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    令和5年第9回羽村市教育委員会(臨時会)会議録

    • 初版公開日:[2023年09月01日]
    • 更新日:[2023年9月1日]
    • ID:18051

    令和5年第9回羽村市教育委員会(臨時会)会議録

    日時 令和5年8月8日(火)午後2時01分から4時40分

    場所 羽村市役所東庁舎4階大会議室

    出席者の氏名 教育長 儘田文雄、委員 塩田真紀子、委員 永井英義、委員 海東朝美

    傍聴人 20人

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 議案第26号 令和6年度使用小学校教科用図書の採択について

    日程第3 議案第27号 令和6年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択につい て

    日程第4 議案第28号 専決処分の承認を求めることについて〔教育委員会職員の人事について〕

    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は、4名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年第9回羽村市教育委員会(臨時会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    〔日程第1〕

    教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名します。どうぞよろしくお願いいたします。

    〔日程第2〕

    教育長 日程第2 議案第26号 令和6年度使用小学校教科用図書の採択についてを議題とします。
    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第26号 令和6年度使用小学校教科用図書の採択について、御説明いたします。

    本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、令和6年度から羽村市の小学校で使用する教科用図書を文部科学省の検定に合格した教科用図書の中から採択しようとするものです。

    教科用図書を採択する権限は、公立学校については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条第6号の規定により所管の教育委員会に属します。

    採択は、採択権者である教育委員会が自らの責任と権限において、適正かつ公正に行うものであります。

    そこで、採択を円滑かつ適正に行うため、教科ごとに小学校長及び教員で構成された教科用図書選定調査委員会並びに学校長の代表、保護者、知識経験者、教育委員会事務局職員で構成された羽村市立小学校教科用図書選定協議会を設置し、教科用図書の調査・研究に当たり、協議会において作成した報告書を採択の参考として配布させていただいたところです。

    なお、協議会報告書の概要につきましては、後ほど生涯学習部参事から御説明申し上げます。それでは御審議のほどよろしくお願いいたします。

    教育長 以上で、提案理由の説明が終わりました。この後、教科用図書選定協議会報告書についての説明を受け、審議の上、採択を行うことといたしますが、よろしいでしょうか。

    (異議なし)

    それでは、報告書の説明の前に全体に関することで質疑・意見はありますか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    それでは、報告書の内容に移ります。

    生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、詳細について説明をいたします。

    各教科の教科用図書の選定につきましては、お手元の議案資料を参考に、その中から1社を選定する方法で御審議いただきますようお願いいたします。

    それでは、教科用図書選定協議会からの報告書にのっとった議案資料につきまして、説明をいたします。

    まず、国語の調査結果について、報告をいたします。国語の教科用図書は、3社から発行されています。現在使用している国語の教科用図書は、光村図書出版の本です。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、全編「言葉の力」の育成を重視した内容となっています。それぞれの単元が「見通す」「取り組む」「振り返る」という展開で学習できる構成となっている点に特徴があります。

    また、新出漢字について用例を示すなど語彙を広げる工夫も取り入れられています。「方言と共通語」について学習する場面では、さまざまな地域の言葉が取り上げられ、また、「漢字を使おう」のコーナーでは、日本の全ての地域区分を紹介し、漢字表記できるように工夫をしています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、各単元で何を学び、1年間を通じてどのような力を身に付けていくのかが教科書巻頭に示されています。

    各単元の初めに「学習の進め方」という欄が設けられており、児童が見通しを持って学習に取り組めるよう工夫されています。書くことの教材では、例示等に工夫し、それぞれの地域に根差した特色ある視点を生かしながら学習ができるようにしています。

    次に、光村図書出版です。光村図書出版の教科用図書は、「選んで読み深めよう」といった選択課題を掲載し、児童が個々の興味・関心に応じて学習を進められる工夫がなされています。

    また、「問いをもとう・目標・ふりかえろう」といった項目を設定し、課題の発見や学びの振り返りに主体的に取り組める構成となっています。

    また、発達の段階に応じて、海外の国や地域を扱った内容や、宇宙について取り上げた教材を配置するなど、児童が学習の過程で視野を広げていけるよう工夫されています。

    なお、多様性を尊重する視点につきましては、3社とも課題となる点はございません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 以上で国語の説明が終わりました。

    委員の皆さんには、選定協議会の報告書の内容とともに、市民対象のアンケート結果についても配布しております。これらの内容を踏まえ、ただいまから教科ごとに審議を行い、採択してまいりたいと思います。御発言の際には、まずは教科書会社の名称をお伝えいただきまして、続いて、その理由をお話しいただきたく存じます。

    なお、現在全ての学校で使用している「はむらの授業指針」と照らし合わせた御発言は、事業改善を見通した御意見として受け止めたいと考えております。

    では、国語について進めてまいります。

    委員の皆さんから御意見を頂戴したいのですが、まずは塩田委員からお願いします。

    塩田委員 私が良いと思ったのは、光村図書出版の教科書です。

    各社読み比べてみまして3社とも二次元コードがついており、最初の1年生のところで鉛筆の持ち方をとても丁寧に説明しています。鉛筆の持ち方で比べると、例えば音声がついている動画で鉛筆を持った手をいろいろな角度でチェックするなど丁寧な印象なのが光村図書出版です。ほかの学年では、学習の進め方や深め方が分かりやすく、本の初めに載っていることや、物語の単元の後に「問いをもとう」というコーナーがあり、考える手順が問いに答える形式で丁寧に細かく書かれているので、自分で学習を深めていける工夫があって良いと思います。そういう点は「はむらの授業指針」の子供の視点で学び方がわかるという部分に通じていくと思います。

    以上です。

    教育長 ありがとうございました。

    続きまして、永井委員、お願いします。

    永井委員 私も光村図書の教科書が良いと思います。

    バランスがよくて、全て網羅されている印象がございました。東京書籍の「言葉の力」を集めようや「言葉の力のつながり」、前年からの流れなど、そういう部分も分かりやすいと思ったのですが、やはり光村図書の以前からある「言葉の宝箱」が非常に優れていると思いますし、子供がどう学び進めれば良いのかという観点から光村図書のほうが分かりやすいのではないかと思います。

    また、「はむらの授業指針」の「子供の視点」の2「学び方がわかる」の学習のゴールとコースがわかるという部分にも合致しているのではないかと感じます。

    以上です。

    教育長 ありがとうございます。続きまして、海東委員、お願いいたします。

    海東委員 私も光村図書について薦めたいと思います。

    まず、各学年の巻頭に「国語の学びを見渡そう」という部分があります。ここで言葉についてどのように学んでいくのかが具体的に示されています。そして、見通しを持つ、問を持つ、振り返るという順番で学び方が示してあり、子供たちが主体的に自分だけでもこの学び方に沿って学んでいくことができるのではないかと思います。

    二点目は、領域ごとに単元が並べられていまして、現学年で何を学ぶのか、そして前学年で何を学んだのか、これが対比して整理されているところも大変学びやすいと思います。既習事項を次の学習につなげていく準備ができるようになるのではないかと思います。

    三点目は、各学年にできるようになりたいこと、楽しみなこと、わくわくする自分の目標を掲げる枠が設けられています。国語科を勉強する意欲を湧かせ、ここに自分の目標を設定して学びを目指していくことができるのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 3人の委員からともに光村図書出版が推薦図書ということでございます。

    私も光村図書です。私の視点は、現行の学習指導要領の特徴の一つに、情報の扱い方に関する事項というのがあるのですが、それに特化した教材が年間2か所整理されていまして、重要なポイントを端的にまとめているのでよろしいのではないのかと思いました。

    それでは、採択をいたします。

    委員の皆さんの御意見を総括いたしますと、光村図書出版という御意見がより強いので、光村図書出版を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。国語については、光村図書出版を採択することとします。

    次に、書写について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、書写の調査結果について、説明いたします。

    書写の教科用図書は、3社から発行されています。現在使用している書写の教科用図書は、光村図書出版のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、「見つけよう」「確かめよう」「生かそう」「振り返ろう」と学習のポイントが示され、1単位時間の学習に見通しを持って取り組めるよう工夫されています。文字を整えて書くためのポイントを「書写のかぎ」として示したり、巻末にこれまで学習した漢字や、これから学習する漢字を一覧で示したりするなどの工夫も見られます。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、学習の進め方が各学年の教科書に示され、児童が見通しを持ち主体的に学習に取り組めるように工夫しています。手書き文字に近い形で学習できるよう、教材のフォントにも工夫がされています。また、地域の方に宛てて手紙を書くという活動を設定することで、さまざまな地域への関心を高められるよう配慮しています。

    次に、光村図書出版です。光村図書出版の教科用図書は、ノートの書き方、横書き、はがきや手紙文、観察カード、壁新聞などを取り上げ、書写の学習が他教科や日常生活へと広げていけるよう工夫されています。教科書に書き込んで練習する欄も大きく書きやすいようになっています。

    また、書写については、手本が半紙と同じ比率になっており、文字のバランスなどが学習しやすいよう配慮されています。

    なお、3社とも左利き用に鉛筆や筆の持ち方、文字の書き方などが学習できる教材を配置するなど多様性を尊重する配慮が認められます。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    それでは、書写について委員の皆さんから御意見を頂戴したいと思いますが、先ほどとは逆の順番で、海東委員、永井委員、塩田委員から発言していただきたいと思います。

    まずは海東委員、お願いいたします。

    海東委員 何点か、東京書籍と光村図書出版を見比べた項目があります。両社とも水かけ用紙というものが巻末についていまして、水だけでなぞり書きができます。そこに書いて、乾いてまた書くことができ、何度も練習をして使えるという良さがあります。

    それから、この両社とも学びの型の順番がきちんと示されていて、とても学びやすいと感じました。

    光村図書には1年生の巻頭に硬筆スタートブック、3年生の巻頭に毛筆スタートブックがあり、毛筆と硬筆の基本が学べることが丁寧に示されていて、技能の面でとても身に付けやすいと感じました。

    また、報告書にもありましたとおり、生活の中に向けて習ったこと学んだことを生かしていこうと、例えば壁新聞や、ノートの書き方、連絡帳の書き方等々の参考例等も掲載され、幅広い学びが発展できるのではないかと思います。

    教育長 続いて、永井委員、お願いします。

    永井委員 私も光村図書出版が良いと思います。

    東京書籍の字系シミュレーションというデジタルコンテンツは、筆のはらいの長さを変化して、全体のバランスを見たりできるので面白いなと思いました。多分ほかにはそういうのはなかったので、とても面白いなと思ったのですが、やはり三村図書出版の、先ほど海東委員もおっしゃっていたとおり、初めて毛筆をする児童に対して丁寧に対応している印象が強く、学びやすいのではないかと感じました。

    以上です。

    教育長 塩田委員、お願いします。

    塩田委員 私も光村図書出版が良いと思います。

    国語の教科書も光村図書出版を推薦したいと思っていましたので、国語の教科書と連動したものが良いのではないかということも推薦したい理由の一つになります。

    また、二次元コードで見られる情報が教科書以外の内容だったり、教科書以上の写真が出てきたりして、子供の視点や知的好奇心が湧いて探求のしがいがあるものが出てくると感じましたので、光村図書出版を推薦したいと思います。

    教育長 私も光村図書が良いです。二次元コードで確認いたしますと、上からと斜めからの映像によって、どう書くかということが一目瞭然なので、これは子供にとってはありがたいことです。硬筆も同様です。そんな観点から光村図書が良いと思います。

    さて、ただ今の意見の中に東京書籍について言及がありましたが、いかがでしょうか。ここでしっかりと合意形成を図って採択をしたいと思いますが、委員の皆さんから御意見はありますか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。

    永井委員 私が東京書籍の内容にも触れさせていただいたのですが、総合的に考えて、光村図書出版のほうが皆さんの意見を考慮した上でよろしいのではないかと思います。

    以上です。

    海東委員 教育長。

    教育長 海東委員。

    海東委員 光村図書について、SDGsの関連も示されています。他社にも示されているのですが、光村図書は筆の洗い方や紙の再利用について、ものを大切に使っていくという責任を持たせるといった扱いもあるので、光村図書が良いと思います。

    教育長 ありがとうございます。それでは、採択をいたします。委員の皆さんの御意見を総括いたしますと、光村図書の意向がより強いようですので、光村図書出版を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。書写については、光村図書を採択することといたします。

    次に、社会について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、社会の調査結果について、説明をいたします。

    社会の教科用図書は、3社から発行されています。現在使用している社会の教科用図書は、東京書籍のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、指導内容に即して写真や挿絵・データなどが豊富に掲載され、教材や資料が充実しています。発達の段階に応じて身近な地域から世界へと扱う内容が広がっていき、系統的に学習が進められるようになっています。

    また、教科書巻頭に掲載する学び方コーナーでは、課題解決型の学習や社会的事象の見方・考え方を基にした学習の進め方を示し、児童が主体的に学習に取り組めるように工夫しています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、全ての単元が「つかむ」「調べる」「まとめる」「つなげる」という展開で構成されており、児童が単元の学習全体を見通した上で、学習活動に取り組めるようになっています。

    また、「前の学年を振り返ろう」や「学年の学習を振り返ろう」といったページがあり、これまでに学習したことや、学習活動の中で活用した見方・考え方を確かめることで、学習内容の定着を図っていけるよう工夫されています。

    次に、日本文教出版です。日本文教出版の教科用図書は、それぞれの単元が「問題発見」「追及」「解決」という流れで学習活動が展開できるよう構成されており、問題解決型の学習が効果的に進展できるよう工夫されています。

    また、各単元で身に付けるべき力が明記されており、この学習で何を学び、何ができるようになるのかを児童が自覚しながら学習に取り組めるようになっています。表やグラフなどについても見やすくなるよう配慮されています。

    なお、3社とも地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 それでは、社会について委員の皆さんから御意見をいただきます。塩田委員からお願いします。

    塩田委員 社会は、東京書籍を推薦します。

    3年生から始まる社会科で、今までの生活科から社会科へと学びが広がる中でのその関連とつながりが、写真やイラスト、文章で分かりやすく説明してあるのが東京書籍だというふうに感じました。

    社会科を学ぶことが初めての3年生が、社会科がどういう教科なのか、何を勉強するのかという見通しが持てるというふうに感じます。

    また、二次元コードを見てみると、クイズ形式になっていて、楽しみながら学べるような工夫があるというのも推薦したい理由の一つになります。その二次元コードは、今どこの教科書にも付いているのですけれど、二次元コードが扱いやすいかどうか、子供にとって、楽しく感じられるかどうかというところが社会が好きになる入口になり、大変大切なところですし、「はむらの授業指針」で個別最適な学びがあるという点からも子供一人一人が二次元コードで自分で楽しく社会について興味を深めていける、学びが深めていけることを思いました。

    以上です。

    教育長 続いて、永井委員、お願いします。

    永井委員 私は、東京書籍を推薦したいと思います。

    各社ともにデジタルコンテンツが非常に豊富で面白い内容になっておりました。中でも東京書籍のデジタルワークシートは、「はむらの授業指針」でいうところの子供の視点3、知的好奇心が湧く魅力的な教材に合致するのではないかと思います。

    また、3社見比べまして東京書籍が一番民間企業についてたくさん掲載しているように感じました。大きく扱って、取り上げている印象がありまして、非常に良かったと思います。

    以上です。

    教育長 海東委員、お願いいたします。

    海東委員 東京書籍と教育出版を比べてみました。両社とも学び方の順番が示されていることと、同様に学びやすさを感じました。ただ、東京書籍の場合には、「つかむ」「調べる」「まとめる」「生かす」で終わりではなくて、「広げる」という形で学びをワイドに捉える方向に進めている点が良いです。教育出版の場合には、「つなげる」という部分がこれに相当するのですけれども、やり方かなというふうに思いました。社会科の見方・考え方も両社とも同様に位置の広がりですとか時間や関わりを比べるという点では変わりないと思ったところです。

    社会科の特質であります単元の始め・導入、これが本当に大事な部分になるのですけれども、東京書籍の場合には子供たちの思考を揺さぶる学びの興味を引き出す写真や、絵が提示してあること。一目見ただけでわくわくしながら問いを見つけやすい。多様な視点からいろいろなものを表現しやすいというふうに感じました。

    以上です。

    教育長 永井委員・塩田委員からは、東京書籍。そして、海東委員は東京書籍と教育出版に言及をしていただきましたが、海東委員、比較をすると東京書籍が良いということでよろしいですか。

    海東委員 はい。もう一点併せてよろしいでしょうか。

    排他的経済水域というのはもう5年生の学びで、水産業のところに出てくるのですけれども、最初に日本の領土というのが両社とも最初のページに出てきます。子供たちには、この日本の領土というのが今大変問題になっている中で、両社ともしっかりと竹島や尖閣諸島の位置づけ等々示されているのです。水産業も同様に、この排他的経済水域というのは、私たちの生活と密着の関連がありますので、水産業の中にも関連づけられているというのは東京書籍にありましたので、東京書籍を推薦したいと思います。

    教育長 よろしいでしょうか。

    それでは、採択をいたします。

    委員の皆さんの意見を総括いたしますと、東京書籍という御意向がより強いようなので、東京書籍を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。社会については、東京書籍を採択することといたします。

    続いて、地図について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、地図の調査結果について、説明いたします。

    地図の教科用図書は、2社から発行されております。現在使用している教科用図書は、帝国書院のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、「ホップ、ステップ、マップでジャンプ」というコーナーがあり、資料としてだけでなく地図の中で学習を進めていけるよう工夫されています。

    また、各資料のタイトルが学習内容を想起しやすいように示してあり、何を読み取り、何を学習するのかを児童が自覚しながら学習に取り組めるような工夫が取り入れられています。

    次に、帝国書院です。帝国書院の教科用図書は、中学年では大まかにイメージを捉え、高学年では地域の詳細について理解を深めるなど発達の段階に応じて活用できるよう、情報量や記述の内容に配慮されています。

    また、問題解決的な学習を展開できるよう、比較する資料や類推させるためのデータなどを効果的に掲載し、児童が自ら学習課題を設定できるよう工夫されています。

    なお、2社とも地域性への配慮や多様性を尊重する視点について課題となる点はありません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 それでは、地図について委員の皆さんから御意見をいただきます。海東委員からお願いいたします。

    海東委員 帝国書院の地図帳を推薦したいと思います。二次元コード等コンテンツが豊富にある中で私が注目したのは、他教科・他領域にもこの地図帳が使える紹介があるというところです。地図帳が社会科だけの資料ではなく、総合的な学習の時間、そしてそのほかの教科の中で、例えば外国の名前が出たときに使えるようなところも活用できるのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 永井委員、お願いします。

    永井委員 私も、帝国書院を推薦します。

    東京書籍の教科書は、全体的に二次元コンテンツが豊富ですが、この帝国書院の地図帳の二次元コンテンツがとても面白くてクイズやアニメ、VRなど多彩な仕掛けをされています。「はむらの授業指針」の「子供の視点」の「誰もが参加できる」、「教材が魅力的である」、ということに多く合致する地図帳だと感じました。

    帝国書院を推薦します。

    教育長 続いて、塩田委員、よろしくお願いします。

    塩田委員 私も帝国書院を推薦したいと思います。

    社会の教科書は、東京書籍が良いと思っていましたので、東京書籍の地図帳も丁寧に見させていただきましたが、比べさせていただきまして、どちらも単なる地図帳ではなくて、海東委員がおっしゃっていたように、多岐にわたる資料集としていろいろなものを学んでいけるものだということを思いました。日本の地形、世界の山、湖、川だけではなくて、気候や産業と多岐にわたっていました。

    また、帝国書院の地図帳は132ページあり、東京書籍は102ページの構成です。その30ページの中に子供たちがいろいろな興味を持ってもらえるような資料がたくさん載っていると感じました。

    「はむらの授業指針」に照らし合わせてみますと、子供の視点で「学び方がわかる」、「教材が魅力的である」というところと合致していますので、帝国書院の地図帳を推したいと思います。

    教育長 皆さん帝国書院を推薦するということですが、私は帝国書院で良いと思った点は、立体感がある地図表現ということと、全ての地名を正しく読めるように振り仮名が振られている点です。

    それでは、採択をいたします。委員の皆さんの意見を総括いたしますと、帝国書院という意向がより強いようですので、帝国書院を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。地図については、帝国書院を採択することとします。

    続いて、算数について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、算数の調査結果について説明いたします。

    算数の教科用図書は、6社から発行されています。現在使用している教科用図書は、東京書籍のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、「学習のめあて」や「大切な見方・考え方」が明記されており、身に付けるべき力や求められる学び方を児童が意識しながら学習できるよう工夫されています。

    また、どのように思考すれば良いかを「考えるときの手がかり」として示しており、児童が課題の解決に向けて主体的に学習に取り組めるような構成となっています。

    また、1年生用の教科用図書には、入学当初に使用する絵本仕立てで書き込み式の別冊が附属しており、就学児への配慮がなされています。

    次に、大日本図書です。大日本図書の教科用図書は、算数の学習内容を系統的に学習できるよう、配列に工夫がなされています。

    また、5、6年生の教科用図書では、中学校で学習する内容とのつながりが示されている箇所があり、小学校から中学校への円滑な接続を意識した構成になっています。児童が主体的に学習に取り組めるよう、記述や単元構成に工夫がされていますが、その分参考書のように見えるといった意見も出されています。他社が全て上下分冊なのに対し、各学年1冊のつくりとなっています。

    次に、学校図書です。学校図書の教科用図書は、各ページに学習する内容が明記されており、今何を学んでいるのかを児童が意識しながら学習できるように工夫されています。

    また、学びの視点や思考の方向性について、「考え方 モンスター」というコーナーで分かりやすく示すことで、児童が主体的に学習を進めていけるよう工夫しています。

    また、児童の疑問から学習の目当てが設定され、学習のまとめへとつながっていくよう構成されており、児童の学習意欲を喚起する構成となっています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、これから学習することとこれまでに学習したこととのつながりが目次に示されており、既習事項を生かしながら新出の内容に取り組めるよう工夫されています。学習事項のタイトルや写真、イラストなどに児童の興味関心を引き出す工夫も見られ、また吹き出しなどで解説を加え、児童が主体的に学習に取り組むためのガイドとしています。展示の仕組みについて取り上げている単元があるなど、学習の広がりを意識した構成になっています。

    次に、啓林館です。啓林館の教科用図書は、表題や見出しなどが見やすいよう工夫されており、個々の児童の特性等に配慮しています。

    また、児童の理解度や到達度等に応じて学習を進めていけるよう内容が工夫されており、少人数指導などでの活用も意図した構成となっています。1年生の教科用図書は、発達の段階を配慮し、絵本仕立てで分量も無理なく学習できる量であり、就学時の学習に対応したものとなっています。

    次に、日本文教出版です。日本文教出版の教科用図書は、数学的な見方・考え方を常に意識できるよう、各学習内容に活用すべき見方・考え方が記載されています。

    また、低学年では同じような内容が続かないような単元の配列にして多面的に学習できるようにし、高学年では関連のある内容をまとめた配列にして系統的に学習できるように工夫されています。

    また、それぞれの単元について「どんな問題かな」「学び合おう」「ふり返ろう」というステップで学習が進められる構成になっています。

    なお、6社とも地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 それでは、算数について、委員の皆さんから意見をいただきますが、塩田委員からお願いいたします。

    塩田委員 算数に関しては、2社で迷っています。どこの教科書も1年生の一番初めでとにかく算数や数字に興味を持ってもらいたいという趣旨がよくわかるような、かわいいキャラクターのイラストで、数を比べるというようなところから始まっていて、1年生がそういったかわいいイラストで数に興味を持つ、数を比べるという算数の世界に入りやすい仕組みになっていると思います。

    時計の読み方の単元で比べますと、啓林館と東京書籍の説明が非常に分かりやすく記述されています。全体的に高学年でも文字のサイズや色やバランスは、1ページの情報量などがあまり多いと感じてしまうと苦手意識を持ってしまうように思ったので、そのバランスが良いもので魅力的な教科書はどこのものかと思ったときに東京書籍でした。

    また、文章問題の言葉がとても丁寧で、注意をはらってつくっている印象の教科書が教育出版でした。文数と整数の計算の仕方などがとても丁寧に説明されていて、自宅学習でも分かりやすいのではないかと思い、「はむらの授業指針」の中でいろいろと合致するところが東京書籍と教育出版にあります。迷っているというところが正直なところなのですが、ほかの委員さんの御意見を伺いたいと思います。

    教育長 ありがとうございます。続いて永井委員、お願いします。

    永井委員 私は、東京書籍を推薦いたします。

    各社ともに先ほど塩田委員がおっしゃったとおり、いろいろなキャラクターやアイコンなど工夫されていて子供たちが飽きないように分かりやすいような工夫が見られる中で、東京書籍の教科書が、一番レイアウトがすっきりして見やすい構成になっていると感じます。深い学びや、欄外にあるいろいろな言葉で分かりやすく学びを導いてくれるような工夫もあるので、東京書籍が良いと思います。

    また、東京書籍の二次元コードのコンテンツが面白くて、展開図をスライドバーで箱にしたり平面にしたり立体的な動きをもって見られるのが、想像力をかきたてられると思います。東京書籍を推薦いたします。

    教育長 海東委員、お願いいたします。

    海東委員 永井委員と同様な感想ですが、算数の教科書各社とも工夫を凝らした使いやすい教科書になっていると思います。

    中でも東京書籍を推薦したいと思います。

    まず一つ目は、既習事項を活用するというのは、どの教科書にも設定されているところですけれど、東京書籍には同じように考えることというのが新設されていて、具体的に子供が学んだことを同様に同じやり方で解くヒントになっているところは入りやすいのではないかと思います。そして、この既習事項の活用から問いをつくっていくところもかなり色濃く出ていて推薦したい理由です。

    二つ目ですが、学びの流れや、学び方の順番が、問題を使う、自分で自分の考えを書く、友達と学ぶ、振り返り、まとめと、2年生からこの学び方の順番が示されていまして、低学年から問題解決的な学び方が身に付いていくと6年生になってとても算数が面白くなってくるのではないかと思います。併せてこの学び方とセットになっている「マイノート」というものがついていまして、ノート指導とセットになっているところが魅力的だと思います。羽村の子供たちは、タブレットを活用しながらも、やはりアナログで自身のノートを学習の足跡として残していくという、今実際に学校で取り組んでいる方法に合っているのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 塩田委員いかがでしょうか。永井委員、海東委員から意見がありましたが、御感想をいただけますか。

    塩田委員 二社で迷っていて決められないという印象でしたけれども、お二人が東京書籍を推薦されている意見を聞いておりまして、私は子供のころ算数が苦手でしたので、教科書に依存するところがあると思っていたのですけれども、お二人の意見で、ああなるほどなと思いました。ノートの書き方や、二次元コード、永井委員が先ほどからおっしゃっているように二次元コードで楽しく算数が学べるのは一番だと思います。東京書籍で異論ありません。

    教育長 先ほど永井委員から、東京書籍の二次元コンテンツについての感想がありましたが、私もこれに着目をしていまして、つまずきの多い問題に対して、教科書にはない練習問題、あるいは理解を促進する動画が見られることは、算数が苦手な子供にとってはありがたいことだと思います。

    それでは、採択をします。委員の皆さんの意見を総括しますと、東京書籍という意向がより強いので、東京書籍を採択することでよろしいですか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。算数については、東京書籍を採択することといたします。

    次に、理科について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、理科の調査結果について、説明いたします。

    理科の教科用図書は、6社から発行されていますが、1社については見本本が送付されておりませんので対象外とし、5社から選択いたします。現在使用している教科用図書は、東京書籍のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、学習過程で活用する「理科の見方・考え方」が明示されており、どのように思考すればよいか児童が意識できるようになっています。

    また、効果的な資料を提示して、児童の意欲・関心を高めたり、事象について深く考察させて思考力の向上を図ったりするなど構成に工夫しています。

    また、「算数科で学んだことを活用しよう」など他教科と関連づけながら学習に取り組む教材も掲載し、教科横断的な学習活動を設定しています。

    次に、大日本図書です。大日本図書の教科用図書は、例えば電気関係の学習が学年間で重ならないよう学習時期に配慮することで、実験用具の使用が重ならないようにするなど単元の設定に工夫がなされています。問題解決の過程のどの部分を今学習しているかを色分けで示したり、学習活動を示す言葉をページ上部に示したりして児童が学習の展開を確認しながら学習活動に取り組めるよう工夫されています。

    次に、学校図書です。学校図書の教科用図書は、単元の終わりに、学習内容を振り返る問題や、学びを深めるコラムを掲載しており、学習内容を定着させたり、発展的に広げたりできるよう工夫しています。写真資料が豊富に掲載されており、その掲載の仕方にも見やすさや比較しやすさを意識した工夫がなされていることで、教科書としてだけでなく、資料集のような活用の仕方も可能になっています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、季節や気候等も考慮した単元の配列になっています。問題、実験、結論という展開が分かりやすく示されており、内容を整理しながら学習を進めることができるよう工夫されています。

    また、学習の進め方について示したコーナーを掲載したり、各学年で身に付けるべき力についてマークで示したりするなど、児童が主体的に学習に取り組めるよう工夫しています。

    次に、啓林館です。啓林館の教科用図書は、例えば5年生の学習で、はじめに「花のつくり」を学習した後、「植物の発芽と成長」「メダカの誕生」「人の誕生」と、生命領域の学習が展開していくなど配列に工夫がされています。

    また、各単元が「問題」「予想」「計画」「観察」「実験」「結果」「考察」「まとめ」という展開で構成されており、児童が見通しを持って学習に取り組めるよう工夫されています。

    なお、5社とも、地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 それでは、理科について、委員の皆さんから御意見をいただきます。海東委員からお願いします。

    海東委員 私は、東京書籍を推薦したいと思います。

    まず、学び方の順番がしっかりと示されていること。巻頭のほうに、単元の始めですが、「レッツ・トライ」という写真、活動を大きく掲載して、子供たちがやってみたいと思う活動を誘うような感じがいたします。

    また、右と左のページに大きく載せられた写真を、二つの辞書で比較するような提示の仕方もあり、とても興味深く思います。

    さらに、プログラミングやSDGs等と関連して、学習が示されているところにも、興味が湧きました。

    以上です。

    教育長 続いて、永井委員、お願いします。

    永井委員 私も、東京書籍を推薦いたします。

    全般的に、仮説を立てて、予想して、検証していくという実験の流れが、各社とも同じように示していますが、東京書籍の流れが一番つかみやすく感じました。学ぶ側、子供側に立つと、一番分かりやすいのではないかと思いました。工夫としては、見やすいデザインで、欄外の二次元コードのサポートがあるからなのだろうと思います。

    「はむらの授業指針」に照らし合わせると、子供の視点の「学び方がわかる」という非常に大切なところに合致するのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 それでは、塩田委員、お願いします。

    塩田委員 私も東京書籍の教科書を推薦します。

    理由はほぼ永井委員の意見と同じですが、学びが継続されていく形で構成され、一つの実験の結果から関連して問題提起があり、次の実験につながっていくというスムーズな流れになっているところが、「はむらの授業指針」の子供の視点の「身に付く力とその価値がわかる」ことにつながるところに合うと思います。

    学ぶ目当てや学び方が分かりやすいということも、主体的に学ぶことにつながると思いますので、東京書籍を推薦します。

    教育長 私も東京書籍の良さは、二つ思いましたが、一つは理科特有の見方、考え方を子供に分かりやすく示しているところです。

    現行の学習指導要領の中心に「主体的、対話的で深い学び」がありますが、深い学びを実現するためには、見方、考え方をより働かせる学習活動が必要です。そのときに、どんなに教師が分かっていても、子供が自覚しなければ、学びは実現しないわけですから、そうした点では、今回の教科書の非常に大きなポイントだと私は考えております。

    もう一つは、観察・実験ですが、子供が主体的に観察・実験を行うことができるように、手順、あるいは準備すべきもの、これが非常に具体的に示されているところがとてもよろしいと思います。

    それでは、採択をします。

    委員の皆様の意見を総括いたしますと、東京書籍という御意見が強いようなので、東京書籍を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。理科については、東京書籍を採択することといたします。

    次に、生活について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、生活の調査結果について、説明いたします。

    生活の教科用図書は、7社から発行されていますが、1社については見本本が送付されておりませんので、対象外とし、6社から採択いたします。現在使用している教科用図書は、教育出版のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、単元の導入に季節を意識した教材や資料を提示し、児童の興味、関心を高める工夫をしています。各単元に学び方のヒントが示されており、児童が主体的に学習を進めていけるよう支援しています。

    次に、大日本図書です。大日本図書の教科用図書は、具体的な活動や体験を通して、望ましい生活習慣や生活技能を身に付けられるよう、意識した内容となっています。児童の思いや願い、つぶやきなどを生かした表現がなされており、児童が学習内容に興味、関心を持てるよう、工夫されています。「きらきらことば」や「はなしかためいじん」など、児童の表現活動の充実につながる内容も掲載しています。

    次に、学校図書です。学校図書の教科用図書は、児童の発達の段階や季節等に合わせて単元を配列し、効果的に学習が展開されるよう工夫されています。

    また、観察の際の記録の取り方や、記録する項目について、分かりやすい見本を示して学習活動の充実を図ったり、イラストの吹き出しで児童に思考を促して、学習の深まりにつなげたりするなどの工夫もなされています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、写真やイラストが児童の興味、関心を高めるよう工夫されています。季節に合わせて単元を配置し、それぞれの季節に合った学習が展開されるようになっています。教材の中で、人物から投げかけられる疑問に向き合うことで、児童が問題解決型の学習に取り組めるよう工夫がなされています。

    次に、光村図書出版です。光村図書出版の教科用図書は、季節等に合わせ、多様な学習活動を豊富に取り上げています。別冊の生活辞典には、写真や挿絵が多く掲載され、児童が学習する際に、具体的なイメージを持つための支えとなっています。

    また、写真の吹き出しや活動の例示などを通じて、児童が進んで学習活動に取り組めるよう工夫しています。

    次に、啓林館です。啓林館の教科用図書は、単元が進むに従い、発達の段階に応じて学習活動に広がりや深まりが出てくるよう、工夫されています。各単元の学習過程を「わくわく」「いきいき」「ぐんぐん」の3段階に分けて構成することで、取り組む活動を明確にしています。

    また、巻末の学習図鑑に、学び方のヒントなども掲載しています。

    なお、6社とも、地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 それでは、生活について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    塩田委員から、よろしくお願いします。

    塩田委員 私は、教育出版の教科書を推薦します。

    教科の特徴なのだと思いますが、各社とも写真の掲載数が多い印象で、とても魅力的です。

    その写真がページの中に占める割合や、大きさ、写真の説明が分かりやすいかどうか、せっかくついている二次元コードは利用しやすいかどうか、そういった視点で比べてみました。

    写真と説明文のバランス、文字量、文字の情報量のバランスはどうか、内容が分かりやすいか、また、二次元コードで教科書の説明が音声で聞けることや、子どもたちの期待が高まるような目標が書いてあること、以上のことから、意欲がより湧く教科書は教育出版だと思います。教育出版の教科書を推薦したいと思います。

    教育長 続いて、永井委員、お願いします。

    永井委員 私も教育出版を推薦いたします。

    各社とも、学校で学習することや、身に付けていくことが、すっと入ってきやすい構成になっております。特に低学年ですので、飽きない工夫が各社とも見られました。

    そのような中で、教育出版の教科書は、ほとんどが疑問、問いから始まる構成になっていまして、進んでいくと、考えることが日常になっていくのだろうという構成になっているように感じます。

    自分の気持ちや相手の気持ちを考えようという記述も多いのですが、「ダンゴムシの気持ちを考える」や「種をまいたときの自分の気持ち」など、そのようなところまで考えさせる、ちょっとした面白さもある教科書だと思います。非常に充実した内容だと思います。

    教育出版を推薦いたします。

    教育長 続いて、海東委員、お願いします。

    海東委員 私も教育出版を推薦します。

    1点目、各単元の始めに「わくわくスイッチ」という見開きのページがあります。低学年はとかく余分な説明抜きで飛びつくことがあり、「やってみたい」「何だろう」と、思わせるような見開きページが設定されています。低学年の子供たちにとっては、学習の動機づけにぴったりだという気がします。教材がとても魅力的です。

    2点目は、生活科の見方、考え方、これが6点示されていまして、子供たちがどんな力をつけたら良いのかということが、単元ごとに明確に示されています。ほかの教科書にも同様に示されていますが、教科で学ぶ内容との関連について示されていまして、理科ではこんなことが関連するよ、社会ではこんなことが関連するよということになるのですけれども、教育出版のつながりというのは、資質能力ベースでつないでいます。これが算数を学習するにしても、社会を学習するにしても、何にでも使える力として提示されているところが、とても魅力的だと思います。

    そして、伝え方も具体的に示されていまして、表現する力に必要な言葉に注目して、伝え方を例示したり、発表の方法について具体的に示したりしてあるところは使いやすいのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 皆さんから教育出版という意見をいただきました。

    私も、単元の始めの「わくわくスイッチ」については、海東委員から言及されましたが、単元末に「何を感じたかな」という見開きのページがあるのです。これで、みんなで学んだことを共有して、お互いに意欲や自信を持って、次の学習活動に進めると思いますので、「はむらの授業指針」でいえば、子供の視点の五つ目の「自信が付く」につながるものだと考えます。

    それでは、採択をいたします。

    委員の皆さんの意見を総括いたしますと、教育出版という意向がより強いようですので、教育出版を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。生活については、教育出版を採択することとします。

    次に、音楽について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、音楽の調査結果について、説明いたします。

    音楽の教科用図書は、2社から発行されています。

    現在使用している教科用図書は、教育芸術社のものです。

    まず、教育出版です。教育出版の教科用図書は、楽譜が大きく見やすいように工夫されており、また、打楽器の持ち方なども、分かりやすい写真を多く掲載しています。巻頭には、学習マップがあり、児童が1年間の学習を見通せるようになっています。

    次に、教育芸術社です。教育芸術社の教科用図書は、各題材について、学びのポイントが具体的に示されており、今何を学ぶのかを、児童が意識しながら学習できるよう工夫しています。歌唱・器楽・音楽づくり・鑑賞の教材がバランスよく配置され、学習マップで年間の見通しを持ちながら、バランスよく学習できる構成になっています。

    なお、2社とも、地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で、説明を終わります。

    教育長 それでは、音楽について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    海東委員から、お願いします。

    海東委員 教育芸術社を推薦します。

    まず、考える、見つける、歌う、演奏する、つくる、この音楽的な見方、考え方が、5つ取り上げられていて、それぞれの単元でここから狙いがつくられています。とても分かりやすいと思います。

    そして、各単元で音や音楽を形づくっている音楽の要素が明確に出ていますので、歌唱の領域、単元では、どこに気をつけて音楽の学びを進めていけば良いのかが、とても分かりやすいと思います。

    以上です。

    教育長 続いて、永井委員、お願いします。

    永井委員 私は教育芸術社を推薦いたします。

    両社とも非常に丁寧で分かりやすい内容になっておりました。それぞれ歌が出てくると、作曲家、作詞家、歌っている方のコメントが載っていて、非常に広がる内容になっています。

    どこで比べようかと一生懸命見たのですけれども、一つ和音のところに関して、両方とも丁寧に書いてあったのですが、教育芸術社のほうが、若干私にとっては分かりやすくて、こういう考えで和音に入っていくと発展的に考えられるのではないかというふうに思ったので、教育芸術社を推薦いたします。

    教育長 それでは、塩田委員、お願いします。

    塩田委員 私も教育芸術社の本を推薦します。

    全体的に比べてみて、鍵盤ハーモニカの説明に関して言うと、教育出版のほうが写真を掲載して分かりやすかったのです。教育芸術社のほうはイラストで、サイズも小さかったので、写真のほうが分かりやすいという感想を持ちました。私が注目しましたのは、学習する意欲が湧くような内容でとてもよかったのですが、全学年の裏表紙に伝統芸能の写真が、あまり大きくはないのですが載っていまして、あまり見る機会のないようなお祭りや、舞の写真が掲載されていまして、それを知ることで、今でしたら、ネットで調べたり、音楽に関連して自分で学習を進めることができたりするように感じました。それは感性を育んで、音楽への理解を深めることもできるということも思いました。

    自分で学習課題をつくっていけるのではないかということを感じましたので、教材が魅力的であることと、もう一つ、「はむらの授業指針」の「主体的な学び」にもつながると思いますので、教育芸術社の本を推薦します。

    教育長 私も皆さんの意見と同様に教育芸術社です。「はむらの授業指針」で言えば、教師の視点の「協働的な学びがある」観点から、キャラクターの吹き出しに工夫がありまして、子供が意見を交流しやすいようになっている。

    あるいは、専門家からのメッセージを読むことによって、自分の考えをより広げたり深めたりできるようになっているという点がすばらしいと思います。

    それでは、採択をします。

    委員の皆さんの意見を総括しますと、教育芸術社という意向がより強いので、教育芸術社を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。音楽については、教育芸術社を採択することとします。

    続きまして、図画工作について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、図画工作の調査結果について、説明いたします。

    図画工作の教科用図書は、2社から発行されています。

    現在使用している教科用図書は、日本文教出版のものです。

    まず、開隆堂出版です。開隆堂出版の教科用図書は、造形遊び・絵・立体・工作・鑑賞がバランスよく掲載されています。掲載されている児童の作品等に作品の見どころのコメントがあり、鑑賞や描き方の参考にできるよう工夫されています。作業工程などが分かりやすく図解されており、児童が見通しを持って学習に取り組めるようになっています。

    次に、日本文教出版です。日本文教出版の教科用図書は、造形遊び・絵・立体・工作・鑑賞がバランスよく掲載され、レイアウトも見やすいように工夫されています。巻頭に図画工作を通して身に付けるべき力が明示されており、どのような学習活動から何を学ぶのかを児童が自覚しながら取り組めるように配慮しています。

    なお、2社とも地域性への配慮や、多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で説明を終わります。

    教育長 それでは、図画工作について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    塩田委員、お願いします。

    塩田委員 私は日本文教出版の教科書を推薦します。

    マスクを着用している子供の写真が多かったので、それは少し残念だと思ったのですが、実際の授業の様子を写真に撮って、教科書に掲載されているのだと思いまして、時代がそういうときだったので、ある意味仕方がないという感想です。

    そこのところを引きましても、写真や挿絵などをたくさん使って説明されていて、その写真のバランス、大きさ、ページに占める割合、そういったバランスが見やすく、子供たちがわくわくして、その写真を見て、そのページの説明を読むことができると思います。

    また、それは主体的な学習に取り組むことにもつながり、そういった工夫が見られるので、日本文教出版の本を推薦します。

    教育長 続きまして、永井委員、お願いします。

    永井委員 私は日本文教出版を推薦いたします。

    目当ての表現について、開隆堂出版は、「工夫」「ひらめき」「心」の三つの力をというところでキャラクター化されて、イメージしている。日本文教出版は、「理解」「工夫」「考え」「感じる」「楽しむ」「実現」というふうに、より具体的でシンプルに表現していて、読んでいるとそちらのほうが分かりやすいと感じました。

    また、両社とも二次元コンテンツに関しては非常に良くて、甲乙つけがたかったのですが、日本文教出版は、ICTやプログラミングというものを、目次の中に明確にはめ込んでいます。両社とも載っていますけれど、目次に明確に書いてあるのは日本文教出版でしたので、デジタル教育という観点も含めて、そちらが優れていると評価いたしました。

    以上です。

    教育長 海東委員、お願いします。

    海東委員 開隆堂出版と日本文教出版、どちらも優劣つけ難いと感じているところです。

    開隆堂出版の教科書のタイトルが、「とてもわくわくするな」、「新しいことにチャレンジしていきたいな」という、良いタイトルがつけられていて、低学年、中学年、高学年と並んでいます。

    学習の目当てについては、2社ともそれぞれの、先ほど永井委員の意見にあったようなつくりになっている。ただ、開隆堂出版のほうが、アバウトな目当てのくくりだと感じました。

    両社とも振り返りのところを次につなげる工夫として取り上げているところは、とても良いと思ったところです。

    また、表現と鑑賞が別々になっているところ、日本文教出版は、表現と鑑賞が一体になっているところが良いと感じます。

    以上です。

    教育長 私は、日本文教出版が良いと思います。小学生が図画工作を学んで、「こうなってほしいな」というイメージが幾つかありますが、社会の中に、学んだことをもって、日常の生活の中にも美しいものはあるではないですか。それに気づくような、「いいな」「すてきだな」と思う、そんな美的感性を培いたいと思います。振り返りが設定されていて、生活や社会とどう関わるか、考えられるように工夫されているのです。これが私は、とても良いと思います。

    さて、永井委員、塩田委員ともに日本文教出版を推していて、海東委員は、開隆堂出版と日本文教出版の優劣つけ難いという意見がございました。

    それでは、採択をします。

    委員の皆さんの意見を総括しますと、日本文教出版という意向がより強いようですので、日本文教出版を採択することで、よろしいですか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。図画工作については、日本文教出版を採択することとします。

    続いて、家庭について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、家庭の調査結果について、説明いたします。

    家庭の教科用図書は、2社から発行されています。

    現在使用している教科用図書は、開隆堂出版のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、制作実習や調理実習において、系統的に学習を進められるよう工夫されています。他教科との関連や発展的な内容、豆知識など、幅広く学習が展開する工夫もなされています。

    また、全ての題材について、問題解決的な学習活動が設定できるよう、三つのステップで構成されています。

    次に、開隆堂出版です。開隆堂出版の教科用図書は、日常生活の中から課題を見付け、解決策を考え、実践し、生活に生かせるよう、構成されています。全ての単元について、「気付く見付ける」「わかるできる」「生かす深める」の三つのステップで構成され、学んだことを実生活に生かす視点を持ちながら、見通しを持って学習に取り組めるようになっています。

    なお、2社とも、地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で説明を終わります。

    教育長 それでは、家庭について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    海東委員から、お願いします。

    海東委員 開隆堂出版を推薦します。

    第一に、「はむらの授業指針」にあります主体的な学びを実現させるために、生活を自分ごととして捉えることを重視している点にあります。この学びの出発点が、自分自身の生活を見詰めることからスタートしているところに、良さを感じます。

    また、課題解決のステップが示されていまして、課題を決める、計画を立てる、実践する、実践を振り返る、実践の評価と改善策という形で、解決から最後の振り返りまで、順番に示されていることが、取り組みやすさを感じます。

    さらに、誕生から現在、そして中学校への学びが、展望を示す部分もあり、家庭科の内容と関連のある教科との位置づけも示されているところも、特徴として良さを感じています。

    以上です。

    教育長 永井委員、お願いします。

    永井委員 開隆堂出版を推薦いたします。

    両社を比べるのが難しく、東京書籍は目次で「5年に学ぶこと」と「6年に学ぶこと」ということが明確にわかるような設定になっていまして、開隆堂出版は、先ほど生涯学習部参事の説明にもありましたけれども、目当ての3ステップが非常に分かりやすいつくりになっている。これは両方ともとても良いと思います。

    私はミシンをあまり使ったことがないのですが、ミシンの使い方で、ボビンの入れ方について、どちらを見れば私でもできるのかという具合に見たときに、開隆堂出版のほうが、よりイメージしやすくて、丁寧に感じます。

    優劣つけ難くて、恐縮なのですが、僅差で開隆堂出版を推薦したいと思っております。

    教育長 続いて、塩田委員、お願いします。

    塩田委員 私も開隆堂出版を推薦します。

    両社とも、学習の進め方や、三つのステップがあるということ、目当てについても甲乙つけ難いという感じがしたのですが、私もミシンのところで比べてみまして、ミシンの使い方、説明、名称は、イラストが大きくて分かりやすいのは東京書籍です。家庭科は実技が重要で、実技が主になる教科ですので、写真が見やすいことと、説明が分かりやすいことは、大事なことだと思います。ミシンのイラストが大きいのは東京書籍だったのですが、写真を載せているのが開隆堂出版で、比べると写真のほうが分かりやすく、説明文も分かりやすいです。

    そういう点は、「はむらの授業指針」の中の子供の視点で「誰もが参加できる」というところにつながって関連してくると思いますので、開隆堂出版を推薦します。

    教育長 私も今、塩田委員から意見がありましたが、「誰もが参加できる」ところで、これは調理や製作実習の手順が、全て見やすい横流れの構成になっています。

    それでは、採択をします。

    委員の皆さんの意見を総括しますと、開隆堂出版という意見がより強いので、開隆堂出版を採択することでよろしいですか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。家庭については、開隆堂出版を採択することとします。

    続きまして、保健について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、保健の調査結果について、説明いたします。

    保健の教科用図書は、6社から発行されています。

    現在使用している教科用図書は、Gakkenのものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、各単元が「気づく・見つける」「調べる・解決する」「深める・伝える」「まとめる・生かす」の四つのステップで構成されており、児童が学習の見通しを持って取り組めるように工夫されています。メモ欄や穴埋め欄、文章で記述する欄など、教科書に直接記入して、効率的に学習できる工夫が、各単元にバランスよく配置されています。

    次に、大日本図書です。大日本図書の教科用図書は、各単元において「つかもう、話し合おう、調べよう、考えよう」と、学習活動のポイントが示されており、児童が狙いを持って取り組めるよう工夫されています。

    また、1単位時間の学習の主な流れが示されていることで、学習展開の見通しを持って授業に参加できるように配慮がなされています。

    次に、大修館書店です。大修館書店の教科用図書は、全ての単元が、「課題をつかむ、話し合う、調べる、考える、まとめる」という三つのステップで構成されており、児童が見通しを持って学習に取り組めるよう工夫されています。他教科の学習内容との関連を示した記載もあり、学習した内容に広がりやつながりを持たせる工夫も見られます。

    次に文教社です。文教社の教科用図書は、資料に番号をつけて順を追って説明するなど、基礎的な知識を整理して、定着させるための工夫がなされています。

    また、児童が見通しを持って学習に取り組めるよう、それぞれの単元が二つから三つのステップで展開する構成となるよう整理されています。

    次に、光文書院です。光文書院の教科用図書は、写真やイラスト、挿絵などの資料を多く掲載し、多角的に学習できるよう工夫されています。各単元での学習課題を明示するとともに、「学習の進め方を知ろう」というコーナーで、学習への取組方を示すことで、児童が主体的に学習に取り組んでいけるようになるための支援をしています。

    次に、Gakkenです。Gakkenの教科用図書は、表題や見出しが見やすく表記され、キーワードにはアンダーラインが付され、また、具体的な場面などについて、児童がイメージを持ちやすいよう効果的にイラスト等を掲載しています。全ての単元を三つのステップで構成し、着目すべきポイントにはマークを用いるなどの工夫をしています。

    なお、6社とも、地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で説明を終わります。

    教育長 それでは、保健について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    塩田委員から、お願いします。

    塩田委員 Gakkenの教科書を推薦します。

    各社とも、単元ごとの学習の目当てがあり、分かりやすく説明されているのですけれど、その中でより学ぶ意欲が湧くようなもので、学習の流れも分かりやすいところで、選びました。

    また、二次元コードで健康チェックができるようなものが出てくるのですが、学習のまとめを書くシートや、健康チェックが、教科書とは違うものになっていて、ただ単に教科書を写したものではなくて、主体的に深い学びに向かうような工夫があると思いましたので、Gakkenの教科書を推薦します。

    教育長 永井委員、お願いします。

    永井委員 私もGakkenを推薦します。

    各社とも、基本的には同じような流れをつくる構成になっていて、Gakkenの毎時間の進め方が、課題に対してみんなで話し合って考えて、まとめて生かしていくという、その流れがシンプルで、同じ流れで学んでいくには非常に分かりやすいと感じました。

    「はむらの授業指針」でいうところの教師の視点の5、「三つの柱に即した手だてがある」という視点に、関連性もあると思いまして、評価いたしました。

    Gakkenを推薦いたします。

    教育長 海東委員、お願いします。

    海東委員 私もGakkenを推薦します。

    先ほどの家庭科と同様に、家庭科は自分自身の生活について学んでいく、高めていく教科です。この保健という教科も、自分と健康の関わりについて考えていく教科だと捉えています。

    最初に、「健康とは何か」ということでスタートし、健康について概念的な形成からスタートしているところが良い点です。

    そして、1時間の学習の進め方で、他社の教科書と明らかに違うのは、1番に振り返りがきています。自分の健康をまず振り返って、今の自分を見付けなければ、問が出てきません。1番に振り返りがきて、その経験を基に話し合ったり、調べたりしながら、学びを生かして、これを課題解決的な学習の学びとして設定しているところが、とても魅力的です。自分の健康との関わりを考えながら、さらにはこれを実践するところまで、チェックリストというのはそこまで考えているところが、とても良いと思います。

    ただ、この保健というのが、とても限られた時間ですので、効率的に、この課題解決的な学びを進めていく必要は出てくると思います。

    2点目ですが、「はむらの授業指針」の思考力・判断力・表現力を育てる視点で、三つの柱に即した手だてとして、学年に1単元ずつ、4時間配当で進めていくのですけれど、この1時間ずつに学習課題が示されている。そして、必ず小単元の中に、全ての小単元に各活動が入っていて、教科書に記入できるスペースがつくってあり、振り返りノートまでが二次元コードでセットになっているところも、とても使いやすいのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 私もGakkenが良いのですが、現代的な課題、特に性の多様性です。これは小学校で、思春期に入る前にしっかりと学べるということが非常に重要だと思っております。

    あるいは、がん教育もそうです。

    心の問題で言えば、いじめといったものがしっかりと取り上げられているのです。

    それでは、採択をします。

    委員の皆さんの意見を総括しますと、Gakkenという意向がより強いでの、Gakkenを採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。保健については、Gakkenを採択することとします。

    次に外国語について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、外国語(英語)の調査結果について、説明いたします。

    外国語(英語)の教科用図書は、6社から発行されています。現在使用している教科用図書は、光村図書出版のものです。

    まず、東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、単元の目標が詳しく示されていて、身に付けるべき力が明確に理解できるよう工夫されています。記述スペースが多く、教科用図書をワークシートのように活用できる箇所もあります。1単位時間で学習する内容が見開きに整理されており、見やすく使いやすい構成になっています。

    次に、開隆堂出版です。開隆堂出版の教科用図書は、気持ちや考えを伝え合うことを中心に据えて、自分のことを英語で伝える活動を積み重ねながら、力の定着を図る構成になっています。

    また、単元ごとに自己評価を記録するコーナーがあり、自身の成長や課題を把握しながら、学習に取り組んでいけるような工夫をされています。

    次に、三省堂です。三省堂の教科用図書は、「話す、聞く、書く、読む」の四つの技能がバランスよく学習できるよう単元の構成が工夫されています。それぞれの単元が「ホップ・ステップ・ジャンプ」の3段階で学習が展開するよう示されており、児童が学習の見通しを持って活動に取り組むことができるよう配慮されています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、「話す、聞く、書く、読む」の四つの技能の、どの力を身に付ける活動なのかを明示し、児童が目的意識を持って学習に取り組めるよう工夫しています。語彙にイラストを付してイメージを捉えやすくしたり、授業で活用するワークシートの完成見本を掲載して、ゴールイメージを持ちやすくしたりするなどの工夫も見られます。

    次に、光村図書出版です。光村図書出版の教科用図書は、各単元の学習のゴールが明示されていて、児童が見通しを持って学習に取り組めるよう工夫しています。

    また、単元の学習終了後に、さらに学びを広げる課題が設定されており、主体的な学習を支援しています。単元で取り上げる内容も、身近なことから徐々に広がっていくように工夫されています。

    次に、啓林館です。啓林館の教科用図書は、5年生で自分のことと他の人のこと、6年生で自分、地域、世界というように、徐々に視野を広げながら学習に取り組めるよう工夫しています。また、全ての単元について、学習のゴールが明示されており、児童が主体的に課題解決的な学習に取り組めるように構成されています。

    なお、6社とも地域性への配慮や多様性を尊重する視点について、課題となる点はありません。

    以上で説明を終わります。

    教育長 それでは、外国語について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    海東委員からお願いします。

    海東委員 光村図書出版を推薦します。

    まず、1点目です。既習事項を生かす工夫がされているところがあります。前学年までに学んだことが、スパイラルに次の学年の学習にまた使える工夫が見えます。また、さまざまな国の言葉や文化も扱われていまして、写真やイラストで異文化を理解する工夫が見られます。4技能のうちのコミュニケーションでは、聞く、話す力が重点的に取り上げられていまして、子供たちが書くというところにも、他社の教科書を見ると、書くということにかなり重点が置かれ、書き込みの部分が大きく空欄で盛り込まれていることが多いのですが、光村図書出版の場合にはコミュニケーションの目的が明確に出されていると思います。羽村の子供たちは、書くという活動について、羽村独自の英語ドリルが活用されていますので、教科書ではなく、この英語ドリルで代用できるのではないかと思います。

    以上です。

    教育長 続いて、永井委員、お願いします。

    永井委員 私も光村図書を推薦いたします。

    外国語の教科書は難しかったのですけれど、例えば東京書籍の教科書は情報量が多くて、英語の勉強ではなくて外国語という授業なので、社会のことや、生活のことを英語で学び、考える機会を設けてあり、とても面白かったです。

    開隆堂出版も、何社かについているマイディクショナリーや、開隆堂出版だとワード・ブックという小さな冊子がついているのですが、このワード・ブックというのが使いやすく感じて、私も日常生活で欲しいと思うぐらい読みやすく良かったです。

    中でも光村図書出版に関しては、二次元コードが教科書と直結していまして、コンテンツが使いやすくて面白かったです。この教科書とコンテンツがあれば1人でも学べるのではないかと感じました。

    「はむらの授業指針」でいうところの、子供の視点の「教材が魅力的である」や、教師の視点の家庭学習でも使えるというところにマッチしている深い学びができるのではないかと感じたので、光村図書出版を推薦いたします。

    教育長 塩田委員、お願いします

    塩田委員 私も光村図書出版を推薦します。

    英語、外国語を学習するのに、二次元コードから実際に英会話や、話をしているのを聞くことができ、1人で聞いて教科書を見ながら学習できることは、「はむらの授業指針」の中でも「個別最適な学びがある」というところに合致することもありまして、非常に大切だと思います。二次元コードが使いやすいことは一つ大きなポイントかと思います。

    また、単元ごとの目当ても何が身に付くのかということが、しっかりと書かれていて、知的好奇心が湧くと思いましたので、光村図書出版を推薦します。

    教育長 私も光村図書出版が良いと思います。二次元コードを見ますと、各ユニットのストーリーがアニメーションになっているのです。なかなか興味が持てない、あるいは苦手意識のある子供たちは、それだけでも随分違うのではないかと思いますし、「世界の友達」というところには動画も用意されていて、外国の生活や文化も理解しやすいと思ったところです。

    それでは、採択をします。

    委員の皆さんの意見を総括しますと、光村図書出版という意向がより強いので、光村図書出版を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。外国語(英語)については、光村図書出版を採択することとします。

    次に、特別の教科道徳について生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは特別の教科道徳、以下道徳科と呼称します。調査結果について説明いたします。

    道徳科の教科用図書は6社から発行されています。現在使用している教科用図書は学校図書のものですが、学校図書が道徳科の教科用図書の発行から撤退しましたので、今回は新規の採択となります。

    まず東京書籍です。東京書籍の教科用図書は、身近で考えやすい内容から徐々に深く考える内容になるなど、発達の段階に合わせて学習が展開できる構成になっています。各教材に考えを深める発問が付されているほか、他教科と関連づけて学習できるような工夫もされています。

    また、どの学年にも「いじめについて」「いのちについて」という項目があり、複数の教材を関連づけながら考えることができるよう工夫されています。

    次に、教育出版です。教育出版の教科用図書は、重点的な内容項目について、複数の教材を掲載し、重ねて指導できるよう工夫しています。

    また、学習の手引きのコーナーを掲載し、児童が自ら問題を発見し、主体的に考えを深めていけるような発問を設定しています。教材とコラムとをユニット化した構成になっていて、学びの広がりや深まりにつながるよう工夫しているほか、漫画形式の教材も取り入れるなと児童の興味を引く工夫も見られます。

    次に、光村図書出版です。光村図書出版の教科用図書は、それぞれの教材に取り上げる内容項目や、教材の内容について、導入にできる記載があり、また「考えよう・話し合おう」として、発問が明確に示されており、学習の展開に見通しが持てるよう工夫されています。

    さらに「つなげよう」の発問で、学習した内容項目について、今後の生活や他教科とのつながりの中でより深く考えていけるよう構成しています。付録として、話し合い活動の充実に資する資料もついております。

    次に、日本文教出版です。日本文教出版の教科用図書は、各内容項目につき一つの教材を掲載し、それ以外の事業については、各学校で教材を工夫して指導する構成になっています。各教材に「見つめよう・生かそう」として、自分の考えをまとめたり深めたりするための発問が付されています。

    また、学年が上がるにしたがってノンフィクションに基づく教材が多くなっていくため、より現実的な問題として捉え、自分ごととして考えられるよう工夫しています。

    次に、光文書院です。光文書院の教科用図書は、各教材の冒頭に、授業の導入として使える発問などが付されており、「かんがえよう」「まとめよう」「ひろげよう」として掲載されている発問と合わせて、学習のイメージが持ちやすいよう工夫されています。

    また、全ての学年で「命を大切にすること」「いじめを生まない心」に関することを重点ポイントとし、複合的に学習できるよう構成しています。

    挿絵や写真図なども豊富に掲載されています。

    次に、Gakkenです。Gakkenの教科用図書は、全ての教材に表題に加えて、副題を示して、教材の内容について、イメージしやすくなるよう工夫しています。

    また、主となる教材に加えて、トピックやコラムを配置し、学習を深めたり広げたりできるよう構成しています。キャリア教育や情報教育に関連する内容も取り上げているほか、いじめの防止に関する教材にはマークを付して、多角的に学習できるよう設定するなどの工夫も見られます。

    6社とも、地域性の配慮について、課題となる点はありません。

    また、多様性を尊重する視点については、どの社においても、いじめをなくす、人と人とが認め合う社会などを特に大切にするテーマとして選定し、多様性を認め、人権を尊重することの大切さについて重点的に取り扱っています。

    以上で説明を終わります。

    教育長 特別の教科道徳について、委員の皆さんから意見をいただきます。

    塩田委員からよろしくお願いします。

    塩田委員 私は光村図書出版か東京書籍で、迷っています。各社とも、一年生の一番初めのところの冒頭で、どのような学びをするのかという、学び方のページがあり、イラストと簡単な言葉で説明してあって、これなら1年生にも分かりやすいという印象が、ほとんどでした。

    その中で、どのような学びをするのかという説明が、その学年に合っているのか、学年に合った文章量なのかという点で見ていくと、光村図書出版か東京書籍か、非常に僅差で甲乙つけ難いという感じです。

    また、物語の後の発問が、国語的ではなくて自分を見詰めて多面的多角的な思考を進められるようなものであるのかどうかという視点で考えたときに、光村図書出版の方が、僅かな差で道徳的な視点である設問でした。

    光村図書出版のほうが6年生のところで物語の下の段に、学び方として自分に問いかけるヒントが書いてあり、そのヒントに答えていくと無理なく、ずっと考えを深めていけると思います。光村図書出版が良いのかとも思うのですが、そのヒントをそこまであげてしまって良いのかということを考えると、東京書籍のほうが良いのか非常に揺れています。

    以上です。

    教育長 続いて永井委員、お願いします。

    永井委員 難しいところなのですが、東京書籍を推薦したいと思います。

    今、塩田委員がおっしゃったとおり光村図書出版も良いつくりになっていまして、その二つを比べたときに、どちらかというと、東京書籍は集中して考える構成になっていて、光村図書出版は考えながら読んでいくという構成だと感じました。

    どちらが良いのかというところではあるのですが、道徳という教科の難しさというのもあるので、東京書籍は全般的にデジタルコンテンツが充実していまして、この道徳でも、スライドやイラストが充実して分かりやすいです。

    そういったところを鑑みて、東京書籍が良いという結論に至りました。

    以上です。

    教育長 海東委員、お願いします。

    海東委員 私も、東京書籍と光村図書出版の両社に絞り込みをしました。

    どちらも使いやすく工夫されている教科書だと思うところです。

    永井委員から意見がありましたように、東京書籍の二次元コードのところで、朗読の音声や、紙芝居など、発達に応じて活用できるコンテンツがあるというところです。

    国語の教科書と道徳の教科書が、同じものだという認識に立たないように、子供たちにとっては、読み物ではない、要するに、読解のものではないということが、どちらが認識に立てるのかというと、この二次元コードが、なかなか読み物に理解の届かない子供たちにとっては、個別最適化が図れるのではないかと感じました。

    以上です。

    教育長 特別の教科道徳については、今使用している学校図書がないものですから、新たな採択ということになります。委員の皆さんが取り上げたのは2社、東京書籍と光村図書出版です。

    私もこの2社に着目をしましたが、光村図書出版については、学習の手引き、「つなげよう」にキャラクターが出てきて、「もやもやん」というのです。そうはいってもできない自分を見詰める問いかけがあって、ともすると道徳というのはきれいごとで終わりがちなのだけれども、自分で一旦出したことを自分に深くもう1回問いかけて、本当に自分はそれができるのかというようなことは、非常に重要なことだと思いましたが、海東委員から意見がありましたけれども、私は道徳の授業改善の大きなポイントの一つに、僕は国語が苦手なのだけれども、週1回の道徳の授業は本当に楽しみだという子供を増やせるかどうかにあるのだというふうに思うのです。ですから、羽村市の校長会と教育委員会とで協働で作成した「はむらの授業方針」ですが、道徳の部分にも、教師が読んで聞かせるということが出ているわけで、ほとんど授業で子供に初発で読ませることは、羽村市の場合はしていないです。それから登場人物の心情を読み解くなどということについては、それは国語でしょうということをみんな思っております。

    何を申し上げたいかというと、二次元コードの中に、東京書籍は紙芝居があることに私は着目しました。なかなか教師の範読を聞いてもイメージが湧かない。そうした子供たちにとっては、この紙芝居やスライドショーが非常に役に立つのではないかと思いますし、両社には朗読の音声もあります。ですから、教師が読まなくても良いわけですけれど、紙芝居がついている、スライドショーがあるということで、東京書籍がよろしいのではないかと思います。皆さんいかがでしょうか。

    ここで採択をするというわけにいかないと思いますので、委員の皆さんにもう一度お返しをしたいと思います。ここからは、フリーで挙手をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。ちょっと時間をおきましょうか。お考えをまとめていただいて。

    それではいかがでしょうか。

    塩田委員 教育長。

    教育長 塩田委員。

    塩田委員 先ほど、道徳的な発問なのかということと、国語的になってしまうのかというところで比べましたとお話ししたのですが、実は東京書籍と光村図書出版は、低学年と高学年でそれが逆転しているというふうに感じたのも正直なところなのです。二次元コードでそこまで細かく比べる時間がなかったものですので、純粋に本の内容ばかりを読んで比べての結果です。二次元コードで比べていただいた永井委員の発言そして教育長の意見を伺っていて、東京書籍を信頼しても良いかと思いました。

    教育長 ほかにいかがでしょうか。

    永井委員 教育長。

    教育長 永井委員。のですが、やはり今、海東委員そして教育長の意見を聞いて、国語ではないというところで、国語は苦手だけれども道徳が好きという子供たちのことを考えると、自分で一生懸命読むということではなくてスライドや紙芝居を見て、それについて考えるというふうにリソースが絞れるのではないかと思います。やはり東京書籍が良いと思います。

    教育長 海東委員、いかがでしょうか。

    海東委員 東京書籍には、デジタルノートが巻末についていまして、学習の記録をダウンロードしながら撮りためていくことができます。

    1時間1時間の学びをしっかりと蓄積して、子供たちに、その子供の学びの良さや成長を返すことができる。そんなことにも活用ができるのではないでしょうか。

    その点からも東京書籍を推したいと思います。

    教育長 今の意見を伺っていて、デジタルノートいわゆる道徳ノートがあるということ、これは道徳の評価に深く関わることだと思います。子供たちが何を感じ、何を考えたのかということは、これは書いたもの、国語と違って、一言でもいい、その子の本当のその気持ちが表れた、一言、あるいは一句をもって評価できるわけですが、書かないとできないのです。子供たちも忘れてしまうので、とてもデジタルノートというのは、良かった。私もそれをお話すれば良かったと思いました。

    また、採択をする前に、委員の皆さんに一点報告があるのですが、昨日、本日欠席の羽村委員からメールをいただきまして、このような内容です。

    教科書については、学年の連続性などを鑑み、基本的には現在使用されている教科書が良いと考えます。道徳の教科書は、デジタル化の観点から、光村図書出版の教科書が好ましいと思います。ただし、どの教科書も甲乙つけ難く、前述のデジタル化のみで評価した結果ですので、教育長や委員の皆さんの意向に従います。よろしくお願いいたします。

    このようなメールをいただきましたので報告します。

    それでは採択します。

    委員の皆さんの意見を総括しますと、東京書籍という意見がより強いので、東京書籍を採択することでよろしいでしょうか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。特別の教科道徳については、東京書籍を採択することとします。

    長時間委員の皆さんお疲れ様でございました。

    これをもちまして、令和6年度使用小学校教科用図書の採択について審議を終了します。

    採択結果について、改めて確認したいと思います。学校教育課長からの報告を求めます。

    学校教育課長 それでは各教科結果について確認のため読み上げます。教科名、発行者、図書名の順に読み上げます。

    教科名、国語、光村図書出版「国語」。

    教科名、書写、光村図書出版、「書写」。

    教科名、社会、東京書籍、「新編 新しい社会」。

    教科名、地図、帝国書院、「楽しく学ぶ小学生の地図帳」。

    教科名、算数、東京書籍、「新編 新しい算数」。

    教科名、理科、東京書籍、「新編 新しい理科」。

    教科名、生活、教育出版、「せいかつ」。

    教科名、音楽、教育芸術社、「小学生の音楽」。

    教科名、図画工作、日本文教出版、「図画工作」。

    教科名、家庭、開隆堂出版、「わたしたちの家庭科」。

    教科名、保健、Gakken、「新・みんなの保険」。

    教科名、外国語、光村図書出版、「Here we go!」。

    教科名、特別の教科道徳、東京書籍、「新編 新しい道徳」。

    以上です。

    教育長 それでは、お諮りします。

    議案第26号 令和6年度使用小学校教科用図書の採択については、先ほどの審議結果を採択することで御異議ございませんか。

    (異議なし)

    御異議なしと認めます。よって、本案は先ほどの審議結果を採択することに決定しました。

    しばらく休憩します。10分ほど休憩させていただきます。

    令和6年度使用小学校教科用図書採択の件は審議を終了しましたので、傍聴人の皆さん、退席を希望される方はどうぞ退席していただいて結構です。よろしくお願いいたします。

    午後4時27分 休憩

    午後4時34分 再開

    教育長 会議を再開します。

    〔日程第3〕

    教育長 日程第3 議案第27号 令和6年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長。

    教育長 生涯学習部長。

    生涯学習部長 議案第27号 令和6年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について御説明いたします。

    本議案につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条の規定に基づき、令和6年度に羽村市の小・中学校の特別支援学級で使用する教科用図書を別紙のとおり採択しようとするものです。

    細部につきましては、生涯学習部参事から御説明申し上げますので、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習部参事 それでは議案第27号 令和6年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について細部説明をいたします。

    採択に関しましては、令和6年度使用羽村市立小・中学校特別支援学級教科用図書選定協議会要綱に基づき、小学校中学校それぞれに特別支援学級使用教科用図書選定調査委員会を設置し、調査・研究を実施しました。

    その結果が、令和5年7月24日の選定協議会に報告され、審査の結果、妥当であると判断されましたので、その結果を本委員会に説明するものでございます。

    お手元の資料にございます令和6年度使用小学校及び中学校特別支援学級教科用図書の一覧を御覧ください。

    特別支援学級においては、一人一人の実態に応じた指導計画に基づいて指導を行うことから、文部科学省検定教科書、文部科学省著作教科書、学校教育法附則第9条による一般図書の中から、児童生徒に応じた教科用図書を選定することとなります。

    今回の採択におきましては、栄小学校において、第1学年の国語及び算数が、文部科学省著作教科書、第2学年の国語及び算数が、文部科学省検定教科書の第1学年のもの、第3学年の国語及び算数が、文部科学省検定教科書の第2学年のものをそれぞれ選定し、それ以外は、中学校も含め全ての特別支援学級が、文部科学省検定教科書を選定することとなっています。

    説明は以上です。よろしくお願いいたします。

    教育長 以上で、説明が終わりました。

    これから質疑を行います。

    何か質疑ございますか。よろしいでしょうか。

    (質疑なし)

    以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第27号 令和6年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。

    (異議なし)

    異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第4〕

    教育長 日程第4 議案第28号 専決処分の承認を求めることについて〔教育委員会職員の人事について〕を議題とします。

    本案につきましては、人事案件でありますので地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項のただし書の規定により非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。

    (異議なし)

    それでは、本案については非公開とします。

    (非公開審議)

    (非公開審議終了)

    これをもちまして、令和5年第9回羽村市教育委員会臨時会を閉会いたします。ありがとうございました。

    午後4時40分 閉会

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

    ファクス: 042-578-0131

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