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    令和4年第3回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • 初版公開日:[2022年03月31日]
    • 更新日:[2022年3月31日]
    • ID:16532

    令和4年第3回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    日時 令和4年2月22日(火)午後2時59分から4時54分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    傍聴人  なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第4号 専決処分の承認を求めることについて〔令和3年度羽村市一般会計補正予算(第11号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕

    日程第5 議案第5号 令和4年度羽村市教育委員会の教育目標について

    日程第6 議案第6号 令和4年羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第7 議案第7号 羽村市特別支援教育就学支援委員会条例の一部を改正する条例に係る意見聴取について

    日程第8 議案第8号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第12号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第9 報告事項 ①第六次羽村市長期総合計画 前期基本計画 令和4年度実施計画・予算(概要説明)について

    ②第四次羽村市子ども読書活動推進計画について

    ③第2期羽村市スポーツ推進計画について

    会議経過

    教育長 本日の出席者は、5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和4年第3回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において羽村章委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 日程第2、教育長報告を行います。

    お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    関東地区都市教育長協議会第2回理事会が本来であれば1月20日に八王子市で開催され、翌日は高尾方面へ教育施設の視察が予定されていましたが、書面会議に変更になりました。この書面会議の中で、総会が5月20日に山梨県甲府市で開催されることが議決されました。この定期総会での分科会として、生涯学習分野を日野市が発表を行う予定です。あきる野市が司会進行、羽村市が記録を担当することになりました。

    次に、1月27日午後6時から、NHK「新・BS日本のうた」の収録が行われました。ゆとろぎの大ホールを使ってNHKの主催で行った収録番組ですが、ゆとろぎとは思えないようなすばらしいステージにさま変わりして、出演者も豪華でした。見逃した方については、25日金曜日午後4時半からBSで再放送があるそうですので、ご覧いただければと思います。

    1月28日金曜日午後2時には、小作台小学校の研究発表会が開催方法をデジタル配信に変更して行われました。小作台小学校では2年間にわたりSDGsの研究に取り組んでいただきました。授業風景等も動画で編集したものがDVDにまとめられ配られました。

    2月8日、第40回西多摩中学生弁論大会(ハイブリッド運営)となっていますが、ゆとろぎ小ホールに特設会場を設けて、羽村の子どもたちは会場に集まり、ほかの西多摩地域の学校の生徒たちは各学校からオンラインで発表する形式で開催されました。
    第1部が「社会に出て役立つ教科トップ3は」というテーマで、生徒たちが発表したのですが、ベスト3に入っている教科は、家庭科、英語、国語で、家庭科が入っていることがとても興味深く感じました。社会に出て役立つと感じる教科なのかもしれません。自立して一人で生活するのに役に立つ、フードロスについて考えることにもつながる、一人暮らしするための教科だというような発表がありました。また、第2部では自由テーマでさまざまな意見が発表され、新型コロナウイルス感染症の影響で今までの当たり前のことが突然できなくなってしまうということや、SDGsの観点から地球の資源の大切さについて、また、平井中の生徒からは、歌の力はすばらしいという発表があり、言葉では言いづらかった「ありがとう」が歌に乗せると言える、歌ってすばらしいなど、さまざまな発表がされました。

    西多摩中学生弁論大会は歴史のある行事ですが、各中学校の生徒会が力を発揮して会の運営にあたっています。

    2月13日には、文化協会主催の第2回みぢかな一歩展がゆとろぎで開催されまして行ってきました。文化協会加盟団体から、俳句や、ハワイアンキルト、生け花などを展示されます。このような身近な作品展を通じて、文化活動へ関心を持ってもらうという趣旨で運営されています。

    2月14日には、羽村・瑞穂地区学校給食組合議会が開催され、一般質問の中で、食育についての質問があり、給食のリクエストについて、実施したらいいのではないかという話があったところです。

    また、2月14日から、羽村市議会3月定例会の一般質問の受付が始まりまして、成年年齢の引き下げにより18歳が成人とされますが、今までどおり成人式を行うのか、また、小学校における教科担任制について、どのように考えているか、読書活動の推進について、もっと充実したらどうか、LGBTQの教育現場での理解についてなど、質問が幾つか出ています。

    2月16日は、東京都教育委員会のいじめ問題対策委員会のWeb会議に出席しました。学校で取り組んでいるいじめ対策の現状について、また、東京都が出版しているいじめ対策の総合ガイドラインについて、内容的にどうかということも含めて評価したいということなど、委員の意見を聞きたいということでした。私からは、SNSについて、いじめの実態が見えないところで進んでいるのではないかと感じていること、教師が軽微ないじめも見逃さないということを一番に掲げたガイドラインであるけれども、限界があるのではないか、SNSの扱いについては、しっかりと家庭や学校で指導すべきだということを意見として述べました。

    次に、2月19日と20日には、記載のとおり、ピアノデュオコンサートと国立音楽大学プレミアムコンサートが開催されまして、これは国立音大との連携包括協定を結んだ記念コンサートでした。国立音楽大学のバイオリンの演奏者から、今日は国立音大が所有しているストラディバリウスを持ってきましたという話がありまして、ヴィヴァルディの四季、春夏秋冬に各第三楽章まである全て演奏しましたので、1曲演奏するのに40分ぐらいかかりましたが、すばらしい演奏でした。こういった演奏会がコロナの関係で開催できていなかった分、すばらしい演奏会ができてよかったです。

    以上で、私の報告とさせていただきます。

    何かご質問等ありましたらお願いします。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 西多摩中学生弁論大会で、中学生が社会に役立つ教科を3教科選んだという話がありましたが、中学生は、まだ社会に出ていないので、社会に出たら役立ちそうな教科ということなのだと思うのですけれど、役立つというのは、どうやって評価したのか興味があります。家庭科、英語、国語の3教科だそうですが、理科や数学、音楽や体育はないのですね。

    教育長 体育と社会は1校ずつありましたが、家庭科がベスト3に入っていたことが印象に残りました。

    ほかにございますか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了し、教育長報告は終了します。

    日程第3

    教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。教育委員会委員の1月18日から2月21日までの活動については、別紙に記載のとおりです。

    活動内容について、ご報告またご意見等ありましたら、お願いします。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 2月17日に行われました東京都市町村教育委員会連合会の研修会がオンラインで開催されました。講師はNPO法人の芸術と遊び創造協会理事長の多田千尋さんと言う男性の方でした。全国おもちゃ美術館の館長もしてらっしゃるということで、タイトルは子どもたちを豊かに育む多世代交流で、お話を約1時間半から2時間ほどしていただきました。

    まず大きく一つの柱として、子どもとお年寄りとの多世代交流がさまざまな効果を生むということです。特に高齢者にとって、小さな子たちと交流することによって心が動いて、そして体も動くようになる、自己実現が果たせるということで、大いに推奨してほしいというお話でした。随分前から教育現場で取り入れられていることで、私も、小学校に勤めていたときに近くの老人ホームを訪問して、子どもたちと高齢者の交流を図りましたし、保育園に勤めていたときも、定期的に訪問して、おじいちゃん、おばあちゃんの前で園児たちが、歌ったり、お遊戯をしたり、また昔遊びを一緒にさせていただくなどしましたけれども、確かに子どもよりも高齢者のほうが、より生き生きとされていました。東京都のある区部では、学校を建て替えるときに、同じ敷地の中に小学校と保育園、老人ホームを造る取組みがあったと記憶しておりますが、人が生き生きと暮らせるように多世代で交流することはとても効果的であるという、お話でした。

    そして、多世代交流をより豊かにするために、おもちゃが有効で、おもちゃは人間が生まれて初めて出会う芸術であると、そういう考えの下で、よりすてきなおもちゃを子どもたちに与えたいという思いで、おもちゃ美術を全国に展開していらっしゃいます。檜原村に昨年、檜原おもちゃ美術館ができましたけれど、木材を取り入れて、木のおもちゃをふんだんに使って交流の場を設けているということでした。私もぜひ檜原村に伺ってみたいと思います。この先生の一番言いたかったことは、交流の時間をつくること、空間をつくること、そして仲間をつくることによって、時間の「間」、空間の「間」、仲間の「間」という、三つの「間」によって、世間がわかる。そして、その世間によって、いわゆる人が人間になるのだという、その「間」という字ですが、さまざまな人たちの交流によって、生物上の人が人間になるのだ。社会性を育むことがいかに大事かということを訴えていました。学校教育の中でも、子どもたちの社会性を育むことが大きな柱でもありますので、お話の内容に納得できるところがありました。

    最後に質疑の時間があり、学校教育の中にどのような遊びがふさわしいかという質問がありましたけれども、伝承遊びはしてほしいということ、またボードゲーム、サイエンストイ、いわゆる理化学おもちゃですが、そういうものを取り入れてほしいということでした。実際には学校で取り入れていますが、さまざまな気づきをいただいた講演会でした。教育長や委員、教育委員会事務局や学校関係者105人が参加したということで、オンラインでも、気軽に参加できる体制が整ってきたのは、コロナの影響の一つの利点であり、コロナ禍の中で、こういうことができるようになったことはよかったと思います。

    木を育むという、木育という言葉も出ましたけれど、子どもをより豊かに育むために西多摩地区の林業も盛んになってくれば良いということも思いました。

    以上です。

    教育長 ありがとうございます。

    ほかに、今の研修会の関連でも結構です。参加された皆さんからご意見がありますか。

    (質疑なし)

    以上で、質疑を終了します。

    教育委員会委員活動報告は、以上で終了します。

    日程第4

    教育長 日程第4 議案第4号 専決処分の承認を求めることについて〔令和3年度羽村市一般会計補正予算(第11号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕を議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長、生涯学習部長です。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第4号 専決処分の承認を求めることについて〔令和3年度羽村市一般会計補正予算(第11号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕、ご説明いたします。

    歳入歳出予算のうち教育費に係る部分については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、教育委員会の意見を聴取すべき事項と定められておりますが、令和3年度羽村市一般会計補正予算(第11号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について、急を要し、かつ教育委員会を招集する時間的余裕がないことが明らかであったことにより、教育長に対する事務委任規則第4条第1項の規定に基づき専決処分したもので、同規則第4条第2項の規定に基づき、教育委員会に報告し、承認を求めるものです。

    細部につきましては、別紙概要書をご覧ください。

    補正予算第11号、まず歳出の教育費につきましては25万7,000円の増となっております。1、私立幼稚園助成に要する経費110万4,000円の増ですが、所管が子育て支援課となりますが、国が新型コロナウイルス感染症対策の最前線で働く幼稚園または認定こども園の教諭等の処遇改善のため、収入を3%引き上げることを目的とした経済対策を実施しまして、助成金として引上げ分を予算計上したものです。

    次に、2、図書館換気設備改修工事ですが、84万7,000円の減額で、改修工事の契約金額の差金を減額するものです。

    続きまして、歳入ですが、国庫支出金の補正額が905万5,000円の増額です。この歳入から、先ほどご説明をさせていただきました歳出の私立幼稚園助成に要する経費110万4,000円に充当しています。

    説明は以上です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了します。

    お諮りします。

    議案第4号 専決処分の承認を求めることについて〔令和3年度羽村市一般会計補正予算(第11号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。(異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    日程第5

    教育長 日程第5 議案第5号 令和4年度羽村市教育委員会の教育目標についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第5号 令和4年度羽村市教育委員会の教育目標について、ご説明いたします。

    本議案は、羽村市教育委員会の教育目標について、教育委員会において審議する必要があるため、提出するものです。

    細部につきましては、生涯学習総務課長よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習総務課長 議案第5号 令和4年度羽村市教育委員会の教育目標の細部についてご説明いたします。

    令和4年度羽村市教育委員会の教育目標につきましては、12月の教育委員会委員協議会において、本件の案についてご説明させていただきましたが、その際に、未定でありました令和4年度の教育委員会の主な事務事業について記載を追加しましたので、本日、議案として提出させていただきます。

    それでは、資料としてお配りしました冊子の令和4年度羽村市教育委員会の教育目標をご覧ください。

    令和4年度羽村市教育委員会の教育目標につきましては、参考としている国の教育基本法、東京都の教育目標と国及び都の教育に関する基本方針が更新されていないことから、基本的には令和3年度羽村市教育委員会の教育目標を踏襲する形となっています。

    まず、1ページの羽村市教育委員会の教育目標については、変更はございません。

    次に、2ページの羽村市教育委員会の基本方針について、令和4年度から市の生涯学習に関する計画が第二次羽村市生涯学習基本計画に更新されることになりますので、これに合わせて文言の変更や、修正を行います。

    最終ページの羽村市教育委員会基本方針の新旧対照表をご覧ください。

    まず、基本方針の前文ですが、基本方針4の説明と重なる部分である下線部分の「羽村市教育大綱である羽村市生涯学習基本計画を踏まえた」の部分を削除し、基本方針4の説明の後段を生涯学習基本計画条例の文言に合わせ、赤字のとおり、「第二次羽村市生涯学習基本計画に基づき、生涯学習施策の総合的かつ計画的な推進を図る」に変更します。

    資料の3ページに戻りまして、令和4年度教育委員会の主な事務事業は、柱書きの部分を第二次生涯学習基本計画前期基本計画の基本施策を準用する形とし、子どもたちの育成、地域資源の活用、多様な学習の展開、生涯学習の支援の四つの基本施策に基づき、教育委員会において令和4年度に実施する主な事務事業を記載します。なお、この事務事業は、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の対象事業となります。

    以上で、令和4年度羽村市教育委員会教育目標についての説明を終わります。

    教育長 以上で説明が終わりました。これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了します。

    お諮りします。

    議案第5号 令和4年度羽村市教育委員会の教育目標については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    日程第6

    教育長 日程第6 議案第6号 令和4年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第6号 令和4年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、令和4年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分について、教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し意見を求めるものです。

    それでは、細部につきましてご説明申し上げます。

    最初に、羽村市の一般会計予算案の全体像の概略をご説明しますので、本日の議事日程の報告事項にあります第六次羽村市長期総合計画前期基本計画の令和4年度実施計画・予算の概要説明をご覧ください。

    8ページをご覧ください。

    令和4年度の一般会計予算につきましては、224億6,100万円となっており、中段の表の4年度の欄をご覧いただきますと、昨年度と比較して、2億3,500万円の増となっております。増減率は、1.1%の増になっています。令和4年度も、非常に厳しい財政状況が続きます。

    49ページの中段に、市税当初予算額の推移がありますが、令和4年度の欄をご覧いただきますと、市税全体で景気回復等も見込みまして前年度比2.6%の増を見込んでいるものの、市税収入は、昨年度に引き続き100億円を下回っている状況です。

    続きまして、57ページをご覧ください。

    性質別歳出の内訳の円グラフを見ていただくと、扶助費などの増加が大きくなっており、予算規模の増につながっています。こうした中、事務事業の見直し、改善、また枠配分方式による経常的な経費の削減の下、歳出の予算編成を行いましたが、それでも歳入と歳出の乖離が約5億円ありますことから、基金から、その金額を繰り入れて対応するという予算になっています。

    また、56ページの目的別歳出の円グラフを見ていただきますと、教育費につきましては、全体の11%を占める形になっています。

    予算の全体像につきましては、後ほどお時間のあるときに、この資料をご覧いただきたいと思います。

    それでは、議案資料の説明に戻ります。令和4年度の教育費の総額は24億6,278万3,000円の予算計上となっており、前年度予算比2億4,181万5,000円の増となり、増減率は10.9%になります。前年度と比較して大きく増加している要因は、生涯学習総務課の学校施設関係の改修工事等を予定していることが主な要因です。ただ、全体として増加していますが、先ほど申し上げましたとおり、経常的な経費は、かなり抑制されていますことから、教育費もさまざまな事業で昨年度と比較して減額の予算組みとなっています。

    教育委員会の主要事業のうち、増減の大きかったところをピックアップしたので、各課順に説明させていただきます。

    まず、生涯学習総務課です。

    羽村東小学校・羽村西小学校トイレ改修工事設計業務委託料ですが、設計が終わった段階で令和5年度以降に改修工事をしていきたいと考えています。

    続きまして、武蔵野小学校体育館改修工事です。予算額は、8,404万円です。老朽化した体育館の床や、外壁等の改修工事を実施します。

    次に、羽村西小学校屋上防水改修工事と、次の富士見小学校屋上防水及び外壁改修工事、また、富士見小学校の体育館屋上防水工事も予定しています。

    中学校は、羽村第三中学校のバックネット改修工事を予定しています。

    いずれも、施設の老朽化に対応した工事を実施するものです。

    次に、学校教育課です。

    最初に、学習支援ドリルですが、431万9,000円の予算を計上しています。1人1台端末を活用したAI型学習支援ドリルを全児童・生徒向けに導入します。

    次に、校務支援システムです。2,503万8,000円の予算計上です。3年越しで実施している事業ですが、教員の働き方改革等も踏まえて、順次、システムの更新を図るもので、パソコンの入替えを実施します。

    続きまして、副校長補佐制度ですが1,652万3,000円を予算計上しております。全校に非常勤の副校長補佐を配置するとともに、業務に必要なパソコンを各校に配備していきたいと考えています。

    次に、小中学校教員各種研修会等講師謝礼142万5,000円計上しています。教員研修に講師を招聘して、研修制度の充実を図っていきます。

    続きまして、特色ある学校づくり交付金です。予算計上額600万円で、昨年度と比較して200万円減額し、1校当たりの交付金額の見直しをさせていただきます。

    また、副教材費、修学旅行補助金、移動教室補助金など、保護者の負担軽減に係る経費や補助金の額も、記載のとおり、引き下げることとしています。

    続きまして教育支援課です。

    中学校における自閉症・情緒障害特別支援学級の設置220万3,000円です。羽村第三中学校に新たに設置する特別支援学級に配置する非常勤の介助員の報酬等の予算です。

    次に、教育相談室です。

    学校と家庭の連携推進事業支援員による支援体制の充実です。146万7,000円を予算計上し、全小中学校に配置している家庭と子どもの支援員による支援時間を拡充して、課題を抱える家庭や不登校傾向の見られる児童・生徒、保護者へのきめ細やかな支援を行っていきます。

    続きまして、生涯学習センターゆとろぎです。

    文化祭事業助成金ですが、160万5,000円の予算計上で、昨年度と比較しますと、12万1,000円の減になっています。助成金は、一般会計全体的に枠配分方式の形でシーリングがかかり、ほとんどの部署で減額となっています。

    次に、芸術鑑賞事業公演委託料ですが、530万2,000円の予算とし、昨年度と比較して76万円の増額です。先ほど、教育長からもお話がございましたが、今年度、協定を結びました国立音楽大学との共同事業を実施していきたいと考えています。

    次に、伝統文化交流事業委託料ですが、50万円の予算で、昨年度と比較して237万1,000円の減となっています。例年実施していた、おわら風の盆を来年度は一旦中止させていただくこととなります。

    続きまして、スポーツ推進課です。

    オリンピック競技種目の体験教室の実施です。そして次の障害者スポーツ教室等の実施ですが、それぞれ、13万5,000円の予算措置をしていまして、今年度も、ボッチャなどの事業を実施していますが、それに加えて、新たに実施する競技種目について、まだ種目は決定していませんが、新たにオリ・パラに関連する種目の教室を実施していきます。

    次に、スポーツセンター排煙設備等修繕ですが、162万3,000円の予算措置で空調ポンプの交換修繕を予定しています。

    続きまして、図書館です。

    本のコンシェルジュのための司書職の増員です。非常勤の司書を1名増員し、本のコンシェルジュサービスの充実を図ります。

    次に、本の宅配サービスですが、現在、障害者の方を対象に実施している本の宅配サービスの対象者の拡大を図っていきます。

    次のブックポストの増設は、市内数か所に設置しているブックポストですが、羽村駅及び小作駅に新たに設置します。

    そして、分室解体工事の経費ですが、754万6,000円の予算計上をさせていただいています。ご案内のとおり、現在、市内に3か所の分室がありますが、利用者の減少傾向が続いており、令和2年度における分室の利用人数は、1日当たり3.7人となっています。開所時間の変更や、各分室におけるイベントの実施、また配架などの工夫をして、さまざまな年齢の方々に利用していただくような取組みをしてまいりましたが、利用人数の減少に歯止めがかからない状況が続いており、また、施設の老朽化も進んでいることから、先ほど説明させていただいた本のコンシェルジュサービスや、宅配サービス、ブックポストの増設など、新たな取組みを実施して、市民の図書館利用の促進を図っていくことを前提に、この三分室は来年度をもって廃止します。3か所のうち2か所は、プレハブ等を設置していますので、解体する費用を予算計上しています。

    最後に、郷土博物館です。

    展示説明員の養成講座等の実施ですが、郷土博物館の展示説明員を増員して、社会科見学等の対応の充実を図っていきます。

    以上、令和4年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分について、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 まず1点目ですが、先ほどの説明の、予算概要書の中で触れられている教師用の指導書の購入費が約1,000万円減になっていますが、具体的に教えていただきたいということが1点です。

    それから、議案資料の学校教育課の、副教材費や修学旅行補助金、移動教室補助金等、保護者に対する補助金が減額になっておりまして、これについては、保護者に向けての説明を考えているかどうか伺います。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 まず1点目の予算概要説明の61ページ、教育費の中の教師用指導書等の減額の件ですが、学習指導要領の改訂等に伴って、来年度は、基本的には経費がかからない部分がありまして、必要な予算を組んだので、その事業が縮小したことによる減額ではございません。

    2点目の修学旅行等の補助金ですが、他市の状況や、羽村市の財政状況等を勘案し、また事業の内容等も見直す視点に立ちまして、1人当たりの補助金を削減することを提案させていただいております。保護者への説明等につきましては、まずは学校から、該当する保護者へ説明していただき、必要に応じて、教育委員会の広報紙等も活用しながら周知をしていきたいと考えております。

    以上です。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 ありがとうございます。

    教師用の指導書の件ですが、私の個人的な考えですが、必要最小限の購入だけで良いと思っているのです。要するに、今回、減額となったのは、昨年度の指導書が使えるからという理由ですね。指導書は、精査していけば、ほとんど目を通さずに次の年度に送ってしまうものが結構あると思います。

    また、補助金の減額についての保護者への説明ですが、学校も説明責任がありますけれども、教育委員会として、市の財政を鑑みて、どこかで説明する必要はあるかと考えます。

    以上です。

    教育長 教師用の指導書等の予算ですが、昨年度の予算が約1,000万円計上されていましたが、これがなくなりまして減額の三角がついています。同様に、富士見小学校防音機能復旧工事も設計業務が終了したので減額になっています。

    また、修学旅行や、移動教室の補助金についても、2泊3日で実施していた移動教室を、コロナの関係等で1泊2日に変更するようなことも考える中で、まだ結論が出ていないような形ではありますけれど、保護者負担の額の見直しが図られる部分があるかと思いますし、中学校の修学旅行についても、他市と比較しますと、1万8,000円の補助金は、26市でトップなのです。そういったこともあって、以前は2万円だった補助金ですけれども、10%カットしても、まだ羽村市のレベルが高かったのです。ただ、他市との比較だけでなく、これを減額しなければならない状況になった中で、保護者が負担する額自体を、つまり、修学旅行自体の経費の削減等についても検討を学校でしてもらい、見直し等を検討する中で、減額になった分が、保護者に、全部転嫁するということではないということを説明させていただければ良いと思っているところです。江本委員がおっしゃったように、学校から全部説明させるのではなくて、教育委員会として、こういった事情について、学校と調整しながら発信していければ良いと思います。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 よろしくお願いします。

    AI型学習支援ドリルなども導入していくことを説明していただければ、副教材費が減額になったことも納得できる保護者も多いと思います。

    教育長 ほかにありますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 学校教育課の特色ある学校づくり交付金について、以前は1,200万円くらい予算計上していたと思いますが、毎年200万円ずつ減ってきているイメージで、その確認です。

    また、ただいま、江本委員が質問された、副教材費や修学旅行の補助金は、教育長の説明を聞いて、ある程度は理解しましたが、概要説明の中に副教材費の見直しと書いてあったのは、補助金額の見直しであって、副教材自体の値段を見直しているのではなく、単純に保護者への補助金が減ったということでよろしいですか。

    もう1点が、直接教育委員会に関係ない話かもしれませんが、概要説明の中に、自然休暇村の解体の設計費がマイナスになっていることについて、伺います。

    教育長 概要説明の67ページに、健全で安定した財政運営を行っていくため、歳出予算の総額を抑制する取組みとして見直しの内容が記載されていまして、特色ある学校づくり交付金については交付金に減額、副教材費については単価の見直しで効果額を記載しています。この単価の見直しについて、事務局から説明がありますか。

    学校教育課長 教育長。

    教育長 学校教育課長。

    学校教育課長 特色ある学校づくり交付金につきましては、十数年来の事業で、当初1,000万円予算措置し、各校おおむね100万円の予算で学校の特色を示して取り組んできました。ここ数年、この交付金だけではなく見直し等がされていく中で、来年度につきましては600万円の予算措置をしております。これについては、特色ある学校づくりの事業自体を各校で見直す時期に来ているということで、これまでの事業を少し精査するようなところを踏まえて、予算計上させていただいています。

    来年度に向けて、各学校で複数事業を特色ある事業としていたものを一つの事業に絞れる形にしていきたいと調整しております。

    副教材につきましては、いわゆるドリルや学習帳の単価ということではなくて、児童生徒1人当たりに市から出す経費の単価の見直しを図ったものです。先ほどの説明にもありましたけれど、新規事業としてAI型学習支援ドリルを導入し活用していくことから、その分、この副教材費を抑制し、ICT活用に移行していくことを考えて、バランスを取りながら、予算配分をさせていただいたところです。

    以上です。

    生涯学習総務課長 教育長。

    教育長 生涯学習総務課長。

    生涯学習総務課長 旧自然休暇村解体工事につきまして、総務費のマイナス2億8,140万円の件ですが、令和3年度に予算計上したものが、令和4年度は計上していないので、単純にマイナスになっているものです。

    令和3年度予算を令和4年度に繰越をして、工事費として、実際の取壊し工事を令和4年に実施します。当初予算は、繰り越されていますのでマイナス表記になっております。

    以上です。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 ここ数年、特色ある学校づくり交付金の審査会委員として参加させていただいているのですが、その審査会の中では、毎年、学校での使われ方や、効果について意見が出ています。

    この交付金を有効に使って、外部人材を盛んに取り入れて校内研究を充実させている学校もあれば、毎年同じ事業を計画している学校もありまして、差があるわけです。

    そういう事態を鑑みたときに、思い切って交付金を一律に出すよりは、学校の希望する事業の規模によって、額を変えてもいいのではないかという意見も出るぐらいです。

    ですから、一律交付される金額はある程度抑えて、より充実させた特色ある学校づくり事業に取り組みたいという学校については、たくさん予算がつくような形にしていくべきだろうという審査会の共通した意見です。小中学校教員各種研修会等講師謝礼が増額になったのも、そういった影響かと考えています。

    教育長 ありがとうございます。

    ほかに、ありますか。

    先ほど生涯学習部長からも説明がありましたように、市の全体の事業について、総額では少し増額になっていますけれども、各所管部署で、要求と予算化できるかどうかというところでは、非常に厳しいところがありますが、学校施設の老朽化に対する改修工事の予算化を認めていただいている部分等があるので、教育費全体としては増額の予算が組めたと思っています。

    ほかに何かございますか。

    この件についての質疑を終了させていただきます。

    それでは、お諮りします。

    議案第6号 令和4年度羽村市一般会計予算のうち、教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    日程第7

    教育長 日程第7 議案第7号 羽村市特別支援教育就学支援委員会条例の一部を改正する条例に係る意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長、生涯学習部長です。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第7号 羽村市特別支援教育就学支援委員会条例の一部を改正する条例に係る意見聴取についてご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、羽村市特別支援教育就学支援委員会条例の一部を改正する条例について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    それでは、細部につきましてご説明申し上げます。

    別紙、新旧対照表をご覧ください。

    本条例改正は、令和4年4月から新たに羽村市立羽村第三中学校に自閉症・情緒障害特別支援学級を設置することに伴い、特定支援学級の担任教諭が増えることをから、就学支援委員会の委員構成の見直しを図るもので、第3条中「20人以内」を「21人以内」に改め、同条第2号中「6人以内」を「7人以内」に改めるものです。

    なお、この条例は、令和4年4月1日から施行しようとするものでございます。

    以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。これから質疑を行います。質疑ございますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 大変勉強不足で申し訳ないのですが、就学支援委員会について、どのような組織なのか、特別支援学級の担任の先生はすべてその委員会に入っているのでしょうか。

    教育支援課長 教育長。

    教育長 教育支援課長。

    教育支援課長 特別支援学級に知的・情緒の両方がありますけれど、転学または就学しようとするお子さんに対して、それが適正かどうかという視点で就学支援委員会において協議することになっております。適性と認められれば、その後、保護者へ説明し、了解いただければ、就学、転学する形で進めていきます。

    組織には、市立学校の特別支援学級の担任教諭がすべて入っています。

    以上です。

    教育長 羽村市立学校に特別支援学級が6学級あったものを、羽村第三中学校に情緒固定の関係で1学級増やすことによる増員です。

    ほかに質疑ございますか。

    それでは、以上で質疑を終了します。

    お諮りします。

    議案第7号 羽村市特別支援教育就学支援委員会条例の一部を改正する条例に係る意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    日程第8

    教育長 日程第8 議案第8号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第12号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長、生涯学習部長です。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第8号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第12号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。

    議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、令和3年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    細部につきましては、別紙の概要説明書をご覧ください。

    それでは、最初に歳出の欄をご覧ください。

    教育費における補正額の総額が1億9,217万1,000円となっています。

    1、職員人件費に要する経費ですが、決算見込額に基づく人件費の整理に伴う減です。

    続きまして、2、積立金は、34万3,000円の増額となっています。こちらは、教育振興基金の利息及び運用益で、債権の売却に伴う利益と、市民からの寄附による増です。

    続きまして、3と4の電話料ですが、小学校費が21万3,000円、中学校費が14万4,000円の増となっており、コロナ感染に係る学校と教育委員会との連絡の増によるものです。

    次に、5、学校維持管理に要する経費、小学校分です。1億5,529万4,000円の増となっています。武蔵野小学校体育館床改修工事設計業務委託料の決算見込額に基づく減と、先ほど令和4年度の当初予算案でご説明させていただきました羽村西小学校屋上防水改修工事と、富士見小学校屋上防水及び外壁改修工事を実施する際の、国の補助金の予算確保の観点から、3月補正予算において一旦前倒しで計上し、繰越明許費とする予定のものです。

    続きまして、6、7の学校保健衛生に要する経費です。小学校費が945万円、中学校費が405万円の増で、コロナ対策として、小・中学校における感染症対策の消耗品や、備品購入を予定しています。こちらも、繰越明許費として、実際の支出は来年度予定しています。

    続きまして、8、生涯学習基本計画印刷製本費で、102万5,000円の減額です。印刷部数の見直しによる経費の削減分を減額するものです。

    続きまして、9、青少年対策地区委員会連絡協議会補助金、10、大島・子ども体験塾実行委員会補助金、11、多摩郷土誌フェア負担金、12、生涯学習センターゆとろぎ事業に要する経費の額が減額となっており、コロナ感染の影響を受けまして、事業を見送ったものの予算を減額しています。

    続きまして、13、図書館修繕料の空調設備関係の修繕で33万6,000円の増、また14、博物館修繕料の29万7,000円の増は、給水管漏水対応に係る修繕料を予算計上します。

    次に、15、スポーツセンターの維持管理に要する経費ですが、光熱水費の決算見込みに基づく210万円の減額となっています。

    16、国・都支出金返還金に要する経費の3,369万9,000円の増は、所管が子育て支援課になりますが、令和2年度分の幼稚園及び認定こども園等に係る施設型給付費等の精算に伴う国庫負担金の返還、及び東京都返還金等です。

    続きまして、歳入の欄をご覧ください。

    まず、国庫支出金ですが、1、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の675万円の増です。こちらは、先ほど歳出でご説明させていただいた、小・中学校のコロナ対策の学校保健衛生費に要する経費に充当するものです。

    次に、2、学校施設環境改善交付金の3,834万5,000円ですが、羽村西小学校、富士見小学校の屋上防水等の改修工事に係る国庫補助分を見込んで予算計上するものです。

    続きまして、3と4の学校保健特別対策事業費補助金ですが、こちらは1と、歳出の小・中学校のコロナ対策の学校保健衛生費に要する経費の充当分です。

    続きまして、財産収入です。教育振興基金の預金利息と債権売払いに伴う運用益を収入として見込んだものです。

    次に、寄付金ですが、歳出でご説明させていただいた市民からの教育費に充当してほしいという寄付金の合計です。

    続きまして、諸収入の1、羽村第二中学校トイレ整備工事に係る東京都補助金が確定したことによる収入678万6,000円を予算計上しています。

    また、2、芸術公演チケット等売上金で、事業を見送ったことに伴うチケット収入の60万円の減額となります。

    次に、市債ですが、小学校防災機能強化事業債として9,800万円の予算措置です。こちも、歳出の羽村西小学校の屋上防水改修工事と、富士見小学校の屋上防水改修工事及び外壁改修工事に充当する部分の予算計上です。

    以上、令和3年度羽村市一般会計補正予算(第12号)のうち教育費に係る部分について、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。これから質疑を行います。何か質疑ありますか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了いたします。

    お諮りします。

    議案第8号 令和3年度羽村市一般会計補正予算(第12号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (異議なし)

    ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    日程第9

    教育長 日程第9 報告事項①第六次羽村市長期総合計画 前期基本計画 令和4年度実施計画・予算(概要説明)について、生涯学習部長からの説明を求めます。

    生涯学習部長 先ほど、令和4年度羽村市一般会計予算のうち教育費に係る部分について説明させていただくときにご覧いただきましたが、第六次羽村市長期総合計画 前期基本計画における令和4年度実施計画及び予算の概要説明資料です。

    目次をご覧ください。

    前半の第1部が、令和4年度の実施計画、そして後半の第2部が、令和4年度予算の概要説明となっています。

    2ページをご覧ください。

    2、コンセプト別計画及び自治体運営の方針の、(1)施策の体系の表にあるように、実施計画につきましては、前期基本計画における五つのコンセプトごとに、新規事業、レベルアップ事業として位置づけた事業75項目を挙げております。

    また、当年度の実施計画となっており、次年度以降の計画は、明記されておりません。

    例えば、13ページをご覧いただくと、No.18の羽村東小学校トイレの洋式化の実施とありまして、令和4年度に羽村東小学校のトイレ改修工事の設計を実施していくことを記載しています。

    また、この表の下の欄に、令和5年度から8年度の事業予定とあり、工事の時期については、令和5年度から8年度の間に実施をしていく予定で記載されていますが、あくまでも単年度の事業実施計画という位置づけになっています。

    このように、実施計画の予算対応と、第2部の予算概要説明につきましては、後ほどお時間があるときにご覧いただければと思います。よろしくお願いいたします。

    以上です。

    教育長 報告事項ということですが、何か質問がありましたら、お受けします。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了します。

    続いて、報告事項の2、第四次羽村市子ども読書活動推進計画について、図書館長からの説明を求めます。

    図書館長 第四次羽村市子ども読書活動推進計画のご説明をさせていただきます。

    現在、第三次の計画期間中ですが、その計画期間が今年の3月末で終了します。第四次計画は、その三次計画を引き継ぐ計画として、今年度策定に向けての作業を行ってきました。策定に当たりまして、庁内の読書活動の施策に関連した部署と、小中学校長の代表者、小中学校司書教諭の代表者、指導主事で策定委員会を構成し、現在まで3回開催し、また図書館協議会で計画策定作業前にも意見聴取をし、協議を重ね、まとめたものを、1月5日から2月4日の1か月間でパブリックコメントを実施して、1人の方から2件の計画に対する意見をいただきました。

    内容としましては、特別な配慮を必要とする子どもの読書環境について、どちらかというと視覚障害のある方の資料ですけれど、そのマルチメディアデイジーの資料の充実、また、視覚障害者の資料を提供するサピエ図書館というものがございまして、こちらの会員加入についての支援について、意見がありました。

    この2件は、現に市でも視覚障害者のために資料収集及びサピエ図書館の利用支援を行う体制を取っておりますので、計画の内容を一部修正することとし、回答につきましては計画書公表時と合わせて、図書館ホームページなどに掲載していくこととしております。

    この第四次羽村市子ども読書活動推進計画の期間は、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間となります。

    計画書の表紙は、完成版のイメージでつくっておりまして、タイトルに案と入れておりませんが、決裁前でございますので、案となります。

    この計画の新規の取組について、ご説明します。

    11ページをご覧ください。

    第3章1の(2)に、「家読(うちどく)」の啓発と支援とあります。こちらは、乳幼児期から読書好きな子どもに成長していくためには、家庭での環境がとても大切で、家族で読書に取り組む「家読(うちどく)」の推進に新たに取り組みます。「家読」PRイベントや、啓発する図書展示、図書館がおすすめする本をまとめた「家読セット」の貸出などを考えております。

    続いて、13ページの(3)、学校図書館での市図書館予約資料の受け渡しおよび返却の取り次ぎです。この取組みは、図書館分室の運用終了により、本の貸出しや、返却をしたい子どもが学校でできるようにすることを考えたもので、学校図書館との運用に影響がありますので、今後、学校と調整を進めていく考えです。今後の検討事業として計画に含めました。

    14ページの(6)、YA(ヤングアダルト)サービスの充実の、計画事業の一番下に、YA応援隊活動の新規があります。YA(ヤングアダルト)サービスの取組みは、中高生世代を対象に、年齢が上がっても、今までのように読書をしてもらおうと、中高生向けの本を集めてコーナーをつくるなど、世代を意識して取り組んでいます。

    中高生の中には、部活動で文学部に所属するなど、また、学校の委員会活動で図書委員をしている生徒もおりますので、読書や図書館が好きという生徒がいると思われます。そういう生徒たちに、市の図書館が居心地のよい場所であり、自分たちが図書館の選書に関われるなどして、図書館のよさを伝える応援隊として、友達を図書館に誘うような、中高生の力を借りながら、この世代の図書館利用を伸ばしていくように考えているものです。

    15ページの(9)市図書館の資料配送システムの整備です。これは、幼いお子さんのいる家庭の保護者や、高齢者など、一定の要件に当てはまる方を対象として、市図書館の資料をご自宅まで配達して貸し出しするサービスです。

    三分室の廃止に伴い、今まで分室が近くにあったけれども、今度は図書館の本館まで来られないという利用者がいると思われますので、分室廃止後の読書環境を保つためのサービスでもあります。

    (10)本のコンシェルジュサービスによる推薦図書の紹介です。分室が廃止しますと、分室を利用していた子どもたちが、実際に手に取って本を選べないということがあります。

    また、子どもに本を読ませたいけれども、どんな本を読ませたらよいか分からないと感じる保護者や、本を読まなくなった理由として、読みたい本が分からないと回答した子どもがいることから、図書館から積極的に個々に応じた本をおすすめするサービスとして考えた取組みです。

    続きまして、16ページの(11)電子図書館(電子書籍)による資料の充実です。電子図書館による電子書籍の貸出しは、将来的に一般的な図書館で資料貸出しが定着していくとの予想もされております。

    また、リモートでの資料貸出しができる利点は、コロナ禍の状況にもマッチしていると注目されているものです。電子図書館の持つ利点が、子どもの読書活動に生かせられるよう、第四次計画に盛り込んでおります。

    続いて、17ページです。4、子どもや生涯学習に関連する施設における読書活動の推進の (1)「ブックスタート事業」の実施です。この事業の中で、計画事業の一番下、セカンドブックスタート事業(啓発)の実施が新規事業です。

    ブックスタートは、乳児を対象として子どもに初めての本を与えて、本に親しみを持ってもらうための目的で事業運営を行っておりますけれど、これを3歳に成長したときにも、再度啓発を行いまして、就学前までに読書週間を身につけてもらおうという取組みで、保護者に対して啓発事業を行っていくものです。

    以上、新規事業を中心に雑駁ですけれど、ご説明させていただきました。よろしくお願いします。

    教育長 以上で説明が終わりました。何か質疑ございますか。

    江本委員 教育長。

    教育長 江本委員。

    江本委員 ただいま、新規事業の中で電子書籍による資料の充実という説明がありました。この読書活動推進計画の61ページに、子ども読書に関するアンケート調査があり、電子書籍についてどう思いますか、というアンケートの結果を見ても、好意的に電子書籍を利用してみたいと思っていらっしゃる方が多いようです。私も最初、電子書籍って抵抗があったのですけれど、いざ利用してみると、手元で文字は大きくできるし、要するに高齢者や、ハンディのある人たちには効果的ですし、一つの本から読書が広がっていくという点においても、図書館で探す楽しみもありますし、電子書籍が持つ可能性や、読書活動の広がりに効果的であると、実体験している最中です。

    今回、分室もなくなるということもありますし、実際に貸し借りができるように、今後を見据えてぜひこの電子書籍の充実についての研究を進めていただきたいと思います。感想です。

    教育長 ほかにございますか。

    よろしければ、質疑を終了します。

    続きまして、報告事項の3、第2期羽村市スポーツ推進計画について、スポーツ推進課長から説明をお願いします。

    スポーツ推進課長 第2期羽村市スポーツ推進計画についてご報告させていただきます。

    これから意見公募となりますので、本文も案という形で、まだ参考資料や、写真等はついていません。本文を確認していただく形で見ていただければと思います。

    まず、1ページの目次をご覧ください。

    二部構成となっておりまして、第1部で第2期羽村市スポーツ推進計画の策定にあたって、現在の27年3月に策定した計画が今年の3月で終了するため、新たな計画をつくる目的や、意義をお示しして、その後、国の動き、東京都の動き、羽村市の動き、現行の羽村市スポーツ推進計画の取組状況を説明させていただいています。

    その結果、市民のスポーツ実施率がどうなったかを記載して、続いて第2部で、次期の、第2期羽村市スポーツ推進計画を記載する構成になっています。

    3ページをご覧ください。

    第1章、計画策定の背景として、現行の計画につきましては、羽村市民が週1回1時間以上のスポーツをした割合をスポーツ実施率として、7年間で50%にするというもので、目標を立てて実施していました。

    4ページ目からは、国の動きや、国がスポーツ基本法にのっとって、スポーツ基本計画をつくっている概要を記載し、5ページの、東京都の動きも、東京都スポーツ推進総合計画の概要を記載しております。

    6ページ、羽村市におけるスポーツの取組みとして、27年3月から実施している取組みを記載しております。

    基本目標の1は、現行の羽村市のスポーツ推進計画の目標が、スポーツ環境の充実でありまして、総合的なスポーツ施設の整備から、以下の部分の施策をスポーツ推進計画で実施してきた取組みを記載し、続いて、7ページから9ページまでは、現行の計画の取組みを施策ごとに取組結果としています。

    10ページ、羽村市民のスポーツ実施状況につきましては、市政に対する世論調査の、1年間で週1回、1時間以上のスポーツを実施した割合を確認するための質問の中で、週3日以上、週2日以上、週1日以上(1時間以上)を合計すると47%で、50%までは到達しなかった結果となっています。

    その次の週に1日以上、1時間未満を足すと55.9%となり、半数以上はいる結果になっています。

    11ページから13ページは、ほかのスポーツに関する質問を記載しています。

    14ページから、第2部、第2期羽村市スポーツ推進計画として、今回の計画の内容となっています。

    15ページ、計画の基本方針として、計画策定の位置づけにつきましては、生涯学習基本計画の内容と同じように、羽村市生涯学習基本計画や羽村市長期総合計画等を踏まえながら、羽村市第2期スポーツ推進計画の位置づけを記載しています。

    本計画におけるスポーツの範囲につきましては、分かりやすくスポーツの範囲を記載し、競技や記録の向上、競争などの一定のルールに則って実施する運動だけでなく、仕事や家事の最中に健康の保持増進、美容などを目的に実施する身体活動、気晴らしや楽しみ、交流を目的とした身体活動についても、スポーツとして捉えていただくよう記載しており、東京都のスポーツの範囲を参考にしています。

    計画の期間は、令和4年度から令和8年度までの5年間とします。

    続いて16ページ、基本理念と成果目標です。現行の計画と同様に、「スポーツを通した健康づくり まちづくり」としています。

    また、計画終了年度における成果目標は、市民が週1回以上スポーツを実施した割合に変更しておりまして、現行計画から1時間以上という文言を削っています。東京都や、国は同じ目標にしていまして、比較ができるように、1時間以上を削っています。

    現在の目標の55.9%から、5年後には70%になる目標についても、東京都と同様に70%に変えていくものです。

    17ページ、基本目標と施策ですが、目標を達成するための基本目標を4つ記載しています。基本目標1、スポーツを通した健康づくり、基本目標2、スポーツ文化の創造、基本目標3、東京2020大会のレガシーの継承、基本目標4、スポーツ環境の充実として、新たな取組みではないのですが、基本目標3の東京2020大会のレガシーの継承は、新しい目線としています。

    18ページからは、施策の体系として、基本目標に対する施策を記載しています。

    23ページ以降は、計画の推進として、施策の実現に向けたスポーツ推進体制の役割等を記載しています。

    最後の25ページには、スポーツ推進連携図として、各団体を羽村市等が支えていくイメージの連携図を記載しています。

    3月1日から21日までを意見公募、パブリックコメントを受けまして、計画案を策定した上で、次回の教育委員会定例会に付議させていただく予定ですので、よろしくお願いいたします。

    以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。何か質疑ございますか。

    羽村委員 教育長。

    教育長 羽村委員。

    羽村委員 この計画の中で、スポーツ・運動と併記しているところと、スポーツだけの表記があって、スポーツの定義は15ページにありますが、スポーツ以外の体を動かすことが運動なのか、運動の定義は何ですかと思ってしまいます。

    18ページには、施策2に、基礎的運動機能の育成があって、基礎的運動と、スポーツとは違うのか、言葉として、実はスポーツ庁ができたときにも疑問に思ったのですが、羽村市としてどう捉えるか教えていただければと思います。

    例えば介護予防のためには、スポーツではなくて運動のほうが受け入れやすい印象ですし、子どもたちにはスポーツよりも運動と言ったほうが、理解できるのではないか、計画にはスポーツの定義が書かれているので、言葉遣いとして変えているだけならば、統一したほうがよいと思うのです。

    国のスポーツの定義も見てみたのですけれども、とても分かりにくいのです。

    いわゆる我々が思っている運動とは、全てスポーツの中に入っていますというふうにしておいたほうが、羽村市としては良いのかもしれません。

    教育長 スポーツというのが幅広い概念で、家事や何かの運動と言われるものも、スポーツの範疇ですという意味合いで定義されている。だけど、スポーツ・運動と二つ並べて書いてしまうと、運動と書く必要はないということだと思うので、整理して記載するようにします。

    スポーツ実施率55.9%を70%に上げていくことを成果目標としていますが、競技スポーツの分野だけで55.9%を70%に上げるのではなく、普段の家事なども含めた体を動かすことをスポーツと位置づけて、70%まで上げていく考え方で定義しておかないと、スポーツとは、ルールに基づく競技スポーツのことだけなのか、ジョギングや、ウオーキング、家事もスポーツとして、この70%に向上することを意図したところでもあります。

    ありがとうございます。

    ほかに、ご意見はありますか。

    ないようですので、これで報告事項についての質疑を終了します。

    それでは、これをもちまして、令和4年第3回羽村市教育委員会定例会を閉会といたします。

    ありがとうございました。

    午後4時54分 閉会

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

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