日時 令和5年7月18日(火)午後2時から2時24分
場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室
出席者の氏名 教育長 儘田文雄、教育長職務代理者 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 海東朝美
傍聴人 なし
議事日程
日程第1 会議録署名委員の指名について
日程第2 教育長報告
日程第3 教育委員会委員活動報告
日程第4 議案第25号 羽村市立武蔵野小学校評議員会委員の委嘱について
日程第5 報告事項 教育委員会へ提出された陳情等について
会議経過
教育長 ただいまの出席者は、4名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年第8回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。
〔日程第1〕
教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において海東朝美委員を指名します。よろしくお願いします。
〔日程第2〕
教育長 日程第2、教育長報告を行います。
それではお手元の教育長報告事項を御覧ください。
そこには15件の報告事項が記載されていますが、そのうちの3件について報告します。
まずは、6月24日土曜日ですが、青梅佐藤財団主催の子どもIT未来塾の開校式に出席しました。今年度の受講生は合計22人で羽村市からの参加者は6人でした。例年どおり、小型のコンピューター、ラズベリーパイを用いたプログラミング教室を小・中学生対象に10月中旬までの合計10回開催する予定です。なお、永井教育委員にも視察を行っていただいたところです。
続いて、6月29日木曜日に文部科学大臣賞の伝達式がプリモホールゆとろぎで開催されました。受賞者は前羽村市教育長の桜沢修さんです。桜沢さんは教育長退任後、一個人として生涯学習の振興に尽くそうと、文部科学省認定の通信教育で、生涯学習コーディネーターの資格をお取りになり、その試験の成績が大変優秀であったことから、このたび大臣賞を受賞された次第です。式典では私も祝辞といたしまして、桜沢さんのこれまでの識見と、コーディネーターとしての知見を生かして、ぜひ羽村市の生涯学習にお力添えを賜りたいと述べさせていただきました。桜沢さんからは、市の取組にお手伝いできることがあれば、ぜひ実践したいというお話をいただいた次第です。
次に、7月15日土曜日ですが、第8回HAMURAメリーリボン演劇祭が開催されました。参加団体は回を重ねるたびに増えまして、当初は5団体だったものが、今年度は12団体が個性あふれる演劇を披露してくれました。市内で活動するサークル等に限らず、都立高校は6校の、羽村高校、青梅総合高校、福生高校、五日市高校、昭和高校の演劇部も参加しました。なお、羽村第一中学校の演劇部は開会式直後の舞台で、普段の練習の成果を見事に披露しました。第1回の開催から総合コーディネーターを務めいただいている塩田教育委員には改めて感謝申し上げたいと思います。
教育長報告は以上です。
何か御質問がございますか。よろしいですか。
(質疑なし)
以上で、質疑を終了します。
教育長報告は以上で終了しました。
〔日程第3〕
教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。
教育委員会委員の6月20日から7月17日までの事務局で把握している活動については、別紙に記載のとおりです。
各委員から御意見や御報告がございましたらお願いします。
塩田委員 教育長。
教育長 塩田委員。
塩田委員 ただいまの教育長報告にもございましたが、7月15日のHAMURAメリーリボン演劇祭の開会式では、教育長から御挨拶をいただきまして誠にありがとうございました。
羽村第一中学校の演劇部に対して外部の方からお褒めの言葉を多数いただきました。演劇に対する熱意、真剣さがとても感じられたということや、2日目には出演はしていないけれども、演劇祭のスタッフとして受付や舞台の準備などのお手伝いをして、生徒たちの積極的な姿勢が見られたということで、他の団体の方やホールのスタッフの方、ゆとろぎの職員など、さまざまな方から、生徒たちが動いているところを見ていただいて、お褒めの言葉をいただきましたので、御報告します。私もそういった言葉をいただいてうれしかったですし、まだ生徒には伝えられていないので、ぜひ生徒に伝えて、みんなが一生懸命やったことを大人たちはしっかり見ていて評価しているということを伝えたいと思っています。
私は、演劇祭のコーディネーターという役割を担っていますが、コロナ前は高校の演劇部にお邪魔して、何か少しでも役に立つことがあればと思い、微力ですが、指導と言って良いか分かりませんけれども、アドバイス等させていただいていたのですが、コロナが広がってからはそういった活動もできませんでしたので、今後は、近隣の演劇をやっている若い人たちの力になれたらと思い、これからもコーディネーターという役割を果たしていきたいと思っています。
以上です。ありがとうございました。
教育長 改めてありがとうございます。
当日、演劇祭が終わってすぐに、羽村第一中学校の生徒が集まっていて、顧問の先生もそこにいましたが、多くの子供たちが感激のあまり涙していました。感動したのでしょうね、やり切ったのではないでしょうか。
ありがとうございました。
ほかにございますか。
海東委員 教育長。
教育長 海東委員。
海東委員 6月29日に文部科学省主催の令和5年度市町村教育委員会教育研究協議会にオンラインで参加しましたので報告します。皆さんのお手元に資料をお配りしていますので、参考に御覧いただければと思います。
テーマが四つ設定されていたのですが、29日の午後1時15分から開会して4時55分までの時間帯で二回に分けて、二つのテーマに参加しました。
テーマ3は、いじめ対策・不登校支援について、またテーマ4は、地域と学校の連携・協働について協議しました。
それぞれ75分ずつの協議会で、グループが編制されて、私のグループは6名で、各自治体のさまざまな取組の発表を伺いながら、協議や意見交換する形で行われました。
簡単に概略をお伝えいたします。
まず、テーマ3についてです。いじめ対策・不登校支援ということで本市も行っているいじめ対策に向けた未然防止解決についてさまざま、組織的な会議をしっかり立ち上げて、市や学校としてそれぞれどのようなことをしたらいいか具体的に打ち出している自治体がほとんどでした。そして学校だけでは立ち行かないところも多々ありますので、専門機関や、関係諸機関等との連携を図っていくということを多くの自治体が発表されました。
いじめの中には、ネットを介して行われるいじめが増加しているということで、なかなか表に見えにくい関係で、不登校につながる事案も増えているという多くの事例が出ておりました。
不登校の児童・生徒の指導上の諸課題というのは複雑化、多様化していて、さらにこのコロナを機に、増加の一途ということです。羽村市も不登校の状況は他の自治体と変わらず増加しています。
どの自治体でもできることを専門機関と相談しながら、適応指導教室等を準備して対応しているということでした。
発表の中で注目したいことが一つありました。網走市の取組で「網走市こども会議」を開催して、小・中学生の代表がそこに出席して、学校で子供たちがいじめ防止、解決に向けてどのような取組をしたか年に1回発表し意見交換をして、それを持ち帰ってまた自分の学校に生かしていくという取組でした。
とかくいじめは大人が中心となって解決に回るというところが多い中、子供が自分たちでいじめを見つめる目を持つというのは、とても良い取組だと思います。特に羽村のような小さな市では、メリットとして、子供たちが集まりやすく、意見を出しやすいのではないかと思います。
次にテーマ4です。地域と学校の連携・協働についてです。今、羽村市でも取組が始まっていますが、コミュニティ・スクール化に向けて大いに参考になる内容が取り上げられていました。
まずコミュニティ・スクール化を図った自治体で、やらなければよかったという意見は一つもありませんでした。効果があったという意見が多く、特に学校内のマンパワーで行ってきたことが、地域にその意向を伝えることによって、協力者が集まり、働き方改革にもつながっているということがありました。
そして、地域にはメリットがあるのかというところですが、学校に協力することでやりがいを感じて、仕事が一段落した方たちが生きがいをもって学校教育に参加しているということが成果として上がっていました。
課題については、本市もこれからこの課題に直面するのではないかと思っておりまして、学校運営協議会と地域学校協働本部、双方に所属する推進員という方の人選いかんによっては、そのつなぎ方がうまくいくか否かは、かなり左右されるという意見がありました。
また羽村市の羽村学、人間学というものに当たると思うのですが、さまざまな、「何々学」、「放課後何々塾」、「土曜日何々学」について全体的に情報共有して、注目すべきは、やはり市のビジョンを、校長、子供、PTA、社会教育委員、地域市民で策定して、重点目標を共有化して、みんなで共通理解しているというところにあります。
発足までの組織準備委員会の取組内容についてもう少し見える化、透明化を図りながら、教育委員会として応援できることがもっとあるのではないかと感じました。
コミュニティ・スクールについても、子供会議を設置している自治体がありまして、子供の本音、コミュニティ・スクールの組織の中で子供たちがどのようなことをやっていきたいか、大人と一緒にどう取り組んでいくかという意見を出すような会議を開催している事例がありました。
最後になりますが、このコミュニティ・スクールを進める上で、「子供何々学」というように、目指すもの、そしてさらにその目指した後の子供像について、はっきりと、学校、保護者、地域、子供、全てが共通理解して取り組むことが、成功の鍵なのではないかという意見が出ていました。
今、羽村市が取り組んでいる中でも、学校が一番先に理解しなくてはならないのですが、さらなる一番の理解はやはり地域ではないかと思います。なぜコミュニティ・スクールが必要なのか、コミュニティ・スクールにすることでどのようなことが改善できるか。町おこしにも絡みながら、広報していく必要があるのではないかと感じています。
以上です。
教育長 ありがとうございます。海東委員から全国の市町村の研究協議会に参加いただいた貴重な御報告をいただいた次第ですが、御意見、御質問がございますか。
羽村委員 教育長。
教育長 羽村委員。
羽村委員 各自治体で子供会議が設置されているとの報告がありましたが、議事録等をまとめて、子供たちがそれを記録して提出することになるのでしょうか。
子供たちからどのような意見が出ているのか興味があります。子供たちの意見を反映して、実現に向けてどう改善していくのか、その後の自治体の取組にも興味があります。ホームページ等に記録が掲載されているのならば拝見してみたいと思います。ありがとうございました。
教育長 ありがとうございます。羽村委員から御意見があった内容は、コミュニティ・スクールの取組の中に子供の部会があるということです。せっかく出た子供の意見を、また次に生かしていくという、それが大人の務めでもあるかもしれません。
ほかに海東委員の御報告に対して、御意見はありますか。
では、私から感想ですが、テーマ3の網走市の取組について御報告がありました。実は近隣市にも同じようにいじめ防止に向けた小・中学生対象の会議がありまして、市議会の議場をお借りして、そこで子供たちが議会さながらに議論します。そのことによって、これは、僕たち私たちが中心となった問題なのだということを強くリーダーが認識をして、各学校、あるいは小中一貫の地域において子供主体で防止を果たしていく、図っていくという取組が行われています。
では、この件についてはよろしいでしょうか。
(質疑なし)
以上で教育委員会委員活動報告は終了します。
〔日程第4〕
教育長 日程第4 議案第25号 羽村市立武蔵野小学校評議員会委員の委嘱についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第25号 羽村市立武蔵野小学校評議員会委員の委嘱について、御説明いたします。
本議案は、羽村市公立学校の管理運営に関する規則第29条及び羽村市立小・中学校評議員会設置要綱第3条第2項の規定に基づき委嘱している、羽村市立武蔵野小学校の評議員会委員について、同要綱第3条の第1項の規定に基づき、新たに学校長より1名の推薦があったため、委嘱しようとするものです。
委員構成につきましては、別紙名簿に記載のとおりとなります。
任期につきましては、本日より、令和6年3月31日までとなります。
以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいでしょうか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了いたします。
お諮りします。
議案第25号 羽村市立武蔵野小学校評議員会委員の委嘱については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
(異議なし)
御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
〔日程第5〕
教育長 日程第5 報告事項 教育委員会へ提出された陳情等について、生涯学習部参事からの説明を求めます。
生涯学習部参事 教育委員会に提出されました陳情等について報告いたします。
令和5年6月27日付、羽村の教育を考える会からの小学校教科書採択に関する要請について御説明いたします。
本要請の1項目めは、小学校の教科書採択に当たり、学校現場の意向を尊重してほしいとの趣旨でございます。
そのうちの1点目、現場の教職員の声を尊重してほしいとの内容でございますが、教科用図書採択に当たりましては、委員となった教員が教科科目等ごとに調査委員会で調査研究を行っております。その調査委員会から提出されました報告書を基に協議会を開催し、協議された内容を教育委員会へ報告をするという流れとなりますので、教員の考えを尊重していると認識しております。
2点目は教科書展示会で示された市民の意見も参考にしてもらいたいという内容でございます。展示会場ではアンケートを実施し、広く市民の意見を聴取しており、その内容は教育委員会の会議資料として使用しております。
2項目めは、子供にとって良い教科書を採択してほしいという内容でございます。
教科書採択は令和6年度使用羽村市立小学校教科用図書採択要領に基づき、本市の子供たちにとって、「内容の選択」、「構成・分量」、「表記・表現」、「使用上の便宜」、「地域性の配慮」、「人権への配慮」の6つの視点で評価をし、配慮を行ってまいります。
3項目めは、教育委員会の傍聴に関して配慮してほしいという内容のものでございます。
そのうち1点目は、展示会場のアンケートをまとめ、教育委員、採択当日の傍聴者に配布してほしいとのことですが、アンケートの内容は、教育委員会の資料として使用します。
2点目は、教育委員会の傍聴希望者が全員傍聴できるようにしてほしいとのことでございます。当日の教育委員会の会場は、市役所の中で最も広い会議室において開催予定としております。
なお本要請に対する紙面回答は不要となっております。
以上で説明を終わります。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいでしょうか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
これをもちまして、令和5年第8回羽村市教育委員会定例会を閉会します。ありがとうございました。
午後2時24分 閉会