市では、市内に飼い主のいない猫が多く繁殖していたため、平成26年度から「羽村市飼い主のいない猫の不妊去勢手術費助成要綱」に基づき、市内ボランティア団体と協力しながら、動物愛護と環境対策の観点から取り組みを進めています。
継続的な取り組みにより、飼い主のいない猫による被害などの相談件数は減ってきていますが、今後も継続して取り組んでいく必要があります。
飼い主のいない猫に困っている方は、小さなことでもかまいません。まずは相談してください。
【飼い主のいない猫について】
飼い主のいない猫は、生息環境の違いから、きちんと飼養されている猫に比べ、寿命が短く、健康状態も良好でない場合があります。
飼い主のいない猫の発生原因の一つには、無責任な飼い主が飼養する義務を放棄して、河原や公園などに捨ててしまうことがあります。猫を捨てることは法律で禁止されています。
【動物の愛護及び管理に関する法律第44条第3項】
愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。
飼い主のいない猫(ノラ猫)へ餌やりをすることは、必ずしも悪いことではありません。食事をする場所が確保され、その猫の生息地域で、生ごみなどの餌を荒らさなくなる効果もあります。
しかし、近隣の方々の理解が得られなければ、せっかくの餌やりの活動も、近隣トラブルを招く原因となってしまいます。
また、餌やりの方法についても、むやみに餌を放置する方法では、衛生環境を悪化させ、周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
餌やりについて困っている・悩んでいることがありましたら、気軽にご相談ください。
被害を低減させていくため、飼い主のいない猫(ノラ猫)には、不妊去勢手術は不可欠です。性成熟する前(生後6か月頃)に、雄、雌ともに行うことが望まれます。
飼い主のいない猫の寿命は4から5年と言われています。このため、不妊去勢手術を行えば、子猫の繁殖が防げ、少しずつ個体数が減っていくことになります。また、手術することにより性質がおとなしくなり、行動範囲が狭くなって、発情期の鳴き声やマーキングなども抑えられます。
飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費などの助成については、こちらをご覧ください。(別のページに移ります)