日時 令和6年10月15日(火)午後2時00分から2時20分
場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室
出席者の氏名 教育長 儘田文雄、教育長職務代理者 羽村章、委員塩田真紀子、委員 永井英義、委員 海東朝美
傍聴者 なし
議事日程 日程第1 会議録署名委員の指名について
日程第2 教育長報告
日程第3 教育委員会委員活動報告
日程第4 議案第41号 専決処分の承認を求めることについて[令和6年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について]
日程第5 報告事項 令和5年度図書館評価について
会議経過
教育長 ただいまの出席者は、5名です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和6年第12回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。
日程第1
教育長 日程第1、会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名します。
よろしくお願いいたします。
日程第2
教育長 日程第2、教育長報告を行います。
お手元の教育長報告事項を御覧ください。
前回の定例会から本日までの報告事項を一覧にしていますが、今日は、3つの事項について取り上げたいと思います。
まずは10月8日火曜日です。東京都市町村教育委員会連合会第1回研修会が、府中市市民活動センターで行われました。内容は講演会で、東京未来大学副学長の出口保行氏が、メインテーマを「言葉の力」、サブテーマを「かける言葉で子供は変わる、攻める防犯という考え方」と設定し、専門の犯罪心理学の視点に立ったお話を伺いました。
次は10月13日日曜日です。第55回羽村市文化祭のオープニングイベントと文化講演会、合唱演奏がプリモホールゆとろぎで実施されました。講演会の講師には、かつて羽村市の生涯学習審議会委員をお務めいただいた聖心女子大学教授の澤野由紀子氏をお招きし、「世界に広がる学びのまちづくり」というテーマでお話をいただきました。澤野先生には、平成24年制定の基本条例に基づく本市の生涯学習の取組を価値づけていただきました。
最後は、10月14日月曜日に実施した第1回市民スポーツまつりについてです。好天に恵まれ、健康フェアと同時に開催した催しに多くの市民にお越しいただきました。正午から行われた小学生のソーラン踊りには、100人を超える子供たちが参加し、素晴らしい踊りを披露してくれました。また、羽村特別支援学校の生徒8人と先生方、合計16人も運営等にお力添えを賜りました。
以上で教育長報告は終わります。
それではここまでのところ、何か御質問があればお受けをしたいと思います。いかがでしょうか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
教育長報告は以上で終わりました。
日程第3
教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。
教育委員会委員の9月17日から10月14日までの事務局で把握している活動については、別紙に記載のとおりです。
各委員から御意見や御報告等がありましたらお願いしたいと思います。
永井委員 教育長。
教育長 永井委員。
永井委員 教育長報告でもありましたが、昨日の市民スポーツまつり、私も海東委員と一緒に一部イベントに参加させていただきました。
スポーツのお祭りに健康フェアを合体させて、キッチンカーなども出て、すごい盛り上がりだったなと思いました。
部長に「結構お金かけたんですか」と聞いたら、ほとんどお金をかけてないという話で、やっぱり子供たちを引っ張るとか、ヴェルディの選手とか、目玉になる有名人を呼んで参加者を募るだとか、いろいろアイデアを出せば、あまりお金をかけなくても大きなにぎわいをつくれるんだなというのが非常によくわかるイベントで、参加した私も楽しくて非常によかったと思います。
また来年も大変かもしれませんけど、継続してやっていただければいいなと思いました。 以上です。
教育長 ありがとうございました。ほかいかがでしょうか。よろしいですか。
(質疑なし)
それでは、教育委員会委員活動報告は終了します。
日程第4
教育長 日程第4 議案第41号 専決処分の承認を求めることについて〔令和6年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部長 教育長。
教育長 生涯学習部長。
生涯学習部長 議案第41号専決処分の承認を求めることについて〔令和6年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕につきまして、説明いたします。
歳入歳出のうち教育費に係る部分につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、教育委員会の意見を聴取すべき事項と定められておりますが、令和6年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち、教育費に係る部分の意見聴取については、事前に教育委員会を招集し、御審議いただく時間の余裕がなかったことから、教育長に対する事務委任規則第4条第1項の規定に基づき、専決処分をさせていただいたもので、同条第2項の規定に基づき、教育委員会に報告し、承認を求めるものです。
細部につきましては、別紙の概要書を御覧ください。
今回の補正につきましては歳出のみで、教育費の補正額総額につきましては、2,138万1,000円です。
説明欄を御覧ください。
1の生涯学習センターゆとろぎ維持管理に要する経費につきましては、825万円の増で、こちらにつきましては、空調機器故障に伴う修繕料の補正予算です。
続きまして、2のスポーツセンター維持管理に要する経費です。こちらにつきましては、1,313万1,000円の増で、こちらにつきましてはスポーツセンターの屋上防水工事の実施に伴う増です。
以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑はございますか。
(質疑なし)
以上で質疑を終了します。
お諮りします。
議案第41号 専決処分の承認を求めることについて〔令和6年度羽村市一般会計補正予算(第3号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について〕は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
(異議なし)
御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。
日程第5
教育長 日程第5 報告事項 令和5年度羽村市図書館評価について、図書館長からの説明を求めます。
図書館長 教育長。
教育長 図書館長。
図書館長 それでは令和5年度羽村市図書館評価について報告させていただきます。
昨年度までは年度末に報告をさせていただきましたが、評価結果を迅速に図書館運営に反映させるために、今年度は前倒しして報告させていただきます。
令和5年度の自己評価について、まず令和4年度評価と基準や選択肢が変わった箇所について説明をさせていただきます。
1ページから6ページまでの「1基本的事項」「2図書館サービス」「3相互協力」「4開館時間、休館日」「5広報」については昨年度評価と変更はございません。
6ページをお開きください。
「6図書館資料」の(2)開架図書、資料構成と収集の範囲について図書館協議会からの意見も踏まえ、評価の基準を変更しました。ピンクの文字の部分が変更箇所になります。①の開架図書に対する年間購入冊数の割合ですが、これは蔵書の新鮮度を測る指標になります。昨年度まではAが7分の1以上、BがなくてCが7分の1未満という評価で、7分の1というのは約14%になりますが、羽村市図書館の実績としては、開架図書28万2,928冊に対して、購入冊数が5,311冊で、その割合が約1.9%となっており、この比率はここ数年、2%台から1%台の数字となっております。図書館協議会からは、「永遠にC評価のままでいいのか」、「14%以上の数字は羽村市として達成見込みがないのならば、羽村市に合わせた基準、羽村市と似たような図書館の状況と比較して変更したらどうか」というような御意見をいただいて、館内でも検討して、今年度評価を変更いたしました。変更に当たっては、近隣市や多摩地域というエリアにこだわらず、羽村市と人口規模が似ている関東地方の9自治体、長野県茅野市や埼玉県羽生市など、そういう似ている自治体をピックアップして、そこの図書館の開架図書と購入冊数の割合を比較しました。割合の平均値が3.59%で、中央値が3.76%で、最大が5.11%となったことから、Aを5%以上、新たにBを設けて、3%から5%、Cを3%未満としました。羽村市図書館の評価としてはC評価のままですが、開架図書の書棚の除架を進めながら、分母を減らしていき、3%台の数字は目指せない数字ではないと判断をいたしました。
②は昨年度までは地域館の開架図書が5万冊以上あるかとの基準でしたが、ここについては、①の対象とした9自治体に地域館がないところもありましたので、ここは多摩地域各自治体の地域館と言われる分館と小作台図書室のそれぞれ1平方メートル当たりの蔵書数を比較対象として、当該館を抽出して比較しました。小作台図書室の1平方メートル当たりの蔵書費は約130冊ですので、同じような7館の地域館を抽出して開架図書を比較しました。
その結果、蔵書数8万冊を超える大型館を含めた平均が4万3,586冊、含めない5館の平均が3万1,437冊となりました。そこで、評価基準に具体的な数字ではなくて、選択肢のほうで数字を挙げ、Aを4万冊以上、新たにBを設けて2万冊以上、Cを2万冊未満としました。その結果小作台図書室はBとなりました。
③は本館の雑誌のタイトル数になりますが、これも①と同じ自治体で比較し、150種以上を基準として選択肢を変更いたしました。その結果、羽村市図書館の評価はBとなりました。
④は地域館のタイトル数です。これも②と同じ地域館の雑誌タイトル数を比較いたしまして、40種類以上を基準として選択肢を変更いたしました。結果としてはC評価のままとなっています。
次に7ページ、「7、職員」の⑥館長の司書資格の有無についてです。従前の選択肢は有資格者、無資格者でしたがこれを有している有していないに変更いたしました。評価自体の変更はありません。
次に同じページの「9施設」の①になります。令和4年度評価では、12月まで3分室を設置していたことで、バリアフリーが不十分な箇所がありましたが、令和5年度は本館と小作台図書室の評価になりますので、「整備している」に変更しました。
以上が自己評価のうちの変更点、変更箇所となります。
次に9ページをお開きください。重点項目に関する評価になります。
令和5年度については、五つの重点目標を掲げ図書館運営を行ってきたところですが、全ての目標において達成またはおおむね達成できたと評価させていただきました。
職員の評価につきましては、図書館アンケートの結果からの評価となっていますが、令和5年度に行った図書館アンケートの母数が73件と非常に低い数字となっていることから、高い評価におごることなく、引き続き接遇の改善に取り組んでいるところです。
10ページの⑤除架、除籍に関する項目ですが、令和4年度から優先的、積極的に取り組んできたところですが、やはり、「本の横置き」の解消には至ってはいません。これも引き続き大きな課題として取り組んでいるところであります。横置きがなぜよくないかというと、横置きが発生する前段としまして、本棚に本が詰め込まれていて、もうそこに本が入らないので横置きになってしまうということで横置きが発生します。本がぎちぎちに入っているとなると、本が抜けにくくなったり、抜くときに本が破損してしまったりして、返却された本を正しい位置に戻すことができないという弊害が挙げられます。また横置きされた本が他の本の後ろに落ちてしまって、あるべきところにないというところで、またこれも支障を生じてしまうことになります。そのため、できるだけ横置きの本を減らすべく努力をしているところです。
次に11ページをお開きください。図書館アンケートの結果になります。
令和5年度では、紙でのアンケート用紙のほかに、LOGOフォームからの回答ができるように工夫をいたしましたが、2か月間の実施期間に対して73件しか回答がなく、大きな課題が生じたと認識をしております。
今年度も、10月の始めから11月末まで、今まさに実施中でありますが、広報紙やウェブサイトでの周知に加えて、アンケート等の記載台にのぼり旗を設置したり、LOGOフォームへのリンクの2次元バーコードを印刷したチラシを貸出しの際のレシートと一緒に配ったりした結果、今日現在の回収状況は、既に紙とLOGOフォームで併せて300件を超えており、多くの御意見が集まるものと期待をしております。
具体的な分析はこれからさせていただきます。
最後に図書館協議会による評価、御意見です。
サービス面に関する運営体制については、三分室閉室による代替サービス全体としては効果は現れつつあると評価していただきましたが、宅配サービスや図書館コンシェルジュに関しての周知不足が指摘をされています。
業務面に関する運営体制については、開館50周年記念事業の50年後に残したい本がとても高い評価をいただきました。一方で、やはり周知不足や記念誌の作成がなかったことへの指摘もありました。職員の対応につきましては、A評価をいただいたものの、専門職員の育成について御意見をいただきました。
次のハード面の施設整備では、計画的な施設修繕についての御意見がありました。
全体的な評価、御意見としては個別の意見を総括された内容となっています。事業や制度の周知不足に関する御意見が多くありましたが、いただいた御意見につきましては、図書館内で共有をさせていただき、周知についてはしっかりと伝えるべきところに伝えていくということを徹底するなど、既に改善を図るよう対応しているものもありますが、今後も利用者の視点に立った図書館運営に生かしてまいります。
以上、令和5年度羽村市図書館評価の報告とさせていただきます。
教育長 以上で説明が終わりました。これから質疑を行います。何か質疑ございますか。
(質疑なし)
お気づきの点がございましたら、事務局までお寄せいただきたいと思います。では以上で質疑を終了します。
これをもちまして、令和6年第12回羽村市教育委員会定例会を閉会します。ありがとうございました。
午後2時20分 閉会