平成27年度の一般会計および特別会計の決算は、いずれの会計ともに黒字で締めくくることができました。
一般会計について、歳入は地方消費税交付金の増額などにより、10億3,689万円(4.7%)の増となりました。歳出は私立保育園運営費や認定こども園などに対する財政支援である施設型給付費などの扶助費、防災・減災対策等に係る普通建設事業費の増などにより、9億1,472万円(4.3%)の増となりました。
特別会計については、国民健康保険事業会計は、被保険者数の減少などにより国民健康保険税が減となりましたが、共同事業交付金の大幅な増などにより、歳入は前年度を上回るものとなりました。歳出も保険給付費や介護納付金などが減となる一方で共同事業拠出金が増となったことなどにより、前年度を上回る決算となりました。
後期高齢者医療会計は、被保険者数の増加に伴い、歳入・歳出ともに前年度を上回る決算となりました。
介護保険事業会計は、第1号被保険者数の増加や保険料の改定などに伴い歳入は前年度を上回るものとなり、歳出も高齢化の進展に伴い引き続き保険給付費が増となったことなどにより、前年度を上回る決算となりました。
羽村駅西口土地区画整理事業会計は、羽村大橋周辺及びしらうめ保育園周辺における建物などの移転や道路築造工事に着手したことに伴う事業費の増などにより、歳入・歳出ともに前年度を上回る決算となりました。
下水道事業会計は、汚水管長寿命化テレビカメラ調査委託料や汚水管長寿命化内面補修工事費などの維持管理費の増などにより、歳入・歳出ともに前年度を上回る決算となりました。
平成27年度においても、健全で安定的な財政運営が図られるよう、管理職及び動員職員による市税等滞納整理特別対策を実施するなど自主財源の確保に努めるとともに、経常的経費の縮減を図るなど、全庁を挙げて財政基盤の強化に取組みました。
区分 | 歳入決算額 | 歳出決算額 | 歳入歳出差引 (形式収支) | 翌年度繰越財源 | 実質収支 |
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一般会計 | 23,019,005 | 22,285,995 | 733,010 | 84,560 | 648,450 |
国民健康保険 事業会計 | 7,718,261 | 7,420,792 | 297,469 | 0 | 297,469 |
後期高齢者 医療会計 | 1,036,759 | 1,015,785 | 20,974 | 0 | 20,974 |
介護保険事業会計 | 3,023,674 | 2,934,584 | 89,090 | 0 | 89,090 |
羽村駅西口土地区画整理事業会計 | 342,491 | 309,861 | 32,630 | 0 | 32,630 |
下水道事業会計 | 1,201,199 | 1,192,239 | 8,960 | 0 | 8,960 |
計 | 36,341,389 | 35,159,256 | 1,182,133 | 84,560 | 1,097,573 |
総務費 | ・庁舎太陽光発電システム等設置工事 |
・長期人口ビジョン及びまち・ひと・しごと創生計画の策定 など | |
民生費 | ・病児保育施設の整備費補助事業 |
・学童クラブ設置(移設)事業 など | |
衛生費 | ・乳がん集団検診事業 |
・30歳・35歳健康診査事業 など | |
労働・農林・商工費 | ・消費喚起プレミアム商品券・羽村にぎわい商品券発行事業 |
・産業振興計画の策定 など | |
土木費 | ・富士見公園整備事業 |
・街路照明施設改修工事 など | |
消防費 | ・防災行政無線(移動系)整備工事 |
・地域防災計画の改定 など | |
教育費 | ・小・中学校体育館非構造部材耐震改修工事 |
・羽村第一中学校トイレ改修工事 など |
※市では、「決算から見た羽村市の財政状況」や「財務諸表から見た羽村市の財政分析」などをまとめた「財政白書」を発行しています。詳しくは、「財政白書・バランスシート」のページをご覧ください。