▲ クール先生
<エコ>お父さんがゴーヤの苗を買ってきて、「今年の夏はエコ生活だ!」と言っているんですけど。
<クール>さすがだね。ゴーヤなどつる性の植物で緑のカーテンを作ると、夏の日差しをさえぎることができて、エアコンの使用を減らせるね。
<エコ>ゴーヤがすだれと同じになるのね。
<クール>実は植物の方がすだれよりずっと部屋を涼しくするんだよ。植物は葉から水蒸気を出すから、周囲の温度を下げてくれるんだ。
<エコ>水蒸気で温度が下がるんですか?
▲ エコちゃん
<クール>水は蒸発するとき、周りの熱を奪うからね。打ち水をすると涼しくなるのと同じだよ。緑のカーテンによって、晴れた日だと室内の床の温度が6℃も下がるんだ。建物の蓄熱も抑えてくれるので、表面温度で窓が4℃、壁で約10℃も下がるんだ。それに緑の葉の間を涼しい風が通るから、心もいやされるよね!
<エコ>本当にエコですね!私もお父さんに協力しなくちゃ。
<クール>2m×2mの緑のカーテンを2面作ると、8畳用エアコンを夏の間1台止められるという試算もあるんだよ(試算:横浜市環境科学研究所)。ゴーヤの他にヘチマ、アサガオなどでも、きれいなカーテンができるよ。作り方がわからない、うまく育てられないという時は「緑のカーテン応援隊(エコネットはむら)」に頼むと、無料で手伝いに来てくれるんだ。まずは環境保全課に問い合わせてみよう。