あしあと
男女共同参画社会の実現のためには、男女が共に責任を分担し合いながら支え合うことや、多様な生き方を尊重し合うことが重要です。
市では、男女一人ひとりが個性と能力を発揮し、自分らしくいきいきと暮らしていくためにはどうしたらよいかを参加者とともに考える機会として、市民などで構成する実行委員会の企画・運営により男女共同参画フォーラムを行っています。
今回は、20~70代の幅広い世代で構成される男女共同参画フォーラム実行委員会の活動を通して感じたことなどを、インタビュー形式で紹介します。
左から、井上肇彦さん(実行委員長)、松尾紀子さん(副実行委員長)、福田七海さん、高田和登さん、浜中久美子さん
(委員)過去のフォーラムを見ると、若い世代の参加が少ない傾向があったので、若い実行委員の意見を中心に、若い世代にも関心が高いテーマについて話し合いました。
(委員)婚活という言葉が話題になるなど、近年では、結婚は「意識し、努力しなければ達成できない」状況となっており、若い世代の関心も高いことから、テーマを「婚活~結婚とは、家庭とは~」に決定しました。
(委員)就職や結婚に悩みを持つ方も多い現代社会において、「結婚っていいものだよ」「支え合うことってすごく大切なことなんだよ」ということを来場者の皆さんに感じていただきたいと思っています。
(委員)今回の講演では、皆さんの心の中に、そんなしあわせが育ってほしいという願いを込めて、サブタイトルを「しあわせの葉っぱ育てませんか?」にしました。
(委員)私らしく生きるということを意識して活動するようになりました。最初は実行委員会の集まりで夜出かけることに反対していた夫も、目的をもって活動している私に理解を示すようになり、対等に話し合いができるようになりました。男同士でも女同士でも、男女の関係でも、お互いを尊重し合うことが大切だと感じるようになりました。
(委員)男性も女性も、相手の立場に立って物事を考えられれば、人間関係はうまくいく場合が多いと感じるようになりました。
(委員)活動するうちに「男女共同参画」という大きなテーマについて学び、課題がたくさんあることを知りました。年齢や個性の違いを認めつつ、対等のパートナーとして考え、論じ合いながら、課題の一歩前進につなげていく意義と価値を見出しました。
(委員)世代や職業、環境の異なる委員からさまざまな意見を伺えたこと。時代背景やさまざまな取組みを学ぶとともに、全員で協力し合うことの大切さを知りました。
(委員)最年少の立場ではありましたが、思ったよりもジェネレーションギャップ(世代間の差)は感じませんでした。男女共同参画の意識は世代間より、個人差の方が大きいのかなと感じました。また、女性も男性も暮らしやすい社会とは、一つの正解があるわけではなくて、一人ひとりに合った形があるのだと思うようになりました。
(委員)さまざまな場面で、意識して繰り返し行動して、男女共同参画をみんなで考えていくことで、少しずつでも男性・女性一人ひとりの意識が変わっていくことが肝心だと思います。
(委員)自分らしく生きるという、当たり前のことができる世の中になっていかなければいけないということについて、一人ひとりが気付くことが必要だと思います。
(委員)男性も女性も、性別に関係なく、ともに家庭や仕事の責任を持つ時代が来たということを家族・地域の皆さんが一緒になって考えることです。コツコツ、絶え間なく取り組む必要があると思います。
(委員)男性も女性も、お互いに対等のパートナーとして支え合う、新しい社会の実現に向けて、一緒に取り組みましょう。
(委員)実行委員会に入って、さまざまな話をする中で自分自身も成長し、考え方にも広がりができると思います。また、自分が得たものを知り合いに伝えていくことで、少しずつではありますが、男女共同参画の意識が広がっていくと思います。
(委員)働き始めたら男女共同参画についてゆっくり考える時間もなく、社会に残る男女の枠にはめられていきます。そうなる前、学生のうちに学び、考え
ていくことが必要だと思います。身近なことから一緒に取り組んでいきましょう。
あなたも一緒に男女共同参画について考えてみませんか。