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    令和5年第7回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • 初版公開日:[2023年07月15日]
    • 更新日:[2023年7月15日]
    • ID:17781

    令和5年第7回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    日時 令和5年6月20日(火)午後2時05分から2時43分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名 教育長 儘田文雄、委員 塩田真紀子、委員 永井英義、委員 海東朝美

    傍聴人 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第21号 令和5年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第5 議案第22号 羽村市社会教育委員の委嘱について

    日程第6 議案第23号 羽村市図書館協議会委員の委嘱について

    日程第7 議案第24号 羽村市立小・中学校評議員会委員の委嘱について

    日程第8 報告事項 ①羽村市いじめ防止対策推進基本方針について

    ②羽村市議会へ提出された陳情について

    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は、4名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年第7回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    〔日程第1〕

    教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において永井英義委員を指名します。よろしくお願いします。

    〔日程第2〕

    教育長 日程第2、教育長報告を行います。

    それではお手元の教育長報告事項を御覧ください。

    前回の定例会から、本日までの主な報告事項は、御覧のとおりです。本日はこの中から1点抽出して説明したいと思います。

    6月10日土曜日です。本市の小学5年生全員が対象になりまして、稲作体験を行いました。根がらみ前水田において、各学校の教育課程に位置づけて、いわゆる授業の一環として執り行うのは、2回目になります。今回、水田の管理者の方々や、地元の農家さんはもとより西多摩農協の方々にも御協力をいただいて実施することができました。

    以上で教育長報告は終わります。

    質疑がありましたらお受けします。いかがでしょうか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    それでは以上で、質疑を終了します。

    教育長報告は以上で終了しました。

    〔日程第3〕

    教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の5月16日から6月19日までの事務局で把握している活動については、別紙に記載のとおりです。

    各委員から御意見や御報告がございましたらお願いします。いかがでしょうか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    それでは、以上で教育委員会委員活動報告は終了とします。

    〔日程第4〕

    教育長 日程第4 議案第21号 令和5年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち、教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第21号 令和5年度羽村市一般会員補正予算(第3号)のうち、教育費に係る部分の意見聴取について御説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、令和5年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    細部につきましては、別紙の概要書を御覧ください。

    まず下段の歳出の表を御覧ください。今回の教育費に係る歳出の補正予算の総額は371万1,000円の増額となっています。

    まず1の教育研究・教育指導に要する経費ですが、35万7,000円の増額の補正です。こちらは、富士見小学校が東京都の人権尊重教育推進校に選定されたことに伴いまして、大学の教授を招聘して、学校の教員を対象に人権教育の研修を実施していく予定となっています。なお東京都の補助率は、10分の10となっています。

    次に、2の国際理解教育に要する経費ですが、335万4,000円の増額の補正です。こちらは、日本語に課題のある外国籍の児童・生徒に対して、外部の事業者に委託して、日本語に特化した就学促進支援を行うための経費です。学校では外国籍の児童・生徒を対象に日本語教室も実施していますが、それとは別に、外部に委託をして、児童・生徒が事業所に通所して、もしくは放課後にオンラインによって、日本語教室を開設してもらい支援していくことを予定しています。国の補助が3分の1、また東京都の補助が3分の2になっておりまして補助率は10分の10の事業となります。
    続きまして上段の歳入の表を御覧ください。
    教育費に関連する歳入の補正額ですが、国庫支出金は262万5,000円。また都支出金は458万6,000円となっています。
    まず国庫支出金の公立学校情報機器活用支援体制整備費補助金の262万5,000円ですが、こちらは、当初予算で予算計上をしておりますGIGAスクール運用支援費へ充当する国の補助金で、今回この補正の歳入の部分で予算計上をさせていただくものです。

    次に都支出金につきまして、1の区市町村における外国人の子供の就学促進事業補助金335万4,000円ですが、先ほど歳出で御説明した2の国際理解教育に要する経費の補助率10分の10になります。先ほどの説明で国が3分の1、東京都が3分の2と説明しましたが、国の3分の1も含めて一旦東京都に入りまして、東京都から改めて3分の3入る形になっています。

    続きまして、都支出金の2のGIGAスクール運営支援センター整備支援事業補助金87万5,000円で増額の補正です。こちらは先ほど国庫支出金で御説明した東京都からのGIGAスクール運営支援に対する補助金ということで、当初予算で決定した予算に対しての補助で、このタイミングで確定しましたので予算編成をさせていただくものです。
    続きまして都支出金の3の人権尊重教育推進校事業委託費35万7,000円の増額ですが、先ほど歳出で御説明した、1の教育研究・教育指導に要する経費に充当する予算になります。

    以上、令和5年度一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の細部の説明です。
    よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了します。

    お諮りします。
    議案第21号 令和5年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第5〕

    教育長 日程第5 議案第22号 羽村市社会教育委員の委嘱についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第22号 羽村市社会教育委員の委嘱について、御説明いたします。

    本議案は、社会教育法第15条第2項及び羽村市社会教育委員会議規則第2条の規定に基づき委嘱している羽村市社会教育委員のうち、家庭教育の向上に資する活動を行う者として、小・中学校PTA連合会の推薦により、新たに清水雅俊氏を委嘱しようとするものです。

    任期につきましては、本日より令和6年3月31日までとなります。

    なお、この委嘱により、羽村市社会教育委員の構成は、別紙の名簿に記載のとおりとなります。

    以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了いたします。

    お諮りします。
    議案第22号 羽村市社会教育委員の委嘱については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。

    (異議なし)

    御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第6〕

    教育長 日程第6 議案第23号 羽村市図書館協議会委員の委嘱についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第23号 羽村市図書館協議会委員の委嘱について御説明いたします。

    本議案は、羽村市図書館協議会規則第2条の規定に基づき委嘱している羽村市図書館協議会委員について、任期満了により新たに委嘱しようとするものです。

    委員の構成につきましては、別紙委員名簿に記載のとおりとなります。

    任期につきましては、令和5年7月1日より令和7年6月30日までとなっております。

    以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    以上で、質疑を終了します。

    お諮りします。
    議案第23号 羽村市図書館協議会委員の委嘱については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。

    (異議なし)

    御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第7〕

    教育長 日程第7 議案第24号 羽村市立小・中学校評議員会委員の委嘱についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第24号 羽村市立小・中学校評議員会委員の委嘱について、御説明いたします。

    本議案は、羽村市立公立学校の管理運営に関する規則第29条及び羽村市立小・中学校評議員会設置要綱第3条第2項の規定に基づき委嘱している、羽村市立小・中学校評議員会の委員について、同要綱第3条第1項の規定に基づき、学校長より推薦があったため、新たに委嘱しようとするものです。

    各校の委員構成につきましては、別紙名簿に記載のとおりとなります。

    任期につきましては、本日より令和6年3月31日までとなります。

    なお、栄小学校と羽村第一中学校においては、コミュニティ・スクール委員会の設置に伴い4月開催の定例会において、羽村市立学校における学校運営協議会委員を任命しておりますことから、その他の学校における学校評議員会設置のための委員の委嘱になります。

    以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    (質疑なし)
    以上で質疑を終了します。
    お諮りします。
    議案第24号 羽村市立小・中学校評議員会委員の委嘱については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。

    (異議なし)

    御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第8〕

    教育長 日程第8 報告事項1 羽村市いじめ防止対策推進基本方針について生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 お手元に「はむらをいじめのないまちに -羽村市いじめ防止対策推進基本方針-」をお配りしております。

    こちらはいじめ防止対策推進法第12条に基づき、羽村市が取り組む、いじめの防止等のための対策の基本的な方向や内容等について定めたもので、子供たちをいじめから守り、いじめのないまちづくりを実現するために、いじめは絶対に許されない、いじめはどの学校のどの学級でも起こり得るという考えの基、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に全市を挙げて取り組んでいくための方針です。

    まず、いじめ防止の基本的な考え方として4つの推進の目標をお示しし、続いて市及び教育委員会が取り組むこと、そして市立小・中学校が取り組むことを大きな柱として、基本方針としております。

    これをこの後、市の公式サイト等で広く市民周知を図るとともに、この基本方針を基にそれぞれの学校で、学校ごとに方針を作成し、いじめの防止に努めてまいります。そのための基本方針となるものです。

    以上です。

    教育長 説明が終わりました。

    この基本方針は、委員の皆さんに本日お配りしておりますので、少しお時間を取らせていただき、お目通しいただいて、何か質疑がございましたら、お受けします。いかがですか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 冒頭の「はじめに」の部分で、いじめについて説明されていますが、例えば子供がいじめだと感じたらそれは全ていじめに値するのだというような、いじめの定義を基本方針はもちろんのこと、通知するようなものにも必ず明記しておいたほうが良いと思います。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 令和5年4月1日に「羽村市いじめ防止対策推進条例」が制定されましたが、その条例には第2条にいじめの定義が示されております。

    また、この基本方針を広く周知していく際にも、改めていじめとはどういうことなのかということを明らかにして、広められるようにしたいと思っています。ありがとうございます。

    教育長 ほかにはいかがでしょうか。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 この基本方針は市として推進していくもので、広く市民向けに作成されたものと思いますが、この基本方針ができたことで、いじめに対する考え方や、大人たちはこういうことに取り組んでいるというようなことを子供たち向けに周知するような何か印刷物などを発行するなど準備されているかどうかをお尋ねします。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 先ほど御説明しました方針の3つ目の柱の「市立小・中学校が取り組むこと」の「1、いじめの問題に組織的に取り組みます。(1)いじめの問題に対する学校の方針を明確に示します。」というところを御覧いただきたいのですが、この基本方針を基に、今後各学校がその実態等に応じて、学校ごとに「学校いじめ防止基本方針」を策定します。策定に当たっては、いじめの問題は他人事ではなく、子供たち自身の問題なのだという自覚を促すために、子供たちからの意見を求めてそれを方針の中に取り入れていくような形で策定していきます。
    これを学校のホームページ等で保護者や地域の方、もちろん子供たちも含めてですが、広く公開して、いじめ防止に取り組んでいくことを発信して、子供たち自身も自分たちの問題として捉えるような具体的なものを作成して、各学校で取り組んでいくことになっております。
    以上です。

    教育長 ほかにはいかがでしょうか。よろしいですか。

    (質疑なし)

    それでは、以上で質疑を終了します。

    続きまして、報告事項2 羽村市議会へ提出された陳情について、生涯学習部長からの説明を求めます。

    生涯学習部長 お手元に陳情書の写しを配布させていただいておりますが、令和5年6月1日付で、羽村市議会議長宛てに、教育関係の陳情書が1件提出されました。
    件名につきましては、記載のとおり「羽村三中学区での中学校部活動の縮小傾向を止め、学区の見直しを求める陳情書」ということです。
    本陳情の内容ですが、生徒数の減少、またそれに伴う教員数の減少、こうした中で部活動の存続が非常に厳しくなっている現状があることから、その対策として、外部指導員の予算の増額をしてほしい。

    また、部活動の地域連携、地域移行を着実に進めてほしい。そして生徒数のばらつきを解消するために、学区の見直し等の議論を進めてほしいという内容になっています。
    なお、この陳情者は1名ですが、陳情の趣旨に賛同する市民の方、319名の署名も一緒に議会に提出されていると聞いています。
    この陳情は、6月22日に開催予定の文教厚生委員会の常任委員会の中で審議される予定になっています。この審議をするに当たり、陳情者の方が参考人として常任委員会に出席して、陳情の提出の趣旨等について、その場で説明していただくことになっています。
    また、この結果につきましては改めて教育委員会に御報告させていただきたいと考えております。
    以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 私も地元が三中校区なので、こういった話は聞いていましたが、陳情の方向性が、部活動の縮小傾向を止め、学区の見直しを求めるとなっていて、生徒数の減少は将来的に考えて短期的に解決できることではないと思っていますが、特に学区の見直しは早急に進めていくべきではないかと感じています。
    部活動ができなくなってしまう子供たちがいて、陸上部のほかにも女子バスケット部の縮小もあると聞いていますので、この陳情の内容には賛同しますが、今、目の前にいる子供たちにやりたいことをやらせてあげられるようにしていくことを先に我々は考えなければならないのではないかと思っています。その現状は、どう捉えていますか。

    生涯学習部参事 教育長。

    教育長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 今、目の前にいる子供たちに対しては我々も同じ問題意識を持っていまして、羽村三中がやむを得ない状況の中で、部活動の廃止等を決断しているわけですが、では、例えばなくなってしまう部活動をやりたかった生徒に対しては、どういう対応を取っていくのかというのは喫緊の課題であると捉えています。
    それを打開する1つの手だてとして、合同部活というような形で、1校で部活動する体力はないけれども、2校、3校で協力をすればその部活動を1つの活動として維持できるかもしれないというところで、そういった部活動や、その先の地域移行も見据えて、対応できないかというところで、今、中学校の校長先生方と協議をしているところです。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 是非その協議を迅速に進めていただいて、今、陸上部で活動したい生徒や、バスケットをやりたい生徒が卒業してしまう前に、今年度中にでも実現できるぐらいのスピード感で進めてほしいということは思います。
    陳情の内容の、学区の見直しについては、子供の人数が減っていけば最終的に考えていかなければならないことだと思いますし、果たして部活動の継続と学区の見直しが直結するかどうかというのは別の話だと思っています。例えば学区を見直したからといって、陸上部で活動したい子供が増えるかといったら増えない可能性もあるので、それは別の話かもしれないのですけれど、学区の見直しについては必要になってくると思うので、いつ頃までにどうするという、今我々が動いている将来的に人数が減ってくるものに対して学校規模の適正化の検討も日々していますけれど、そういったことと併せて、進めていかないとならないことだと感じています。
    感想ですので特に説明は要りません。ありがとうございます。

    教育長 ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 参考までにお聞きします。羽村三中で部活動に入っている生徒がどのくらいいるのか。逆に入っていない生徒がどれくらいいるのかということと、途中で辞めてしまう生徒がいるのかどうか。もし人数が分かれば、参考に教えてください。

    統括指導主事 教育長。

    教育長 統括指導主事。

    統括指導主事 お答えします。羽村第三中学校の現在の部活動加入率は89.1%です。ただ途中で辞めていってしまう生徒の人数は把握できていません。

    また、羽村第二中学校は86.2%、羽村第一中学校は76.8%となっております。
    生徒数ですが、羽村第三中学校の生徒数は285人で、部活動に加入している人数が254人です。
    以上です。

    教育長 塩田委員、いかがでしょうか。

    塩田委員 部活動に入っていない子が、なぜ入っていないかというと、部活動以外のクラブチームなどでスポーツをやっていると聞いたことがあるのですが、その人数が増えたり、また学区が変わって生徒が増えたりして、部活動の数が増えたとしてもはたして生徒が本当にそのことを望んでいるかというと疑問に思います。今、部活動に入っていない生徒と、部活動に入っている生徒たちが何を望んでいるのか、今自分が入っている部活は、自分が本当に入りたかった部活なのかということなど、子供達の生の声が聞いてみたいと思います。

    教育長 事務局から何かありますか。

    統括指導主事 教育長。

    教育長 統括指導主事。

    統括指導主事 例えばですけれども、これは定かではないのですが、部活動によって加入人数が多かったり少なかったりするところはございます。

    人数がすごく多いから盛んなのかというと、実態でいうと、実は先ほど塩田委員がおっしゃったように、ほかで専門的に野球をやっていてサッカーをやっていて、でも学校の部活動として所属をして、所属はしているけれども、実際は部活動よりも、外での習い事がメインになっているような部活動があるなど、人数が多いから非常に盛んに活動している、人数が少ないから、その部活動が盛んではないということは全て言い切れない部分はあります。部活動に加入している部員の温度差というか、そのあたりは実際考えられます。

    教育長 ほかによろしいでしょうか。

    海東委員 教育長。

    教育長 海東委員。

    海東委員 統括指導主事から説明がありました子供の人数が多い少ないということだけではなくて、教員の指導者の問題もあると思うのです。

    教員はいるけれども、部活動等を指導する教員がいない。指導できませんということもあって、一概に子供の人数だけで、陳情で訴えている内容には直結しないのではないかと感じるところです。
    もう一点は、保護者の不安というのがやはりすごく大きいです。武蔵野小学校の学校評価に必ずこのことが挙がってきています。ただ、小学校の学校評価に挙がってきたことに学校ができることと言ったら、教育委員会に働きかけるしかなくて、こういうことで保護者が困っていると、学校長の立場でこれは何年来と教育委員会にはお伝えしてきたところです。

    それに対する手だてが講じられないまま、本当に目の前で子供が減っていく現状に、どうしていったら良いだろうかと、保護者も危機を感じながら陳情という形に至ったのではないかと思います。
    この先、何か手だてを打っていく必要を感じるのですけれども、その漠然としたことだけではなくて、羽村市教育委員会として、もう少し大きく考えて、どのような方向に向かっていけば、いつ頃どのようにして、つまりは方向性の絵地図みたいなものが、この段階で、こうなったらこういうことを考えていこうという計画的な柱についても、保護者にお知らせしていくことが大事です。そこに保護者も一緒に協力していただき、意見をもらいながら、この陳情に関わるような良い方向に進んでいけると良いと思います。
    以上です。

    教育長 ありがとうございます。事務局から何かありますか。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 先ほど永井委員からも御指摘がございましたが、今回の陳情の主訴については、羽村三中の部活動のことから始まっていると認識しております。ただ、海東委員からも御指摘がありましたように、子供たちの人数の減少、少子化の問題につきましては、今年度から教育委員会でも議論していただいている学校規模の適正化の協議の中で、ある程度の今後の考え方や、方向性、また、時期につきましても言及できるかどうか、そういったところを議論していただいているところです。
    こうしたものを、また市民に公表していき、現在議論していただいているところは総論的な部分ですが、今後具体的にどうしていこうとなりましたときには、これは教育委員会だけではなく市長部局も含めて市全体で考えていくことになります。
    その中では、市民の御意見もいただく形を取りながら、少子化対策に向けて、教育委員会として学校の在り方をどう取り組んでいくのか、その辺りについては、やはり検討していく必要があるのではないかと考えているところでございます。

    教育長 ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    貴重な御意見をいただきました。ありがとうございます。

    以上で質疑を終了します。

    これをもちまして、令和5年第7回羽村市教育委員会定例会を閉会します。ありがとうございました。

    午後2時43分 閉会


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