8 会議の内容 | 1 事務局報告事項
○利用者の状況について
6月11日、利用者10万人を達成し、この日までの利用者数が100,016人となった。運行当初の見込では、1日平均206人、年間76,000人であり、これを大きく上回る結果となった。 また、5月29日に1周年記念無料乗車サービスを行った結果、1日で549人の利用があった。これまでの1日平均利用者数が260~270人なので、ほぼ倍の利用があった。 当初の見込を上回ることができたことと10万人を達成できたことについて、懇談会の皆さまのお力添えをいただき、改めてお礼申し上げます。
2 第3回懇談会会議要録の確認について
(山川座長) 会議要録について、各自の発言内容等で訂正がないか確認いただきたい。
(各委員) 了承。
3 検討結果報告(第一次)について
(山川座長) 検討結果報告(第一次)について、事務局から説明をお願いします。
(事務局) これは、第3回懇談会までに検討いただいた内容をまとめ、市長に報告したものであり、改善点について順次事務手続きを進めていくこととなる。6月19日に報告をさせていただいた。 このあと、はむらんの運行事業改善にかかる検討結果報告書(第一次)について説明。
○各委員からの意見等
(山川座長) 最終ページの図面について、コースの変更箇所が赤い色で示してあるが、バスの進行方向はどのように考えているか。
(事務局) 小作西コース(緑色)については、元のコースからそのままコの字型に迂回するコースとなる。その他のコースについては、市役所側から入ってくるので、時計回りにロの字型に迂回することを考えている。小作駅東口に入るコースについても、ロータリー内を時計回りに進行することを考えている。玉川町内に入るコースについても、時計回りに回ることとなる。
(山田委員) 検討経過(3)【バス停に関すること】にある、フレッシュランド西多摩のバス停については、やはり敷地内にも設置をお願いしたい。雨の日等、建物で待つことができれば良いと思う。
(事務局) 西多摩衛生組合には既に話をしており、正式な依頼文をいただきたいとの話まではいただいた。その後、敷地の中と外で、同じ名称のバス停を2箇所設置することは支障があるのではないかとの疑義が生じた。ここで確認したいがどうか。
(駄原委員) 曜日による運行変更は可能であると思う。
(鈴木委員) 地元の人や利用者にとってわかりやすいようにすべき。
(安藤委員) フレッシュランドの中を通ってから外に出てくるので、中、外といった言葉をバス停に付ければ良いのではないか。
(事務局) 引き続き、フレッシュランド西多摩と運行事業者と打合せを行い、実施していく方向で進めていきたい。
(渡辺委員) 図面のコース識別について、小作西コース内周り・外回りは、同じ緑色だが、分かりづらいので違う色で表現した方が良いのではないか。
(事務局) 一般用のパンフレットでは色の濃さを変えて識別できるようにしているが、この図面については同じ色を使用した。ご了承いただきたい。パンフレットの色づかいについて、小作西コースの内回り・外周りは、同じ小作西コースという名称が付いているので、緑色の濃淡で識別を考えた。また、各コース毎の色を決定する際には、色のバリアフリーに配慮した。見にくいといったご意見があれば、変更を検討する。 これに関連して、前回までのご意見にあった、バスの行先表示板をコース色と同色にすることについて、現在多摩バスに見積りを依頼し、着手する直前の段階にある。コース色を変える場合にはこちらも合わせて行うこととなる。さらに、バス停に表示している路線案内図等もあり、これらを考慮に入れてご検討いただきたい。
(渡辺委員) 目の悪い人にとってはわかりづらい。特に色の濃さだけで変化を付けるのでは、利用者にお年寄りが多いことを考えても、わかりづらいと思う。もう少し配慮した方が良い。
(駄原委員) コース変更が実施される際には、全ての表示関係を作り直す必要があるので、色の見直しも同時に行っていけば良いと思う。
(斉藤委員) コース変更等の改善が実現する時期はいつ頃か。
(駄原委員) 通常、国土交通省の審査に3箇月が必要であり、それ以前にクリアしなければならない問題もあるので、11月から年末頃になるのではないかと思う。
(鈴木委員) バス停付近住民の意見等、調整の必要もある。
(事務局) 確認として、今あるコース変更等の案については、あくまでも市レベルでの話であり、これから関係機関等との調整を行い、また、バス停の設置交渉も進めていくこととなるので、相応の時間を要することとなる。
(斉藤委員) できるだけ原案のとおり実施していただきたいと思う。
(駄原委員) 小作駅西口へのベンチ設置についてはいかがか。
(事務局) 道路管理者(市管理課)に話をしたが、朝・晩の人の通行量を考えると、ベンチの設置は難しいとのことであった。バス利用者の利便性は向上するが、他の通行者への影響が大きいとの見解であった。 はむらんバス停の設置箇所は、比較的道路幅員の狭い場所が多い。自転車や歩行者の通行の妨げになってしまう場合や、バス利用者自身の安全確保の観点からもなかなか難しいのが現状。道路構造令においても、歩道幅員が3m以上なければベンチを設置することができない。現状では、86箇所のバス停の内、羽村駅東口のみベンチが設置してある。幅員3m以上の歩道に設置してあるバス停はわずか3箇所である。幹線道路よりも比較的狭い道路を通っているバスなので、ベンチ設置には支障がある場合が多い。このため、ベンチそのものを道路上ではなく、最寄りの市の公共用地内に置くことが可能な場所が7箇所ある。公園や会館、郷土博物館、いこいの里等である。今後はこうした公共用地を候補として考えていかなければならないのではないかと考えている。
(山川座長) 小作駅西口の場合には、歩道幅員は3mあるか。
(事務局) 3mない。参考までに、イスを置いて実測してみると、人が座るスペースだけで1m必要となる。残ったスペースで自転車や人が交互通行することとなると、残り2mがぎりぎりのスペースであることがわかる。
(渡辺委員) 小作駅西口のバス停を、今の位置ではなく、ロータリーの北側に移したらどうか。歩道も広く、人通りもあまりないので可能ではないか。
(事務局) 小作駅西口のバス停位置検討の際に、渡辺委員のおっしゃる場所が案として出ていた。駅を利用する人の利便性から考えると、駅舎に一番近い場所が良いとの考えと、多摩バスのバス停と共用することで、ガードパイプの切り開き等の工事が不要なため、設置が容易であったこと等から、現在の位置に設置した経緯がある。多摩バスとの共用となったことにより、バスを待機させる場所を確保する必要が生じたため、現在ロータリー北側はバスの待機場所となっている。
(渡辺委員) 北側にはエスカレーターはないが、エレベーターが近くにあるので、移しても良いと思うが。
(島田委員) 待機している間は乗車できないのか。
(大浦委員) 以前の話合いで乗車できることになったのではなかったか。運転手が車輌を離れる場合には安全上の問題もあるのでできないこともあると思うが、状況を見て、なるべく乗せられるようにとの結果であったと思う。
(駄原委員) 定刻前であっても、現地が空いていれば、早めに待機場所を出てバス停にバスを着けるよう指導を行っている。
(山川座長) 位置を変えるにあたってのメリットは何か。ベンチが設置できるようになるということか。駅舎から離れ、屋根も無くなるが。
(事務局) それなりの設備投資は必要となるが、ガードパイプを切り開き、バスシェルターを架け、ベンチを設置する等の対応は考えられる。
(渡辺委員) 待機場所での乗車ができないのであれば、変えた方が良いと思う。
(大浦委員) 待機時間は大体10分位あるのではないかと思うが、待機時間にも乗車できないか。
(渡辺委員) さらに言えば、待機場所で乗車できるのであれば、時間になってわざわざバス停までバスを動かす必要のないように、その場所にバス停を作った方が良いと思うが。
(事務局) 実測等現状把握を行い、検討したい。
(三津田委員) バス停を共用していると乗客が一緒になってしまうため、別の場所の方が良いと思う。また、待機場所でバスを降りる場合もある。
(事務局) 乗越しの場合には、一旦降車せずに引続き乗車していただいて構わない。バスの乗り降りは、バス停で行うこととなっているので、待避所付近での降車は安全上問題もあるので、多摩バスに確認をとる。
(山川座長) 小作駅西口のバス停については、いろいろとご意見が出ているが、もう一度現場把握をした上で検討することとしたいがよろしいか。
(各委員) 了承。
(三津田委員) 朝の時間をもっと早くしてほしいとの意見が多いが、季節によって変更することはできないか。
(事務局) どのような方からのご意見か。
(三津田委員) 主婦の方からの意見であった。
(事務局) そういった要望があるようであれば、例えば1日の運行時間(10時間)を変えずに、1時間早く運行を開始し、終了も1時間早めるといった方法をとるのか、あるいは、1時間を延長して運行するのかといった、実施方法を検討する必要がある。
(布田委員) 夏まつりの対応はどのようになっているか。
(事務局) 交通規制のかかる午後2時までの間は通常運行となる。午後2時以降に羽村駅に入ってくる便から、迂回をさせることとなる。迂回したバスは、各コースとも五ノ神一丁目バス停に集中させ、時間調整を行う。この付近以外のバス停の運行時間は時刻表通りの運行となる。関連情報は広報はむら7月15日号に掲載予定。具体的な運行コースについては、バス車内に掲示する。
(事務局) 先ほどの三津田委員さんのご意見について、平成16年度の懇話会で検討した際には、当初10時間運行とした。買い物や公共施設の利用時間帯が午前9時から午後6時であり、これを勘案した結果このようになっている。1時間延長した場合の経費が300万円程度の増加と試算され、時間延長したことによる利用者の増加も見込めるが、運行経費の負担が増えることは否めない。こうした状況も踏まえ、この件については、今後の懇談会において継続して検討していただければと考えている。
(大浦委員) 最初の検討で現在の運行内容になった経緯もあるようなので、我慢すべきところをいかに我慢し、今あるものを最大限工夫して利用いただくことを考えた方が、今後のバスの継続性につながるのではないか。
(安藤委員) 以前運行していた老人バスは1日3回しか来なかったことを考えれば、はむらんが1時間に1本通るようになり、本当にありがたいと思っている。
(山川座長) さまざまな意見が出ており、すでに(3)の議題の内容にまで入っている感があるが、検討結果報告(第一次)については、別紙の内容でよいか。
(各委員) 了承。
4 改善要望についての検討
(山川座長) 先ほども申し上げたが、議題(3)については、すでに先ほどからさまざまなご意見が出ているので、その他に何かあれば発言いただきたい。なお、次回以降の懇談会においても改善要望について検討を続けていく予定である。
(事務局) 次回についてだが、9月ないし10月(予算編成の前)に実施し、改善事項を予算にできるだけ反映したいと考えている。今回の第一次の報告を受けたものについても、補正等により対応を考えている。 第一次報告にある検討経過の中でも、今後継続して検討することとなっている項目がある。例えば、交互運行はできないかといった事項では、運行経費と利便性向上の関係等、本当に実施すべきなのかどうかといった検討を具体的に進めていくこととなる。その他いくつかの事項の検討が残されていることと、委員ご自身がお持ちのアイデア等を含め、検討していきたいと考えているのでよろしくお願いしたい。
(山川座長) 検討経過の中で、懇談会からの意見が入っていない項目が8つ程ある。次回以降も意見交換していただければと思う。
(大浦委員) 利用者アンケートはいつ頃実施する予定か。
(事務局) 具体的な内容は未定だが、実施したいと考えているので、もう少しお時間をいただきたい。
5 その他について
(山川座長) 次にその他について、何かあるか。
(事務局) 福生病院の改修工事に伴い、バス停の位置を変更する必要がある。福生病院の施設担当によれば、8月14日から第1期工事が開始され、これまで使用してきた正面玄関前の駐車場が使用できなくなるとのことである。そのため、敷地西側の仮設外来病棟付近にバス停を移設する必要が生じた。現在福生病院バス停は可動式のものを使用しており、そのまま移動が可能であることから、13日の運行終了後、すぐに移動させることとなる。設置場所については、既に、福生病院担当者、多摩バス担当者、市により打合せを行い、目途をつけている。この件については、関東運輸局との調整も行っていく。なお、第1期工事は平成20年5月までの予定である。利用者への周知方法としては、はむらん車内掲示、広報はむらへの掲載を考えている。
(山川座長) その他について、他に無いようであれば、次回日程の調整に移りたい。
6 次回日程について
(事務局) 次回日程については、9月28日(木曜日)午後1時30分から開催しますので、出席をお願いします。 |
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