日時 令和4年8月16日(火)午後3時02分から3時37分
場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室
出席者の氏名 教育長 儘田文雄、教育長職務代理者 江本裕子、委員 塩田真紀子、委員 永井英義
傍聴人 なし
議事日程
日程第1 会議録署名委員の指名について
日程第2 教育長報告
日程第3 教育委員会委員活動報告
日程第4 議案第33号 令和4年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について
日程第5 議案第34号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について
日程第6 議案第35号 令和5年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について
会議経過
教育長 ただいまの出席者は、5名です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和4年第10回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。
〔日程第1〕
教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において江本裕子委員を指名します。よろしくお願いします。
〔日程第2〕
教育長 日程第2、教育長報告を行います。
お手元の教育長報告事項をご覧ください。時系列で順次説明します。
7月22日から3日間、羽村市役所において若手教員初任者の夏季集中研修を行いました。全体のテーマはよりよい授業づくりです。研修初日に私から、子どもたちが自信をつける授業づくりについて講話をしました。
7月25日の午前中は庁議に出席し、午後は東京都市教育長会の研修会に出席しました。この研修会には江本委員にも参加していただきました。研修内容は講演会で、講師は国立極地研究所教授の堤雅基さんです。演題は南極から学ぶ地球環境で、ご自身の南極観測隊の経験を基に地球環境の保全についてお話していただきました。
同日午後5時からは羽村市行政改革推進本部会議に出席しました。
7月26日の午前は補正予算理事者ヒヤリング、午後は職員課の打合せ、防災安全課の打合せに出席しました。
7月27日の午後は青梅市副校長・学校リーダー研修会の講師を務めました。テーマは学校経営計画の着実な実施です。本市の教育長通信「源流」第2号に記載した内容を演習方式で実施しました。
7月28日は東京都教育委員会の特命業務を教育庁神楽坂庁舎にて終日行いました。
7月31日午後は西多摩剣道暉光会の創立90周年記念第52回剣道祭に出席しました。
8月8日午前中は日都産業包括連携協定締結式が市役所の1階ホールで行われました。この日都産業は遊具の製造会社です。本社は杉並区にありまして、工場が羽村市神明台にあります。羽村市とはこれまでも市立公園への遊具の寄贈や、羽村市の催しで遊具を通じた遊び場の提供、あるいは小学校の工場見学、中学校の職場体験の受入れ等、多岐にわたる連携を行ってまいりましたが、今後より一層の連携を図るために包括連携協定を締結したところです。なお市内の各学校にも日都産業の遊具は多数設置されており、今後は遊具の点検管理についても指導助言を行っていただくことになります。
8月15日午前は庁議、午後は東京都市教育長会幹事会と定例会をオンラインで行いました。
教育長報告は以上です。
これから質疑を行います。何かご質問ございますか。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で、質疑を終了します。
教育長報告は以上で終了しました。
〔日程第3〕
教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。
教育委員会委員の7月19日から8月15日までの活動については、別紙に記載のとおりです。
これから質疑を行います。何かご質問またご意見はございませんか。
またご出席いただきました委員から、ご報告等がございましたらお願いします。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
教育委員会委員活動報告は以上で終了しました。
〔日程第4〕
教育長 日程第4 議案第33号 令和4年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第33号 令和4年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価にいて、ご説明いたします。
本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき実施する、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の報告書について、別紙のとおり作成しようとするものです。
細部につきましてご説明させていただきます。別紙の報告書(案)の1ページをご覧ください。
1の羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施についてのうち、(1)の点検・評価の目的ですが、毎年、事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行い、課題や取組みの方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図ること。そして点検・評価の結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに公表することで、市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進することを目的として実施するものです。
次に(2)の今回の点検・評価の対象ですが、令和3年度の教育委員会教育目標に基づく5つの方向性である「小中一貫教育を柱とした教育の充実」、「多様なニーズに応じた教育の充実」、「教育環境の整備」、「学習活動の活性化」、「学習成果の積極的な活用」の5つの方向性に掲げる41の主な事務事業を対象として実施しました。
なお、羽村市教育委員会教育目標と羽村市教育委員会の基本方針につきましては、2ページ、3ページに記載しているとおりです。
(3)の点検・評価の実施方法につきましては、前年度の教育委員会の主な事務事業の取組状況を総括するとともに、課題や今後の取組みの方向性を示すものとし、毎年1回実施することとしております。令和4年度の点検・評価は、令和3年度に実施した41の主な事務事業の取組状況の総括と課題や取組みの方向性を示すものとなっています。
また、教育に関し学識経験を有する者の意見を聴取した上で、教育委員会が点検・評価を行うこととなっており、各課において所管の主要事務事業について点検・評価案を作成し、教育委員会事務局内部でこれを取りまとめ、学識経験者から聴取した意見を付したものを本日の教育委員会で審議していただきます。
なお、本日ご審議いただきました結果を基に報告書にまとめ、市議会に提出した後、市民にも公表していきたいと考えております。
続きまして、4ページ、5ページをご覧ください。
こちらには、点検・評価の対象とした主な41の事務事業を5つの方向性ごとにまとめて表記しています。
続きまして、6ページから8ページに、41の主要事務事業についての担当課の評価を一覧表にしています。評価は、目標に対する達成度により、AからDまでの4段階評価としています。
評価結果は、点検・評価の対象となった全41事業のうち、目標に対する達成度が80%以上であるA評価が23事業、達成度が50%以上80%未満であるB評価が15事業となっており、達成度が50%未満であるC評価が3事業、30%未満であるD評価となった事業はありませんでした。各事務事業の点検・評価の結果についての説明は、時間の都合もございますことから省略させていただきます。
続きまして、点検・評価に関する学識経験者からの意見聴取ですが、92ページをご覧ください。
冒頭申し上げましたとおり、点検・評価を行うに当たり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第2項の規定によりまして、学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするとされておりますことから、2名の学識経験者の方からご意見をいただき掲載しています。
学識経験者からご指摘いただいた点につきましては、今後の事務事業展開の参考とさせていただきます。本日は、時間の都合もございますことから、個別の事業についてのご意見の説明は省略させていただきますが、学識経験者として昨年から選任している元昭島市教育委員会事務局生涯学習部長である金子秀夫氏と、元羽村市立羽村第二中学校長の田邊靖夫氏にお願いしています。
金子氏からのご意見は、92ページから95ページにかけて、14の事務事業についていただいており、総括として、事業の実施状況や評価の在り方についてのご意見をいただいております。今回の点検・評価の結果について、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症対策の影響を正面から受けたことにより、事務事業の進行管理上、影響を受けた事業が散見され、今後の事務事業の執行に当たっては感染症対策を前提とした取組みが必要と意見を述べさせていただいたが、そうした姿勢を踏まえて、令和3年度の事務事業を評価したところ、随所に感染症の対策を講じつつ事務事業を実施しているといった工夫が見られ、改善していたということ、また令和4年度は、第二次羽村市生涯学習基本計画及び前期基本計画を実施に移す年度としてワンランク上の事業達成率を目指してほしいとの意見をいただいております。
続いて田邊氏からのご意見ですが、96ページから99ページにかけて、8つの事務事業について具体的なご意見をいただいておりまして、総括した意見としては、金子氏同様に令和2年度の評価結果と比較するとA評価が12件だったが23件となっており11件増加していること、それからC評価や未実施の評価についても減少しており、目標に対する評価達成率が上昇していると判断でき各所管が事務事業の取組みに工夫や改善を重ねた結果であると捉えているといったご意見をいただいております。
最後になりますが、100ページから教育委員会の活動として、教育委員会の審議事項等を記載し、104ページからは教育委員会委員の主な活動報告、そして106ページには、教育委員会学校訪問の記録をそれぞれ記載しておりまして、107ページ以降は資料編として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の抜粋と、羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する要綱を記載しております。
以上で、令和4年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についての説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
教育長 以上で説明が終わりました。
質疑に移る前に少々時間を取らせていただいて、報告書(案)をもう一度よくご覧ください。よろしくお願いします。
ありがとうございました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
お諮りします。
議案第33号 令和4年度羽村市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
〔日程第5〕
教育長 日程第5 議案第34号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第34号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。
本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、令和4年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し意見を求めるものです。
細部につきまして、別紙概要書によりご説明させていただきます。
歳出の部分をご覧ください。
今回の教育費に係る補正予算額は、全体で2億5,647万2,000円の増額となっております。
まず、1の原油価格・物価高騰対策補助金ですが、600万円の増額です。こちらは、羽村・瑞穂地区学校給食組合に対する食材費等の物価高騰に対する支援のための予算計上となっています。
続きまして、2の教育振興基金積立金ですが、2億3,324万8,000円の増額です。主な内容は、一般会計における決算剰余金のうち当該基金に2億3,283万1,000円を積み増すとともにJOCオリンピック支援自販機の売上げ、また指定寄付分を当基金に積み立てるものです。
続いて、3の教育研究・教育指導に要する経費ですが、239万8,000円の増額です。こちらは、教員の介護休業に伴う臨時代替職員の人件費ほか、部活動における外部指導員の報償費79万円を予算計上するものです。
続きまして、4の学校管理運営に要する経費ですが、800万円の増額です。内容は、1人1台端末200台分の購入と、初期化されている端末を使用できるように設定するための委託料を予算計上するものです。
続きまして、5の特別支援学級に要する経費ですが、98万7,000円の増額です。こちらは、小学校の特別支援学級における介助員の増員に対応するための予算計上となっています。
続きまして、6の生涯学習センターゆとろぎ事業に要する経費として483万9,000円の増額ですが、こちらは国の補助金を活用して12月に芸術鑑賞事業のミュージカルを実施するための経費を予算計上しています。
続いて、7のトイレ手洗用水栓改修工事ですが、100万円の予算を計上して郷土博物館のトイレの手洗い器を自動水栓化する工事に伴う増額です。以上が歳出の内訳です。
続きまして、歳入の補正予算をご覧ください。
最初に国庫支出金のうち、1の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金ですが一般会計全体の金額としまして、1億2,587万1,000円の増額となっています。このうち先ほど歳出の部分でご説明させていただきました、1と4、そして、7の歳出に、この交付金の額の一部を充当させていただくものです。
続きまして、2の文化芸術振興補助金の512万4,000円の増額です。先ほどの歳出の6の事業費に充当するものです。
次に、都支出金ですが、1の公立小・中学校特別支援教育推進補助金の147万4,000円の増額です。特別支援教育支援員に係る補助率が、従前4分の1だったものが2分の1に引き上げられたことから、それに伴う予算計上の増となっています。
続いて、2の会計年度任用職員報酬等交付金ですが、162万2,000円の増額です。こちらも歳出3の臨時代替教職員の人件費に充当するための予算計上となっています。
続いて、3の部活動外部指導者配置支援事業補助金です。こちらは626万4,000円の増額で、新たに東京都が部活動指導員に対する補助制度を創設したことによる予算計上です。
先ほど歳出の4の部分で外部指導員の報償費として79万円の補正予算の計上をご説明させていただきましたが、これ以外に当初予算に計上した中でもこの補助金に該当する予算に充当する形で総額として626万4,000円を歳入として予算計上させていただいています。
最後に諸収入ですが、芸術公演チケット等売上金158万2,000円の増額の予算計上となっています。こちらは歳出の6の芸術鑑賞事業公演に係る雑収入を新たに見込むものです。
以上、令和4年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。
江本委員 教育長。
教育長 江本委員。
江本委員 地方創生臨時交付金を使って、学校給食組合へ原油価格や物価の高騰に対する補助金が出ているようですけれども、これに伴いまして考えますのは、特に原油の価格の高騰というところで、各学校の冷暖房費について、その価格もかなり上昇しているものと思われます。それに加えてこの夏の6月頃からの猛暑により高温の日が続いておりまして、各学校で燃料費等の支出については神経をとがらせているのではないかと推測します。その現状と、それからその原油価格高騰に対する対応策等について、教えていただきたいと思います。
生涯学習総務課長 教育長。
教育長 生涯学習総務課長。
生涯学習総務課長 ただいま江本委員からご指摘がありましたとおり、今年度は原油価格の原価がかなり高騰している状況があります。あわせて6月後半から酷暑の日が続いておりまして、学校においては、コロナ禍による教室内の換気とあわせて空調機械をフル稼働して対応しているところです。各学校では子どもたちの安全な教育環境を確保するために必要なことと判断し、電気や燃料の使用量が多くなっている現状があります。加えて原油価格高騰についても、今のところ年間で予算を確保しておりますので、これまでの支払いについては問題ありませんが、今後の予算的な措置は、12月以降の補正予算計上において対応していきたいと考えております。以上です。
江本委員 教育長。
教育長 江本委員。
江本委員 ありがとうございます。
我慢の限界を超えるような気温の日もありますので、学校の子どもたちや、各施設の利用者の健康や安全を確保するためにも、今後の予算はしっかりと補正して確保していただくことをお願いします。
教育長 ありがとうございました。ほかに、質疑ございますか。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
お諮りします。
議案第34号 令和4年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
〔日程第6〕
教育長 日程第6 議案第35号 令和5年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第35号 令和5年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてご説明いたします。
本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、令和5年度に羽村市の小・中学校の特別支援学級で使用する教科用図書を別紙のとおり採択しようとするものです。
細部につきましては、生涯学習部参事よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
生涯学習部参事 それでは令和5年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について細部説明をさせていただきます。
特別支援学級で使用する教科用図書の採択は、令和5年度使用羽村市立学校教科用図書採択に関する要綱及び令和5年度使用羽村市立小・中学校特別支援学級教科用図書選定協議会要綱に基づき、該当する学校に特別支援学級教科用図書選定調査委員会を設置し、それぞれ調査・研究を行ってまいりました。調査研究に当たっては、その在籍児童・生徒の実態に合った指導を考慮するよう指示したところです。
その後7月5日に特別支援学級教科用図書選定協議会を開催して、各学校が作成した調査報告書の報告を受け、審議しました。
そこで審議された内容をまとめたものが、本日お手元に配布した議案資料の令和5年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書一覧表になります。一覧表には各教科で使用する教科用図書の名前が書かれておりますが、今回の採択に当たっては、それぞれの学級に在籍する児童・生徒の実態に合わせ、検定本と星本を選定することとなりました。
また、栄小学校の第2学年は、国語と算数において、下学年である1年生の検定本を選定することとなっております。
以上、細部説明とさせていただきます。
教育長 以上で、説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
お諮りします。議案第35号 令和5年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(異議なし)
異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
これをもちまして、令和4年第10回羽村市教育委員会定例会を閉会します。
ありがとうございました。
午後3時37分 閉会