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あしあと

    令和2年第9回羽村市議会市長所信表明要旨

    • [2020年12月1日]
    • ID:14375

    (令和2年12月1日)

    おはようございます。

    本日ここに、令和2年第9回羽村市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。

    定例会の開会にあたり、私の所信の一端と市政運営の状況について申し述べ、議会並びに市民の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。

    師走を迎え、日を追うごとに寒気も深まり、冬の到来を感じる頃となっております。

    令和2年も余すところ、ひと月弱となり、この一年間を振り返りますと、年明けの頃には想像もつかなかった事態として、新型コロナウイルスという見えない敵との、答えのない戦いに明け暮れた一年であったように感じております。

    市においても、今般、職員2名の感染が判明したところであり、大変ご心配をおかけしております。

    西多摩保健所の指導・助言をいただき、何れも直ちに勤務場所の消毒を行い、市では通常どおり業務を行っております。

    市では、再度、全職員に対し、徹底した感染防止に努めるよう、周知を図ったところであります。

    一方、いまだ渦中にあるものの、羽村市では、幸いにも、これまでに累積の感染者数が26市の中で一番少ない状況を保つことができておりますことは、市民の皆様が感染拡大防止対策に十分ご理解いただき、ご協力いただいている賜物であると、改めてお礼を申し上げます。

    また、この見えないウイルスとの戦いにおいて、人々の健康と命を守るために日夜献身的にご尽力いただいている、医療や福祉、市民生活を支える仕事に従事されている関係者の皆様に、心からお礼を申し上げます。

    海外からは、ワクチン開発の明るい報せも届いており、政府は、安全性、有効性の確認を最優先に、来年前半までに全ての国民に提供できる数量を確保し、無料で接種できるようにするとの方針を示しております。

    また、その接種にあたり、市は、地域の医療関係団体等と連携して、接種体制を確保することとしております。

    全市民が対象となる膨大な事務作業が見込まれることから、今からしっかりと国の動向を見極めつつ、庁内の体制を整備し、即応するための準備に力を尽くす考えであります。

    さて、9月に発足した、新たな菅内閣による初めての臨時国会が、10月26日に開会し、首相は衆参両院本会議での所信表明演説において、「新型コロナウイルスが経済に与える影響をはじめ、内外の経済動向を注視しながら、躊躇なく、必要な対策を講じていく」との方針を示しました。

    その後、追加の経済対策を盛り込んだ、今年度の第三次となる補正予算案の編成も指示され、現在、作業が進められております。

    こうした中、我が国経済の状況ですが、先月、内閣府が発表した最新、11月の月例経済報告によると「依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きがみられる」とされ、5か月連続で景気判断が据え置かれました。

    同じく内閣府が同月、発表した今年7月から9月期のGDP・国内総生産の速報値は、伸び率が、前期比で5.0パーセント、年率換算では21.4パーセントと高い伸びを記録いたしましたが、これは前期の戦後最大となるマイナス成長に対する反動との側面が大きく、GDPの規模は感染拡大前の水準には遠い状況にあります。

    こうした状況を踏まえ、国は、「感染症が内外経済を下振れさせるリスクに十分注意する必要がある」とし、「経済の持ち直しの動きを確かなものとして民需主導の成長軌道に戻していく」との方針を明らかにしており、羽村市においても、こうした国の動向に合わせ、全力で地域経済を支える取組みを進めていく覚悟であります。

    現下の市内の経済状況ですが、産業部門の担当者からは、製造業では、一部に受注の戻りが感じられている事業者がある一方、特に小規模の事業所においては、受注が回復しておらず、新型コロナウイルス感染症の影響は未だ深刻で、景況の回復基調は感じられていないとの報告を受けております。

    また、市内商業においては、感染拡大が続く中、飲食業や小売業を中心に、未だ厳しい状況が続いているとの報告を受けており、特に、酒類を提供する飲食業等においては、東京都により、今月17日までの間、時間短縮営業も要請されております。

    市では、こうした状況にスピード感をもって対応するよう、市独自の支援策を展開し、市内産業の活性化に積極的に取り組んでおります。

    この内、先月、ひと月を通じて実施した羽村市産業祭では、市内全戸にクーポン券を配布し、参加店舗において活用いただくとともに、10月31日、11月1日の2日間にわたり実施したスタンプラリーでは、秋晴れの陽光のもと、延べ2万4千人を超える方に、市内10か所に設置したチェックポイントを楽しみながらまわっていただきました。

    市内分散型の新たな試みとして実施したこの産業祭ですが、これほどに多くの市民の皆様が市内経済の現状に心をとめ、ご自身にできることとして、積極的にイベントに参加していただいたことは大変ありがたく、事業者の皆様には心強いエールになったものと感じております。

    本日からは、20パーセントのプレミアムが付く市内共通商品券の販売申込みを開始しております。

    発行総額は3億6千万円であり、市内消費のさらなる喚起につながるものと期待をいたしております。

    さらに、現在、羽村市商工会では、昨年、大変好評であった、スクラッチ事業を市内約200店舗で展開しており、この事業についても市は、積極的に支援に努めております。

    こうした施策がそれぞれ有機的に結びつき、相乗効果を発揮して市内産業の活性化に繋がるよう、市では、羽村市商工会など関係機関とさらに連携し、現下の厳しい状況をともに乗り越えていきたいと考えております。

    次に、都政について目を向けますと、11月24日、東京都庁において、東京都知事、そして東京都市長会、東京都町村会の役員などが参加し、「都市町村協議会」が開催され、私は、東京都市長会顧問として、これに出席いたしました。

    席上、東京都市長会からは、東京都の令和3年度予算編成に対し、最重点要望として、各自治体共に、新型コロナウイルスの感染拡大による景気の悪化で税収の減少が懸念されるなど、未曾有の財政危機に陥ることが確実視されている中、感染症対策の影響を踏まえた財政支援の更なる強化を要請いたしました。

    多摩地域の各自治体においては、行政に求められるニーズが複雑・多様化を極め、年々行政需要が増加する中、それぞれ積極的に行財政改革を進め、効果的・効率的な行政運営に努めている一方、国の税制や社会保障制度改革の影響、さらには、現下のコロナ禍にあって、いずれも厳しい財政状況にあります。

    東京都においては、こうした基礎自治体の置かれた状況を十分に踏まえ、多摩地域の振興をより実効性のあるものにするためにも、積極的な施策の推進を図るとともに、財政的な措置を講じることを期待し、今後の予算編成に向けた取組みを注視してまいります。

    さて、こうした中、羽村市においても、現在、令和3年度の予算編成に鋭意取り組んでおります。

    現下の市の財政は、歳入の根幹をなす市税収入が新型コロナウイルス感染症の影響などにもより、市民税の減収が見込まれており、財政調整基金をはじめとした基金の現状を踏まえると、今後の財政環境は一層厳しくなるものと予測をしております。

    一方、困難な時にあっても、喫緊の課題に的確に対処するとともに、安全・安心のまちづくり、少子高齢化への対応、都市基盤整備など、市が将来にわたり発展していくための施策については、着実に推進していく必要があります。

    市では、こうした厳しい財政環境を踏まえ、効果的、効率的な財源配分を行うため、今回の予算編成にあたり、新たに予算枠配分方式を導入したところであります。

    枠配分方式は、経常経費の一部を、今年度予算を基準として、特別な増減要因を考慮した上で、各部署に一定の配分を行うものであり、各部署では、配分された予算の範囲で創意工夫を行い、主体的な判断による予算編成が可能となります。

    羽村市が魅力あふれるまちとして今後も発展していくために、各部署が自主的、自律的な事業の見直し、再構築を行い、取り組むべき施策を見極め、事業を磨き直し、予算編成に取り組んでまいります。

    続いて、この機会に重要施策を中心に、近時の市政運営等の状況について、ご報告いたします。

    はじめに、第六次長期総合計画の策定について申し上げます。

    市の最上位計画である長期総合計画ですが、第六次となる新たな計画の策定に向け、去る10月、第1回目の「長期総合計画審議会」を開催し、本格的な検討を開始いたしました。

    委員の皆様には、初回の会議にもかかわらず大変活発なご議論をいただいたところであり、私も参加しておりましたが、委員の皆様の市の未来に対する熱い想いを感じ、市民目線での率直な声に触れ、大変大きな意義を感じる会議となりました。

    この変化の激しい時代に市の将来を見据えた計画を策定するためには、これまで以上に市民の皆様の声をお聴かせいただくことが、何よりも重要であると、私は考えております。

    こうした観点から、今回の計画策定においては、市では初めてとなる手法を取り入れ、無作為に抽出した市民の皆様に招待状を送付してワークショップを開催し、また、子育て世代の皆様の意見をお聴きする会として動物公園の芝生広場を会場に、リラックスした雰囲気で話し合いを行っております。

    さらに、若者世代の意見をお聴きする場面ではオンラインミーティングを実施するなど、対象者に合わせ工夫を凝らし、実効性の高い取組みを進めております。

    参加していただいた皆様からは、市の「宝」や「強み」、「未来に残したいもの・こと」など、貴重な意見を伺っており、今後の計画策定に活かしていく考えであります。

    また、長期総合計画と取組みを一にして策定作業を進めております生涯学習基本計画についても、この間、第1回目の「生涯学習審議会」を開催いたしました。

    市では、「楽しく学び つながり 活かす 生涯学習」を基本理念として、これまで幅広い生涯学習関連施策をライフステージの観点も含め、学ぶ人の視点から総合的に展開してまいりました。

    令和4年度を始期とする、第二次となる生涯学習基本計画においても、これまでの生涯学習推進施策を継承、発展させ、社会情勢、学校教育の変化にも対応し、市が目指す生涯学習社会の実現に向け、議論を深め、策定に取り組んでまいります。

    次に、市がホストタウンとなっているキルギス共和国との交流等について申し上げます。

    先月、IOC・国際オリンピック委員会会長が来日し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の準備状況を視察され、改めて、「来年の開催を実現する」という強い意思を表明されました。

    市では、来年の夏、我が国、そして世界が新型コロナウイルスを克服した証として、世界中の祝福のもとに、オリンピック・パラリンピックが開催されることに明るい希望を持ち、引き続き大会気運の醸成に努めていく考えであります。

    キルギス共和国との交流については、今月開催予定であった柔道グランドスラム東京大会が中止となり、柔道男子代表チームの来日はかなわぬ状況となったものの、選手たちは、引き続き、精力的にトレーニングに励み、来年夏のオリンピック出場を目指していると聞いております。

    市では、奮闘する選手たちに応援の想いを届けるため、市民や関係者の皆様から募集したメッセージや写真を応援メッセージブックとしてまとめ、チームに送る準備を進めており、合わせて、現在、市役所ホールにてチームを応援する特別展示を行っております。

    先週、私は、キルギス共和国大使館を訪れ、特命全権大使とお会いし、今後も相互に交流を重ねながら、都市間の親交も深めていきたいとの想いを改めて共有いたしました。

    これまで、キルギス共和国との交流については、羽村らしい、市民や関係者の皆様とともに作り上げる、心のこもった取組みができているものと感じております。

    来週からは、遊牧民の伝統的な住居であるユルタの展示をゆとろぎで行うなど、市民の皆様にキルギス共和国の文化に理解と親しみを深めていただくための関連事業を実施いたします。

    こうした取組みを総合的に進めながら、来年の夏に向け、オリンピック・パラリンピックの気運醸成に一層努めてまいります。

    次に、羽村駅西口土地区画整理事業について申し上げます。

    槌音を響かせ、5年が経過する中、まちの姿も目に見える形で変化をしてきております。

    この間、権利者をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力のもと、施工の安全確保に万全を尽くし、順調に事業が進展してきております。

    優先整備エリアである「羽村大橋周辺」では、土地区画整理事業に合わせ、関連工事として、下水道事業により、雨水管布設工事も進んでおります。

    近年、異常気象が常態化する中、大型台風やゲリラ豪雨などによる浸水被害に対し、防災の観点からも、さらなる雨水対策の強化を進める必要があり、区画整理事業に合わせ、こうした雨水管の整備を進めていくこと、さらに首都直下型地震の切迫性が指摘される中、地区内の上下水道管の耐震化を進めていくことは、災害に強い、安全で安心なまちづくりのためにも大変重要な取組みであります。

    土地区画整理事業は、こうした都市施設の抜本的な整備改善や防災対策の強化に繋がる取組みであり、引き続き、市では本事業を最重要施策として位置付け、推進を図るものであります。

    既成市街地における区画整理という難しい事業ではありますが、引き続き、国・東京都とともに緊密に連携を図り、将来を見据え、着実に取組みを前に進めてまいります。

    以上、所信の一端と市政運営の状況について申し述べさていただきましたが、時代は平成から令和へと移り、羽村市においても、次年度、第五次長期総合計画の10年間が最終年度を迎えます。

    今、羽村市は、未来に向けた結節点に立っております。

    変化の激しい社会経済情勢のもと、顕在化する様々な課題やニーズに対応し、いかに将来的な展望を示せるか、市民の皆様の暮らしに向き合う、基礎自治体に求められる役割は、益々大きなものになってきております。

    また、国難とも言うべき、新型コロナウイルス感染症の感染拡大も、未だ収束の見通しが立たない状況にあり、答えの無い戦いが続いております。

    先の見えない荒波の中にあって、羽村市という大きな船を無事に進めていくために、この時こそ、私がこれまでに培った行政運営の経験を十二分に発揮し、全身全霊で舵取り役の職責を果たす覚悟でおります。

    ここに改めまして、議員各位並びに、市民の皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

    なお、今次定例会には、条例案件6件、補正予算案件4件、市道路線の廃止案件1件、合わせて11件の議案をご提案申し上げております。

    よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

    以上で、私の発言を終わります。

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