日時
令和5年9月13日(水曜日)午後7時~午後9時
会場
羽村市役所4階特別会議室
出席者
【会長】近藤弘【副会長】市野繁子【委員】池田文子、渡邉智美、藤井杏子、勝山智現、村井未帆、下田明子、阿部光子、成田炳博、滝島由美、宮川夏実
【事務局】山本子ども家庭部長、中野子育て支援課長、関谷子育て相談課長、田中子育て相談課主幹、児童青少年係長、保育・幼稚園係長、保育・幼稚園係主査、保育・幼稚園係主事
欠席者
市川晃司、松尾紀子、竹中雪与
議題
1.委嘱状の交付
2.市長あいさつ
3.委員及び職員紹介
4.会長及び副会長の選出
5.諮問
6.議事
(1)羽村市子ども・子育て会議の傍聴に関する定めについて
(2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
(3)(仮称)羽村市こども計画の策定に向けたニーズ調査について
(4)利用者負担額等について
1)利用者負担額について
2)学童クラブ育成料
7.その他
傍聴者
0人
配布資料
会議の内容
1.委嘱状の交付
2.市長あいさつ
3.委員及び職員紹介
4.会長及び副会長の選出
会長に近藤委員、副会長に市野委員を互選により選出
5.諮問
6.議事
(1) 羽村市子ども・子育て会議の傍聴に関する定めについて
(事務局) 羽村市子ども・子育て会議の傍聴に関する定め(案)(資料2)に基づいて説明
(会長) 事務局からの説明が終わりました。本会議は原則公開とし、傍聴者の定員は 5 名、定員を超える場合は抽選によって決定する。また、新型コロナウイルス感染症対策の文言を削除する説明でしたが、この件に関し、質問等はありますか。
-特になし-
(会長) では、お諮りいたします。
羽村市子ども・子育て会議の傍聴に関する定めについて、事務局の説明通り、一部修正を行った上で、賛成の方の挙手をお願いします。
-挙手多数-
(会長) 羽村市子ども・子育て会議の傍聴に関する定めについては、原案に一部修正を加えた上で、承認されました。本日、傍聴希望の方はいらっしゃいますか。
(事務局) おりません。
(会長) それでは、このまま次に進みたいと思います。
(2) 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
(事務局) 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準 (資料3)に基づいて説明
(会長) 事務局からの説明が終わりました。本会議の内容の記録方法については、要点筆記とし、発言者の氏名は記載するとの説明でしたが、この件に関し、質問等はありますか。
-特になし-
(会長) では、お諮りいたします。
羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について、原案に賛成の方の挙手をお願いします。
-挙手多数-
(会長) では、原案のとおりとします。
(3) (仮称)羽村市こども計画の策定に向けたニーズ調査について
(事務局) 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準 (資料4~6)に基づいて説明
(会長) 事務局からの説明が終わりました。この件について、ご意見、ご質問などございますか。
(阿部委員) 調査対象件数は全体の何%にあたるのでしょうか。就学前児童1,000件と就学児童600件の算出根拠を教えてください。
(事務局)回収率60%を目標にしており、60%を回収すると、全体の4割程度となるように設定しています。
(渡邉委員)資料6の調査票では、お子さんの生年月日を回答する項目では「平成」となっていますので、訂正が必要だと思います。また、インターネットアンケートの方が、現在の保護者はスムーズに回答できるのではないかと思います。加えて、集計も簡単にできると思います。インターネットアンケートのQRコードを各保育園・幼稚園から保護者に配布すれば、もっとたくさんのご意見を聴取できるのではないでしょうか。
(事務局)今回の調査におけるインターネットでの回答については委託業者と実施可能か検討させて頂きます。今回の調査は、保育園・幼稚園に通っていない方も調査対象として幅広く調査したいと考え、無作為抽出としています。保育園・幼稚園等を通しての保護者のアンケートについては、実施を検討させていただきます。
(池田委員)資料6の調査票は前回のものでしょうか。
(事務局)お見込みのとおり、平成30年に実施した際の調査票です。今回は参考資料として用意したものであり、現状に合わせて修正を行う必要があります。
(池田委員)今回実施する調査についても、ベースはこの調査票となるのでしょうか。
(事務局)調査項目は変更となる可能性が高いですが、資料6の前回の調査票から大きく変わることはないと考えています。
(池田委員)羽村市の子どもの施策を策定・実施・評価するとありますが、アンケートを答える人が書きやすいことが重要だと思います。また、調査した結果がどのように反映されるかを説明した上で、アンケートを実施した方が良いと思います。
(中野子育て支援課長)こども基本法では、子どもに関する施策を策定・実施・評価する場合は、子どもや子育て当事者等に意見聴取することとされています。羽村市におきましても、子どもの意見を積極的に聴取していきたいと考えています。実際に、今回の子ども・子育て会議委員の改選では、市民公募委員の枠として高校生・大学生の枠を追加させていただいております。また、調査を実施する際には、調査の主旨を説明したり、目的を明確化したりするなど、調査票を工夫していきたいと考えています。
(宮川委員)目標回収率が前回の回収率より高めとなっていますが、目標回収率を達成するための取組を教えてください。
(事務局)前回も行ったのですが、調査期間中に、お礼状を発送し、是非ご回答いただきたいという旨のご案内をし、回収率向上を目指していきたいと考えています。
(会長)前回の結果である、58%という結果については、行政が行う調査だと回収率は高い方であると思います。これは非常にありたがいことであり、我々委員も貴重な意見として取り扱うべきだと思います。
(阿部委員)再度の質問になりますが、このような調査を行う上で、回収率も大事ですが、回収する件数が全体のどのくらいの割合になるかが重要だと思います。また、先ほど渡邉委員もおっしゃっていたように、QRコードを入れた方が回収率は上がると思います。
(事務局)全体の母数から逆算し、回収率が60%を想定し、有効な回答数を取れる件数を設定しております。全体の4割程度と考えています。今回の調査におけるインターネットアンケートについては、委託業者と実施可能か検討させていただきます。
(村井委員)調査項目の具体的なイメージはいつできるのでしょうか。また、「ヤングケアラー」や「ひきこもり」などは、回答する保護者の周りにいない可能性もあり、回答が難しい場合もあると思います。ある程度、用語の説明をした上でアンケートを実施した方が有効な回答が得られるのではないでしょうか。
(事務局)今回は調査項目のみを提示させていただきました。今回、提示させていただいた調査項目について、加えた方がいいもの、削除した方がいいものの検討を9月中にしていただきたいと思います。調査項目の整理を行った上で、具体的な設問や選択肢などのイメージを作成していきたいと考えています。現段階での予定ではありますが、次回の子ども・子育て会議では具体的な調査票のイメージを出していきたいと考えております。また、「ヤングケアラー」等については、用語の解説を行った上で、回答していただくようにしたいと考えています。
(藤井委員)3点ほど確認させて頂きたいと思います。まず、1点目ですが、前回の調査では、回答者によるかたよりはあったのでしょうか。本来答えて欲しい対象である、忙しい人の回答が減ってしまう可能性がありますが、その対策を教えてください。2点目ですが、羽村市独自の取組である「赤ちゃん休憩室」に関する取組の調査項目は入れなくてよいのでしょうか。3点目ですが、前回調査票で、夕食関連を聞く項目があると思いますが、もし、この項目について、低い傾向のデータが出た場合に市としての対策はどのようなものがあるのでしょうか。
(中野子育て支援課長)1点目のご質問の回答になりますが、前回の結果では、お子さんの年齢で見ると均等となっており、各年齢20%程度となっており、かたよりはなく、バランスは取れているのかと考えています。また、子育て中の忙しい世帯の回答についてですが、各家庭状況を鑑みて調査を実施することは難しい状況はありますが、行政が実施する他の調査と比較すると回収率は高い傾向にありますので、一定程度、高い関心があると感じております。先ほどもお話がありましたが、今回の調査でインターネットを活用できるかは調整となりますが、引き続き、更なる回収率の向上を検討していきたいと思います。
(事務局)2点目のご質問の回答になりますが、「あかちゃん休憩室」については、資料6-1、6ページの問14に認知度や利用実態に関する調査を行っていますので、この項目において、分析できるのではないかと考えています。
3点目の夕食の項目の回答になりますが、現在進行中である、第2期子ども・子育て支援事業計画では、子どもの貧困対策計画も包含しており、その分析をするために聞いています。回答の傾向によって、市としての対策を検討する可能性もあります。
(中野子育て支援課長)今回の調査では、評価することが目的ではなく、市民の皆さんの意識を把握することを第一としており、経年での比較をすることが重要と考えています。個別の施策をどのように評価するかについては、毎年度、子ども・子育て会議の中で、進捗状況の確認を頂くことなども行っています。子どもの食事については、市内で子ども食堂を運営する団体が4団体あり、現在はそれぞれ自主的な運営となっておりますが、この団体に対してどのような支援ができるのか、意見交換等を行っている状況です。そういった支援策を検討する中で、市民の皆様の状況を把握することが重要と考えており、調査はその傾向把握を目的としています。
(池田委員)アンケートを取った場合、結果に対して一定程度の対応が必要だと考えます。前回の調査結果を分析し、その結果を踏まえ、現在までどのような取組をしたかを把握した上で、今回実施する調査項目の検討が必要であると考えます。
(中野子育て支援課長)前回の調査結果を把握した上で、第2期子ども・子育て支援事業計画を策定し、子ども・子育て会議でも進捗を報告させて頂いているところです。今回のアンケート結果は、子ども・子育て会議において、速報値などを報告させて頂く予定であり、その中で前回の比較などを見ていただきながらご意見を頂きたいと考えております。頂いた意見や結果に対する対応ですが、予算に限りもある中ではありますが羽村市単体としてだけではなく、国や東京都に働きかけるなど、できる限り対応していきたいと考えております。
(会長)羽村市の施策の評価については、子ども・子育て会議でも、第2期子ども・子育て支援事業計画の評価や進捗確認等で行っています。今回は、今後策定する計画のベースとなる調査と考えており、調査結果を踏まえて、委員の皆様には積極的な意見交換をして頂きたい。
(副会長)今回の調査では各個人のニーズのみではなく、地域でどのようなニーズがあるのかについても把握できると考えます。その分析を行い、地域でどのようにこどもまんなか社会を作っていくのかを検討することが重要となります。また、子育て等は個人主義になりがちではありますが、今回のアンケートで困っている人を助けるといった、まわりに目を配る機会につながり、地域で子育てを支えるといった雰囲気も醸成できるのではないかと思います。
(村井委員)第2期子ども・子育て支援事業計画の基本目標5(配慮が必要な子ども・若者と子育て家庭への支援の充実)に関連する調査項目はありませんが、こういった項目について、どのようにニーズを把握するのでしょうか。
(事務局)質問によっては、回答をためらう場合もあり、実態を把握するのは難しい部分ではありますが、ニーズの把握について検討していきたいと考えております。
(中野子育て支援課長)今回の調査とは別に、インターネット等を活用した意見聴取を行う予定です。その中で、回答しづらい項目であるため、どこまで把握できるかわかりませんが、意見を聴取していきたいと考えております。また、関係団体へのアンケートについても実施を検討していきます。羽村市内部においても、担当する子ども家庭支援センターも含めた、計画策定に向けた庁内検討会も立ち上げております。庁内連携の中で、情報収集し、傾向を把握した上で、計画に反映していきたいと考えております。
また、教育委員会と調整中ですが、学校が行っている「こころのアンケート」を通して、設問を工夫しながら、学校に通う児童の傾向が把握できるよう、検討していきたいと考えております。
(会長)他にご質問等はありますでしょうか。
-特に無し-
(会長)次回の会議では、具体的な調査票のイメージが提示されると思います。委員の皆様はそのイメージをご覧になって積極的に意見を出して頂ければと思います。
(4) 利用者負担額等について
①利用者負担額について
(事務局)資料7~9に基づいて説明
②学童クラブ育成料について
(事務局)資料10~12に基づいて説明
(会長) 事務局からの説明が終わりました。この件について、ご意見、ご質問などございますか。
(池田委員)利用者負担の見直しをするためには、利用者負担において保育園等の運営が保障されるかが大切になると思います。羽村市における保育園や学童クラブの決算がどのようになっているのかの資料がないと検討できないと思います。それをお示しください。
(中野子育て支援課長) 今回は1回目の会議でありますので、保育料や育成料の概要を示したところです。今後の会議の中では運営に関する経費がどのようになっているのか、その中で利用者負担の割合がどのようになっているかなどの資料や他市の状況等を可能な範囲で提示していきたいと考えています。説明にもありましたが、保育園や学童クラブは利用者負担と公費で運営しています。公費については、市民の皆様から頂く税金であり、サービスを利用しない方にも負担を頂いています。サービスを利用する方としない方との割合の適正化という観点から委員の皆様にもご意見をいただきたいと思います。幼児教育・保育の無償化や東京都の第2子以降の保育料の無償化により、今後は1子目の0~2歳のみ保育料がかかります。無償化という流れもあるなかではありますが、その状況も踏まえて委員の皆様にはご検討をお願いいたします。
(会長)利用者負担は安いからといっていいとは限らず、どこかで誰かが負担をしないと運営が成り立ちません。利用しない人と利用する人の負担の割合、バランスも重要であると考えます。この会議で意見交換を活発に行い、利用者負担を検討していきたいと思いますので宜しくお願い致します。羽村市長から諮問を受けていますので、子ども・子育て会議では利用者負担の適正化を検討し、羽村市長に答申する必要があります。今後、事務局に資料を用意いただき、子ども・子育て会議としてまとめる必要があります。
(会長) そのほか、ご意見・ご質問はございますか。
-特になし-
(会長)予定しておりました議事等はすべて終了しましたが、皆様から何かございますか。
-特になし-
特に無いようですので、これで第2回の会議を閉会とさせていただきます。
それでは、事務局に進行を戻します。
(事務局) 以上をもちまして令和5年度第2回子ども・子育て会議を終了させていただきます。
配布資料