
世界平和は人類共通の願いですが、中学生などの若い世代が戦争について学ぶ機会は、机上での学習が中心であり、戦争を体験した人が減っていくにつれて、直接話を聞き、戦争の悲惨さや平和の大切さについて考える機会が減少しています。
青梅市と羽村市では、両市の中学生が一緒に、戦争の実相を学ぶとともに、原爆が投下された広島市の原爆体験者の方などとの交流を通して、平和に対する学びや想いを深めることを目的として、「青梅・羽村ピースメッセンジャー事業」を実施しました。
令和7年度の様子はこちら(別ウインドウで開く)(動画再生ページ(Youtube)に遷移します)
事前研修:3回
出発式
広島訪問
事後研修:2回
派遣報告会
【6月27日(金曜日)】
グループごとに参加者が広島について知っていることや、広島で何を見て学びたいか等を話し合いました。それぞれの広島についての知識や、ピースメッセンジャーへの想いをグループで共有しました。
【7月12日(土曜日)】
大学生リーダーから「平和って?平和じゃないって?」という講義をピースメッセンジャーに行いました。平和学の観点を用いて、「平和」と「非平和」について考えました。また、日清戦争から第二次世界大戦、アジア・太平洋戦争に至るまでの歴史の講義を指導員から受けました。午後には多摩地域の戦跡である東大和市の旧日立航空機株式会社変電所を見学しました。
【7月24日(木曜日)】
西多摩地域在住の被爆者の会「多摩川会」の会長をされている、木村一茂さんから広島で被爆された当時のご自身やご家族の経験などをお聴きしました。また、指導員から原爆や、現地で見学する平和記念資料館の展示品についての講義を受けました。


ピースメッセンジャーが、学校関係者や保護者などに向けて、広島で学びたいことや体験したいことなどの抱負を述べ、広島訪問に向けた決意表明を行いました。
平和記念資料館や慰霊碑等の見学、原爆体験者の方から体験談を聞くこと、同年代の広島女学院中学・高等学校生と放射線影響研究所や江波山気象館を巡ることで、今も残る戦争の爪痕を「見て・触れて・感じ」、戦争の悲惨さや平和の大切さを学びました。広島女学院中学・高等学校生とは、東京と広島の平和教育について意見交換も行い、広島の中学生・高校生と自分たちの戦争や平和に対する意識の違いに驚きや、新しい気づきをもらうことができました。
また、主要軍事拠点として、広島大本営や中国軍管区司令部跡(旧防空作戦室)が設置されていた広島城を見学しました。




派遣報告会に向けて、広島訪問を通して何を知り、感じ、考えたかを自分たちの言葉で伝えるため、グループのメンバーや指導員と議論を行いながら、発表の準備に取り組みました。

派遣報告会では、はじめにピースメッセンジャー事業での取組内容について紹介した後、広島で学び、考えたことなどについての発表をグループごとに行いました。
羽村市長、青梅市長をはじめ、学校関係者や保護者、羽村・青梅の市民の方など、計177人が参加しました。

