▲ エコちゃん
〈エコちゃん〉この前、動物園でパンダを見てきました。とってもかわいかった!でも飼育員さんが「パンダは絶滅危惧種なんだ」って。絶滅しちゃうってことですか~。
〈クール先生〉絶滅危惧種というのは「近い将来、いなくなってしまうかもしれない生き物」のことだよ。最近すごいスピードで増えているんだ。絶滅危惧種が何種類いるか、知っているかな。
〈エコちゃん〉うーん・・・50種類くらい?
〈クール先生〉IUCN(国際自然保護連合)が発表している世界で絶滅する恐れのある野生生物のリスト(レッドリスト)には、2019年時点で3万種類もの絶滅危惧種が掲載されているんだ。日本でも環境省のレッドリストには3700種類載っているよ。ものすごい数だね。
〈エコちゃん〉どうしてそんなに増えたんですか。
〈クール先生〉いろいろ要因はあるけど、気候変動もその1つ。例えば気候変動で気温が上昇したり降水量が減少したら、竹が育たなくなってパンダが棲めなくなったり、渇水の影響で湿地の生物がいなくなったりしてしまうんだ。
▲ クール先生
〈エコちゃん〉大変だ!気候変動は私たちが出している二酸化炭素が原因なんですよね。
〈クール先生〉そうだね。私たちがこのままの生活を続けると、絶滅危惧種がもっと増えてしまうね。
〈エコちゃん〉この前、菅総理大臣が「日本も2050年に『ダツタンソ』を目指します」って言ってたけれど、どういうことですか。
〈クール先生〉「脱炭素」だね。去年の10月に菅内閣総理大臣が表明した「2050年カーボンニュートラル」は2050年までに二酸化炭素の排出量と吸収量を差引きでゼロにするということなんだ。
〈エコちゃん〉そっか。私も「脱炭素」を目指して、自然や動物、地球全体を守るために、もっとエコな行動ができるようにがんばります!