日時 令和4年12月20日(火)午後3時36分から4時02分
場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室
出席者の氏名
教育長 儘田文雄、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義
傍聴人 なし
議事日程
日程第1 会議録署名委員の指名について
日程第2 教育長報告
日程第3 教育委員会委員活動報告
日程第4 議案第39号 羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程について
日程第5 議案第40号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について
会議経過
教育長 ただいまの出席者は、5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和4年第14回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。
〔日程第1〕
教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において江本裕子委員を指名します。どうぞよろしくお願いします。
〔日程第2〕
教育長 日程第2、教育長報告を行います。
お手元の教育長報告事項をご覧ください。
今日はこの一覧の中で、4件ご報告したいと思います。
まず1点目は、11月16日水曜日、午後2時から東京都市教育長会の視察研修でTOKYO GLOBAL GATEWAY GREEN SPRINGSに行ってまいりました。こちらは、いわゆる東京都版の英語村です。立川駅から徒歩8分で昭和記念公園に隣接しており、年明けの1月にオープンする予定です。施設は二つの棟に分かれていて、40名定員の部屋を八つ用意してありました。大きく2種類のプログラムで、一つが部屋全体に画像を投影して疑似の空間をつくる、例えばホテルや病院、飛行機の機内などといった空間を演出して、そこで英語によるコミュニケーションを体験させることが1点。もう一つは、テーマに沿ったグループワーク、あるいはディスカッションをさせること。この共同学習です。
なお、12月15日木曜日に羽村委員と永井委員にも行っていただいておりますので、後ほど感想等がございましたらお願いします。
続きまして11月21日月曜日、午前中に小作台小学校に行ってまいりました。学校活動支援団体に対する東京都教育委員会から感謝状が贈呈されまして、小作台小学校で子どもたちの登下校の安全見守り隊の皆さん構成10名くらいの地域ボランティアの方々が、登校日に学校付近の交差点でいわゆる旗振りをしていただいています。その代表者が栗原玉さんという方で、何と1979年開始ということですから、43年間継続して活動していただいておりまして、学校活動支援団体として東京都へ推薦し感謝状が贈呈されましたのでお届けしました。
続きまして11月29日火曜日、ネーミングライツ・パートナー協定締結式に出席しました。今回は、三つの施設がネーミングライツで協定しております。パートナーはS&D多摩ホールディングス株式会社です。スポーツセンターが「S&Dスポーツアリーナ羽村」、スイミングセンターが「S&Dスイミングプラザ羽村」、そして富士見公園が「S&Dスポーツパーク富士見」という愛称となり、使用期間は12月1日から3年間です。
次に12月3日土曜日の午後、子どもからの人権メッセージ発表会に出席しました。総合司会は人権擁護委員を務めていらっしゃる塩田委員にお願いしたところです。子どもたちの発表の司会は、富士見小学校の6年生3人が立派に担当しました。小学生の発表に関しては、西多摩の発表が14人、うち6人が羽村の子どもたちでした。中学生に関しては6人でしたが、中学生の人権作文を朗読して大変立派でした。このことについて後ほど補足説明がありましたら塩田委員からお願いしたいと思います。
以上で報告を終わります。
これから質疑を行います。何かご質問ございませんか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
教育長報告は以上で終了しました。
〔日程第3〕
教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。
教育委員会委員の11月15日から12月19日までの活動については、別紙に記載のとおりです。
ご出席いただいた委員からご報告やご意見等がありますか。いかがでしょうか。
羽村委員 教育長。
教育長 羽村委員。
羽村委員 先ほど教育長から報告がありましたTOKYO GLOBAL GATEWAY立川へ、12月15日木曜日に私と永井委員の2人で行ってきました。東京都市町村教育委員会連合会の第4ブロックの研修会に参加しました。詳細については、教育長からお話があったとおりですが、多摩地区にこのTOKYO GLOBAL GATEWAYができて、多摩地区の子どもたちが行きやすくなりとても良かったと思います。江東区青海にあるTOKYO GLOBAL GATEWAYは、ある意味ではコミュニティが全くない場所に造られていますので、立川市にできたことは、多摩地区の各自治体から行きやすくなりましたし、立川市の一つの名所であるGREEN SPRINGSの建物内なのでアクセスも良いです。
また一方で、青海の施設は最初からTOKYO GLOBAL GATEWAYを組み込んだ建物となっているのに対し、立川市はテナント用にできた建物にそのスペースが造られているので施設が二つに分かれています。一つは施設の中にトイレがないので設備的に少し違和感がありました。
いろいろなITを使って、壁に映し出す画面を変えてそれぞれの場面をつくり出しているのですが、本来であればそのハードがあって臨場感があるのですが、建物の構造上仕方ないのかなという感想です。
内容としては、もちろん青海の施設が先行していますので、初級者から、中級・上級者と分かれて、それぞれのプログラムがあることは非常に面白いと思います。では誰がその判断をするのかという問題がありますが、今のところは自己申告でクラスが分けられるようです。
今回説明してくださった資料の中にある上級者のプログラムの設定ですが、マーケットに行ってジャムを買い、家に帰ってきたらジャムの蓋が開いていて、それを取り替えに行ってくださいという指令なのですが、レシートもなくて、とにかくマーケットに行って、ジャムを取り替えてきなさいという指令なのです。一歩間違えればクレーマーになってしまうような内容でしたので、もう少し子どもたちがワクワクするような内容に変えてもらえないかと意見を言ってまいりました。もう1点、子どもたちだけではなく、外国語教育をしている特に小学校の先生方を対象とした研修等が実施できないかと質問しましたら、リクエストがあればメニューをつくりますという説明がありましたので、ぜひ学校現場の先生たちが利用できればと思います。
永井委員 教育長。
教育長 永井委員。
永井委員 私からの報告はほとんどありませんが、最後に羽村委員がおっしゃっていたように、ハードウェアの目新しさは確かにあるのですけれど、重要なのはソフトの部分だと思います。初級とか上級とか実際に子どもたちが体験する映像を見てみたいと思いましたが、まだ用意されていなくてイメージ映像だけでしたので残念に思いました。できればALTの方や外国語を教える先生にも子どもたちと一緒に体験してそれを学校現場へ持ち帰って校内で活用してもらうと良いと思います。相当面白い充実したプログラムになっているので、ぜひ活用して研究できればと思います。入場料が高いので頻繁に行けないと思いますが、せっかく近くにできたので活用してもらいたいです。
教育長 お二人から報告があり、貴重なご意見をいただきました。
青海にあるTOKYO GLOBAL GATEWAYには以前に東京都市町村教育委員会連合会の管外視察研修で江本委員と塩田委員に視察していただいていると聞いています。この件に関してまた情報交換ができれば良いと思っています。
このほかに活動報告がございますか。
塩田委員 教育長。
教育長 塩田委員。
塩田委員 先ほど、教育長からも報告がありましたが、12月3日の子どもからの人権メッセージ発表会in羽村に、出席しました。
当日、メッセージを読む子どもが欠席した場合にどうするかということを事前に大人たちはとても心配していました。司会者に、誰が代読するかということをその場で伝えて、そして、台本にないものをアドリブ的にその場で対応することができるだろうかということを、大人たちは心配していたのです。羽村市の人権擁護委員の間では、子どもたちはきちんと対応できるはずだと思っていたのですが、他市町村の委員がとても心配されていまして、総合司会が代読したり進行したり大人が代理したほうが良いだろうという話がありましたが、当日本当に小学生が2人欠席して、台本にないことをその場で小学生の司会を担当していた児童に伝えたところ、きちんとそれを読み込んでうまく進めてくれたのです。
そのことから、その場でアドリブ的に対応しなければならないことは、多分緊張して頭が真っ白になってしまうだろうから子どもにはさせないということではなくて、子どもを信頼して、失敗してうまく言えなくても大丈夫と任せてしまえば、子どもはきちんと理解してやってくれるということが、すごく実感としてありました。子どもたちを信頼してよかったという感想を持ちました。
教育長 ありがとうございます。貴重なご報告でした。
そういうアドバイスをいただいて、当日立派に務めた富士見小学校の6年生には、それはそれで本当に充実感、達成感があったのではないかと感じます。
私がよく申し上げるのですが、「読むこと」と「話すこと」は思考回路が全く違うということ。事前に用意されたことというのは活字を読むことで、当日起こったことへの対応というのは活字がないわけですから、自分の頭で考えて話さなくてはいけないということで、その経験を会場でできたことは希少なことだったと、教育的な効果としては極めて高いと今のお話から思いました。ありがとうございます。
それでは委員活動報告は以上で終了します。
〔日程第4〕
教育長 日程第4 議案第39号 羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第39号 羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程について、ご説明いたします。
本議案は、羽村市事務決裁規程の一部改正に伴い、羽村市教育委員会事務決裁規程について変更する必要が生じたため、提出するものです。
細部につきましては、生涯学習総務課長よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
生涯学習総務課長 議案第39号 羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程の細部についてご説明いたします。
本議案は羽村市の会計年度任用職員の任用手続きを定めている、羽村市会計年度任用職員の任用等に関する規則の一部改正に伴い、羽村市の事務決裁区分を定める、羽村市事務決裁規程が12月1日に一部改正されたことから、当該手続きについて準用している教育委員会の例規のうち、影響を受ける羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正しようとするものです。
内容といたしましては、教育委員会の会計年度任用職員の任用手続きについて市の手続きを準用しているところでありますが、今回の市の例規改正により、羽村市教育委員会事務決裁規程にそごが生じる部分がございますので、その箇所を削除し、例規上の整合性を図るものです。
議案資料の新旧対照表をご覧ください。
別表第2(第4条関係)の課別決裁事案の表のうち、3ページの学校教育課の項目14の項に規定している「会計年度任用職員の配置、任用、退職等に関すること。」を削り、この削除された14の項以降を1項ずつ繰り上げるものです。
この改正を行うことにより、市の例規の改正後も教育委員会の会計年度任用職員の任用手続きを今までと同様に、市と同じ手続きで進めていくことになります。
なお、本規程の一部改正は公布の日から施行するものとします。
議案第39号、羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程の細部説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
お諮りします。
議案第39号 羽村市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
〔日程第5〕
教育長 日程第5 議案第40号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第40号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。
本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、令和4年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について、教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。
細部につきましては、別紙概要書によりご説明いたします。
概要書の歳出をご覧ください。
今回の教育費に係る歳出の補正予算額は、5,991万9,000円の増額となります。
まず、説明欄1の電気料ですが、教育相談室、学校適応指導教室の電気料の高騰に伴い20万7,000円を増額するものです。
続きまして、2の音楽教育に要する経費ですが、20万8,000円の減額です。10月に予定していた小中学生音楽フェスティバルの開催を見送ったための減額です。
続きまして、3の学校維持管理に要する経費ですが、3,865万9,000円の増額となります。理由は、1と同様に燃料費・電気料・ガス料の価格高騰に伴う増額が主なもので、あわせて、中学校の放送設備機器購入に伴う契約差金の324万1,000円を減額するものです。
続きまして、4の保育士処遇改善補助金は子ども家庭部の所管ですが、41万5,000円の増額です。認定こども園等の保育士等の処遇改善の補助金に不足が生じることから、補正するものです。
続きまして、5の子どもフェスティバル会場設置委託料84万8,000円の減額です。子どもフェスティバルの事業縮小に伴う減額になります。
続きまして、6の生涯学習センターゆとろぎの電気料ですが、1,055万円の増額です。
また、7の図書館の電気料488万2,000円と、8の郷土博物館の電気料205万円のそれぞれ増額補正となります。それぞれ電気料高騰に伴う増額です。
続きまして、9の競技会・大会等の開催に要する経費71万8,000円の減額は、新型コロナウイルス感染症の影響による事業中止に伴う市民体育祭等の諸経費を減額するものです。
続きまして、10のスポーツセンターの維持管理に要する経費493万円の増額は、先ほどから申し上げております電気料・ガス料の高騰の影響による補正です。
次に、歳入の欄をご覧ください。
まず国庫支出金の保育士等処遇改善臨特例交付金41万5,000円の増額です。こちらは先ほど歳出でご説明しました、4に連動するもので補助率につきましては10分の10です。
次に、都支出金の地域青少年健全育成支援事業補助金42万4,000円の減額です。こちらは歳出の5に連動するもので補助率は2分の1となっています。
以上が、令和4年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の細部の説明です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
お諮りします。
議案第40号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
これをもちまして、令和4年第14回羽村市教育委員会定例会を閉会します。ありがとうございました。
午後4時02分 閉会