(令和5年6月13日)
おはようございます。
令和5年・2023年第2回羽村市議会、定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
定例会の開会にあたり、一言、御挨拶を申し上げます。
東京地方の梅雨入りが先週発表されました。
そのような中でも、阿蘇神社付近の水路では蛍が舞い、根がらみ前水田では田植えも始まり、羽村にも初夏が廻ってまいりました。
しかし、今月2日から3日にかけて、台風第2号や梅雨前線の影響で、線状降水帯が全国各地で発生し、太平洋側を中心に広い範囲で警報級の大雨となり、静岡県など8県23地点では、24時間降水量が、観測史上、最多を記録しました。
地球温暖化の影響等に伴う海水温度の上昇により、大型台風や豪雨などの風水害のリスクは年々高まっていると感じています。
本格的な雨のシーズンを迎え、風水害に対する備えをしっかりと行なう必要があります。
一方、一昨日も北海道で震度5弱の地震が発生するなど、全国で規模の大きい地震が頻発しています。
石川県で5月5日に震度6強を観測して以降、千葉県で震度5強、鹿児島県で震度5弱の地震が発生するなど、5月からこれまでに、震度5弱以上の地震が7回も発生しております。
報道等によりますと、これらの地震に連動性はないと思われるとのことでありますが、近い将来における首都直下地震発生の切迫性が指摘される中、こうした地震の頻発は大変気になるところであります。
この度の台風や地震でお亡くなりになられた方々の御冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
これまでも繰り返し申し述べてきた通り、災害等から市民の生命と財産を守ることは、行政に課せられた最も重要な役割でありますので、私は、引き続き、市民の皆様の安全の確保を第一に、安全・安心のまちづくりを進めてまいります。
市民の皆様におかれましては、自然災害のリスクは常に身近にあるということを忘れずに、避難所までの避難経路の確認や、備蓄品の確保など、御自身や家族を守るための備えをお願いいたします。
さて、新型コロナウイルス感染症の5類移行から約1か月が経過しました。
この間、コロナ禍で客足が遠のいていた全国各地の観光地やイベントにおいて人出が戻ってきているとのことであります。
羽村市におきましても、今年度は、コロナ禍で中止を余儀なくされてきた多くの事業やイベントについて、アフターコロナ・ウィズコロナの観点から内容等を見直した上で再開してまいります。
街に賑わいと活気が戻りつつある一方、5類移行後の感染者数は全国で緩やかに増加傾向にあるとされております。
市では、5月から、65歳以上の方と、基礎疾患を有する等で接種を希望する方を対象に、新型コロナワクチンの集団接種を実施しております。
また、市内の11の医療機関におきましても、個別接種を実施していただいております。
ワクチン接種は、感染を予防するだけではなく、感染してしまった場合にも重症化を防ぐ効果が確認されておりますので、対象となる方の接種をお願いいたします。
最後に、決算の状況でありますが、令和4年度の会計は、先月末をもって出納を閉鎖し、決算の規模が確定いたしました。
決算の詳しくは、決算統計などによる今後の分析を経て、第3回定例会において御報告することとなりますが、一般会計予算において計画いたしました事業につきましては、所期の目的を果たし、一定の成果が得られたものと考えております。
また、特別会計及び公営企業会計におきましても、それぞれ計画どおりに事業を執行し、無事、令和4年度決算を締めくくることができました。
このことは、議会をはじめ市民の皆様の御協力の賜物であります。ここに厚くお礼を申し上げます。
依然として、原油・原材料価格の高騰や物資の供給制約の影響が続く中、我が国の社会経済情勢の動向は極めて不透明であり、市の行財政運営につきましても、今後も厳しい状況が続くことが想定されております。
しかし、私たちは、災害級とも言われるコロナ禍を乗り越えてきました。
議員各位におかれましては、現下の厳しい状況をともに乗り越え、市民の幸せと、市の持続可能な発展のため、御支援と御協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
なお、今次定例会には、条例案件2件、補正予算案件1件、人事案件9件、合わせて12件の議案を御提案させていただきました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。