回羽村市教育委員会定例会を閉会いたします。

    ありがとうございました。

    午後4時7分 閉会