ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    令和2年度第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    • [2020年10月26日]
    • ID:14188

    令和2年度第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    日時

     令和2年9月11日(金曜日) 午後7時00分~午後9時07分

    会場

     羽村市役所4階 特別会議室

    出席者

     委員 若松仁(座長)、小暮小頼(副座長)、金子真吾、杉森祥吾、中根透、成瀬和子、山田竜也、井上肇彦、池田文子、長島富江、鈴木将史、雨宮奈々、渡辺祐治、米屋恵里、永松磨季

    欠席者

     委員  古川光昭

    議題

     1. 開会

     2. 議事

     (1)第1回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録について

     (2)羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて「羽村市の目指す生涯学習~これまでとこれから~」実施計画(基本施策1~3)

     3. その他

    傍聴者

     なし

    資料

     ・ 第2回 羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議次第

     ・ 資料7 羽村市生涯学習基本計画後期基本計画 取り組み状況

     ・ 資料8 羽村市生涯学習基本計画推進懇談会委員意見(平成25年度~令和元年度)

    -以下、事前配布資料-

     ・ 令和2年度 第1回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録

    -以下、第1回懇談会配布資料-

     ・ 資料5 生涯学習基本計画推進懇談会 令和2年度テーマ


    会議の内容

    1. 開会

    (事務局) 定刻になったので、令和2年度第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を開会します。

     本日は、お忙しいところご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。

     早速ですが、次第に沿って、会議を進めます。

     傍聴について報告します。本日は、傍聴を希望する者はいません。

     それでは、議事に入りますので、座長に議事進行をお願いします。


    2. 議事

    (1)第1回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録について

    (座長) 議事の1項目目、「第1回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について」を議題とします。

     第1回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会の会議録について、訂正や意見はありますか。

    (各委員) 特になし。

    (座長) 訂正や意見がないようなので、会議録については、窓口での閲覧や羽村市公式サイトに掲載します。


    (2)羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて「羽村市の目指す生涯学習~これまでとこれから~」実施計画(基本施策1~3)

    (座長) 議事の2項目目、「羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて『羽村市の目指す生涯学習~これまでとこれから~』実施計画(基本施策1~3)」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

    (事務局) (資料5、資料7、資料8、別冊「生涯学習基本計画後期基本計画」、「生涯学習基本計画後期基本計画 実施計画」により説明)

    (座長) 説明のとおり、本日は、第1回懇談会で配布された資料5「生涯学習基本計画推進懇談会令和2年度テーマ」に記載のとおり、実施計画で定める、基本施策1~基本施策3の事業内容について、意見交換していただきます。

     まず、基本施策1について、意見はありますでしょうか。

    (委員) 実施計画11ページの「児童虐待防止講演会」に参加した90人はどの様なことに不安や心配を感じて参加したのか、知りたいです。

    (事務局) 子ども家庭部子育て相談課の所管事業であり、市公式サイト等で調べた限りでは、参加目的等の詳細がわかりません。実施計画を作成する際に、各課から提出される事業実施の報告データを把握はしていますが、各事業の詳細な内容や記録は持ち合わせていません。申し訳ありませんが、本日はお答えできません。(後日、子育て相談課に確認したところ、「関係機関の職員等が知識を深めるため」、「テーマや講師に関心があったため」、「地域で児童虐待を防止するという目的に賛同するから」という参加動機であった。)

    (委員) この会議では、実施計画に記載されている個々の事業について質問や意見交換をして良いのか。どの様な視点で、取り組みを見て意見すれば良いのか、わかりません。

    (座長) 団体の推薦で委員になった皆さんには推薦団体から見た意見等を、市民公募委員の皆さんには羽村市で暮らしている中で感じたこと等をテーマに沿って、ご意見をいただきたいと思います。なお、各事業に関する質問は事務局でお答えしますが、内容によってはすぐに回答できない場合や後日調べた上でお伝えすることもあるので、ご了承ください。

    (事務局) 羽村市生涯学習基本計画について、改めて説明します。羽村市では平成24年6月に「羽村市生涯学習基本条例」を定め、市として生涯学習を推進していくための10年計画を作成し、そのうち平成29年度から令和3年度までの5か年計画とする後期基本計画を現在は進めています。

     この生涯学習基本計画は、教育委員会だけで推進するものではありません。各所管部署における、それぞれの取り組みを集約し、市全体で生涯学習を推進していくための計画です。つまり、実施計画の事業内容を表に記載している各担当課がそれぞれ事業を推進し、市全体として学習や学びの場の整備とこれを通して市民がいつでもどこでも誰でも学びに取り組めるための環境を作るために、循環型生涯学習の推進と生涯学習を通したまちづくりをテーマに掲げて、生涯学習基本計画を進めているところです。

     この会議では、皆さんが普段の活動の中で感じていることや日頃取り組んでいることと市の取り組みとを照らし合わせてご意見をいただければと思います。

     各事業の具体的な内容については、本日回答できる範囲でのみ回答することを、あらかじめご了解いただきたいです。

     昨年度も参加していただいた委員にとっては、会議の切り口が違うと感じると思いますが、第1回会議でも説明した通り、現在推進している5か年の後期基本計画を総括しながら次期生涯学習基本計画の策定に向かっていくために、市民の皆さんからさまざまな意見をいただきたいです。先ほど事務局が説明したのは、あくまでも市から見たこれまでの成果や課題です。皆さんが活動していて「市はそう言うけど、実際はまだまだこういうところが足りない、あるいは、強みだからもっとアピールした方が良い」等の意見があると思います。そういった意見をいただきたいです。

    (座長) 他に、基本施策1に関する意見はありますか。

    (委員) 新型コロナウイルスの影響が大きい中で、休校時期が長かったし体験事業がおおむね中止になっているが、子どもたちはどの様に過ごしていますか。また、情報教育に力を入れているという説明があったが、学校では具体的にどのような状況で、羽村市はどんな補助をしているのか、知りたいです。

    (委員) 小学校では、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前から、情報教育に力を入れて児童に情報活用能力を身に付けさせるための取り組みを始めていました。児童がプログラミング教育や情報モラル、基本的なICTに関わる知識や技能を計画的に身に付けるために、学校と羽村市教育委員会が連携して計画してきました。武蔵野小学校ではプログラミング教育の研究を2年間行いましたが、市内の小中学校がそれぞれ研究した成果を共有して情報交換し合って、どの学校でも円滑に情報教育に関わる知識が身に付くように取り組んできたところです。

     今年度は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大により、ICTの力が試される状況になりました。年度当初は自粛のために学校が休校したが、それまでに身に付けてきた力を活かして、保護者の力を借りながら、メールやYouTube動画も利用して、学校の状況や児童への言葉の投げかけ等を行いました。児童は、そのYouTube動画配信をよく見て、教師からの励ましや指示、宿題等を受け取ることで、苦しい状況下でも頑張って、約3か月間の学習に取り組むことが出来ました。

     この経験から、情報教育が本当に大事だということを改めて全職員が強く認識し、情報教育を教育課程の中にしっかりと位置づけて取り組む準備を終えたところです。また、万が一、再度の自粛生活を求められた際には、次の手が打てるように、さらに児童も自ら知識技能を得て、学習に遅れないような工夫ができるように、努力しています。

    (委員) 情報教育の取り組みとは、学校での授業のみでしょうか。児童のいる全世帯でインターネット環境等が整っているのでしょうか。

    (委員) 武蔵野小学校には、パソコン40台とiPad9台を設置しています。さらに、GIGAスクール構想により一人一台配備に向けて準備をしています。インターネットを介した学習のサイトや学習の仕方を教育委員会から紹介してもらい、もし家庭にインターネット環境がない場合は、申請書を書いてもらえれば学校のパソコンを使用することも可能としており、自粛中や放課後に使用したいとの申し込みが数件ありました。パソコンを持っていなかったりスマホをうまく使えなかったりする家庭には、ICT機器を使えるように工夫しています。

    (委員) 羽村第二中学校では、4月は休校、5月から分散登校(クラスを半分に分けて午前と午後にそれぞれ登校する)、6月から全校生徒が登校しています。生徒たちは直接会って、顔と顔を見て声を聞いて、触ったりぶつかったりと身体を動かすことにより、仲間づくりを大切にしているし、学校が始まって生き生きと活動していると感じています。生徒はどのように過ごしているのかと不安を感じられていると聞きますが、私自身は学校の状態を見て不安を感じることは一切ありません。マスクをしたり、大きな声で歌ったりすることはできない等の規制を除いては、通常の学校活動が出来ていますので、そういう意味では心配ないと思っています。ただし、委員が言っていた通り、年度当初の休校等、新型コロナウイルスの影響は誰もが未経験のことであり、不安がないはずはないと思います。

     情報教育については、羽村市教育委員会で来年度から開始できるように進めているGIGAスクール構想(パソコン等を一人一台所有)が実現しても、ICT機器について堪能な生徒が多いので、すぐに文房具の一つとして利用できるようになるのではないかと思います。

    (座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 小中学校に関して、運動の面ではどのような現状なのか教えてください。

    (委員) 何よりも感染を拡大しないために、通常の体育授業のカリキュラムの中でも感染リスクの低いものから、少しずつ取り組むようにして、年間の体育活動の見直しを行いました。児童同士の接触が少なくて共通で使う用具のない競技や一人で行う身体づくり運動、50m走等をやっていました。最近は状況を見ながら、安全面に最大限考慮し、用具の消毒等やルールを決めて、少しずつ実施可能な競技を増やしているところです。また、体育館や校庭は距離を保てる状況であればマスクを外しても良いことになり、少しずつダイナミックなことが行えるようになってきています。

    (委員) 熱中症防止対策により、運動時にマスクはつけていません。現在は特に大きな規制なく、通常通りの体育の授業を進めています。

     部活動は、夏休み中も時間を区切って2~3時間程度の活動をし、9月からは通常通りに活動しています。秋には中学2年生が行う新人大会がありますが、無観客にして感染症対策をすれば、東京都内全域で大会を開催できるようになったので、これまで言われていたような「中学3年生の最後の大会は出来ません」ということはなくなりました。最近になって、通常通りの活動を進めているところです。

    (座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 放課後子ども教室「はむらっ子広場」は体力づくりに関わってくると思いますが、週に2回行われています。しかし、周辺自治体の昭島市や福生市、八王子市では毎日行われています。また、コロナ禍で羽村市は休みですが、周辺自治体では実施しています。

     羽村市は実施回数を増やすことは検討していないのでしょうか。週に2回では、その日に習い事が入ってしまうと通うことが出来ません。例えば、学校に集まり、サポーターが見てくれると保護者としては安心で使いやすいです。

    (座長) 「はむらっ子広場」のコーディネーターを務めています。

     児童青少年課の事業で、市内小学校7校のうち5校は週2回、2校は週1回で行っています。基本的には実施回数を増やしていきたいと考えていますが、スタッフや指導員が不足して困っているのが現状です。補助金で運営しており、またスタッフの多くはボランティアであり、市外の人にも呼び掛けているが、なかなか集まりません。

     羽村市では7月から再開する予定でしたが、都内感染者数が急増したことにより、工事中の富士見小学校以外の小学校で9月から再開しました。

     子どもたちは参加して喜んでいますが、保護者には心配な面もあるということで、参加人数も昨年に比べると若干少ないところがあるようです。

    (委員) ボランティアでは限界があるという印象があります。他市では毎日実施できているので、羽村市の条例やお金をかけていくのかどうか、というところが今後の課題だと思います。

    (座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 令和元年度の「家庭教育セミナー」と「地域教育シンポジウム」の企画運営に携わりました。開催にあたって、いろんな人の協力を得ながら、とても素敵な事業にすることができたと思っています。しかし、PTAとして関わるようになって初めて、これらの事業の存在を知ったので、私のように積極的に関わる立場になるまで事業の存在を知らなかったのは残念だと感じました。

     事業に携わってみると、生涯学習基本計画はとても良い計画だと思いました。そこで、PRの仕方がもう少し変えられたらより素敵になるのではないかと思います。例えば、子どもが生まれた時や転入してきたタイミングで「こんなことやっています」ということがアピール出来たら良いと考えます。夫婦で郵便物に目を通すタイミングがあればいいけれど、妻が見ただけで通り過ぎてしまうこともあります。市主催のイベント告知を見て面白そうだから行ってみるという機会が、意外と少ないのではないかと感じています。

    (座長) 「地域教育シンポジウム」等の大きな事業は、テレビはむらで放映していて、市公式YouTubeでも一部配信されています。

    (事務局) 市主催のイベントの周知方法をいろいろ検討はしていますが、なかなか伝わらないのが現状です。委員の皆さんにとって、「こういう方法であれば自分のところに情報が届く」ということがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

     先ほど意見のあったように、転入された方にお知らせするのもいいですが、羽村市ではとても多くの事業を実施しているので、その全てを情報提供すると、ジャンルごとに分けたとしても、圧倒されて見なくなってしまうのではないかと思います。

     メール配信サービスも市民が登録してくれないと届きません。また、市公式サイトも見に来ていただかないと届きません。

    (委員) TwitterやFacebookを利用するという話が、昨年度の懇談会で意見がありましたが、私や私の友人は利用する機会が減ってきたと感じています。最近はLINEの方が毎日見ています。例えば、市公式LINEアカウントがあって、ほしい情報ジャンルを選べて、情報を受け取れると良いと思います。

    (委員) 若い世代の連絡手段は基本的にLINEであり、メールも使っていません。

     他の方法として、情報共有が速い若い世代の人を利用すると良いと思います。私は市内の飲食店でアルバイトをしていますが、私がその店を友達に紹介して、さらに市内の飲食店をどんどん知っていくということが以前にありました。SNSを利用するのも良いですが、アナログに人を使うのも良いと思います。発信するのは、若い世代の人の方が得意だと思います。

    (委員) 子育て世代です。図書館によく行くので、子どもが本を借りたときにチラシを渡す等、図書館で宣伝すると良いと思います。保護者としては、あまりスマホを見てほしくないので、本を借りたついでに情報を知る機会があると良いと思います。

    (委員) 生涯学習基本計画の存在を知っている人がおそらく少ないと感じています。「生きていく間にいろいろ学びましょう」と生涯学習という看板をうまく掲げてブランド化をすると良いと思います。

     例えば、先ほど意見のあった、図書館や飲食店は市民が多く出入りする場所だと思うので、直近の事業をアピールして、少しでも参加者が増やすことが出来たら良いと思います。

    (座長) 図書館にポスターやチラシが掲示されている事業もあります。また、田んぼ体験のポスターを駅前の駄菓子屋に貼らせてもらったこともあります。こういったことを増やすと良いと思います。

    (委員) 子育てが終わる世代です。資料に書いてある内容は、ほとんど「広報はむら」や「はむらの教育」等の情報誌に掲載されているのを見ています。これまでの懇談会でも、若い世代はこれらの情報誌を見ないという話がありました。もう少し、生涯学習事業について充実した内容を載せると良いと思います。事業名と開催日時だけではなく、例えば「昨年度の状況はこういう内容でした」等のような内容を盛り沢山にすることで、さらに目に留まりやすくなるのではないかと感じています。

    (委員) ゆとろぎの開館当初から、ゆとろぎ協働事業運営市民の会で保育室の運営スタッフとして、また講座等を企画する学習文化部会にも関わっています。2か月に1度、「ゆとろぎイベントガイド」を「広報はむら」と一緒に全戸配布しています。反響の大きい事業はものすごく見られているけれど、中でも高齢者であるほどきちんと見ていて、若い世代であるほど見ていないという印象があります。情報発信の方法については、ゆとろぎでもさまざまな工夫をしてきているのですが、先ほどのLINEという意見は賛同できます。私も市公式Facebookをフォローしたり、メール配信サービスに登録したりしていますが、LINEで情報が得られて、なおかつ写真を掲載したりできたら、より興味を引くことができるのではないかと思います。

     最近の「広報はむら」は写真がメインになり、特に表紙が一新されて目に留まりやすくなりました。広報がカラーになり、質が良くなり、写真も良くなり、と進歩しているにも関わらず、若い世代の心をつかむことが出来ていないのが残念です。

    (委員) 市主催の事業は、発信する側と受ける側にギャップがあると感じています。自分が興味持ったものは見ると思うが、「生涯学習」と書かれると難しそうだと感じてしまう。記事を全く見ないで廃棄してしまう人もいると思います。事業をたくさん列挙するのではなく、単刀直入にわかりやすい言い回しで、市民が興味を引くようなものだと良いと思います。

     LINEは若い世代には良いと思うが、高齢者はできない人も多いです。しかし、教育もオンラインでやるような時代になってきたことを思うと、SNSに移行するのも必要だとは思います。

    (座長) 情報発信については、ここまでで打ち切ります。

     他の施策について意見交換していただきたいと思います。例えば、基本施策1施策3「地域で学ぶ多様な体験学習」のうち青少年健全育成事業について、意見等ありますか。

    (委員) 「青少年健全育成の日事業」は、例年11月最初の土曜日・日曜日にゆとろぎで開催しており、年間を通して青少年の健全に対しての顕著な活動をした人の表彰や市内小学校児童による模擬店出店、お化け屋敷や手品を披露するイベントを実施しています。

     7月に子どもと大人が一緒に市内の清掃を行っていて、これに関するポスターコンクールも行っています。

     「田んぼ体験」とは、市内小学校で参加希望した児童が、6月から10月にかけて田植えから脱穀までを体験しています。小学5年生向けの羽村学の一つです。

     「少年少女球技大会」は、女子はキックボールで男子はソフトボールで、5月頃から練習を始めて7月に町内会対抗で大会を実施しています。

     「大島・子ども体験塾」は、大島に2泊する事業です。

    (座長) 後期基本計画70ページの「平成28年度東京都児童・生徒体力・運動能力」では、羽村市は東京都の平均をほとんど上回っています。特に小学6年生女子、中学1~3年生女子は東京都に比べて非常に高い点数です。これは、「少年少女球技大会」が影響する等、要因はわかっていますか。

    (委員) キックベースの監督を務めています。小学6年生が1時間半の練習をしていますが、とにかくよく走ります。アップのためにダッシュを数本やり、その後しっぽとりを3本くらいやり、さらに練習終わりにはコートを数周走ります。羽村第三中学校では、運動部に入る子が多く、小学生時代に培った体力を継続して、部活動をやっていると思います。

    (座長) 体力格差で、羽村市は優秀であるという一つの目安になると思います。

    (委員) 体力測定に関する数値について、10年ほど前の羽村市は、東京都の平均を下回っていたと思います。羽村市で15年ほど前からジュニア駅伝大会や陸上大会、水泳大会等に各学校で取り組み、大会に出場するようになりました。羽村市教育委員会と羽村市陸上競技クラブが協力して実施してきましたが、特に学校で走ることに重きを置いて、放課後に教員が児童生徒を集めて練習するなどした結果、羽村市の体力測定の数値がだんだん上がって、いつの間にか都平均を毎年上回るようになりました。

     詳細なデータをみると、ソフトボール投げの記録は30年前に比べて悪くなっています。その原因の一つは、30年前に比べてソフトボールをやる子が少なくなったことが数値として表れたようです。一方で、走ることはかなり重要視されているので、数値が平均的に上がってきていて、運動しようと意識が羽村市民の中にあると感じています。

    (座長) 他に、環境学習の充実として「大島・子ども体験塾」や「羽村×八丈エコ教室」があります。

    (委員) 「羽村×八丈エコ教室」にリーダーとして参加したことがあります。羽村市と八丈島の環境の違いを学べたことや実際に島を訪れて島の人たちと交流してたくさんの人と出会えたのが良かったです。団員として参加した子どもにとっても、小学6年生から高校生まで幅広い学年で学校も違う人と過ごせたことは、とても良いと思います。小学生にとっては中学生になったときに知り合いがいるということ、知り合った友達がいるということだけでも学校に通いやすいと思います。

    (座長) 船で片道10時間半ほどかけて八丈島に行きます。水平線が見える中を船でずっと進んでいくのは貴重な経験だと思います。

     他に意見等ありますか。

    (委員) 人権擁護委員を務めたことがあり、小学生を対象に人権教室を開催しました。地域と行政が一緒に何か計画するときや法務省と文部科学省が同じような事業を推進しているのをみて、縦割り行政だと感じました。もっと横のつながりを重視して物事を進めたらいいと思います。

     他に、小学校では競争で順位をつけないという「ゆとり教育」が過去にありました。その当時は、「知らない人と話してはいけない」という教育だったからか、児童に挨拶しても返事がありませんでした。最近は子どもから話しかけてくれますが、教育の影響力は恐ろしいなと思いました。

     教育委員会と学校だけでなく、地域と学校、町内会と学校といった、地域と学校とのつながりを強く持つことが必要だと思います。

    (座長) 一中校区で学習コーディネーターを務めています。現在も学校と地域を結ぶことを目指しています。これからも、つながりがより円滑になるよう努めたいと思います。

    (委員) 二中校区では、学校と保護者、地域の人が協力して、オリパラ教育の一環としてスポーツ教室を実施しています。昨年度はサッカーチームのFC東京を迎え、小学生や中学生のサッカー部の生徒等が参加しました。

     他に、定期試験前1週間程度は、地域の町内会館を借りて学習会を開催しています。

     羽村第二中学校では、祭りも含めたさまざまな行事を通して、地域の人たちと密接に関わることが出来ているという実感があります。これからの学校づくりは地域の協力がなくては出来ないと思うので、サポートし合いながらお互いに連携を進めていけたら理想的だと思います。

    (座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 「はむら人ネット」(実施計画14ページ)について、何年くらい前から実施しているのか、登録者数は他市と比べて多いのか少ないのか、登録者はどのように募集しているのか、知りたいです。

    (事務局) 「はむら人ネット」は、市公式サイトに“指導者登録”と“制度利用”に関するページを掲載しています。また、指導者一覧を年に一度発行して、町内会や学校等に配布したり市内公共施設に掲示したりしていることで、制度の周知を図っています。

     いつから実施しているのかは、データがないので本日は回答できません。

     他市の登録者数について、青梅市では44項目登録されていて、1人の指導者が複数項目登録しているようなので、羽村市とほぼ同じ登録者数です。なお、実施計画に記載している登録者数と項目数は令和2年2月末時点であり、3月に1人新規登録がありました。最近、登録したいという問い合わせが増えてきています。

     指導者の募集方法は、市公式サイトに掲載しているのみで、定期的にアナウンス等はしていません。ただし、指導者一覧を年に一度発行したり人材バンク制度の周知を年に一度「広報はむら」に掲載したりすることで、制度を知って登録の問い合わせをする方がいます。また、「自分の持っている能力を活用してほしい」という相談が市役所に入ったら人材バンク制度を紹介し、そのまま登録する方もいます。

    (委員) 例えば、学校で人材を探している場合、生涯学習総務課に問い合わせをして、生涯学習総務課が指導者を派遣することはありますか。

    (事務局) 学校事業を担当する学校教育課が「はむら人ネット」に登録している指導者を講師として学校に派遣することはあります。生涯学習総務課が学校から直接相談を受けることはありません。

    (委員) 指導者をもっと増やせると思います。例えば、中学生が職場体験をする企業の社員で「手伝えることがあればやります」という人材がいると思います。羽村市内には企業がたくさんあるので、活用することで、地域とつながることもできると思います。

    (座長) 小学校の「プロから学ぶ」という授業で人材バンクの指導者一覧を参考にすることがあります。

    (委員) 「はむら人ネット」の指導者の年齢層は。

    (事務局) 現時点では、41歳から89歳まで。

    (座長) 高齢者で定年退職した人等のうち、時間的に余裕のある人が多いのでしょう。仕事をしている人や子育て世代が指導者に登録するのは難しいと思います。

    (委員) 実施計画に「授業や部活動等で活躍できる」と記載されているが、私が小中学生だったら、近い年齢の高校生や大学生の話が聞きたいと思います。大学生でも時間がある人はいると思うので、若い世代に対しても、指導者登録を呼びかけると良いと思います。

    (事務局) 参考にさせていただきます。

    (座長) 以前、東京大学に合格した人に勉強方法を教えてもらう事業を計画したことがあるので、そのような項目もあると面白いと思います。

    (委員) 若い世代の人を使ったら、もっといろいろなことができると思います。若い世代をどう引き寄せるか、どう使うかが今後は重要だと思います。

    (座長) 各学校区の学習コーディネーターにも共有して、考えていきたいです。

     他に意見等ありますか。

    (委員) 意見のあった、放課後子ども教室「はむらっ子広場」はどの施策に記載されていますか。

    (事務局) 生涯学習基本計画に記載はないですが、広い意味で、基本施策1「家庭・地域で育てる子どもたちへの支援」に含まれると考えます。

    (座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 新型コロナウイルスの影響はすごく大きく、体験学習が実施しづらい状況だと思いますが、先ほど話に出た事業は実施するのでしょうか。また、中止する場合はどの様にフォローしていく計画なのか知りたいです。

    (座長) 「青少年健全育成の日事業」は表彰式だけ行い、模擬店やアトラクションは中止です。「田んぼ体験」や「地域教育シンポジウム」、学校の移動教室と修学旅行も中止です。

    (事務局) 三密が避けられない事業や不特定多数の人が参加する事業等、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を万全にできないことから、今年度の大きな市主催事業はおおむね中止にしています。

     中止にした事業をどのようにフォローしていくかというと、一日も早い収束を願いながら、安全対策をして規模を縮小すればできる事業を少しずつ実施し、時期を変えて実施する等の代替案を検討しています。

     実施方法等を変更できる事業は可能な限り実施していきたいと考えていますが、感染防止対策に万全を期せないものは中止とさせていただいています。実施時期の変更等も各担当部署で検討はしていますが、実際は事業の実施は難しいことが多いです。

    (委員) 次期の生涯学習基本計画を策定する上で、制約のある現状を踏まえて計画していく、こういう状況になってもこういう風に対応したい、等についても記載すると良いと思います。

    (座長) 各学校では、修学旅行や移動教室が中止になったことを受けて、思い出づくりとなる代替案を練っているところです。

     コロナ禍が今後どれくらい続くかにもよるが、現状を10か年計画である生涯学習基本計画に反映するのは難しいと思います。

    (事務局) 意見交換していただいている実施計画は、新型コロナウイルスが流行する前に作成したものです。

     仮に新型コロナウイルスが収束したとしても、感染症防止対策は引き続き求められるということを考慮する必要はあると思います。しかし、新型コロナウイルスによる大きなダメージは確かに受けているものの、生涯学習基本計画という大きな計画の中で、事業を一気に縮小するというわけではないと考えています。来年度の実施計画については、現状をブラッシュアップしながら、現行計画の延長線上で実施していくと現段階では考えています。

    (座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 基本施策3「生涯を通したスポーツ実践への支援」の計画で、スイミングセンター改修工事設計(実施計画41ページ)とありますが、スイミングセンターは現在工事していて、水泳大会が中止になったと聞きました。これは当初の計画通りなのでしょうか。

    (事務局) スイミングセンターは、現在改修工事を行っています。老朽化に伴って天井の一部が剥がれ落ちてしまったことにより、天井の張り替えを含めた全館の改修工事を年内には完了する予定で進めています。スイミングセンターを臨時閉館しているので、水泳大会を含めた各種大会が中止となっていますが、来年度以降は通常通り大会等も実施する予定です。

    座長) 他に意見等ありますか。

    (委員) 幼稚園の運動会を開催するのに、富士見小学校の校庭を借りようとしたら定員は50人まで、富士見公園を借りようとしたら定員は30人までと言われました。この定員はどういう根拠によるものなのでしょうか。

    (事務局) 新型コロナウイルス感染拡大防止に万全を期すために、富士見公園についても、これまでの利用実績を踏まえて、できるだけ密を避けられると想定される人数に規制をさせていただいています。グラウンドを行事で使う場合などの人数規制については検討しているところなので、感染拡大の状況を踏まえながら、随時お伝えしていきたいと思います。

    (委員) 実施計画ではスポーツの推進を掲げていて、羽村市には良い施設があるので利用したいと思います。しかし、富士見公園の定員30人とは、どこからくる数字なのでしょうか。ソーシャルディスタンスで2メートルの間隔を空けたとしても、富士見公園のCグラウンドであれば250人程度は入るのではないでしょうか。感染症対策をしながらスポーツもできるようにバックアップするという立場でスポーツセンター職員の指導があると良いと思います。感染症対策で市民のスポーツを制限するということと実施計画にあるように市民の体力増進をしたいということを考えると、富士見公園の広さで定員30人はもったいないと思います。定員数の根拠はどこにあるのでしょうか。

    (事務局) 富士見公園のグラウンドは主にサッカーで使用されることが多いと聞いています。球技は常にグラウンド全体を使ってソーシャルディスタンスをとれないことも想定しつつ、あまり過度に密にならないように、これまでの利用実態を踏まえて、教育委員会が定員を定めました。

     屋内と違って、屋外は2メートルのソーシャルディスタンスをとることが求められているだけで人数制限の基準が示されていません。

     先日、東京都による規制が一段階緩和されたこともあり、大会やイベント等での利用について、東京都や関係団体によるガイドラインを参考にしながら、人数規制を再検討しているところです。できる限りスポーツ機会を創出したいと思いますが、一方では西多摩地域で感染が拡大していることもあり、状況を注視しながら検討しています。

    (座長) 時間なので、本日の議論は終了します。

     次回、第3回懇談会は、基本施策4~基本施策6の事業内容について意見交換していただきますので、よろしくお願いします。


    3.その他

    (座長) 「その他」として、事務局から連絡等はありますか。

    (事務局) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策により、今回の第2回会議を1回延期させていただきました。つきましては、最終回である第4回会議の日程を決めていただきたいと思います。(第4回の開催候補日を提案)

    (座長) 事務局から提案のあった開催候補日の中で、欠席者が一番少ない日に決定します。

     <日程調整>第4回懇談会12月8日(火曜日)午後7時~

     他に、事務局から連絡等はありますか。

    (事務局) 次回、第3回懇談会は、10月16日(金曜日)午後7時から、会場は特別会議室を予定しています。次回開催にあたり、必要な資料などがありましたら事務局にお申し付けください。事前に用意できるように対応します。

    (座長) 委員から質問はありますか。

    (各委員) 質疑なし。

    (座長) 第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を閉会します。皆さんのご協力ありがとうございました。

    (事務局) 座長におかれましては、議事進行ありがとうございました。また委員の皆さんにおかれましては、貴重なご意見をありがとうございました。

     次回会議の開催通知を会議日の1週間前までには発送します。また、本日の会議録についても、事前に送付しますので、確認してください。

     本日は長時間にわたり、大変ありがとうございました。

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

    電話: 042-570-0707 

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム