国際放射線防護委員会の2007年勧告によると、平常時に一般の人(子どもを含む)が1年間に浴びる放射線の線量の限度は、年間で1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)です。
年間1ミリシーベルトを時間当たりに換算すると、環境省による自然放射線量の国内平均値である毎時0.04マイクロシーベルトを含み、毎時0.23マイクロシーベルト (この値には内部被ばくは含まれていません。)になります。
上記の値以下であれば、健康への影響を及ぼすレベルではないと言われています。
環境省が、除染する必要がある箇所を、放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト以上としていることから、羽村市でも、毎時0.23マイクロシーベルト以上を除染対象の基準とした、「羽村市放射線量の高い箇所の除染マニュアル」に基づき除染などの対応をしていきます。
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羽村市では富士見公園を定点として、空間放射線量測定を実施しています。
富士見公園における空間放射線量測定は、平成23年7月から実施してきましたが、市内の放射線量は、これまでの測定結果が自然放射線量と同程度で推移していることから、平成27年10月から、週1回の測定回数を月1回(原則第2水曜日)に見直しました。さらに、測定を開始してから10年が経過し、この間数値に大きな変動が見られないことから、令和3年度から、測定回数を3ヶ月に1回(6月・9月・12月・3月)に見直しました。
測定日 | 曜日 | 天候 | 測定高さ | ||
5cm | 50cm | 1m | |||
12月14日 | 水 | 晴れ | 0.052 | 0.051 | 0.051 |
単位μSv/h(毎時マイクロシーベルト)
富士見公園について(過去の測定結果、グラフ)
令和4年の測定結果についてはこちら
令和3年の測定結果についてはこちら
令和2年の測定結果についてはこちら
令和元年の測定結果についてはこちら
平成30年の測定結果についてはこちら
平成29年の測定結果についてはこちら
平成28年の測定結果についてはこちら
平成27年の測定結果についてはこちら
平成26年の測定結果についてはこちら
平成25年の測定結果についてはこちら
平成24年の測定結果についてはこちら
平成23年の測定結果についてはこちら
羽村市では、小中学校、市立保育園、学童クラブにおいて、児童・生徒が活動する場所の雨水集水桝など、公園においては落ち葉の上やトイレの雨樋など、また、その他の公共施設において、雨水集水枡や雨樋など、局所的に高い値が出る可能性のある箇所の放射線の測定を行いました。
その結果、地上から5cmの高さで毎時0.23マイクロシーベルトを越える数値が測定された地点については、泥の除去などの簡易除染を行い、その後、再測定したところ、いずれも低い値が測定されました。
シンチレーション式
地表面から5cm、50cm、1mそれぞれの高さにおいて、1分間の放射線量(ガンマ線量)を5回測定し、その平均値を算出し測定結果としています。