▲ エコちゃん
<エコ> 今年の夏も暑いですね。日なたに出ると焦げてしまいそう~。昔に比べてどのくらい暑くなったんですか?
<クール>気象庁の観測によると、東京の夏の気温は、50年前より1.2℃くらい上がったそうだよ。
<エコ> えっ!たった1.2℃?それだけで熱中症が増えたり、氷河が減っちゃったりするんですか!
<クール>1.2℃というと大したことないように感じるけど、真夏日や猛暑日、熱帯夜は50年前に比べて約3倍になっているんだ。そのせいで熱中症になる人が増えているんだよ。
<エコ> それじゃあ、昼間の暑い時間は外を歩いたり運動なんかもしない方がいいってことですか。
▲ クール先生
<クール> できるだけそうした方がいいね。でも実はそれほど暑くなくても、湿度が高い日に、エアコンをかけずに家の中にいて熱中症になってしまう場合もあるから、注意が必要だよ。
<エコ>あまり暑くなくても、部屋の中にいて危ないことがあるなんて!どんなことに気をつければいいですか?
<クール> 次のようなポイントがあるよ。
★外出時は日陰を選び、帽子や日傘で暑さを避けよう。マスクは人との距離が2m以上ある時には外してもいいね。家ではブラインドやすだれ、エアコンなどを活用しよう。
★こまめに水分を補給しよう!たくさん汗をかいたときは塩分の補給も忘れずにね。
★暑さに備えた体づくり、適度なウォーキングや運動で汗をかく習慣も大事だよ。
<エコ>気をつけることがいろいろあるってわかったから、みんなにも教えてあげようっと。
<クール>体温のコントロールがむずかしい赤ちゃんや喉の渇きに気づきにくい高齢の方には、特に気をつけてあげてほしいんだ。それと、これから気候変動を食い止める努力をしないと3℃、4℃と気温が上がってしまうので、できることからいろいろと取り組まなくちゃね。
<エコ>はーい!おうちの人や友達にも伝えて、一緒にがんばります!