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    令和2年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    • [2021年2月17日]
    • ID:14713

    令和2年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    日時

     令和2年12月8日(火曜日) 午後7時00分~午後8時25分

    会場

     羽村市役所4階 特別会議室

    出席者

     委員 若松仁(座長)、小暮小頼(副座長)、金子真吾、杉森祥吾、成瀬和子、古川光昭、山田竜也、井上肇彦、池田文子、鈴木将史、雨宮奈々、渡辺祐治、米屋恵里、永松磨季

    欠席者

     委員 中根透、長島富江

    議題

     1. 開会

     2. 議事

     (1)第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録について

     (2)羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて「羽村市の目指す生涯学習~これまでとこれから~」実施計画(基本施策7)、第2回~第4回会議を通しての意見やこの懇談会に参加した感想

     3. その他

    傍聴者

     なし

    資料

     ・ 第4回 羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議次第

    -以下、事前配布資料-

     ・ 令和2年度 第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録

    -以下、第2回懇談会配布資料-

     ・ 資料7 羽村市生涯学習基本計画後期基本計画 取り組み状況

     ・ 資料8 羽村市生涯学習基本計画推進懇談会委員意見(平成25年度~令和元年度) 


    会議の内容

    1. 開会

    (事務局) 定刻になったので、令和2年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を開会します。

     本日は、お忙しいところご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。

     早速ですが、次第に沿って、会議を進めます。

     傍聴について報告します。本日は、傍聴を希望する者はいません。

     それでは、議事に入りますので、座長に議事進行をお願いします。


    2. 議事

    (1)第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録について

    (座長) 議事の1項目目、「第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について」を議題とします。

     第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会の会議録について、訂正や意見はありますか。

    (委員) (訂正する旨の発言があり、了承された。)

    (座長) 他に、訂正や意見はありますか。

    (各委員) 特になし。

    (座長) 他に訂正や意見がないようなので、会議録については、窓口での閲覧や羽村市公式サイトに掲載します。


    (2)羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて「羽村市の目指す生涯学習~これまでとこれから~」実施計画(基本施策7)、第2回~第4回会議を通しての意見やこの懇談会に参加した感想

    (座長) 議事の2項目目、「羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

    (事務局) (資料7、資料8により説明)

    (座長) 説明のとおり、本日は、基本施策7について意見交換していただきます。なお、個別の事業について質問された場合に事務局は本日回答できる範囲でのみ回答することをご了承ください。また、あくまでもご意見を述べる上での確認として質問するように協力をお願いします。

     資料7に記載されている「現状と課題」を参照して、皆さんが市内で暮らし活動していて感じているものとの違い等、今後もより実効性のある計画となるように意見交換をお願いします。

     それでは、基本施策7「学習環境と支援体制の充実」について、意見等ありますか。

     例えば、「市民活動団体ガイド、団体・サークルガイド」や「市民活動情報紙きずな」、「はむら人ネットガイド」、「まちづくり出前講座」などが発行されています。私は仕事で人材を探すために「はむら人ネットガイド」を参考にすることがあり、市公式サイトでも検索できます。

     これらについて意見等ありますか。

    (委員) 「市民活動団体ガイド、団体・サークルガイド」には、羽村市文化協会の加盟団体も掲載されています。委員の皆さんは、このガイドを見たことはありますか。また、見たことのある場合には、改善点や興味を持ったものについて教えてほしいです。改善点はガイド発行の担当課に伝えたいと思います。

    (委員) これまでに、ガイドを見てサークルに入りたいと問い合わせをしてくれた人がいました。また、西多摩新聞のサークル紹介記事を見て問い合わせをしてくれる人もいます。新聞やタウン誌など、市が発行している情報誌以外の活用にも有効な面があると思います。

    (委員) 「ゆとろぎイベントガイド」の編集に携わっています。2か月に一回の発行のため、情報量が多くて紙面が狭いと感じています。表面は写真などでしっかり見やすいようになっていますが、詳細を掲載している裏面はすごく字が小さくなっています。高齢者は紙で見ることが多いのに、文字が小さくて読みにくいという意見があります。以前は毎月発行していたので、紙面にも余裕がありましたが、2か月に1回の発行では紙面の広さを2倍にしたいのですが、1枚にまとめてしまっています。毎月発行だと作業も費用も大変だと思いますが、例えば「広報はむら」などに少しずつ情報を分散して読みやすくできたら良いと思っています。

    (委員) 「サークルガイド」をみて団体に参加したいという市民がいるのは良いと思いますが、もう少し親しみのあるようなものであれば、もっと良いと思います。絵などがあった方が見やすいと思います。

     「ゆとろぎイベントガイド」の裏面は、教育委員会主催共催事業の公演、ゆとろぎ主催事業の講座申し込み、一般利用者の3段階に分かれています。ゆとろぎを利用する一般市民の情報欄がとても小さくて見えません。市民を大事にしていただければ良いと思います。もちろん、ゆとろぎ主催事業も大切ですので、今まで通りイベントガイドに出していただいて良いのですが。しかし、市民が個人個人で一生懸命活動している姿を情報紙でも見ることが出来れば、また元気が湧いてくるのではないか、元気をもらえるのではないかと思います。大きな字で一般利用者の欄も掲載してもらえればうれしいです。

    (委員) 生き生きと活動しているサークルがたくさんあります。生きがいとして、仲間と集って一緒に楽しみを見つけていくということが重要だと思います。そこで、「団体・サークルガイド」をもっと充実させたり、若い世代の活動も取り上げたりするなど、写真を掲載して活動の紹介をすることで幅広く宣伝できる情報誌があると良いと思います。やりがいとか生きがいというのは生涯、持っていなければいけないものだと思います。やりがいや生きがいを持ち続けられる市内の活動を取り上げられる機会がもう少し欲しいと思います。

    (座長) ありがとうございました。

     他に、「まちづくり出前講座の実施」という計画がありますが、これはどのような事業でしょうか。

    (事務局) 「まちづくり出前講座」は、市民が知りたいことについて、羽村市の職員や官公署等の職員が、依頼のあった市民の集会等で講座をするという事業です。

    (座長) メニューの一覧は学校などに毎年度配布されていて、例えば「地域・PTAの広報紙づくり」や「マイナンバー制度」、「知っておきたい国民年金制度」、「スポーツセンターの上手な使い方」などの講座が提案されています。

     学校以外の一般団体や町内会、青少年対策地区委員会でも利用できるのでしょうか。

    (事務局) 市内に在住、在勤もしくは在学している方で、受講者が10人以上見込め、会場を用意することのできる団体での利用が可能です。なお、出前講座を注文するために一時的に作った団体でも構いません。

    (委員) 町内会では、防災関係やマイナンバー制度などを依頼したことがあります。各町内会が必要に応じて依頼しています。私の町内会は単独では人が少なくて依頼に必要な人数を集められないので、4町内会合同で開催して、出前講座を依頼しています。

    (座長) ありがとうございました。

     他に、「広報活動の充実」という計画があります。羽村市公式ツイッターや動画アカウントを見たことはありますか。(ツイッター0名、動画1名)

     実施計画82ページには、「ツイッターの運用」において「フォロワー2,264件(令和2年3月16日時点)」とあります。令和2年10月22日時点は約2,500件に増加していました。なお、同じ日に近隣市町を調べたところ、あきる野市公式ツイッター「るのびと(あきる野市広報)」518件、「あきる野市(防災・防犯)」1,033件、福生市公式ツイッター「福生市あんまちツイッター」1,320件、瑞穂町257件、青梅市は見つかりませんでした。このように、近隣市町と比べると、羽村市のフォロワー数はかなり多いようです。

     しかし、福生市公式キャラクター「たっけー☆☆」のフォロワーは4,380件、八王子市ご当地キャラクター「たけ坊」は7,494件です。はむりんのツイッターもあると面白いし、もっとフォロワー数が増えると思います。

    (委員) はむりんツイッターで、何をつぶやくのか想像できません。

    (座長) 例えばイベントの宣伝はどうでしょうか。市が発信するものは、見る側の市民も無意識に堅苦しく見てしまう傾向があると思います。キャラクターが発信することで、比較的に柔らかく情報が伝わるのではないかと思います。そのため、福生市の「たっけー☆☆」はフォロワー数が多いのではないかと思います。

    (委員) 確かに、市のアカウントよりも、キャラクターが出てくるアカウントの方が親しみやすく感じると思います。

    (委員) 同意見です。どのような情報をツイートするのかは状況によると思いますが、若い世代をターゲットにするのであれば、ゆるキャラを使うのも良いと思います。今年度のゆるキャラグランプリでも、はむりんは昨年よりも順位を上げたと聞きましたので、そういうときにツイッターもやっているという宣伝をすると良いと思います。

    (座長) 羽村市公式動画チャンネルを視聴したことはありますか。

    (委員) 見たことはありますが、基本的にYouTubeは好きなものしか見ません。「テレビはむら」は、知り合いが出演しているときに時々見ていますが、こちらも毎回見るというより「これが見たい」というものがあるときに限って見ています。

    (委員) 私はあまりSNSを利用しないので、市がSNSで発信する情報をイメージすることが難しいです。シンプルなSNSのイメージでいうと、はむりんがイベントに参加したときの写真がたくさんアップされていて、そこから羽村市の情報にも誘導できるのであれば、ツイッターなどをやってみる価値はあると思います。以前、市公式動画チャンネルで公開されていた、はむりんが羽村動物公園の紹介をしている動画を視聴しました。そのような動画が流れていると目につくこともあります。私はスマホでは勝手に配信されてくるニュース等をよく見ていますが、自分の住んでいる地域を登録しておくと、ローカルなニュースも配信されてくるので、活用できると良いと思います。

    (座長) 市や公共的な団体でも、SNSを活用してソフトに情報を発信することが多くなっていると感じています。この他、羽村市では「ゆとろぎイベントガイド」を発行していて、市公式サイトも最近は見やすくなってきていると思っています。

     他に、ご意見等ありますか。

    (委員) 羽村市公式サイトについて。幼稚園の保護者が、より住みやすくなるための意見を伝えたり、市の子育て支援制度を調べたりする際に、情報の掲載場所にまとまりがないため、見つけにくくてわかりにくいという意見があります。また、「東京で子育てしやすいまち」と聞いて羽村市に引っ越してきたが、実際にはなかなかいい場所が見つけられないため、市公式サイトで調べたが、情報が細切れになっているからわかりにくかった、という保護者の意見もあります。保護者が市の良い制度を活用したいときに、ある一つのページを見ればいろんな情報がわかりやすい、という作りになると良いと思います。それに対して、ツイッターで情報が配信されるとわかりやすいと思います。

     他に、「まちづくり出前講座」について。以前、未就学児制度が大きく変化した時期に、保護者が制度の基礎知識をきちんと学びたいと思い、羽村市内の幼稚園協会で出前講座を依頼しようと試みたことがあります。しかし、「今、改正が行われている制度を市で解説することは出来ない」と言われてしまい、出前講座は気楽に依頼できないのだと感じました。

    (委員) 私は、ツイッターをあまり利用せずにインターネットで調べることが多いです。羽村市のことをよく調べますが、情報はありますが、そのほしい情報になかなか行きつかないです。市公式サイトは検索する側に立って作っているのか疑問に感じています。市公式サイトのトップページにある「各課の窓口」で課名が書かれていても、どこの課に聞けばよいのかわからないから調べているので、利用の仕方がわかりません。「○○したい人はここ」という案内の作りであれば、見やすくなると思います。

    (委員) 「はむら人ネットガイド」はこの懇談会で初めて知りましたので、特に意見はありません。

     広報活動について。「テレビはむら」はよく観ていたので、これからも続けてもらいたいと思います。私はあまりツイッターを利用していないので、羽村市がどのような情報を発信しているのか知りませんが、先ほど意見のあった、はむりんのアカウントを作るのは良いと思います。はむりんを主体にして情報を発信しながら、はむりんのかわいさだけではなく、羽村市ではこんなこともできる、というプラスアルファの情報を付け加えて投稿すると、子どもも喜ぶのではないかと思います。

    (委員) 教育委員会を通して、羽村市のさまざまなイベントのチラシ等が学校に配布されますが、申し込みの取りまとめを学校で行うときは児童の参加率等の様子がわかりますが、直接申し込みのイベントもあり、当日の参加率を私たちは知りません。せっかく用意していただいているチラシの内容が伝わっているのか、疑問に思っています。また、置きチラシの依頼を受けることもありますが、正直なところ、あまり児童が手に取っている印象はありません。

     何か良い方法で皆さんに情報が伝わるといいと思います。

    (座長) 基本施策7については、ここまでで打ち切ります。

     次に、第2回~第4回会議を通して皆さんの意見や言い足りなかったこと、また、この懇談会に参加した感想を一人ずつ話していただきます。

     羽村市生涯学習基本計画は令和3年度までの計画ですが、令和4年度以降の10年間に関する次期生涯学習基本計画を策定するための会議がすでに始まっています。では、今後10年間でどのようなことが起きるのでしょうか。国際イベントは、来年に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、2025年には日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)が開催を予定されています。通信環境について、来年度には「GIGAスクール構想」が開始して、小中学生に1人1台のタブレット等が配布されるため、学校教育も大きく様変わりします。また、2020年は4Gに比べてかなり大容量の情報が扱える「5G時代」と言われています。さらに2030年には「6G時代」になると言われています。一方で、今後の課題として「2025年問題」があります。これは、第一次ベビーブーム(1947年~1949年)に生まれた、いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者となり社会保障費の急増が懸念される問題であり、併せて、この時期には国民の4人に1人が後期高齢者となるため、乳幼児を含めた3人で1人の後期高齢者を養わなければならない時代が、2025年にはもうやってきてしまうという課題です。

     学校教育を経て社会教育に入った私たちも、大きく様変わりする時代の流れの中で、生涯学習基本計画はどうあるべきなのかを考える必要があると思います。この点も含めて、ご意見やご感想をいただきたいと思います。

    (委員) 座長をはじめ、委員の皆さんには、いろんな意見を聞かせていただき、ありがとうございました。

     10年先のことを考えようとしても、1年や2年先も見通しが立たないような状況であり、学校教育も新型コロナウイルス感染症の影響で見通しが立たないことがたくさんあります。そのような折に、10年計画を立てるということですが、計画そのものの在り方についても考えていく必要があると思います。

     他に、懇談会の運営について。すべての基本施策について意見交換するのは、さまざまな意見を聞くことができるとは思いますが、実施計画にはこれほど多くの事業があるので、すべてについて網羅するのは難しいです。例えば、事前にアンケートをとって、ある事業について問題点をしっかり焦点化して掘り下げる、というような意見交換をしていくと良いと思います。生涯学習について知らないこともある中で意見を求められても答えにくいです。事前に焦点を絞って必要な話を掘り下げる方法にした方が、これだけの時間にこれだけの人数が集まる会議では、意味があると思います。広く浅く意見交換するよりも、羽村にとって若い世代が参加し、高齢者が元気になる、といった優先順位をつけて話し合った方が良いと感じました。

    (委員) 4回にわたり参加させていただき、本当にありがとうございました。皆さんから聞かせていただいたたくさんの意見は、私が気が付いていなかった視点や子どもたちのバックグラウンドにこれだけの制度が用意されていること、また、学校職員が知っていればもっとうまく利用できる制度もあると思い、改めて私の反省とともに、今後も子どもたちに還元していきたいと感じています。

     これから先の生涯学習について考えていくのは、本当に難しい時代だと私も思います。加えて、新型コロナウイルス感染症の影響がとても大きくて、さらに先が見えなくなったと感じています。たくさんの意見を聞かせていただく中で、生涯学習のキーワードは、子どもが少なくなっていることと、さまざまな能力をもっている高齢者が増えていることを、どうやって活かしていくのか、ということだと思います。また、感染拡大防止のために集まることが難しいなかでも、具体策を提案することができないですが、オンラインや新しい技術をうまく活用することで、計画したことをもっと広く活かせる方法があるのではないかと、感じています。

     本当にありがとうございました。

    (委員) 4回にわたり、本当にありがとうございました。私は、このような会議に初めて参加しました。いろんなことがあるということがわかり、自分自身が本当に文化のことだけ、羽村市文化協会だけにどっぷりと浸かっていたのだと思いました。いろんな分野があって、いろんな考え方があるのだということを改めて気が付くことができました。本当に良い時間をありがとうございました。

     今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、本当に戸惑うことが多かったです。例えば、市民のための「羽村市文化祭」が中止になり、羽村市文化協会主催の音楽祭も高齢者がたくさんいる合唱や音楽活動なので、見送りとなりました。高齢者の方たちには、本当にこれからもまだまだ元気に活動していただかなければならないところを、こういった見えない感染症を恐れて躊躇してしまい、それが原因で病気になったら困るとは思っていますが、今回の音楽祭は見合わせということになってしまいました。また、「ゆとろぎ学習文化講座」は羽村市文化協会が協力していて、体験教室を実施しています。いろんな企画をして、ぜひ参加してくださいと周知しますが、これらも見送りになりました。そのため、来年度は新たな気持ちになって、どうやっていくのか不安ですが、また勉強になるのではないかと思っています。

     本当に4回ありがとうございました。

    (委員) 基本施策1~7の膨大な内容について意見交換しました。計画をみると、羽村市はこれだけたくさんの施策と多様な体制を用意していて、どのような場合でも市民をフォローします、という姿勢が感じられました。しかし残念ながら、この内容が市民にどこまで普及しているのか、疑問に思います。私も、生涯学習基本計画をしっかりみたのは今回が初めてで、知らないこともたくさんありました。そのため、羽村市生涯学習基本計画でこういうことをやっている、ということをもっとPRしてほしいと思います。

    (委員) 今回、初めて懇談会に参加させていただき、皆さんのいろいろな意見を聞くことができて、とても楽しかったです。ありがとうございました。

     今回、初めて生涯学習基本計画に触れてみて、すごく良い施策があると思いましたが、私も知らないことが多かったので、やはり市民への周知の難しさを感じました。計画の内容を知れば参加する人が増えると思いますが、なかなか計画を知る機会が持てない。また、今は少し時代が変わってきて、与えられる情報をみるというよりは自分から情報を探しに行く時代になってきていると感じています。私も「まず羽村市公式サイトや公式SNSで探そう」という思考になっていないですし、また、一つの自治体でこれを実現するのも難しいと思いますが、ここを見れば何かわかるという場がもう少しあれば、伝わりやすいのかもしれないと感じました。

     今回の懇談会では、生涯学習基本計画の全体を知ることができて、勉強にはなったのですが、一つ一つの施策についてじっくり掘り下げていく機会もあったら面白いと感じました。ありがとうございました。

    (委員) 生涯学習は乳幼児から高齢者まで長い期間で行われます。仕事をしながら学習をするのは難しいので、定年退職してからどう過ごすかということが重要になります。自分の教養を広げる、または、自分が今まで経験したことを地域に還元する、という二つの視点があると思います。高齢者にはそれらを大いにやっていただきたいと思いますが、私が心配しているのは将来を担ってくれる子どもたちのことです。子どもたちがしっかりとした人間に育ってほしいと思っています。これからますます文明が発達して情報が洪水のように流れてくるようになると思います。そのときに、しっかり現象と本質を見極められる目を育ててほしいと思います。良い情報と悪い情報があるので、それらを選別する、自分にとって必要なものは何か、情報に流されないように自分が欲しいものをしっかり追求していくようになってほしいです。自分で考え、自分の足で立ち、情報に流されない、という子どもたちがしっかりと育ってほしいと思っています。子どもたちの将来が一番心配です。そのためには学校教育が大事だと思いますし、同時に、親ももう少ししっかりと自分の子どもを見極めて、愛情を注いだり人間力を高めたりして、親自身がまず人間力を高める必要があると思います。将来を担う子どもたちがどう育つか、ということに一番関心がありました。

    (委員) 私は幼稚園に長く勤務しているので、幼児教育や子育てに関する立場から、以前にも参加したので今回は2度目の参加です。実は、今年度第1回に出席した時から「前もこの会議に出た」という印象で、同じ話を今もやっているのかと正直思いました。生涯学習基本計画を策定するのはすごく大事だと思いますし、すごく立派な計画だとも思います。しかし、計画倒れになったら何にもならないと思います。これだけの広範囲のものを市役所の誰に聞いたら的確に推し進めてくれるのか、リーダーシップをとってリードしていってくれるのか、ということがよくわかりません。

     幼稚園の保護者が、羽村市を子育てしやすいまちにしたいという思いから、いろんな意見を述べて、市役所職員に協力してもらって、主導してもらっているけれど、例えば、道路や歩道で乳母車を押していくときに歩道が狭くて危ない、車側歩道のないところを通っていると車がすごい勢いで通ってきて怖い、といった広範囲な要求が子育ての中だけでも出てきますが、そのようなことを市役所職員に要望しても、「それは警察の範囲だから」等と言われてしまいます。そのようなことは仕方のないことだとは思いますが、このような生涯学習基本計画を立てて本気で実行していこうとしたらすごく大変なことだと思います。そして実際に、今年の新型コロナウイルス感染症のような非常事態が起こって計画通りにいかないとき、「今年度は中止した」という総括になっていますが、いつも通りには実施できないけれど、どうすればできるのだろう、と少しでも良いからできることを工夫して、何とかできることからやっていこう、という計画の見直しをしてほしいと思います。

     今年度第2回懇談会でも意見しましたが、富士見公園のグラウンドはあれだけの広さがあるのに、感染症対策のため利用人数を30人までという人数制限されて、本当に驚きました。もう少し運営上工夫できることがたくさんあるのではないか、とスポーツセンターの窓口で訴えても「決まったことです」と言われて終わりでした。話がそこから先に全く進みません。そういった硬さも大事かもしれませんが、柔軟さも大事だと思うので、この生涯学習基本計画を策定して本気で実行しようと思うのであれば、「今年度は感染症の影響で出来ません、中止します」とやめてしまうのではなく、この精神に基づいて、市民のために市民のための生涯学習の場を保証するために、「こういう工夫をしてこういうことをやります」という方法で、この計画をぜひ実施していっていただきたいと本当に思います。市役所職員にはこの計画の内容を噛み砕いて自分のものにして、市民のリーダーとしてどんどん実施する、という意気込みを次期生涯学習基本計画にも反映してもらえると、これから先の10年の間で突き当たる困難な事態になっても、どうやってこの計画の中で実施していくか、そういうときにはこうする、というところまで計画の中に盛り込んであれば、計画も活きてくる気がします。

    (委員) 今回、初めて懇談会に参加しました。

     懇談会で意見交換する内容が事前にわかっていれば、例えば今日は基本施策7を意見交換するので事前に調べますが、実施計画に記載されている事業名だけでは調べてもどのような事業なのかわからないことが多くて、結局懇談会の中で質問しても事務局も全てを把握しているわけではないから回答を得られず、それ以上深掘りすることも出来なくて話が終わってしまいます。どの様な事業なのか確認して次の回で回答してもらえると納得できます。毎回、質問を収集して次の回に計画に回答してもらえると、委員として意見しやすいと思います。

     また、実施計画をみても事業名だけではわからないものもたくさんあるので、わかりにくい事業が解説されている冊子を会議資料として作成すると良いと思います。一度作成すれば、毎年使えると思います。実施計画の内容を噛み砕いた解説資料があれば、会議の時間も節約できるし、もっと違う意見の出る会議になると感じました。

    (委員) 今回、初めて懇談会に参加しました。ありがとうございました。

     参加してみて、思っていたよりもこのような会議で活発にいろんな方の意見が聞くことができて、とても面白かったと思います。形だけの会議というより、生の意見を聞くことができて、とても勉強になり参考になりました。懇談会に参加している皆さんの中には専門家もすごく多いようで、専門家と市民が意見交換するこの懇談会という形も大事だとは思いますが、もう少し気安い雰囲気のプレ懇談会のような会議が存在しても良いと思います。今日のような会議室で意見を述べることができる人ばかりではないと思います。そこで、どのような場所であれば情報を必要としている人たちに必要な情報を伝えることができるのかというと、例えばカフェに集まってランチを食べながら座談会をする、といった、もう少し気安い形での懇談会があっても良いと思います。さらに、子育て世代は子どもを預けることができるサービスを設けておいたり、時間帯を昼間にして、ランチやお茶をしながらでもできる機会があっても良いと思います。この懇談会のような形だと参加しづらいという人も大勢いると思うので、幅広く意見を集めたい場合には、もう少し気安く参加できる場を作っていっても良いと思います。

     今後10年のことについて。IOTの時代が大きくなって5Gになっていくといった、そういう新しい10年後を見据えるのも一つの形だと思いますが、私は過去にどういうことをやってきたのか、過去の良かった点を見ていくと良いと思います。経済分野でも約2世紀前のことをみると現代の経済がわかる、とテレビ番組で見たことがあります。人間は結構同じことを繰り返していることが多く、例えば、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に関する対策を行政でいろいろ取り組んでいますが、これは中世のペスト流行時にロンドンで行われた対策と同じで、200年以上前も人間は同じことを繰り返していることが、おもしろいと思いました。人間は同じことを繰り返しているのに、これから先の情報化社会で学びを見据えていくのも大事だと思いますが、今までやってきたことや過去を振り返って、その中からできることを見つけていくのも一つの方法だと思います。どうしても、「これから新しくしよう」「情報を新しくしよう」ということばかりに目が行きがちなので、昭和や大正の頃などの過去の良さにもう少し目を向けて、今までやってきた中でも良かったことが必ずあると思うので、過去のことからも生涯学習のことを見つけていけたら良いと思いました。

    (委員) 4回出席して皆さんの意見を聞くことができて、非常にありがたかったです。お礼を申し上げます。

     私には学年の違う孫が3人います。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止対策のために休校が多く、リモートで勉強をしていました。来年度からは子どもに1人1台タブレットが渡されるということですが、学校教育を自宅で学ぶということが本当に可能なのでしょうか。学年の違う子どもが3人いて、同じ時間に一方的に学校からいろんな情報が提供されても消化しきれないと思います。さらに、父親も会社に出勤しないで在宅勤務をしているようで、一家に4台もパソコンやタブレットがあって、同じ時間にそれぞれが使うことは可能なのか、疑問に思っています。

     他に、羽村市文化協会の加盟団体も含めて、活動している団体が高齢化してきています。団員の多くが病気になったり亡くなったり、あるいは家族の介護をする必要がでてくる等の理由で活動が出来なくなってきます。同じような団体、例えば合唱は、団体を統合させれば良いのではないか、という意見もありますが、それだけでは解決しないと思います。

     他に、問題があると思っているのが、羽村市の予算です。羽村市文化協会も年々補助金の交付額が削減されています。生涯学習は10年という長期計画の中にも書いてあるのに、補助金交付額をどんどん削減しています。もちろん財政が非常に厳しいから致し方ない点もあると思いますが、安易に削減しているように私には見えます。もっと慎重に真剣に本当に削減してしまって良いものかどうなのか、よく考えて対応していただきたいと思います。

    (委員) 懇談会は今回で2回目の参加です。昨年は羽村の魅力をたくさん挙げて、それを基に「羽村だから学べるまちづくり」について考えました。今年は全く違うテーマで、いろんな分野にわたって話を聞けたので、とても勉強になりました。また、学校に通ったり家にいたりするだけでは気が付かない、思いつかないような、様々な課題や取り組みもあって、皆さんのご意見を聞いていて、いろんな視点をもつことの大切さを改めて感じることができて、本当に勉強になりました。

     最後に、若い世代に情報を発信することが課題になっていると思いますが、学生や20代30代にも広く情報が行き渡るように、LINE等のSNSも使いながらうまく発信できたら良いと思います。ありがとうございました。

    (委員) ありがとうございました。今回、初めて懇談会に参加しました。

     初めて知ることが多く、私は意見を述べるというよりも勉強しに来たという気持ちになりました。

     私は子どもたちと関わっていますが、学校の、特に体育の授業の対策について聞くことができ、参考にすることができているので、良い機会だったと思います。

     小・中学生に1人1台のタブレットを渡して学習することについて。私は大学で同じような環境になっています。そこで、対面での授業が減ってしまうことを私は恐れています。今年、私は前期の授業が全部オンラインになり、先生と学生が対面して授業を行うことがなかったのが苦痛に感じました。対面授業がどれほど素晴らしいもの、良いものか、ということに改めて気が付きました。タブレットでの教育もすごく良いとは思いますが、進化し続けるのはやめた方が良いと思います。

    (委員) 今回、初めて懇談会に参加しました。これまで、様々なボランティア活動に長年参加していて、羽村市のいろんな場所でいろんな人たちと関わってきたので、懇談会でいろんな意見を聞き、自分の意見を言えたことは良かったと思っています。

     これからの羽村のことを考えた、充実した生涯学習基本計画を実施するために何が必要なのかを考えていかなければいけないと思っています。これから先は、どんどん人口が減っていき、子どもの人数も減っていきます。羽村市では毎年200人、日本全体でも10年間で200万人も人口が減っていると聞きました。そのような中で、羽村市ではどちらかというと市外の人に向けて移住してもらうための宣伝をしていると聞いたことがあります。しかし、今、羽村市内に住んでいる人たちが充実して生きがいを持って、若い世代の人たちを含めて充実したまちづくりが大切だと思います。今住んでいる人たちの幸福度を上げて流出しないようにしていくのが一番良いと感じています。

     2045年には消滅する可能性のある都市406位に羽村市が挙がってしまっていると聞き、発表された時にはショックでした。これからは、このようなことも見据えた生涯学習の在り方を考えていくことが大事になってくると考えています。

     4回にわたって、ありがとうございました。

    (座長) 本日、12月8日は何の日か知っていますか。79年前の今日、真珠湾攻撃が行われました。その後約4年弱の間に若い世代から高齢者まで多くの尊い命が失われました。このような出来事を忘れてはいけないと同時に、いろんな世代の人たちが光り輝いて育っていけるような羽村市を、これから私たちも頑張って考えていきたいと思いますし、行動していきたいと思います。

     ありがとうございました。


    3. その他

    (座長) 委員の皆さんには、多くのご意見をいただきありがとうございました。

     令和2年度生涯学習基本計画推進懇談会委員の皆さんからのご意見は、今後の生涯学習の推進に少しでも役立てていただけるよう、事務局にはお願いしたいと思います。

     次に、「その他」といたしまして、事務局から連絡等はありますか。

    (事務局) 本日の会議録は、事務局で作成次第、各委員へお送りしますので、内容の確認をお願いします。会議録の修正箇所があった場合、電話やファクス、メールで承ります。修正期限日については、会議録送付時にお知らせします。

     また、本日の開催通知と共にお送りさせていただきました「生涯学習基本計画推進懇談会に関するアンケート」につきまして、お手数ですがご記入うえ、会議終了後に事務局へ提出してください。

    (座長) それでは、これで第4回懇談会の議事はすべて終了しました。皆様のご協力ありがとうございました。

    (事務局) 若松座長におかれましては、本日まで議事進行、大変ありがとうございました。また、委員の皆様におかれましても、多くのご意見をいただきありがとうございました。

     本日をもって懇談会は終了となりますが、委員の皆様からいただいた貴重なご意見は、今後の生涯学習を推進していく上での参考とさせていただきます。また、委員の皆様には、これからも生涯学習の推進にあたり、いろいろな場面でお力になっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

     それでは、最後になりますが、生涯学習部長から、ご挨拶させていただきます。

    (事務局) 座長、副座長そして委員の皆様、本当にありがとうございました。

     昨年12月に中国武漢で発生した新型コロナウイルスが1年の間にこんなに大きな影響を及ぼすことになるとは思っていませんでした。非常に状況が悪い中で、4回の懇談会にご出席いただき、貴重なご意見をたくさんいただきましたことを本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。

     次期生涯学習基本計画の策定作業はすでに始まっています。この1年間だけでもこれだけいろいろなことが起きて、近年は激甚災害の多発やICT環境の劇的な変化等、私たちの生活を取り巻く状況が日々変わっている中で、この次の10年間について計画を立てていく難しさを痛感しています。皆様のご意見を聞いていて、それぞれの活動の現場で、様々な状況に応じて学びの形が変化していて、学びが多様化していることを痛感しています。羽村市生涯学習基本条例では、「市民一人ひとりが、乳幼児期から高齢期に至るまで、主体的にいつでもどこでも楽しく学び、喜びや充実感をもてるようにするとともに、市、市民及び団体等が互いに連携協力し、活力ある地域コミュニティと心豊かな安らぎに満ちた生涯学習のまちを創造していく」を基本理念にしています。この理念は、ずっと追い求めていくものだと私は思っています。ただし、環境や手段がどんどん変わっていく中で、それらに適応しつつ、どうやって市民の皆様の学ぶ機会や場所を提供していくのか、ということが行政に課された使命だと思っています。

     今回の懇談会は事務局として至らぬ点も多々あったと思います。委員の皆様にもご不便をおかけして申し訳ございませんでした。この場をお借りしてお詫びするとともに、生涯学習の施策として様々なイベントも開催しています。懇談会の中では、ゆとろぎの事業が話の中心になっていたと思いますが、図書館やスポーツセンター、郷土博物館でもイベントを開催していますので、折に触れ、羽村市の生涯学習に関する取り組みにご参加いただき、また、ご協力いただければありがたいと思っています。

     4回にわたり、ありがとうございました。

    (事務局) これをもちまして、令和2年度生涯学習基本計画推進懇談会を閉会いたします。

     皆様のご協力をいただきありがとうございました。

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    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

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