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あしあと

    令和5年第3回羽村市議会定例会市長挨拶要旨

    • 初版公開日:[2023年09月05日]
    • 更新日:[2023年9月6日]
    • ID:17968

    (令和5年9月5日)

    おはようございます。

    令和5年・2023年第3回羽村市議会、定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。

    定例会の開会にあたり、一言、御挨拶を申し上げます。

    暦の上では立秋を過ぎ、秋の気配を感じるはずの時候でありますが、まだまだ強烈な夏の日差しが注いでおります。

    今年の夏も、全国各地で、連日、記録的な暑さに見舞われました。

    東京都におきましては、最高気温が35度を超える猛暑日が、これまでに22日を数えており、過去最多であった昨年の16日を遥かに超え、統計開始以来の最多を更新しています。

    気象庁からはさらにこの先10月まで、この高温傾向は続く予報が発出されています。

    また、7月・8月の2か月間で線状降水帯が14回も発生するなど、全国各地で豪雨による土砂災害や河川の氾濫が相次ぎました。

    今回の豪雨で被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

    近年、干ばつや洪水、森林火災など、世界各地で大規模な自然災害が頻発する深刻な異常気象が続いています。

    先般、国連のグテーレス事務総長は、「最早、地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」との声明を出しています。

    今や、世界各国は力を合わせ、全ての戦争や紛争を即刻中止させ、揃って温室効果ガス削減の一層の推進に取り組んでいくべき時と強く感じています。

    こうした中、今次定例会では、複数の議員から災害対策に関する一般質問をいただいております。

    これまでも繰り返し申し述べてきた通り、災害等から市民の生命と財産を守ることは、行政に課せられた最も重要な役割であります。

    これから本格的な台風シーズンを迎えるにあたりましては、議員各位からの御意見等をしっかりと受け止め、引き続き、市民の皆様の安全と安心を確保するため、対策に万全を期してまいります。

    さて、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症へ移行し約4か月が経過しました。

    この夏は4年ぶりに行動制限がない夏となり、お盆休みには、久しぶりに故郷へ帰省された方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。

    また、市内の各地域では、町内会・自治会主催の納涼祭が行われました。

    4年ぶりの夏の催しにお招きいただく中で、多くの市民の皆様の笑顔に接する機会をいただきました。

    しかし、人の流れが活発化するにつれ、感染者数も緩やかに増加し続けており、今後の動向を注視していく必要があります。

    市では、今月20日から初回接種を終えた生後6か月以上の方を対象に、新型コロナワクチン接種を開始します。

    重症化の予防とともに感染予防効果も確認されており、感染拡大の抑制に繋がることが期待できることから、対象となる方の接種をお願いいたします

    さて、今次定例会は、令和4年度決算の認定について、御審議をいただく議会であります。

    令和4年度は、市税収入において、個人所得の増加や市内企業の業績が製造業を中心に上向いたことなどにより市民税が増加し、市税全体では、前年度から3.1パーセントの増となりました。

    一方、歳出では、物価高騰の影響や社会保障費の増加などの影響を受け、市の財政は、引き続き、厳しい局面にあることから、健全な財政運営に向けた取組として、効率的かつ効果的な事業の執行に努めたところであります。

    各事業の個別の成果など、細部につきましては、決算審議の際に御説明いたしますので、ここでは、決算の大要につきましてお示しします。

    令和4年度の一般会計決算は、歳入決算額が、266億443万3千円で、対前年度比0.2パーセントの増、歳出決算額が、254億1,899万2千円で、対前年度比1.2パーセントの増となり、歳入から歳出を引いた形式収支は、11億8,544万1千円となりました。

    ここから、繰越明許費、事故繰り越しに係る翌年度繰り越し財源を差し引いた実質収支額は、11億8,433万2千円の黒字となっております。

    主要な財政指標につきましては、財政の弾力性を示す経常収支比率は、95.6パーセントとなり、前年度と比較すると、4.2ポイントの増加となりました。

    価格高騰の影響等を受け、数値は上昇したものの、引き続き90パーセント台にとどまった状況にありますが、財政構造の弾力性の観点からは、今後の財政需要への対応を踏まえ、持続可能な財政運営を目指し、行財政改革を推進し、経常経費の抑制と財源確保に努めていく考えであります。

    公債費負担比率については、プライマリーバランスに配慮し、健全な財政運営に努めた結果、前年度と同率の5.9パーセントとなりました。

    この他、実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率などの財政の健全化を判断する比率については、何れの指標ともに、早期健全化基準を大きく下回り、財政の健全性を確保することができました。

    基金については、令和3年度決算を受け、決算剰余金を年度途中に財政調整基金などへ積み増しを行ったことから、特定目的基金を含む令和4年度末の基金残高は、前年度末から14億9,126万3千円、対前年度比50.2パーセント増の44億6,081万8千円となりました。

    以上、決算の概要について申し述べましたが、令和4年度に計画しました事業については所期の目的を果たすことができたものと捉えております。

    改めまして議会をはじめ市民の皆様方の御協力に対し、厚く御礼を申し上げます。

    なお、今次定例会には、決算認定案件7件、条例案件2件、補正予算案件5件、剰余金処分案件1件、人事案件1件、事務委託の廃止案件1件、合わせて17件の議案を御提案させていただきました。

    よろしく御審議のほどお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

    ありがとうございました。

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