熱中症とは、暑い環境で体温の調整ができなくなった状態で、めまいや吐き気、頭痛、失神等さまざまな症状をきたし、最悪の場合は死に至る疾患です。誰でもなる可能性があり、運動中だけでなく、室内でも起こります。特に、高齢者や乳幼児、また、スポーツなど身体を動かす方は熱中症になりやすいため注意が必要です。また、熱中症は暑い屋外などでの運動や労働だけでなく、屋内での生活においても注意が必要です。
今年も暑い日が続くことが予測されます。 熱中症にかかるリスクが高くなることが予想されるため、体調管理に十分に注意しましょう。
室温28℃、湿度70%を超えたら要注意です。特に高齢者は暑さを感じにくくなっているため皮膚感覚で判断せずに、温湿度計で確認しましょう。
2)エアコンや扇風機を上手に使う
冷たい空気は下に、温かい空気は上へ行きます。扇風機などを使って室内の空気を循環させると、効率的に部屋全体が涼しくなり省エネ効果が期待できます。
3)夜間もエアコンを活用
夜間は、エアコンのタイマーが切れた後に室温が非常に高くなることがあります。タイマーは少なくとも3時間以上使用しましょう。
4)カーテンやすだれ、よしずなどを使って直射日光が入らないようにする
窓から入る熱は、室温の上昇に大きな影響を与えます。直射日光を遮ることで熱中症対策や省エネができます。
気温が30℃でも、日向では頭上からの日射に加え、50℃近くに高温化した歩道や車道からの放射熱があるため、とても暑く感じます。なるべく木陰や日陰の多い道、地下道などを選んで歩きましょう。
2)帽子や日傘で直射日光を防ぐ
日傘を使うと、日向に比べて1から3℃程度涼しく感じます。遮光(太陽の光を遮る)や遮熱(太陽の熱を遮る)機能の高い日傘を選ぶと、さらに涼しく感じます。
3)こまめな休憩
外出時は、こまめに涼しい場所で休憩しましょう。市内の下記公共施設(クーリングシェルター、クールシェアスポット)を休憩所としてご利用ください。
必要な飲水量は生活や食事内容によって異なりますが、一日に1.2Lの摂取が目安です。
1回あたりコップ一杯(約200ml)を1日6から8回に分けて飲むことがおすすめです。
さらに以下のポイントを押さえて水分補給をしましょう。
①室内
エアコンの効いた涼しい部屋にいると、空気が乾燥して知らないうちに脱水状態になることがあります。のどが渇く前に水を飲むことを心がけましょう。
②入浴前後
入浴前に水を飲むと、入浴中の脱水を防ぐことができます。また入浴後に水を飲むと、体内の水分が補われ、血管が詰まりやすくなるのを防げます。
③就寝前、起床時
寝ている間にも汗をかいて体内の水分が失われます。就寝前と起床時に水分をとり、脱水を予防しましょう。枕元に飲み物を置いておくこともおすすめです。
④多量の汗をかいた時
体内の水分とともに塩分も失われます。0.2%程度の塩分を含むスポーツドリンクなどの飲料を補給することが効果的です。
注意:日常的な摂取は糖分、塩分の摂りすぎになりますのでご注意ください。
速乾性・吸湿性のある衣服を着用し、身体の放熱を促しましょう。
バランスのよい食事と十分な睡眠で体調を整えておくことが大切です。
☆意識がないとき、自力で飲み物を飲めない場合は救急車を呼びましょう。救急車を呼ぶか判断に迷ったら、東京消防庁救急相談センターへ電話で相談してください。
□救急相談センター #7119(24時間 年中無休)
□ダイヤル回線 042-521-2323(多摩地区)
環境省と気象庁では、これまで熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される場合に、「熱中症警戒情報」を発表し、注意を呼びかけてきました。
これに加え、過去に例のない危険な暑さにより熱中症による重大な健康被害の発生に備え、熱中症警戒情報をもう一段引き上げた「熱中症特別警戒情報」を新たに創設し、令和6年度から運用を開始しました。
「熱中症特別警戒情報」が発表された地域では、重大な健康被害が生じる恐れがあります。発表された場合は、不要不急の外出や運動を控え、冷房が効いた室内で水分をこまめに取るなどの自発的な熱中症予防行動に取り組み、自分や周囲の方の身を守りましょう。
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート) | 熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート) | |
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概要 | 気温が特に著しく高くなることにより、熱中症に よる重大な健康被害が生じる恐れがある場合に発表 | 気温が著しく高くなることにより、熱中症による 健康被害が生じる可能性があると予想された際に発表 |
発表基準 | 都内の全ての情報提供地点における 翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35以上 | 都内のいずれかの情報提供地点における 翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33以上 |
発表のタイミング | 前日の午後2時ごろ | 前日の午後5時ごろ及び当日の午前5時ごろ |
令和7年4月23日(水曜日)から10月22日(水曜日)
市では、環境省・気象庁からの「熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)」または「熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)」の発表を受け、熱中症に関する注意喚起を以下の通り実施します。
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)発表時 | 熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)発表時 | |
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メール配信サービス | 前日の午後3時ごろおよび当日の午前9時ごろ | 当日午前9時ごろ 平日(月曜日から金曜日)のみ実施。土曜日または祝日は、 前日に熱中症警戒アラート(予測値)が発表された場合、前日 午後5時ごろまでに実施。 |
防災行政無線 | 前日の午後3時ごろおよび当日の午前9時ごろ | 当日午前9時ごろ 熱中症警戒アラートが発表された火曜日・金曜日のみ実施。 ただし暑さ状況により、それ以外に実施することもある。 |
クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)とは、熱中症特別警戒アラートが発表された際に、暑さを避けて休憩が取れる場所を提供する施設です。
なお、羽村市の公共施設ではクーリングシェルターとして指定した施設を、暑さをしのぐための一時的な休憩場所として、熱中症特別警戒アラートの発表の有無に係わらず利用できます。
熱中症特別警戒アラートが発表されるなど、危険な暑さが見込まれるときは、冷房が効いた室内で過ごすことが基本となりますが、やむを得ず外出する際に危険な暑さに見舞われた場合や自宅に冷房設備がない場合は、十分な水分を補給するとともに、適宜、「クーリングシェルター」などを活用し、熱中症の予防に努めましょう。
名称 | 所在地 | 開放可能日等 | 受入可能人数 |
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市役所庁舎 | 緑ヶ丘5丁目2番地1 | 平日午前8時30分から午後5時 | 10から15人 |
保健センター | 緑ケ丘5丁目5番地2 | 平日午前8時30分から午後5時 | 20人 |
プリモホールゆとろぎ | 緑ヶ丘1丁目11番地5 | 午前9時から午後10時(月曜日を除く) | 20人 |
S&Dスポーツアリーナ羽村 | 羽加美1丁目29番地5 | 午前8時40分から午後10時(月曜日を除く) | 14人 |
S&Dスイミングプラザ羽村 | 五ノ神319番地3 | 午前8時40分から午後10時(月曜日を除く) | 15人 |
福祉センター | 栄町2丁目18番地1 | 平日午前8時30分から午後5時 | 20人 |
産業福祉センター | 緑ヶ丘2丁目11番地1 | 午前9時から午後9時30分(月曜日始を除く) | 8人 |
東児童館 | 神明台3丁目30番地2 | 午前9時から午後5時(木曜日を除く) | 10人 |
中央児童館 | 羽中3丁目6番19号 | 午前9時から午後5時(金曜日を除く) | 10人 |
西児童館 | 小作台5丁目28番地3 | 午前9時から午後5時(火曜日を除く) | 10人 |
高齢者在宅サービスセンターいこいの里 | 羽加美4丁目18番6号 | 午前9時から午後4時30分(日曜日を除く) | 6人 |
水道事務所 | 緑ヶ丘2丁目18番地5 | 平日午前8時30分から午後5時 | 9人 |
環境省「熱中症予防情報サイト」に個人向けメール配信サービスがあります。
登録すると「暑さ指数(WGBT)の予測値または実況値」「熱中症警戒アラート」に関するメールを受け取ることができます。
環境省熱中症予防情報サイトへのリンク(別のサイトに移ります)
東京都熱中症対策ポータルサイト(別ウインドウで開く)(別のサイトに移ります)
熱中症予防のための情報・資料サイト(別ウインドウで開く)(別のサイトに移ります)
熱中症予防のために
高齢者のための熱中症対策リーフレット
羽村市福祉健康部健康課(保健センター内)
電話: 042-555-1111 (保健センター係)内線622 (健康推進係)内線624
ファクス: 042-554-4767
電話番号のかけ間違いにご注意ください!