
(令和7年12月3日)
おはようございます。
令和七年・二〇二五年第四回羽村市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
定例会の開会にあたり、一言、御挨拶を申し上げます。
今年も残すところ一か月となりました。
師走に入り、冬らしい天候が続いています。
庁舎から望む浅間山一帯は、紅葉が織りなす、色彩豊かな風景が一面に広がっています。
そんな中、去る十一月十八日の夕方、横田基地所属のCー130輸送機による人員降下訓練において、米陸軍兵士が、基地区域外の羽村市に着地する事故が発生いたしました。
過去にも、市内では米空軍機の部品やパラシュートの落下事故が発生しており、基地運用の安全対策及び事前の情報提供を徹底するよう再三要請してまいりました。
しかしながら、今回も事前の情報提供は無いまま訓練が実施され、事故が発生したことは極めて遺憾であり、市民生活の平穏と安全を守る立場から、こうした事故は看過できません。
市民並びに当該兵士の生命に影響がなかったことは、不幸中の幸いではありますが、民家の建物の一部が破損する被害が生じております。
被害を受けた市民の方には、心よりお見舞いを申し上げます。
今回の事案について、十一月二十日に、在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官が来庁し、説明を受けました。
その際に、私から直接、口頭及び文書により、厳重に抗議を行いました。
また、同日、国及び在日米軍に対しても抗議を行っております。
市民の皆様の生命と財産を守ることは、市長としての最重要責務であります。
引き続き、より一層厳格な安全管理と透明性のある情報提供を、東京都及び基地周辺自治体と連携を図りながら要請してまいります。
次に、社会経済状況についてです。
本年十月に、高市新首相の就任により、国政は新たな局面を迎えました。
高市政権は、「責任ある積極財政」の基本姿勢の下、喫緊の課題である物価高騰への対策を最優先課題として位置付けております。
具体的な措置としまして、ガソリン税の暫定税率廃止、医療・介護施設への支援、中小企業の経営支援など、包括的な経済対策を示しております。
十一月二十一日には、「『強い経済』を実現する総合経済対策」を閣議決定し、「生活の安全保障・物価高への対応」「危機管理投資・成長投資による『強い経済』の実現」「防衛力と外交力の強化」の三本の柱を掲げ、予算、財政投融資、税制、規制・制度改革など、あらゆる政策手段を総動員して実行することとしております。
市といたしましては、これら国の総合経済対策の詳細が明らかになった段階で、市民や事業者の皆様に最大の効果がもたらされるよう、迅速かつ実効的に対応して行く考えであります。
次に、「公共施設再配置構想」についてです。
第三回定例会終了後、六回に渡り開催した「懇談会」では、延べ百七十七人の御参加をいただき、「公共施設再配置構想たたき台」をもとに市民の皆様のそれぞれの立場による率直な意見を数多くいただいたと感じております。
また、教育委員会主催による学校教育施設に特化した「懇談会」も二回開催し、こちらにも延べ七十三人の御参加をいただき、さまざまな御意見をお聴かせいただきました。
九月十二日に「たたき台」を公表した後、市民の皆様の御意見を広く募集してまいりました。
途中で募集期間を延長させていただき、最終的に、二百件を超す御意見をいただきました。
取組に賛成する意見がある一方で、心配や懸念について、多くの御指摘をいただいております。
一つ一つが市の公共施設の将来について、真摯に想いを述べられたものであり、市民の皆様に長く愛され利用されてきた施設について見直しを検討することは、改めて、大変難しいものと感じております。
しかし、市が抱える公共施設の老朽化への対策は先送りすることができない重要な課題であります。
将来にわたって持続可能な行政サービスを提供し、次の世代や未来の市民に健全な施設を引き継ぐためには、今、私たちがこの課題に真正面から取り組まなければなりません。
今後、いただいた御意見について丁寧に検討し、結論を出してまいります。
次に、「はむら市民と産業のまつり2025」についてです。
開催前日の雨天により会場の一部に影響を受けましたが、十一月一日、二日のまつり期間中は晴天に恵まれ、市内外から大変多くの方々に来場していただき、盛況のうちに終了いたしました。
今年の夏の猛暑は、気象庁の統計開始以来、最も厳しい記録的な暑さになったとのことですが、秋の穏やかで安心できる環境の中で、来場者や関係者に、おまつりを満喫していただきました。
この事業は、実行委員会を始め、市民や事業者、団体、近隣住民など、多くの皆様に御理解と御協力をいただきながら運営しております。
回を重ねるごとに、さまざまな事業者や団体の参画をいただき、おまつりが充実し、広がりを見せていることは、大変喜ばしいことであります。
今回新たに、市内事業者である株式会社ロジスポに御協力をいただき、日野自動車株式会社羽村工場、栄小学校等と合わせて、六か所に臨時駐車場を設置しました。
トヨタS&D西東京株式会社には、無料のシャトルバスを運行していただき、従来の羽村駅と会場とを結ぶ路線に加え、小作駅と会場及び臨時駐車場と会場とを結ぶ路線を新たに増設し、三路線での運行を実施していただきました。
多摩ケーブルネットワーク株式会社には、「地域広帯域移動無線アクセスシステムの整備及び公共サービスに関する協定」に基づき、まつり会場でのWiーFiの利用環境を整備していただきました。
この他にも、さまざまな主体からの御支援と御協力をいただいており、来場者の利便性の向上が図られております。
これらの連携・協働の実績は、今後の行政運営にも生かし、市民・団体・事業者の皆様と行政が一体となった、より充実した施策の展開につなげていく考えであります。
次に、「令和七年台風第二十二号及び第二十三号」についてです。
十月八日から九日にかけて台風二十二号が、十月十三日には台風二十三号が、強い勢力を保ったまま、伊豆諸島に接近しました。
この二つの台風により、記録的な大雨や暴風が発生し、八丈町及び青ヶ島村では大きな被害を受けております。
八丈町とは、「羽村・八丈エコ教室」での御縁もあり、市ではいち早く、この台風被害への支援について、東京都等から情報を収集するなどして検討を進めていたところ、東京都が義援金の募集を開始したため、十月二十四日に市役所庁舎一階総合案内など、公共施設六か所に義援金箱を設置し、義援金の募集を開始いたしました。
「はむら市民と産業のまつり」でも御協力をいただいたところであります。
被災地の一日も早い復興に向けて、引き続き、議員の皆様を始め、市民の皆様の御理解と御協力を、よろしくお願いいたします。
また、現在、プリモホールゆとろぎでは開館二十周年特別記念事業、星野富弘「花の詩画展」を開催しています。
十四日までの開催期間ですので、ぜひ多くの市民の皆様にお越しいただき、観賞いただきますようお願い申し上げます。
なお、今次定例会には、条例案件七件、補正予算案件三件、市道路線認定案件一件人事案件一件、合わせて十二件の議案を御提案させていただきました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。