外来種の中で、地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのあるものを、特に侵略的外来種といいます。
「侵略的」というと、何か恐ろしい・悪い生き物なのかしら?と思われがちですが、本来の生息地ではごく普通の生き物として生活していたものですので、その生き物自体が恐ろしいとか悪いというわけではありません。たまたま、導入された場所の条件が、大きな影響を引き起こす要因を持っていたに過ぎません。
たとえば、日本ではごく普通にどこにでもいるコイという魚や土手などに生えているクズという植物でも、本来生息・生育していなかったアメリカでは、「侵略的」な外来種だといわれているそうです。
環境省及び農林水産省において、日本における侵略的外来種を整理した「生態系被害防止外来種リスト」(別ウインドウで開く)を作成しています。
正式名称:我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト
特定外来生物についてはこちらのページ(別ウインドウで開く)(羽村市公式サイトの別ページ)をご覧ください。
外来生物法の規制はありませんが、生態系等への被害を及ぼすおそれがあるため、外来種被害防止三原則の「入れない、捨てない、拡げない」の遵守など、取扱いには注意が必要です。