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あしあと

    Weave(ウィーブ)はむら コロナ禍の暮らしだからわかったこと

    • 初版公開日:[2017年03月24日]
    • 更新日:[2023年3月27日]
    • ID:16483

    市では、男女共同参画社会の実現に向け、あらゆる施策に男女共同参画の視点を反映し、さまざまな事業に取り組んでいます。誰もが輝く社会の実現のためには、一人ひとりが自分らしく生きていくことが必要です。
    今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、人々の働き方やライフスタイルにも変化が生じている現状を踏まえ、コロナ禍における気づきや、今後の男女共同参画のあり方などについて、羽村市男女共同参画推進会議委員の皆さんにお話を伺いました。

    コロナ禍の暮らしだからわかったこと

    コロナ禍の生活の中で気づいたことや変化は?

    ◆仕事はテレワーク中心になりましたが、私はもともと家事や育児に積極的に取り組んできたため、生活に変化はあまりなく、兼業主夫を楽しんでいます。ただ、家に引きこもりがちなので「楽しまなくてはやっていられない」というのも本音。季節のイベントに合わせて部屋をデコ
    レーションするなど、普段の生活の中で楽しめることを探しています。

    ◆日本は男性が家事・育児を行う時間が極端に少なく、緊急事態宣言中は学校なども休みになり、家族のご飯を3食作らなくてはいけないなど、女性の負担が増えたという話はよく聞きました。また、今までは通勤時間にリフレッシュできていたのが、家で仕事ができるようになり、便利な反面、逃げ場がなくなるという状況もあるのではないかと思います。


    ◆自宅で過ごす時間が増え、夫婦のあり方を考える良いきっかけになりました。家事・育児・介護を協力して行うことも大事ですが、それ以上に相手を思いやる気持ちが大事ですよね。

    ◆うちも家庭内のコミュニケーションは豊かになりました。会話が増えたことで、子どもがしっかりした意見を言うことに気付き、驚きました(笑)。


    ◆テレワークという面では、ほとんどの会議が書面やオンラインに。オンラインでの会議は移動時間が必要なく、会議時間を確保すれば
    良いので、参加しやすく非常に便利ですね。その反面、用件しか話さないため味気なさも感じます。


    ◆保育園や、医療・介護などの職種は対面が基本なので、テレワークやオンラインでは対応できません。働き方を変えられないからこそ、その中で感染予防を徹底して従事している状況であり、大変さを感じています。


    ◆保育園児の保護者を見ていて、医療・介護・保育関係のほか、物流関係の仕事も休みづらいことがわかり、「なるほど」と思いました。

    ◆学校は、今までのようには運動会や体育大会ができない状況でした。しかし、考え方を変え、子どもたちの考えも盛り込むなどさまざまな工夫を凝らし、実施することができました。

    困ったことは?

    ◆就学したての子どもは、マスクをしているため、友達の顔を覚えることが大変そうでしたね。


    ◆保育士がマスクをしていると、子どもに表情が伝わりづらく、特に0から1歳児は表情を見て学び、体験しているため、その部分で難しさがありました。


    ◆福祉の現場ですが、従業員のワーク・ライフ・バランスを大切にしているため、勤務体制については臨機応変に対応しています。一方で、従業員を管理する立場にある私自身は、コロナ禍での対応の増加により、以前よりもワーク・ライフ・バランスが崩れていると感じます。だからこそ、意識して家族とのコミュニケーションをとるよう心掛けています。


    ◆新型コロナウイルス感染症に対する過剰な不安や、マスクの着用、ソーシャルディスタンスなど、新しい生活様式への急な変化に適応できない方が多くいることも感じました。

    できるようになったことは?

    ◆緊急事態宣言が出された時は、保育園も、保護者の仕事が休みの場合は登園を自粛するよう、お願いしました。そんな中、お母さんが仕事に出かけ、お父さんはテレワークという状況で、初めてのことに取り組むお父さんが増えました。最初の頃は心配で、保育園からもお父さんに電話をかけたりしました。でも、今時のお父さんは意外と何でもできるんですよ(笑)。テレワークで、子どもがそばにいながらも仕事をして、何とか乗り切っていました。


    ◆会議がオンラインに変わってきたことで、今まで使ったことのなかったZOOM などのインターネットを利用した新しいコミュニケーションツールに取り組み、とても勉強になりました。何事も「挑戦してみよう」という気持ちは大事だと感じました。それは、家事や育児といった男女共同参画に関することにも共通すると思います。

    これから必要だと思うことは?

    ◆生活や働き方が変化する中で、男性が女性の家事・育児の負担に気付き、「手伝う」ではなく、一緒に「協力」して取り組むという意識に変わると良いですね。


    ◆在宅勤務やフレックス勤務などがさらに浸透すると、好きな時間に働くことができるようになり、地域活動などにも参加しやすくなるかもしれません。社会全体がより良い働き方を模索し、進んでいるところだと思います。働き方改革などにもチャレンジしてみるチャンスなのではないでしょうか。


    ◆不自由な状況でも、工夫次第で良い暮らしにできると思います。まずは、改めて自分自身の生活を見 直してみることが必要ですね。

    市の事業も活用を

    市では、親子の触れ合いと家族の健康づくり、男女共同参画の推進のため、平成30年度から「家事・育児参画推進講座」を行っています。
    令和2年度は、オンラインで行い、おうち時間に家族でできる「親子遊び」や「簡単料理」、健康づくりポイントなどについて動画配信を行いました。
    ほかにも、テレビはむらではステイホーム応援動画など、家庭で取り組むことができる料理や遊びを紹介しています。
    このような市の事業も、ぜひ上手に活用してください。

    男女共同参画推進会議ってなに?

    羽村市の男女共同参画施策に関する事項について、調査・検討を行っています。また、必要に応じて市長に報告・提言も行っている機関です。

    委員は知識経験者や市内の保育園やボランティア団体などの関係団体の代表者のほか、市民公募委員で構成されています。

    現在は第11期羽村市男女共同参画推進会議委員として、14人が活動しています。

    お問い合わせ

    羽村市総務部総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線332 (法制係)内線326

    ファクス: 042-554-2921

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