(令和3年9月7日)
おはようございます。
令和3年第6回羽村市議会、定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。
定例会の開会にあたり、一言、ご挨拶を申し上げます。
1年間の開催延期、無観客など、異例ずくめの大会となった「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が一昨日、その幕を閉じました。
感染が拡大する中での開催には、賛否両論、さまざまな意見がありましたが、すべてを掛けて大会に臨み、自らの限界に挑んだオリンピアン・パラリンピアンの姿は胸を打つものがありました。
大切なことは、お互いを尊重し、認め合い、その上で、困難な中での開催から得たこと、学んだことをレガシーとしてどう残していくかなのだと改めて感じたところであります。
さて、7月12日に東京都と沖縄県を対象に発出された緊急事態宣言は、感染力が非常に強いとされる変異ウイルス「デルタ株」の全国的な流行による感染拡大の第5波の到来により、現在、21都道府県まで拡大しており、まん延防止等重点措置が適用されている12の県と合わせ、全都道府県の7割に広がっています。
羽村市におきましても、累積の感染者数は、700人を超えており、より一層の感染拡大防止対策を徹底していくことが求められています。
こうした中、市のワクチン接種の状況ですが、接種を希望する妊婦とそのご家族の優先接種を9月3日から開始するとともに、昨日からは、12歳以上の全年齢層のワクチン接種予約を開始いたしました。
市民の皆様の接種率につきましては、65歳以上の高齢者の皆様の2回接種率は、9月6日現在で87.1パーセントとなっており、希望する方への接種は、ほぼ完了したものと捉えております。
また、市民の皆様全体では、同じく9月6日現在で、1回接種率が56.9パーセント、2回接種率が44.2パーセントとなっており、市では、11月末までに接種を希望するすべての市民の皆様の2回接種が完了できる体制で臨んでおります。
国においては、ワクチンの効果を高めるために3回目の接種を行う、いわゆるブースター接種の検討も始まりましたので、市といたしましては、2回の接種を可能な限り早期に完了できるよう、今後も最善を尽くすとともに、感染が増加している若い世代の方にも積極的に接種していただけるよう、より一層の啓発に努めてまいります。
感染の拡大は依然として予断を許さない状況ではありますが、市では引き続き、市民の皆様の安心と安全のため、全庁を挙げてコロナ対策を推進してまいりますので、皆様におかれましても、ご自身と大切な人の命を守るための行動を、心からお願い申し上げます。
なお、今次定例会には、決算認定案件7件、条例案件6件、基本構想案件1件、補正予算案件6件、剰余金処分案件1件、市道路線の認定案件1件、人事案件1件、損害賠償案件1件、合わせて24件の議案をご提案申し上げております。
よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
以上で、私の挨拶とさせていただきます。